想い出日記「マシン語レベル・コンパイラ」
マシン語レベル・コンパイラというのが、一つのセールスポイントの時代がありました。
イメージは最速です。
しかし現実は、コンパイラの種類で生成したマシン語の実行速度は大きく変わりました。
マシン語レベルでも、速度は大きくプログラムで差が生じたのです。
XCと、GNUCとはその極端な例でした。
1桁以上の速度差が、殆どの種類の処理で生じていました。
XCは、BTOCという中間言語の生成と、機器専用のライブラリ用に使われました。
コンパイラにはリンカーやデバッガー等が、セット的に使用します。
これらは、XC用のものを使用した記憶がありますが、やや忘れかけています。(2011/07/03)
想い出日記「代入と比較の演算子」
BASICだけではないが、演算子の使い方に特徴があります。
特徴というよりも、曖昧なだけです。
普通の多くの言語では代入演算子は「:=」で、比較の同一演算子は「=」です。
BASICでは、どちらも「=」を使用します。
使用する場所で、言語が判断してくれます。
ただし、ソース・プログラム的には、読みにくいでしょう。
演算子とか関数は、必ず使用しますが、ちょっとひっかかりやすいです。
だから、曖昧が良くはないですが、他の言語を始めて使うときに間違い易いです。(2011/07/10)
想い出日記「コンパイル速度」
プログラム言語は、機械語にコンパイルした後の実行速度は重要です。
ただし、コンパイル自体の速度もかなり重要視されます。
勿論、リンカー等の作業も含めての全ての時間です。
ソース・プログラムを書き、コンパイルして実行して動作確認を行う1周期の時間です。
少ない回数で、完成したプログラムを書くのが理想ですが、現実は異なります。
動作しないでデバッグ出来る事は少ないです。
そのために、コンパイル速度も重要になります。
インタープリターの様には、簡単に動作チェックはできません。(2011/07/17)
想い出日記「BASICで構造化プログラムを書く」
構造化プログラムは、閉じられたルーチンで作られています。
GO TO によるジャンプは基本的に使えません。。
条件分岐が弱いので、IF THEN 構文は、1行で完結させます。
FOR NEXT からの外へのジャンプは不可です、勿論中への割り込みも。
厳密には、ジャンプしても戻って来れば可能だが、チェックは難しい。
いかにも、分岐やループ命令が少なくて弱い事が判ります。
初心者向けの憶えやすいコマンド体系は、もともと構造化プログラムを書く事を考慮していないです。
TRUE BASICという、言語は異なるものと思うべきでしょう。(2011/07/24)
想い出日記「電験3種に登場したBASIC」
電気取扱技術者試験の、内容が大幅に変わった時があります。
30年程度昔です。
科目や分類も変わりましたが、当時広がりつつあった電子と情報関係が加わりました。
受験者の多数が、いわゆる重電関係でしたので、電子と情報関係とは縁がなく戸惑わせました。
個人的には、得意方面が加わったので助かりました。
そのときの情報関係が、「論理」と「BASIC」プログラミングでした。
どちらも、その分野に関係していると簡単ですが、それ以外の人は悩ませた様です。
BASIC言語はやはり、初心者向けという受け止め方は昔から続いていました。(2011/07/31)