想い出日記「サードパーティーのソフトハウス」
ハードを生産していない、ソフト専用会社はパソコン創生期には多数存在しました。
メインフレームやミニコンが相手では、設備投資も大きくソフト開発も簡単ではありませんでした。
所が初期のパソコンでは、ハードの投資も少なく、わずかな費用でソフトウェアの開発が可能でした。
その結果、ある時期以降は全国各地にソフト会社や個人が続出しました。普通より少し高度な技術があれば、ソフト開発が出来たのです。
これは長く続きましたが、ソフトが事務・企業向けにも作られる様になるとこれに対応する所は限定されました。
同時に、コンパイラやハードの複雑化・販売媒体の容量の増加等が重なりました。
もう、誰でも作れるソフトでは販売対象ではなくなったのです。 (2009/11/01)
想い出日記「パソコンゲーム全盛期」
2009年現在はゲーム機が普及して、ゲームの為にパソコンを購入する人はいません。
ゲーム自体はパソコン用も作られていますが、ゲーム専用ハードを積んだゲーム機には機能で劣ります。
ゲームソフトの開発費の高騰から、普及ハード用に作らないと利益が出ない状況になりました。
流石にインタープリターで動作するゲームの時代は、過去になりました。でも通常の人にはそれで楽しめました。
コンパイラ言語使用になっても、しばらくはパソコンゲームが用途の大きな比重を占める時代はありました。
その後期が一度BASICが、消えた時期です。
TURE BASICが登場した時は他のビジュアル言語と同じ位置でした。 (2009/11/08)
想い出日記「画像手法:レイトレーシング」
パソコンの速度・処理能力のぎりぎりのソフトが、かなり話題になる事があります。
ゲームもその一つですが、演算能力を比較するものとして「レイトレーシング」が話題になった事があります。
その当時は、パソコンレベルでは高機能機種でもかなり時間がかかり簡単な形状のグラフィックが作れました。
立体感があり綺麗で、それ以前とは一線を引くものでした。その計算能力をひとつの目安としました。
この機種では、この言語では・・ここまで出来るよという訳です。
私も取り組みました。BASIC09で書いたプログラムをFM-8で動作させて、時間をかけて計算させました。
しかし暫くあとで、X68000でBASICからC言語に変換して、GNU−Cでコンパイルするとびっくりです。 (2009/11/15)
想い出日記「個別ビジネスアプリケーション」
オフィスソフトという複数のアプリケーションの集合が普及する前は、個別のソフトが使用される時代でした。
現在、オフィスソフトがどの程度使うこなされているかについては、かなり疑問です。
ワープロソフトは、整形用に使用されていますが、テキスト入力に使用している人は多くはないと思います。
表計算ソフトは、基本機能はたぶん一番多く使用されていると思います。少ないデータベース的な用法も含まれます。
プレゼンソフトは、パソコンのハードが向上して漸くまともな速度になった気がします。しかしこの種のソフトの必要性は感じた 事がありません。
データベースについては、中途半端と感じます。長期使用が前提ですが度々の機能やフォーマットの変更はデータベースと 馴染みません。
最近は、ドロー等のイラスト・作図ソフトがありますが充分に使いこなしている人をほとんど知りません。付属していても使用 するとは限りません。オフィスソフトは、OS時代に普及してその後は先が見えにくくなっています。(2009/11/22)
想い出日記「ハードの進歩でプログラムがプロ化」
BASICやミニコンパイラの時代は、アマチュアのプログラマーが多数いました。
ハードが進化すると、ダイレクトにハードにアクセスする事が高い技術が必要になりました。
クリーンパソコンやOS搭載になると、プログラムの暴走はシステムを破壊します。度々の再インストールも限界があります。
OS・BIOS経由でのアクセスが普通の方法ですが、速度的及び半ブラックボックス的でやはり慣れとプロ的です。
このような状況から、ビジュアル系の言語が多数生まれてくる事になります。
簡単に言えば、サブルーチンを自動リンクする方式です。画面等への出力が複雑かつ詳細指定が必要になり、それに対応しました。
プログラム言語は、類似していますが少しずつ異なる幾つかに別れて統合されて行きます。(2009/11/29)
機械語に浸り、ミニ言語に熱中した時期
BASIC言語が、ソフトの中心だった時期
アプリケーションソフトの登場でプログラムから離脱