想い出日記「パソコン雑誌・ASCII」
「ASCII」は「I/O」からソフトを中心の雑誌を作りたい人が別れて出来た雑誌です。
タイミング的に、アマチュアパソコンマニアが増加する時代でしたので共存して読まれました。後から出発した方が洗練はされて いるというビジネスの法則はここでも同じで、内容的に掲載内容を選別しているようで洗練されているイメージがありました。
海外の情報も取り入れており、その後業務内容を広げて行った事は知られています。
電子関係の雑誌では、本文よりも広告が多いものがかなりあります。そして読者もそれが目的で購入するのです。従って広告の 多さは洗練とは別ですが、1冊のレイアウト等で雑誌のイメージは変わります。
「ASCII」が情報量が多かったかどうかは一概に言えませんが、広告も雑誌の一部という電子業界の事情を知らない人でも受け入れ やすい程度の編集だったと思います。
自然とアマチュアの個人向けと仕事にもパソコンを使用したい人の双方に受け入れ易い雑誌だった様です。(2009/03/01)
想い出日記「パソコン雑誌・Oh!シリーズ」
今思い返せばかなり適当な内容の本や雑誌が乱雑に出版されていた時期もあったようです。
パソコンの機種も増えて、内容も個性を出し始めるとシェアの多い機種に内容が偏る傾向は避けられませんでした。その中で登場 したのが機種別雑誌「Oh!@」シリーズです。@の所に、機種名の略称が入ります。
略称なのはパソコンの新機種の発表サイクルが早いので、機種に出来ないからです。
ただ似たコンセプトの機種のみでは不充分なので実質は、メーカー別雑誌となっていました。広告欄は該当機種の販売メーカーの 広告が並びました。シェアと読者数は相関関係が出来ますので、読者数が多い機種の雑誌ほど価格に対して記事が多い・ぶ厚い事に なりました。
略称も該当メーカーが異なるシリーズ名に変えて、主力が移動すると雑誌名も変わりました。私はマイナー機種を代々使用して いたのでマイナー雑誌の読者でした。
この雑誌シリーズは、OSが普及して統一化に変わるまで続きました。(2009/03/08)
想い出日記「フリーソフト販売?」
フリーソフトといえば、無料で使用可能(制限はあります)なソフトです。
現在のようなインターネットが普及しておれば文字通りフリーで配布・普及します。しかし昔のローカルの時代では入手手段が 問題でした。
そこに出来たのがフリーソフト配布サービスのビジネスです。ソフト費用は無料で、媒体(FDD)費用と送料と手数料は有料です。
勿論著作権はありません。国内だけでなく海外のフリーソフトも扱いましたので、複数の所がやっていました。ニーズはありましたが いつしか消えました。
インターネット以前に何に変わったかと言えば、1つは雑誌の付録です。媒体の価格の低下で付録に出来る様になったのです。 この後にCD−ROMの時代になると量産効果が出るので、付録CDは一般的になりました。
そしてもうひとつは、媒体での雑誌です。紙ベースではなくFDDから始まりCDに移行した形態です。(2009/03/15)
想い出日記「表計算ソフト」
パソコンの人気機種には、人気ソフトが存在すると言われています。
早くから登場して、現在も主力なのが「表計算ソフト」です。最初は「ビジカルク」として登場しました。以降は多くの機能を 追加して来ています。
しかしはっきり言って、メインの機能は最初から変わっていません。マイナーな改良の組み合わせです。
このソフトは、パソコンならではの機能と使いよさがあります。従って、その後のパソコンには名称を変えた類似ソフトが必ず 登場しています。
そして初期のパソコンでは、表計算を例えばBASIC言語で書いたプログラムも存在しました。これは、殆どのパソコン機種が BASIC言語を搭載していたので部分的な変更で使用可能でした。
もっとも表計算ソフトが機械語で書かれていたのは最初だけで、次第にC言語コンパイラ等が使用されています。(2009/03/22)
想い出日記「表計算ソフト風のデザイン」
BASIC言語で書いた表計算ソフトの話の続きは、その応用です。
主にデータ入力やデータ処理には、表計算風の2次元のデザインは見やすく分かりやすいです。従って、それが絡むプログラム を製作するときに表示とデータ形式を表計算風に行う事はしばしば有ります。
その後、現在に至ると異なるソフト間のデータの変換や読み込みや書き出し機能が備えられています。従って、例えばcsv形式で データを入力するプログラムから、その処理を表計算ソフトに読み込んで行います。類似のことも容易です。
初期のデータ形式の互換性が無かった頃は、BASICで書かれたプログラムでデータ入力するとその処理もプログラム内で行う事に なりましたので表計算風の表示デザインはしばしば利用しました。
それ自体はやや複雑ですが、サブルーチンかモジュール的に再使用できますので、有用なライブラリーでした。
速度面では、1入力ごとの全体の再計算をしない・複雑な計算処理はデータ入力+保存後にまとめて行う事で実用レベルには なります。(2009/03/29)
機械語に浸り、ミニ言語に熱中した時期
BASIC言語が、ソフトの中心だった時期
アプリケーションソフトの登場でプログラムから離脱