遺留捜査

遺留捜査スペシャル:2013年11月10日

月島中央署管轄内で女性遺体が見つかり、刑事課長・水沢響子(斉藤由貴)と森田刑事(西村雅彦)と仙堂刑事(正名僕蔵)と遠山刑事(眞島秀和)と糸村聡(上川隆也)らが駆けつけ、身元証明はないが糸村は遺留品の万年筆に彫られた「N.SHIMADA」の文字と、鞄の「鳥のブローチ」に興味を持ち、万年筆の鑑定を村木(甲本雅裕)に依頼すると病院で使用する消毒液が付着していた。
月島中央署署長・東(三宅裕司)は糖尿病で入院し看護師・植村洋子(森カンナ)の手当てを受け、糸村は聞込みで管轄内の愛聖総合病院で被害者が看護師・嶋田夏美(佐藤康恵)と突止めたが、武装した男らが病院に押入り立て籠もり、糸村は水沢に被害者名と立て籠もり事件を電話した。
犯人は10分後扉を閉じ、入院中の銀行頭取・町村貴史(清水章吾)の身柄を拘束し銀行へ10億円の身代金を要求し、警視庁捜査1課管理官・金子丈弥(小木茂光)らが出動するが、院長・森川雅彦(升毅)の妻・あずさ(山下容莉枝)が心臓手術を控えた娘・凛(須田琥珀)の助けを求め、犯人は中野絵美を誘拐して警備員・中野保(青山勝)を脅し扉を閉じさせた。
6Fに立て籠もった犯人はネット中継をはじめ、記者・高野(夙川アトム)が潜入して殺され、糸村は白衣で医者になり潜入捜査を始め看護師・植村と横峰聡子(滝沢涼子)と同じ部屋に閉じ込められ嶋田の事を聞くと院長と不倫して女帝と言った。
町村は銀行が身の代金を出さないと言い、金子が接触するが相手にされず、糸村は水沢に電話して犯人が銀行に恨みがありリーダーは印刷インクが付いていたと告げた。
凛が悪化して糸村に診る様に言い看護師・植村と横峰と看護し、水沢は森川に嶋田との関係と製薬会社とのトラブルの有無を聞き、あずさは肯定した。
本庁の捜査で町村の銀行の貸しはがしで倒産した会社が4件あり中に河島裕也(飯田基祐)がいた、嶋田は製薬会社に個人ではなく病院への寄附を要求しており、岡田製薬のみは知らないと言った。
糸村は横峰に植村の事を聞くと嶋田からオペ看を外され、犯人の岡本(山中聡)が凛を連れだし残りが追い、糸村は小児科の院内学級で「鳥のブローチ」風の物と写真を見つけ、岡本が殺されたが犯人は不明だった。
植村と横峰は写真は1年前に手術中に死んだ内藤健司で原因は植村と横峰で異なり、凛の状況が悪く糸村は植村と薬を取りに行く振りで連絡しようとし怪我をして植村に手当てして貰い、東から携帯電話を入手して水沢に連絡し森川から凛の緊急対応を植村は聞き、水沢に内藤健司の捜査依頼し、水沢は森田らに捜査手配した。
<以下、隠し字>
糸村は東に頼み、戻るが身分が割れ凛の治療薬品は取りあげられた。
森田は内藤の母・佳奈子(菜葉菜)に会い事情を聞くと・・・・・。
仙堂と遠山は岡田製薬社長から薬の異常と違うと聞き、執刀医・堀口浩一(阪田マサノブ)の医療ミスと判り調べると・・・・。
本部から犯人に金の準備を伝えると、河島と他の3人の意見が別れた。
水沢は森川に堀口が黒幕で潜入犯が河島と倒産工場主だと言い、仙堂らが工場に堀口と監禁されていた中野絵美をみつけ、警備員・中野保は病院のロックを解除した。
糸村は犯人を集め、身の代金目的が奇妙で河島に隠し事があると言い警察が突入し逮捕し、糸村は嶋田の手帳を見て、森田は水沢に内藤親子の写真を見せ、警備員・中野保が内藤の父で堀口の右手を潰し嶋田を殺し森川を狙っていた。
糸村が嶋田と健司の写真を見せ、嶋田は院内学級の閉鎖に反対し薬会社に寄附を設け、手帳の謝罪文を見せ、「鳥のブローチ」が健司からの凛への贈り物だと示し・・・。
凛の手術が始まり、水沢と残った糸村が傷で倒れ・・・、回復中の糸村は植村に嶋田の厳しさは励ましと伝え・・・。


