想い出日記「True Basic への道」
マイクロソフトBASICインタープリタは、次第に限定使用になりました。一般にインタープリタの時代が終わってゆきました。
中間言語コンパイラ・BASIC09 は、マシン語コンパイラではない言語としては、アマチュアも使用するものの最後の部類でしょう。
OS-9+BASIC09は、OS-9-68000+BASIC09/68000へと受け継がれましたが、そのときにはマシン語化コンパイラが主流になっていたので インパクトは少なかったと思います。
フル・マシン語コンパイラが主流になると、PASCALやC言語が多く使用されました。
そして、BASICは同様に、フル・マシン語コンパイラへと変わりますが、その効率から「True Basic」へと変わってゆきます。
行番号がなくなり、構造化コマンドで構成された言語となってゆきます。
そしてその行くつく先はたぶん「Visual Basic」だったのでしょう。(2009/08/01)
想い出日記「構造化プログラム言語の基本構成の類似性」
高級プログラム言語に、マシン語レベルの操作機能を追加した「C言語」は大きな分岐点でした。
そこから、機能の追加と派生言語が次々登場するのも当然でした。
ただ初心者向けに、マシン語レベルを操作する機能はリスクはあります。
この部分を除いた、高級構造化プログラム言語は多数存在します。
細部に特徴はあっても、それぞれが類似した構成になっています。特定の言語が優れていると言うことは無くなっています。
その中で構造化BASICも、より多くの人が慣れ親しんだコマンド群という事で存在しています。
構造化BASICを使いこなしていると、自然にその他の構造化プログラム言語を使う事にも近づきます。(2009/08/08)
想い出日記「プログラム行番号からエディタ行番号へ」
インタープリターBASICの特徴は、プログラムのなかの行番号です。
これのプログラム作業に慣れると、行番号にも慣れます。
通常の他のコンパイラのプログラムは、エディタで製作しますが、行番号と列番号を表示させるモードで行うのが慣れています。
こちらの行番号は目安であって、行を挿入すると殆どが変わってしまいます。
プログラムには全く関係がないのですが、何故か落ち着く面があります。
実際にコンパイル・エラーチェック等で、行番号が使われる事もありエディタ中は有効な場合もあるのですが・・・。
何もない処に書く事からモジュールという、あるちいさな単位ごとのプログラムが広がったというのはやや強引でしょうか。 (2009/08/15)
想い出日記「構造化プログラム・ソースのインデント」
構造化プログラムのソースの記述では、始まりと終わりがペアになっています。
このペアの構造が実行単位となります。
実際には、その中に別の構造化ペア命令が入れ子になって表記されます。
ある程度のプログラムでは、入れ子が複雑に重なりますのでソースプログラムの見やすい表記方法として、インデントが使用されます。
ペアになった命令の書き出しを同じ位置にして、その中に入れ子になっている命令ペアをインデント(字下げ)します。
入れ子が重なると、どんどん深く下がって行きますが、ソースプログラムの構造は非常に見やすくなります。
コンパイルしてしまえば、インデントの有無は無関係です。そして改良やメンテナンス性は向上します。 (2009/08/22)
想い出日記「ソースプログラムのコメント」
コンパイラ時代では、コメント行の有無は関係なくなります。
従って、メンテナンス性やモジュール性を考慮すると、ソースプログラムのコメントは重要です。
インタープリター時代は、余分な行は省く方が実行速度が速くなる場合がありました。
またプログラムリストを見ると内容が、判るとされていました。
プログラム作製者は、変数に判りやすい名称を付けたり、ジャンプ先ラベルを内容に合った名称にします。
それをわざわざ、ランダムな表記に変えてしまうソフトさえありました。
まるで、インタープリターのプログラムを、コンパイルする感覚でした。 (2009/08/29)
機械語に浸り、ミニ言語に熱中した時期
BASIC言語が、ソフトの中心だった時期
アプリケーションソフトの登場でプログラムから離脱