サスペンスドラマ3「01」
- 銭の捜査官 西カネ子2
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詐欺などの知能犯罪を扱う警視庁捜査二課で磯村英彦(堀部圭亮)と小金井善平(小倉一郎)は捜査員・西加音子(真矢ミキ)が超節約主婦で経理一筋だと話し、加音子はスーパーのタイムセールに行き、客・遠山金八郎(泉谷しげる)と取り合い、喫茶店で夫・西武雄(村田雄浩)と若い女を見つけた。
加音子が自宅で武雄を問い詰め、女は武雄の部下・山西由佳で、刑事の加音子に自殺した父・山西耕造が生前付き合った園田八千代(池上季実子)が遺産相続する公正証書を持っていて財産を奪われ、殺人を疑い調べてほしい依頼だった。
加音子は八千代の花屋に行き調べ、管理官・柴田辰巳(田中健)と捜査員・大蔵圭(片岡信和)と磯村と小金井に八千代の容疑を話し後妻業と考え、夜に捜査員4人は居酒屋「桜吹雪」に行き店主・遠山に出会った、八千代は司法書士・桜木兼次に金を分けた。
翌日に加音子と大蔵は、小野寺潔は結婚相談所で八千代と会い渓谷で事故死し八千代が公正証書で財産相続した、根津康広も6年前に結婚相談所で八千代と知り合い階段から転落死し八千代が公正証書で財産相続し、耕造を含めた3人は似ていて公正証書には桜木が絡んでいたと判った。
会議に捜査1課・鈴木たまき(内藤理沙)と刑事・熊里進(宮川一朗太)が来て事故や自殺で処理済と告げ、柴田は結婚詐欺の実証は難しいと告げ、たまきは輿水正平(温水洋一)が過去に詐欺の被害届を出したと告げ、加音子と大蔵は輿水に会うが夢を買い取り下げたと聞いた。
八千代は南場和茂(せんだみつお)と交際し、磯村と小金井が張り込み、加音子が結婚相談所に登録し南場を候補に選んだ、八千代は度々絵画教室に行き、加音子は南場と会うと倹約家は押し付けで好みが合わないと言われ、南場は八千代から公正証書作成を迫られていた。
加音子は桜木に会い公正証書を持ちかけると結婚詐欺と言われた、加音子は料理コンに八千代が参加すると考え遠山を連れて参加し、そこに南場が来て八千代を責めると居直り、夜に八千代は画家・望月恵一(金子昇)と過ごした。
桜木は遠山は資産は無いと八千代に知らせ、張り込む加音子を見つけ、八千代は加音子の正体を知り呼び出し容疑を聞き「自分は被害者」と告げた、大蔵らから責任を追及された加音子は南場を訪ね朝まで待ち、車で死体を見つけた。
たまきと熊里は通話相手の八千代を取調べると「桜吹雪」に居たと聞き、加音子は八千代の過去を調べ「夫が自殺し、八千代は金策に苦労した」、八千代は望月の個展を準備した、加音子らは八千代を張ると南場の葬議場で作業し、加音子は棺に隠したと考えたが空だった。
<以下、隠し字>
桜木が遺書を残し死亡し、八千代が輿水に襲われ突き倒し、一連の現場で輿水が居たと判った、加音子は八千代を説得しようとするが否定され店のごみ箱で海外向け絵画輸送見積書を見つけ、意識が戻った輿水から殺人の自供と騙し取られた金の情報を聞いた。
八千代と望月は港で荷物を積み込み、加音子らはコンテナの絵破り中に金を見つけた。
監督:村松弘之
脚本:関えり香
原案:萩生田勝「警視庁捜査二課」
出演者:真矢ミキ・片岡信和・堀部圭亮・田中健・小倉一郎・宮川一朗太・内藤理沙・泉谷しげる・温水洋一・金子昇・せんだみつお・池上季実子・村田雄浩
制昨年:2019年
感想:
- 温泉若おかみの殺人推理30 別府・湯布院地獄めぐり殺人ツアー
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工事現場で白骨が見つかり、1月後に大分・別府温泉の杉乃井ホテルで若女将・中川美奈(東ちづる)は夫・中川新太郎(羽場裕一)は地元署刑事で、大女将・中川政子(岡田茉莉子)と仲居・小百合(山村紅葉)らと介護付高級マンション「クラシックステージ」説明会の準備した。
社長・富山浩介(野村宏伸)と弟の開発部長・富山浩二郎(内田朝陽)がホテルに来て、別府中央署警部・殿山則昭警部(若林豪)と新太郎らは白骨の身元を調べ、美奈はフリーライター・浜谷直樹(寿大聡)に脅された。
翌日にホテルの近くの海地獄で浜谷の撲殺死体が発見され、遺留品の根付から容疑者として美奈が浮かび、美奈は前夜に浜谷と会ったが理由は黙秘した、政子は美奈を若女将を辞めさせ仲居から出直させた。
浜谷は浩介らの会社を探ると判り、新太郎ら刑事は浩介と浩二郎を聴取し、浩介は死亡推定時刻に浩二郎と杵築市に母の墓参りに行ったと主張した、現場の浜谷のバッグから浩介の指紋が見つかった。
新太郎の妹・中川由紀子(芳本美代子)が浩介の顧問弁護士として来て、任意聴取を中断させて浩介をホテルに連れ帰り浩介の無実を証明すると告げた。
翌日に美奈は以前ホテルの仲居だった水野塔子(中山忍)に会い、新太郎ら刑事らは「夫・水野信也のDVから逃げていた塔子を浜谷が追っていた」「夫は介護士でクラシックステージで働いていた」と知った。
由紀子は浩介と浩二郎と予定地を視察し杵築でアリバイを調べ、新太郎は浩介から「水野は入居者・立花の遺産1億円を受け取り会社を辞めた」と聞き、半年前に塔子が夫の捜索届けを出していたと判り、新太郎と美奈は塔子から「水野が黙って失踪し、心配し故郷の湯布院と考えた」と聞いた。
新太郎と美奈は湯布院で元クラシックステージ・赤塚から立花の甥・豊がクレームをつけ浜谷が調べていたと聞き、政子が倒れ由紀子に女将代理を頼み、由紀子は浩介から母が養母と聞いた。
白骨遺体現場から水野信也の時計が見つかり、殿山らは豊を疑い尾行し借金を抱えていて、浩二郎を水野と呼び「遺産を奪った」と告げ襲い逮捕され、取調べで銀行から1億円受け取ったと告げ、浩二郎は代理と告げた。
<以下、隠し字>
由紀子は警察に浩介と浩二郎のアリバイの防犯カメラ映像を示した、夜に浩二郎が転落死し、新太郎ら刑事は塔子に「浩二郎が水野を殺害し、塔子が復讐したと疑い」、由紀子は浩介から母への思いを聞き抱かれ、塔子が消えた。
浩介は塔子に呼び出され、美奈は浩介と浩二郎のアリバイ映像に片方のみ写ると知り、浩介は塔子を拉致し、美奈と新太郎は浩介から「浩二郎の犯罪を知り、隠すために浩二郎が二人のアリバイを作り浩介が浜谷を殺害し、塔子に罪を着せようとした浩二郎と揉み合い転落死させた」と聞いた。
監督:児玉宜久
脚本:安井国穂
出演者:東ちづる・羽場裕一・岡田茉莉子・芳本美代子・野村宏伸・中山忍・山村紅葉・若林豪・内田朝陽・寿大聡
製作年:2019年
102m
感想:
- 警視庁SP特命係
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警視庁警備部警護課セキュリティポリス(通称:SP)・不破武志(舘ひろし)は薬物乱用対策推進担当大臣・芥川義和(遠山俊也)の警護したが、自宅玄関で妻・芥川奈美恵(浅野温子)の前で頭部を撃たれた。