演出:長谷川康
脚本:大石哲也
出演者:上川隆也・斉藤由貴・正名僕蔵・眞島秀和・波岡一喜・甲本雅裕・西村雅彦・三宅裕司・升毅・山下容莉枝・飯田基祐・森カンナ・佐藤康恵・滝沢涼子・清水章吾・小木茂光・須田琥珀・山中聡・大高洋夫・夙川アトム・青山勝・阪田マサノブ・菜葉菜・
制作年:2013年


感想: 2つの事件が同時に起こるが糸村は立て籠もり事件の病院内で外部の水沢と連絡を取る。
内部の捜査と外の捜査の中から、立て籠もり事件は解決する。
そして、遺留品から糸村は真実を見つけた。

遺留捜査スペシャル2:2014/08/09

糸村聡(上川隆也)は署長・東(三宅裕司)と課長・水沢響子(斉藤由貴)から受取り拒否の女優志望で通り魔に殺害された女性の遺留品を母に届けに木更津へ来て写真や食事レシピで説得し、糸村はタイヤと銃撃音を聞き現場行くが間に合わず、大学教授・森末(原田大二郎)が拉致され、落ちていた東京-長崎間の寝台特急の指定席券を見つけた。
千葉県警部長・島田敦司(益岡徹)の娘でテレビ記者・倫子(黒川智花)に犯人から森末誘拐の電話があり、松永(長谷川朝晴)刑事と神崎(神尾佑)刑事に糸村は切符を見せ乗車指定日は22年前で未使用だった。
捜査本部にメールが届き、身代金9125万円を要求し気温50度のコンテナに監禁の森末の動画が届き、金は元検事の岡部保(佐戸井けん太)に千葉裁判所前に運ばテレビ中継指示で、糸村は捜査に加わり響子は心配し、身代金を運ぶ岡部に犯人は直接連絡し岡部は手紙を燃やし自らも引火し受渡しは失敗した。
糸村は切符の鑑定結果を見て、切符発券の駅で駅長と駅員から同じ切符を持った男が約2月前に当時の駅長・畠山を訪ねたと知り、犯人から捜査本部に身代金要求電話があり、刑事部長・島田を身代金運搬役に指名し、糸村は畠山家で本人は死に村上優太(福士誠治)が訪れ自家製味噌を持ち築地の和食店で、響子が糸村の話しを聞き月島中央署の仙堂卓巳(正名僕蔵)や遠山修介(眞島秀和)や森田宗介(西村雅彦)が調べた。
病院から岡部が呼び出され拉致され、糸村は22年前の誘拐事件を見つけ、島田が指定場所に行きコンテナに金を入れると爆発し、木更津の雑居ビルが浮かび男を逮捕したが詳細は知らず、響子と森田は村上がいた店を突き止め履歴書住所に行き、戸籍謄本を見つけ父・小野田は22年前誘拐事件の被疑者で事件担当は島田と岡部と森末だったが、村上がわざと名前を判る様にした形跡があり、糸村は無実の時の保証金が9125万円で村上が証拠を持っていると考えた。
島田は控訴審中に発見されたシャツからは小野田のDNAは見つからなく無視し、倫子が誘拐され島田は村上から元鑑識・水田という人物から証拠が届いたと聞き真犯人を見つけ謝罪しないと娘を殺すと脅迫された、監禁場所が見つかり2人を保護するが、響子と糸村は島田の電話で倫子誘拐を知り、島田は警察は村上を探すだけと言った。
<以下、隠し字>
響子と糸村は島田に協力を約束し、糸村は村木繁(甲本雅裕)にシャツの鑑定を頼み、響子は村上を調べ、糸村は村木の鑑定で被害者妻から御影石使用者の情報を聞き、響子に連絡し森田が調べ、島田は倫子の車を調べ、逃亡した倫子を村上が撃ち、糸村は小野田の国選弁護人から一審後に控訴を取り下げた理由を友人の連帯保証人で借金が多かったと聞き、響子と森田は三井に嫉妬していた人物に気づいた。
響子と森田は島田が村上に向かっていると知り、千葉県警管理官は狙撃班を出し包囲し、糸村が来て村上に犯人の彫刻家から捜していると言い、切符から村上の父が借金に追われて息子が質にされ死刑判決を受け入れ、切符は終着駅で親子心中を示していた。
村上は逮捕され、響子と森田はギャラリー社長を逮捕し三井への妬みが動機だった。


監督:七髙剛
脚本:大石哲也
出演者:上川隆也・斉藤由貴・正名僕蔵・眞島秀和・甲本雅裕・西村雅彦・三宅裕司・原田大二郎・黒川智花・佐戸井けん太・益岡徹・長谷川朝晴・神尾佑・福士誠治
制作年:2014年


