想い出日記「C言語の普及」
新しいコンパイラ言語が多く紹介されました。
しかし、一番普及したのは「C言語」およびその系列でした。
それは、高級言語ながら、アセンブラ的要素も多いという事が特徴です。
つまり、システムを記述する言語に向いていました。
個人のアマチュアに向いているかどうかは、疑問でもありましたが、プロ仕様でした。
そして、OSの供給元から、その言語が発売されてサポートされた事も大きいです。
暗黙の業界標準という形です。
同時に、この言語自体が自己発展する性質がある事も大きいです。
プログラム言語を記述する、プログラム言語なのです。(2012/04/01)
想い出日記「リンカーの実行速度」
コンパイラには、ランタイムルーチンがあり、リンカーでリンクします。
大抵はそうでしょう。
初期は、これに時間がかかった事が結構ありました。
機械語変換の時間は判るが、リンカーの実行時間は不思議な気もあるし、そのようなものとも思いました。
その内に、高速リンク機能のコンパイラが登場して、不思議に感じたりしました。
とにかく、コンパイラはリンカーを含めた全ての時間をデバッグしながら繰り返す作業です。
わずかの時間差でも、積み重なると煩わしくなります。
ただ、多種類を使う訳でないので、あれが早いとかの噂に気持が揺れました。(2012/04/08)
想い出日記「コンパイルコード等の販売許可」
コンパイラは、サブルーチン的なコードをソース・プログラムから置き換えて行きます。
程度の差はありますが、コンパイラに含まれるコードの羅列とも言えます。
他のアプリケーションソフトでは、無断コピー禁止で当然販売も禁止です。
プログラム言語ソフトに関しては、ここは変わります。
ランタイムルーチンを含めて、コンパイラで生成したプログラムコードの配布・販売は認められているのが通常です。
これが認められていなければ、購入する事は基本的にないでしょう。
プログラム言語ソフトは、やや特殊な性格のソフトと言えます。
そして、書かれたプログラムには新しいプログラム言語も含まれます。(2012/04/15)
想い出日記「OSバージョンとプログラム言語」
OSは絶えずアップデートされており、特別の大きな変更の時にサブバージョンがつきます。
プログラム言語は、原則はOSの多数のバージョンに対応しています。
そのような設計でないと、販売数とサポートコスト的につり合いません。
そして、OS依存がある時はまとめて管理と、バッチ対応します。
場合によっては、OSのバージョンを調べて自動的に対応します。
バージョン依存部は、OSのバージョンアップ事にチェックして、追加対応します。
単独コード生成タイプは、バッチの影響は受けないので、再コンパイルが必要です。
ただランタイムで対応すると、機器やOSでソフトが変わるので、あえて再コンパイル設計にする事もあります。
動作確認は、非常に難しい作業だからです。(2012/04/22)
想い出日記「画面表示やインターフェィス対応」
ソフトの利用者は、機能と共に外観や画面デザインが気になります。
同時に使用感・・インターフェィスが大きなポイントです。
個人差がありますが、独創性よりも慣れた操作を好む人が多いです。
そこから、ビジュアル言語が登場します。
画面を見ながら、部品を配置して行くと、プログラムも同時に作られて行きます。
個別の外観デザインも、操作性も類似になりますが、言語の購入者は権利侵害になりません。
特に操作性の統一は、利用者にはメリットが多いです。
そして、OSメーカーはプログラム言語の組み込みルーチンでの操作性も、OS類似にできます。
これは、OSメーカーの大きなアドバンテージです。(2012/04/29)