想い出日記「フォントのドット数」
パソコンの文字は「ドット・フォント」が通常使用です。ベクトル・フォントはかなり先になります。初期は8X8ドットでした。
勿論、アルファベットと数字表示の時代です。
その次が歪んだカタカナフォントです。ディスプレイの解像度の増加と共に次第に1文字のドット数が増えて行きました。
これの先に、漢字を含む日本語の表示対応パソコンの登場があります。パソコンの日本語表示はハードとソフトの双方の進歩で実現 されました。
ハード面では、表示ドット数の増加とフォントロムの実装が寄与しました。
初期は日本語対応は日本製のパソコンで始まりましたが、規格の統一の方向に進んで行きます。(2009/02/01)
想い出日記「光関連記憶媒体」
この頃から「光記録媒体」、「光磁気記憶媒体」が多く提案されはじめます。
着脱可能な外部記憶媒体としては、フロッピィディスクとその高容量かの動きがありました。このころは色々な媒体・記憶方法 が提案され続けました。コスト面や従来メディアでまだ対応できる場合が多く、どれが次の主流になるか様子見の段階でした。
最終的には「CD-ROM」が残りました。その中でも1回書き込みと読み出しのみの機器が主流になりました。しかし、前段階では どのようになるのかは予測が難しいでした。
個人的には、「光ドライブとCD-ROM読み出し兼用機器」と、ベルヌーイドライブのひとつの「ZIP」ドライブを使用しました。
光書き込み・ランダムアクセスは媒体の互換性がなく、書きこんだ機器以外では読み出し出来ず期待の割りには広がらない印象 です。
いずれにしてもパソコン組み込みまでには、かなりの時間経過があり、ユーザーとしては外付けで色々な機器を使ってみるという 時期でした。便利になっても無駄になったものが多い時期でした。(2009/02/08)
想い出日記「CPUの演算速度」
いつでもパソコン関係の話題は「高速化」です。
通常のパソコンでは、設計に製品バラツキの為の余裕を持たせる事が普通です。どうも設計ミスと思われる製品に出会う事もあります。 電源の容量不足とか放熱対策ミスが多いです。
CPUと同時に使用するチップセットが普通になると、IC関係の高速化や設計ミスは減少します。初期不良は別ですが・・・。
昔はシステム・クロックの周波数をあげる改造が度々行われました。一番高速化の効果がでる方法です。
CPUには同じ製品群でも、動作周波数の異なる製品がシリーズとして存在していました。クロックと同時に、CPUも交換するのが多い 方法でした。ただ設計余裕から、クロックのみ替えて動作確認を行うという大胆な事もしていました。
あるメーカーでは出荷検査で、動作周波数を選別しているとの噂もありました。とにかく部品の当たりはずれの関係する世界です。 。(2009/02/15)
想い出日記「パソコン雑誌・I/O」
アマチュア向けパソコン雑誌が、与えた影響はかなり大きいでしょう。編集者も執筆者もマニアで読むのもマニアというのが最初の 構図といえたでしょう。
「I/O」はその最初ですが、直ぐにソフト主体の人が別れたのは結果的に良かったのかどうかは、今から見ても微妙でしょう。
如何にもマニア向け雑誌でしかも速報と、一般投稿が混ざった内容は特徴がないのが特徴というものでした。結構ページ数がありま すが、初期はCPUが異なるとプログラムも異なるし、メジャーな機種ほど自然と投稿も増えるので、私のようなマイナー機種派はあまり 読む所がなかったという印象があります。
パソコン雑誌の宿命で、メジャー機種は読者数が多いので多く取り上げる。その結果、一般雑誌でありながら特定の機種・メーカー の記事がほとんどを占めるという結果になります。
かなり後に、機種別(メーカー別?)の雑誌が登場する背景はパソコンという世界では当然のことなのでしょう。
殆どの機種が、マイクロソフトBASICを載せていても機種依存部分が主として表示部分に現れるので互換性はありません。使用して いない機種のプログラム言語の方言は知りませんから、意外と移植は面倒です。このことへの配慮は当時の雑誌には感じられませんで した。(2009/02/22)
機械語に浸り、ミニ言語に熱中した時期
BASIC言語が、ソフトの中心だった時期
アプリケーションソフトの登場でプログラムから離脱