感想: 事件の比重にバランスがあるが、都合が良い面もある。
捜査本部の能力が低い設定もやや厳しい。
最後の糸村登場はやや作り過ぎか。

遺留捜査スペシャル3:2014/10/19

月島中央署管内のスタジオで爆発事件に月島中央署の課長・水沢響子(斉藤由貴)や糸村聡(上川隆也)や仙堂(正名僕蔵)や遠山(眞島秀和)や森田(西村雅彦)が行き、バックドラフト現象の事故とされたが、糸村は現場に散らばる破片に興味を示しつなぐと三日月模様の香炉だった。
署長・東(三宅裕司)と水沢が大企業「オーセンティック」のパーティへ行き、社長・永田路子(前田美波里)が息子・大地(石垣琢磨)に苦情を言い、元警察官僚の議員・一条(団時朗)を迎えるがバックドラフト現象の爆発が地下のVIPルームで起き一条が死亡し、警視庁は合同捜査本部を立ち上げた。
糸村は香炉を科捜研係官・村木(甲本雅裕)に見せおむつ等の不織布が付着し、合同捜査本部に水沢と糸村が参加し、本庁・宮下(螢雪次朗)と会い管理官・金子(小木茂光)と刑事・米山(金子昇)が放火の可能性を言い刑事・佐和田(内藤剛志)と地取りに糸村がコンビになった。
糸村と佐和田はオーセンティックが甘い警備で爆発現場で糸村は満月模様の香炉を発見し月島と類似で、会社は内紛で専務・大地と副社長・榎戸(井田國彦)が対立し、数日前に不審者が見つかり、糸村は佐和田から一部が一条絡みで報道されないと聞き、会社が老人ホームも行い糸村は老婦・膳場藤子が香炉を保有し10日前に死に香炉は持ちだされ、藤子が路子の方針で無償受け入れで藤子を妻と勘違いの老人・矢作(竜雷太)に会い、月島の現場に大地がいたと判った。
不審者は葛巻(駿河太郎)で、佐和田は葛巻から7年前事件と膳場美加を見つけ、糸村は美加と香炉が3個でセットと知り、佐和田は葛巻が交際者・美加の死とオーセンティックの土地買収との復讐で香炉の3つ目は美加のものと説明した。
糸村は香炉が発火原因を疑い矢作の徘徊と葛巻の面会を知り、葛巻が絞殺死体で発見され、榎戸は葛巻との関与を否定し、糸村は元は藤子の店で写真に矢作を見つけ美加は香炉を焚けなく出火元でなく、佐和田は一条に事故にされたと言い、糸村は葛巻の手帳の地図が矢作向けと言い、金子は榎戸を犯人に仕立てた。
<以下、隠し字>
水沢が村木に暗い映像の解析を頼み、糸村と佐和田は矢作が記者で大地を批判し事故にあい、榎戸は葛巻に脅され水沢が葛巻殺害を示し、佐和田は7年前事件の公表を求め、オーセンティックの過去を知る爆破予告があり、糸村は佐和田と老人ホームの地下倉庫でメモで誘導された矢作を助けた。
糸村は7年前事件の遺留品を調べ、佐和田と糸村は路子と矢作の事情聴取で美加が矢作の実娘で、路子が監視の為に藤子と矢作をホームに入居させ、犯人は矢作で7年前を再現しようとし仕事の午前中は記憶が戻り、葛巻を協力者にし場所と方法を調べさせ、最後の火災は7年前事件を埋もれさせないため矢作自身が行い、糸村は残されたページの内容を読み佐和田は謝り、矢作に3つの香炉を渡し、永田親子は逮捕された。


監督:長谷川康
脚本:池上純哉
出演者:上川隆也・斉藤由貴・正名僕蔵・眞島秀和・西村雅彦・三宅裕司・井田國彦・駿河太郎・甲本雅裕・前田美波里・団時朗・内藤剛志・小木茂光・石垣琢磨・竜雷太・螢雪次朗・金子昇
製作年:2014年


感想: 微妙な設定に、地道な捜査で説得力を与える。
似た複数の事件にまた追加されてゆく。
過去をいくらかでも取り戻せるか。

遺留捜査スペシャル(201505)

