相振飛車戦法3
双方が飛を振ると、相振飛車になります。
相居飛車の逆に近い戦型も含めて、多くの組み合わせがあります。また戦略的にも、相居飛車と同じくらいの戦型がある筈です。
ただ、飛角双方が玉と離れるので独特の感覚が必要になります。
相振飛車戦法・実戦譜
三間飛車対三間飛車・角交換
96歩の様子見から、角道を空けた、相三間飛車となった。
互いに角交換後の55角が狙いになるが、交換された側は同銀が受けになっているので、互いに自ら交換しない。
先手は38玉と囲い、後手は72金を選んだ、ただし79銀と31銀が動きにくい
先手は66歩と止めて銀の活用を目指した。後手は74歩と動き、同歩なら85飛を狙う
先手66角に手抜きで64歩だった、同金は46角が残るが、飛金交換で攻めは薄い
先手は攻めるが、69飛が詰めろで厳しい、攻めが薄くなり攻めが途切れた。
三間飛車対中飛車
後手は76歩の14歩とついて、78飛に13角とのぞく、さらに52飛から54歩と伸ばす。
後手の力戦に、先手は5筋に金銀を集める、ただし玉の囲いの前に74歩と交換した。
後手は力戦を継続して、7筋に金銀を盛り上がる、先手は飛と角が動きにくくなるが、後手も玉の位置が難しい。
先手は66飛から69飛、さらに67金で対応して、桂損だが6-7筋に位を確保した。
後手は、71玉と囲うが、32金の働きが弱い。手将棋の膠着状態が続いた。
先手は左辺が捌けたが、攻めあぐんだ、後手は1筋攻めが有効で、最後は36角成が好位置で勝ち切った。