3年後に古書店・ゆめやで店主・原菊子(茅島成美)不破はテレビで薬物乱用対策推進担当大臣・芥川奈美恵が記者会見で危険ドラッグ撲滅を告げ、厚生労働大臣・磯久保忠(上田耕一)は奈美恵が狙われると心配し、奈美恵後援会事務所で爆破事件が起き、警視庁主任SP・黛隆俊(葛山信吾)と秘書官・佐野亜季(飯沼千恵子)は自宅にライフル銃弾が送られたと報告した。
南波医科大学薬学部教授・安東祐樹(岡部たかし)は大学院生・横田修一(嘉人)に新薬の研究を急がせ、警視庁警護課課長・板倉誠二(森本レオ)とSP・田邊詩織(春輝)と黛はネットの奈美恵への脅迫を知り、奈美恵の警備強化のSP増員を決定した。
不破はかつての同僚・板倉から奈美恵の指名で復帰要請を聞きSP復帰を決心した、SP・元山慎吾(兼松若人)と近藤篤史(稲荷卓央)らは奈美恵と不破が理解できず、警護センターで不破は黛らと奈美恵に会い「今度は私を見殺しにしてください」と言われた。
2日後に薬物依存者の更生施設「日本ドラッグケアセンター」完成記念式典に奈美恵が出席予定し、不破は磯久保担当SP・西方圭一郎(谷田歩)に出会い、磯久保は薬には功罪があり規制に確認が必要と述べ、当日に奈美恵はステージで式に参加し、不破は不審者を追おうとし、息子の件で逆恨みの高野八重子(小山萌子)が奈美恵に卵を投げた。
奈美恵の事務所に「麻薬NDKSに関する情報提供」メールが届き、奈美恵は送信者「ヨコタ」に会う約束し、待合せ時間は直ぐでSPらは警護し、約束場所に組織犯罪対策部・東原大貴(小木茂光)と若松祐太郎が現れた男を調べ人とぶつかり転び服の一部が汚れ咳込み学生証で横田と判明した。
<以下、隠し字>
不破はぶつかった相手がステージの不審者と気ずき奈美恵を現場から離し、数分後に横田が死亡した、その後に南波医科大薬学部で開発の癌新薬C3からNDKSの成分が微量に検出され、奈美恵は安東に会いC3開発停止を告げ、磯久保は癌新薬を求めた。
奈美恵は不破を児童擁護施設に連れ「芥川義和に対策を急かした為に殺害された」告げ、NDKSが南波医科大から流れたと判るが証拠が消され、奈美恵はネットで児童擁護施設と佐野が脅されたと知り佐野を解雇し、奈美恵は磯久保に会い退任を告げ夫が残した情報買取を求めた。
奈美恵は磯久保の証拠を掴む為に取引場所に行き西方が現れ氷室学(板垣雄亮)に射殺を命じ、不破が奈美恵を助け撃たれたが黛らが西方と氷室を逮捕した。
演出:藤井裕也
脚本:武井彩・関えり香
出演者:舘ひろし・葛山信吾・春輝・谷田歩・稲荷卓央・兼松若人・茅島成美・小木茂光・遠山俊也・岡部たかし・嘉人・飯沼千恵子・板垣雄亮・小山萌子・上田耕一・森本レオ・浅野温子
製作年:2019年
感想:
- 死命・刑事のタイムリミット
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デイトレーダー・榊信一(賀来賢人)は学生時代のボランティア仲間らと再会し、元恋人・山口澄乃(蓮佛美沙子)と話し、仲間から豪奢な生活に羨望されたが、主治医・高木庄司(金井勇太)から病で余命宣告を受けていた。
警視庁捜査一課刑事・蒼井凌(吉田鋼太郎)と係長・岩澤兵馬(小木茂光)と高杉芳雄(工藤俊作)と日暮里署・矢部知樹(中尾明慶)らは岡本真紀の絞殺現場を調べ、日暮里署刑事課長・水野祥代(香寿たつき)と本庁捜査一課課長・沼田祐二(大高洋夫)らが捜査会議し蒼井は矢部と組み捜査開始した。