月島中央署刑事・糸村聡(上川隆也)は、国土交通大臣・長峰泰造(石橋蓮司)の古希パーティーに署長・東(三宅裕司)と課長・水沢響子(斉藤由貴)の代わりに出席し、会場で泰造の孫・光太(鈴木福)と会い持つ「黒いヒーローのフィギュア」を見た。
光太は泰造と白河(宮川一郎太)と娘・典子(小沢真珠)と会い、光太がトイレに行き姿を消し糸村が探すと長峰家運転手・一ノ瀬(北村有起哉)と会い誘拐の脅迫状を糸村が見つけ、警視庁捜査1課・金子管理官(小木茂光)と宮下刑事(螢雪次郞)らが捜査開始し、糸村も参加し7年前に両親が殺されたと聞き、誘拐犯が1億円の身代金を要求したが受渡し場所に秘書・佐伯理恵(菊池麻衣子)が運ぶが犯人は現れず、倉庫で光太が発見されたが顔は見ていなく、村木繁(甲本雅裕)技官はフィギュアに指紋はないと述べた。
月島中央署管轄内で死体が発見され、響子と森田(西村雅彦)刑事と仙堂(正名僕蔵)刑事と遠山(眞島秀和)刑事と横山(波岡一喜)刑事らが捜査を始め、糸村は光太の一ノ瀬と剣道の練習を見、フィギュアが死んだ両親の最後のプレゼントと聞き、捜査本部は進展なく糸村は佐伯の様子から取引が警察に内緒で終わった可能性を述べ、宮下が泰造に確認し裏取引で佐伯が金を運び、そこで中島の指紋が見つかるが月島中央署員に死体で発見を聞き光太誘拐犯らしかった。
弾丸の線条痕が7年前に長峰夫妻殺害銃と同一と判り、宮下が事件を説明し被疑者・金森自殺で終わったが事件後光太が心を閉ざし、双方の事件を見なおし、光太から犯人がフィギュアを運んだと聞き、古い写真は木のおもちゃで、宮下と一ノ瀬は旧知で7年前の事件で銃を奪われた償いと言い、糸村は佐伯に身代金運びルートを聞き、金子に嘘で金を運んでいないと別の目的を疑い、糸村は宮下に一ノ瀬の事を聞き、響子と仙堂からフィギュアがダークファイターと由来を聞き、泰造家で光太と一ノ瀬を見て、泰造と佐伯は光太の留学を考え、7年前に泰造の難病財団の寄付金の裏金疑惑が出た。
糸村はフィギュアを調べ10体限定と聞き、響子と仙堂は裏金を当時の秘書・白河に聞き、糸村はテレビ局のリストで10体を調べ持ち主の娘が11体でデザイナーが貰ったと聞きデザイナー・佐川から難病の子供の妻に譲ったと聞き、篠田は手紙は父が名を使ったと言い、中島と一ノ瀬の接触が判り、響子は難病の相談者に一ノ瀬の名を見つけ、一ノ瀬は男から光太の始末を命じられ光太を連れ出し眠らせ、役人・落合と佐伯の会合が判り落札が志村建設で響子が白河の顧客と言い、ダム工事落札が目的と考えられた。
<以下、隠し字>
光太は記憶が戻り両親殺しの犯人の顔を思い出し、金子と響子らは泰造と佐伯と典子に落札操作を述べ泰造は認め白河の関与を伝え、典子は泰造が裏金を集め白河を裏切ったと言い、一ノ瀬は光太を殺そうとした白河を刺し逃げ、白河が重体で見つかり響子らが取り調べ、白河が中島を引き込み7年前に泰造が裏切ったせいと言い難病財団で見つけた一ノ瀬を引き込み偽装拳銃盗難を自供した。
糸村はノートを読み泰造に見せ、一ノ瀬の居場所を警察が包囲すると光太を人質にし、糸村が来て一ノ瀬に、7年前に恋人の子・祐希の腎臓移植の相談を受け祐希にダークファイターのプレゼントを約束したが難しく、デザイナーに頼み入手したが祐希が悪化し費用が必要で金を盗み、一ノ瀬がフィギュアを渡したと言うと光太は思い出し、祐希の手術は間に合わず一ノ瀬が同病者に奪った金を贈り全てを失い、光太を希望に一ノ瀬が生きようとし白河から守る為に誘拐に荷担したと言い、一ノ瀬の光太の成長記録を見せ、一ノ瀬が光太に嫌われようとしていると言い、光太は突き放した一ノ瀬を助け様とした。


監督:長谷川康
脚本:大石哲也・伊藤洋子
出演者:上川隆也・斉藤由貴・正名僕蔵・眞島秀和・波岡一喜・甲本雅裕・西村雅彦・三宅裕司・石橋蓮司・鈴木福・北村有起哉・小木茂光・螢雪次郞・宮川一郎太・菊池麻衣子・小沢真珠
製作年:2015年


感想:誘拐の目的は何か、そこに7年前の事件が絡む。
記憶を失った子とフィギュアをキーワードに、プレゼントの矛盾を調べる。
糸村以外は捜査過程は描かないが、容疑者を絞り、詰め込みを調整した。

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