想い出日記「X-BASIC」
シャープが、X68000というモトローラ製のCPUを使用したパソコンがあります。
当時は、(今も)インテル製のCPUの全盛期でした。
OSは勿論、ウインドウズが始まった頃です。
ハード・ソフト共に、自主開発です。
OSは「Human68X」という、ウインドウズと類似コマンド体系の、ものです。
マシン語レベルのプログラムコードが、CPUの差で全く異なるので、可能だそうです。
画面は似ているような、違う様なもので、日本のパソコンで始めてマウスが標準装備になった機種です。
ソフトは、基本的にゼロからのスタートなので、ハードにかなりの基本ソフトが付属していました。
プログラム言語・X-BASICもその一つです。構造化BASICでした。(2011/06/05)
想い出日記「BTOCと、XC」
BASICの構造化、「X-BASIC」はしばらく立って(1年くらい)構想が明らかになりました。
専用「C・言語」の登場です。コンパイラです。
そして、ほぼ同時に発表された、「X-BASIC」から「XC」へのコンパイラ(中間言語コンパイラ)の発表です。
インタープリタの「X-BASIC」でプログラム開発して、「XC」へコンパイルします。
生成した「C言語」のソースをコンパイルして機械語にして実行します。
開発言語を同時に2つ持つことができました。
それと同時に、生成した「C言語」のソースから、2つの言語の差を実感できます。
入出力関係が差が大きいようです。しかし、中間言語コンパイラの意味の大きさはもっと別の所にありました。(2011/06/12)
想い出日記「ソースプログラムの互換性」
プログラム言語は、互換性があって欲しいとは殆どの人は思っています。
少なくても、互換性のあるコマンドと、互換性のない方言とは明白に分離・公開を望みます。
互換性があれば、ソースプログラムがあれば、機種・コンパイラの種類によらず使用可能だからです。
しかし、歴史的にメーカーは差別化を出すために方言が増やしがちです。
オープンソフト・フリーソフトを制作・普及しているグループがあります。
これらは名前の通りで、方言は極力避けるのが基本的な考えです。
C言語に関しては、かなり初期から「GNUC」という言語がありました。
多くの人が、パソコンの機種向けに移植していました。非常に高い性能です。(2011/06/19)
想い出日記「オープンソース・プログラム」
GNUをはじめ、オープンソースを開発して普及させる試みは昔から継続しています。
ビジネスとしての、ソフト開発とは異なります。
著作権は放棄していません、また利用・配布等の条件もソースと共に付属しています。
著作権表示や付属資料の添付は、配布条件になります。
オープンソースは、コンパイル後のソフトのフリー・プログラムと似ていますが、ソースレベルという違いがあります。
それは、だれでも規定に基づき改良を行う事を推奨しています。
つまり、機種やコンピュータの機能に合わせた移植を前提にしています。
そして、普及を目標にしているだけに、高性能なものが多いです。(2011/06/26)