ノートパソコン
次に登場したノートパソコンは「一体型パソコン」です。
当初はバッテリー駆動で使用する事とされており、文字通り少し大きなノートか本の様でした。
実際は充電の問題で、AC電源での利用やマウス接続利用などで付属があり、すこしイメージが変わりました。(2009/08/15)
当初の概念はモバイル?
当初のノートパソコンの、思想はモバイル用途だと思います。少なくても、モバイル使用が出来ないノートパソコンは存在 しなかったと思います。
しかし、バッテリーの連続使用時間が短く、充電回数が意外と少なくあまり有効ではありませんでした。
初期はまだハードディスクの容量と大きさと、強度が不十分でした。それに着脱式の記憶媒体を標準装備する余裕はあまりなかった です。
総合すると、モバイル使用はまだ夢でした。ただ小型化されたパソコンとして用途が沢山ありました。(2009/08/15)
商品名:ダイナブック
持ち運びが可能なパソコンの開発は、ベンチャー企業が行いました。
概念自体は、アメリカの研究機関で生まれていますが、商品化を目指したのはその名も「ダイナブック」社でした。
社名と概念名との関係は不明ですが、日本最初のノートパソコンを東芝が発売したときは、商品名の権利を得ており、「ダイナブック」 という名前でした。
外観的には現在のノートパソコンと類似というか、イメージはそれからあまり変わっていません。
技術の進歩に合わせて、色々な課題が少しずつ改善されて来ています。(2009/09/05)
ノートパソコンは表示装置
2009現在の表示装置の主流は、「液晶」方式です。
それ以前はCRT(ブラウン管)でした。それ以外の表示機器もあるにはありますが、主流ではありません。
液晶方式は、ノートパソコンには欠かせません。価格の問題が解決すると、デスクトップにも広がっています。
という事は、ノートタイプ登場時は液晶方式は高価で、ノートタイプパソコンが高価な理由の一つでもありました。
液晶には複数の技術的方式があり、そして自発光でない事からどのように光を利用するのかで次々と改良タイプが登場しました。 早くいえば、登場時のノートパソコンは全て実験機的な要素がありました。(2009/09/26)
ノートパソコンのポイント装置
デスクトップパソコンでは、マウスが標準です。ノートパソコンでもモバイル状態以外はマウスを使う人は多いです。
ただしモバイル使用の為に、パソコンと一体化したポイント装置が付いています。
トラックボール・ピンタイプ・指接触等が多いです。これの選定・開発も重要な要素です。
ポイント装置には、移動とクリックの機能が必要です。クリック機能は別に付いている事が普通です。
マウスと比べて操作性が劣るとされているのは、不慣れと共にクリック機能の使い勝ってでしょう。(2009/10/17)
電源の確保とモバイル連続動作時間
初代ダイナブックはモバイル使用が仕様でした。つまりバッテリーに充電して使用する設計でした。
これはバッテリーに大きな負荷がかかるのと、電池(バッテリー)の寿命がパソコンの寿命になってしまいます。
そのためにバッテリーの交換が多発しました。次の機種からは、AC電源と繋がっていると電池を使用しない方式に変更されて 現在に至っています。負荷の高いバッテリーでの動作はモバイル使用時にのみになっています。
デスクトップで省スペース用途で広がったノートパソコンですが、性能の向上と共にモバイル使用が増えました。
モバイル連続動作時間が改めて注目されています。(2009/11/08)
ノートパソコンは試行錯誤
ダイナブックという商標もノートタイプのコンピュータもアメリカ生まれです。
しかし低価格・実用・パソコンレベル等の概念での開発は日本製です。オリジナル性の高さは開発に試行錯誤が付いてまわります。
次々新製品を出す体質の日本市場は、このような試行錯誤状態に向いていたかも知れません。
新製品がノートパソコンの場合は、かなりメジャーな改良が行われている事が多いです。
デスクトップでは、大きな変化は時々あるかどうかで、地味に機能の改良がされて来ました。(2009/11/29)
ノートパソコンの実使用方法の多様性
最初のノートパソコンは、持ち運びが可能という事がキャッチコピーでした。
しかし使用して見ると、バッテリーの弱さが目立ちました。しかし置き場所を取らない。機器の移動が容易などの利点がありました。
これは狭い日本の部屋や、ビジネス環境には向いています。従ってバッテリー駆動にはとらわれないで普及しました。
ノートパソコンでは、これらの用途の多様さから、1:低コスト化、2:デスクトップ並みの機能化、3:モバイル化が併行して 開発されました。
インターネットの発展でノートブックという通信環境を前提にした機器も登場する事になりました。(2009/12/27)
ノートパソコンの省スペース性の魅力
最初はノートパソコンは高価でした。現在でも価格比率は同じ傾向です。
しかし、それでも普及した理由は、場所をとらない=省スペース性です。
他には消費電力もあると思いますが次の問題でしょう。
とにかく、組織的に大量に導入するとすれば、事務所等のスペースの問題は深刻です。
パソコンデスクも購入となると、費用が見当が付きません。電気配線は見直しが必要ですがとにかく直ぐに導入する。
そんな自体がどこでも生じました、トータルの費用を見るとノートパソコンの価格の方が有利と言えるでしょう。(2010/02/07)
機能で分化したノートパソコン
ノートパソコンも、用途が増える・別れるに従って複数の仕様に別れて行きました。
低機能・中機能・高機能とも言えますし、モバイル性での仕様・キーボードやポイント機器での仕様等です。
最初は、軽くて長時間のバッテリー使用が目的のようでした。
しかし事務所の省スペースならば、どちらもほどほどで問題ありません。
むしろ、デスクトップに匹敵する機能が必要です。
なかなか対応出来なかったコスト差は、量産性と液晶表示パネルの普及等で縮まって行きます。(2010/03/07)
一体型パソコンは、デスクトップと呼ばれる
BASIC言語もコンパイラ化される
OS搭載から、プログラム言語はアプリケーションへ