矢部は日暮里署警務課長・安東徳次郎(モロ師岡)から蒼井に学べと言われ、蒼井の娘・蒼井瑞希(山谷花純)から荷物を頼まれた。
榊は澄乃と公園で話し体調を心配され、蒼井は高木から電話で呼ばれ、蒼井と矢部は聞き込み岡本真紀の男を探した、蒼井は捜査中に体調が悪くなり安東から病気再発を注意された、蒼井は病院で高木から深刻な状況で入院を求められ、廊下で榊と出会い、蒼井は帰宅し亡き妻・蒼井由美子(大路恵美)と向き合い瑞希と反発した。
榊は幼少時の母・榊奈保子(黒沢あすか)を夢に見てうなされ、澄乃は榊から胃ガンで手遅れと聞き榊と一緒に暮らしはじめた、榊は殺人衝動から田中翔子を殺害し、警察は岡本真紀と同一犯の犯行と知り、蒼井と矢部は岡本の聞き込みを行い防犯カメラ映像に声を掛けるサングラスの男を発見した。
蒼井は男の行動から聴覚に障がいがあると考えたが捜査本部は人員を割かず、田中翔子に売春容疑が浮かび、蒼井らは聴覚障がい者の目撃証言を集めに奔走し、矢部は蒼井の体調を心配した、夜に蒼井は瑞希を呼び出し観覧車に乗り話した。
蒼井は聞き込み先で倒れ病院に搬送され、榊は病院で蒼井に駆けつけた瑞希に声をかけ、矢部は瑞希から蒼井の病気を知り、榊は蒼井と矢部の捜査情報を盗み聞き、榊は街で女に声をかけ誘い絞殺した。
警察は被害者・木村千香子殺害が同一犯と知り、榊は4人目を殺害し、矢部はテレビのナレーションの声を調べた、蒼井は昔に由美子と事件捜査で出会った事を思い出し、捜査に復帰し電話担当を命じられた。
榊の家で澄乃は訪ね来た彩子と話し榊の新居を聞き、住所に出かけて鍵を開けて入り連続殺人事件被害者の持ち物を見つけた、榊は澄乃に被害者の持ち物を見られたと知り、澄乃は捜査本部の情報窓口に電話したが交通事故に遇い、蒼井は最期の言葉を聞いた。
蒼井と矢部は澄乃のスマホから榊信一を知り、高木から榊と澄乃の事を聞き、榊と会い聴覚障がいと知り、蒼井は被害者の年齢が徐々に上がり母親の存在を考えた、蒼井は倒れた榊を病院に運び、血をDNA鑑定に廻した、蒼井は倒れ瑞希は駆けつけ安東から両親の馴れ初めを聞いた。
<以下、隠し字>
榊は病院から消え、蒼井は捜査に向い瑞希は見送り、榊は実家に母・奈保子を訪ねナイフで脅した、榊のDNAが犯人と一致し蒼井と矢部は車で榊の実家に行き奈保子にナイフを突き付ける榊を見つけ止めるが矢部が怪我し、蒼井は榊を追い手錠をかけて倒れ、奈保子が自殺した。
矢部と岩澤らは病院で榊を聴取し「母を殺す死命を知った」と聞き、病室の蒼井に「5人の殺害は認めたが母との確執は語らない」と報告し、蒼井は「死を恐れていない」と言う榊に「目を背けているだけだ」「山口澄乃の死に際の言葉『会えて良かった、榊を二人で待っている』」と告げ母子手帳を見せると、榊は澄乃の幻覚を見て地獄を恐れた。
蒼井は矢部と岩澤に嘘だと告げ、3人は高木医師から「榊は幻覚に怯えて『死にたくない』と言いながら死んだ」と聞いた、蒼井は瑞希に由美子と過ごした時の事を話した。
監督:近藤一彦
脚本:岩下悠子
原作:薬丸岳『死命』
出演者:吉田鋼太郎・賀来賢人・蓮佛美沙子・中尾明慶・モロ師岡・金井勇太・山谷花純・大路恵美・黒沢あすか・小木茂光・大高洋夫・工藤俊作・香寿たつき・荒木飛羽・実咲凛音・内田未来・尾関陸・森谷勇太・三輪晴香・江口ナオ・ROMI・寒川綾奈・梶原みなみ・
製作年:2019年
102m
感想: