想い出日記「趣味と実用」
実数BASICとして、ほとんど占有的に「マイクロソフトBASIC」が登場してどの機種にも搭載された一体型パソコン時代に移ります。
それ以前の時は、あるていど速度がはやく実用的な「マイクロソフトBASIC」のような言語が個人のパソコンで動作する事にあこがれて いました。実際はというと、殆ど言語としては使用しなかったです。
理由は、2進化十進法のため数値解析に当時は向いていなかった事と、ミニコンパイラに慣れた者には動作が遅すぎました。
当時はOSはなく、BASICがファイルの入出力を行っていたので、その為の使用になりました。個人レベルの趣味には中途半端だったと 思いました。
一方、その頃から会社でもパソコンの導入が始まりました。こちらは小数点が使えないと実用にならず、経理用途でなければ小数点 以下の2進化十進法の変換誤差も無視できます。プログラム開発時間も短く、盛んに使用しました。
個人差は多いと思いますが、趣味の世界と実用の世界で使用プログラム言語は、分離したと感じました。(2008/12/07)
想い出日記「企業購入ボードパソコンの行先」
個人所有のボードパソコンは、かなり長い間改造と増設して使用していました。一体型パソコンの購入後は、全く使用なし。
ボードパソコンの全てのハードとソフトの購入価格と、改造・ソフト導入・プログラム時間の合計は恐ろしくて書けません。
とにかく高価でした、そして知識がないものが時間を費やして改造してゆく時間は後で思うと正常な神経ではありません。
これは学習ではなく、贅沢としか言えない。当時は若く、収入も自由時間も使えたからですが、普及前に興味を持つのはいつも何も 同じ傾向になるでしょう。
それでは企業購入ボードパソコンの行先はどうかと言うと、そんなに多くの時間を費やす事も出来ず、改造も限度があります。 従って、自然廃棄が普通ですが、私のグループは複雑な動作の時計(たいまー出力)としてかなり長く使用していました。
パソコンでなければならない用途でもないですが、若干の改造だけで動作するプログラムタイマーに出来るのでそれなりに便利 でした。(2008/12/14)
想い出日記「BASIC言語の互換性」
BASICというプログラム言語は普及sましたが、互換性という意味では微妙です。
方言が多いのと、搭載機種用に改造されている場合が多いからです。後者の理由は、言うまでもなくOSがない時代の主力言語で プログラム言語自体が入出力や機種依存機能もサポートしていたからです。
従って言語の責任以外で否定的に見られた面もありました。
モジュール化が出来にくく、機種依存性があると、プログラム言語レベルでもソフト互換性に問題があります。それゆえに、この 時代では、パソコンの寡占化も生じました。
そして普及機種の搭載、BASICは使用が減少しても長く新ハードでも搭載されていました。ただハードレベルの互換性は、アマでは 注目はされませんが、企業等ではかなり高く評価されていました。
ウインドウズ・DOS/Vが広がっても、長く独自路線を走ったNEC9801タイプです。そのハードの互換性と部品等の保守の長さは もっと評価されても良かったと思います。現実は無駄なOSの非互換との評価が多かったです。(2008/12/21)
想い出日記「BASICコンパイラ登場」
初期のBASIC言語は、インタプリタです。プログラムをシステムで読み込んで逐次実行です。
タイニィ言語がアマが多く使用していたのは、ダイレクトなコンパイラだからです。コンパイラはプログラムソースを、マシン語 に翻訳・変換して実行します。生成するマシン語の質にもよりますが桁違いの実行速度を発揮します。
アマのパソコン用途に、動的ゲームがあります。これは実行速度が速い必要があります。その故に、BASICとタイニィ言語の 共生が実現しました。
BASIC言語の欠点として、非構造化言語という事があります。これは効率の良いコンパイラを作り難い事を意味します。それでも 利用者の要請から、コンパイラが登場しました。
ただし、完全なマシン語への変換を行うものではなく実行速度を改善する部分的なコンパイラでした。一部では利用されていましたが 顧客満足には遠いと思いました。
より実行速度の速いコンパイラを作るには、BASICのコマンド体系の変更が必要でした。(2008/12/28)
機械語に浸り、ミニ言語に熱中した時期
BASIC言語が、ソフトの中心だった時期
アプリケーションソフトの登場でプログラムから離脱