再雇用警察官

川崎市汐入川で死体が見つかり、川崎中央署資料課消息対応室で新月良美（本仮屋ユイカ）は室長・芝隆之（石黒賢）と確認要請で出かけ、神奈川県警捜査1課・佐久山明弘（林泰文）と渡辺雄二から保険証で本間雅史（小野了）かと問われたが違った、そこに安治川信繁（高橋英樹）が来て定年退職して消息対応室に配属されたと告げた。
神奈川県警生活安全部・消息対応室は行方不明者が自発的か否か選別する部署だが実際は行方不明者リストのデータ化が仕事で部屋は元倉庫だった。
安治川と新月は遺体が本間の保険証を持つ事で本間が犯人である可能性も考え、自発的と判断した芝の判断ミスの可能性があった、安治川は「事件に関わる可能性が出た以上調べ直すべき」と告げた。
捜査本部で管理官・堂本雅也（諒太郎）は旧知の安治川に会い、安治川と新月は雅史の妻・本間淳子（明星真由美）に会い退職金の行方不明と聞き雅史の寝室で絵を見かけ、雅史と若い女性を目撃したリフォーム会社員に会い新月は女性のにが絵を作成した。
夜に新月と芝は安治川の歓迎会を行い、安治川と新月は死体のバックルを古着屋で聞き込み防犯カメラを調べたが10人にはおらず、消息対応室に安治川の姪・本条名保子（磯山さやか）が来て試作品食品を土産と渡し、安治川と新月はバックルの製造工場で試作品の持ち逃げ元従業員を知り捜査本部に連絡した。
安治川と新月と芝は遺体は2週前の墨田区強盗殺人容疑者の元彫金職人・下河内健（遠山俊也）と判明したと聞き、身分を交換したと考えた、安治川と新月は警視庁墨田西署で知人の刑事課・星野正夫から「被害者・近藤陽子（赤間麻里子）は健の義姉で、健は借金を取り立てられ目撃者もいた」と聞いた。
安治川と新月は健の息子・下河内秋彦（伊藤祐輝）から健への不満を聞いた、本間雅史の自殺体が見つかり警視庁日の出署刑事課・園田茂から死後3日と聞き、安治川と新月は堂本からスマホの遺書に健の殺害が書かれたが他殺を疑うと聞き捜査を頼まれた。
安治川と新月は芝と打ち合わせ雅史の女を捜し、自由が丘でギャラリーを調べて駒井百合花（あらい美生）と判明し、捜査本部が雅史が2/09に乗ったタクシーを見つけた。
翌日に三鷹で安治川と新月は駒井のアパートで不審者・村田誠二（）を確保して警視庁三鷹中央署刑事課・松崎純一から村田は駒井の彼氏で以前に2人組が部屋の前で騒いでいて雅史も同居した聞き、2-3日前に見かけた男の写真を受取った、捜査本部が駒井を見つけ退職金は有ったが下河内健に関するものは無く、安治川は駒井を取調べ「雅史は画家を目指した、下河内健とな名乗っていない」と聞いた。
＜以下、隠し字＞
安治川は名保子の家に行きその息子と食事し、翌日に安治川と新月は雅史の首つり現場に行くと絵の景色でそこは生まれた街だった、雅史は誰かを待っていて3人の入れ替わりと考え、松崎らが2人組から闇金から逃げた男・長澤一郎（増田修一朗）を追うと聞き、芝は警視庁行方不明リストに見つけた。
安治川が依頼してデータを入手すると駒井のアパートに来ていた男で、下河内健と長澤が入れ替わったと考え、安治川と新月は淳子が熱帯魚購入で家に呼んでいてと知り、捜査本部が長澤を確保して取調べ「3者入れ替えした。雅史が元に戻ろうとしたので殺害して自殺に偽装した」「健は長澤の部屋で自殺した。死体を川に捨てた」と聞いた。
安治川と新月は芝と下河内健の意図を考え、貴金属店で下河内秋彦に「健が妻に会った。近藤陽子の殺害犯の秋彦を庇い健が自殺して長澤に死体遺棄させた」と告げた。

監督：猪原達三
脚本：吉本昌弘
原作：姉小路祐『再雇用警察官』
出演者：高橋英樹・本仮屋ユイカ・林泰文・磯山さやか・遠山俊也・小野了・増田修一朗・明星真由美・伊藤祐輝・赤間麻里子・諒太郎・あらい美生・石黒賢
製作年：2020年
96m

感想：

神奈川県警生活安全部消息対応室・新月良美（本仮屋ユイカ）と室長・芝隆之（石黒賢）と安治川信繁（高橋英樹）は、薮原美幸（東風万智子）から三上聖（阿部亮平）の捜索を頼まれたが、消息対応室は人捜しではなく行方不明者リストのデータ化が仕事だと告げた。
定年退職した安治川は再雇用警察官として神奈川県警生活安全部消息対応室に勤務していた、安治川は昔世話になった先輩の娘・内山五月（高島礼子）から相談があり、気になった新月は尾行して、安治川と新月は五月から4日前から連絡がとれない恋人を探して欲しいと依頼され、写真を見ると消息対応室で薮原から見た写真の男と同一人物だった。
安治川と新月は三上のアパートで管理人で旧知の岩瀬厚一郎から6/03夜に電話で引っ越しを言われた、部屋を調べ中途半端で残されていた金を預かった、近くで女性遺体が見つかり安治川と新月は神奈川県警捜査1課・佐久山明弘（林泰文）と渡辺雄二と出会い、被害者・紺野さゆ里（桜木梨奈）は水槽で窒息死していてその夫・紺野理一郎（水橋研二）が来た。
翌日に安治川は新月からさゆ里は強盗事件で捜査と聞き、旧家の屋敷の五月の家に行き息子・内山優平（松尾潤）と出会い、新月は優平から三上は遺産目当てだと聞いた、安治川と新月が消息対応室に戻ると芝と佐久山がいて情報を聞き出し「さゆ里はホスト遊びしたが、夫はアリバイがある」「スマホに薮原の写真があった」と聞いた。
安治川と新月と佐久山はバーで薮原からさゆ里が店で理一郎と知り合い辞めたと聞き、安治川と新月は三上に五月は金つると聞き、新月は三上とさゆ里を調べていた男の似顔絵を描き優平だった、芝は優平が昔喧嘩に明け暮れ、五月は夫の交通事故死に疑いがあったと調べた。
佐久山は三上が残した金から指紋は見つからず、奥多摩で三上の死体が見つかり6/03死亡と告げた、佐久山らは薮原のマンションで男・布川を連行したが薮原と布川には沖縄旅行のアリバイがあった、優平は家を出て奥多摩の山荘で服毒遺体で発見された、安治川と新月は現場で警視庁奥多摩署刑事・今村勝也から密室状態で遺書はないが自殺と聞いた、管理人から聞き込み、佐久山は五月を聴取して「優平の三上殺害時のアリバイ」を聞いた。
安治川は姪・本条名保子（磯山さやか）と育てている子を訪ねた、佐久山らは優平の家宅捜索を行い農薬を廃棄した跡があり五月を連行した、安治川と新月は徹夜でネットを調べて三上の時計を見つけ売ったのは布川と分かり、安治川と新月は布川から時計はさゆ里に貰ったと聞き、理一郎からアリバイを聞いた。
＜以下、隠し字＞
安治川と新月は仙台でタウン誌編集・相沢ミチルから理一郎のアリバイを確かめ会場を調べた、五月が被害者らの写真を優平が隠し撮りしていたと告げ佐久山は優平の容疑を深めた、安治川と新月は優平の三上事件時の居場所を探すために現役時の仲間を集めて宿泊場所を見つけた、安治川は理一郎の仙台の写真を調べてアリバイ交換を考えた。
五月は優平からの宅配便を受け取り工場に出かけて理一郎から「薮原とさゆ里と三上と4人会うと優平が尾行していた、理一郎は優平に交換殺人を持ちかけた」と聞き、安治川と新月が来て理一郎のアリバイ交換の偽装を告げ「仙台の写真は1年前のものだった、山荘の密室は合鍵で侵入して毒を置いた」と告げた。

監督：猪原達三
脚本：吉本昌弘
原作：姉小路祐『再雇用警察官　いぶし銀』
出演者：高橋英樹・本仮屋ユイカ・林泰文・磯山さやか・石黒賢・高島礼子・水橋研二・東風万智子・松尾潤・阿部亮平・桜木梨奈・
製作年：2021年
96m

感想：

神奈川県丹沢で女が崖から転落した。
神奈川県警生活安全部消息対応室・新月良美（本仮屋ユイカ）は喫茶店で少年課時代の知り合いの沢木杏里（加藤小夏）に6年ぶりに再会した、杏里の待ち合わせ相手の橿原虹彦（神尾佑）が現れ妻が行方不明と聞いていたが笑顔だった。
川崎中央署消息対応室で定年退職後に再雇用警察官になった安治川信繁（高橋英樹）と室長・芝隆之（石黒賢）と新月は行方不明者が自発的か否か選別していた、捜査1課・佐久山明弘（林泰文）が認知症の橿原の妻・通代（田中里衣）の遺体が丹沢で見つかったと告げた。
安治川と新月は佐久山と現場に行き、1課・渡辺雄二（佐藤正浩）から第一発見者・伊勢戸勝浩（小手伸也）を聞き、秦野中央署・浅野正彦（林家たま平）は事故死と見立た。
安治川と新月はカメラマンの橿原を訪ね沢木はアシスタントだった、近くの店で女将と営業・日下部崇明（小野塚勇人）から橿原の噂を聞き通代に似顔絵を描き足が悪く死は知らないと聞いた、現場の防犯カメラには女性と発見者しか写っていなく、安治川らは失踪届けの写真の身長が異なった、安治川は芝を連れて、姪・本条名保子（磯山さやか）と子・本条良太（笹本旭）を訪ねた。
翌日に安治川は橿原を訪ねDNA鑑定材料の提出を受けた、新月は沢木と会ったが詳しく聞けず、夜に鑑定で通代と確認された、橿原が飛び降り死体で発見された、安治川は現場で遺書があり自殺と聞いたが疑問だった、橿原と沢木は養子縁組したばかりだが、新月が会ったアリバイが有った、遺書は本人と判った。
安治川は伊勢戸を訪ねて聴取し「資産家の義父の伊勢戸景太郎は末期癌」と聞いた、安治川は元刑事・石栗貞道（山田明郷）から景太郎の情報と妻・伊勢戸世津子（薬丸夏子）の写真を見た、世津子も同じ足の手術をしていた。
安治川は「橿原と伊勢戸の共犯で妻の交換殺害」と考えた。通代の失踪届け前に世津子が事故に遭った。伊勢戸は死体を見て通報した」「景太郎の死まで世津子を生きていると見せている」と考えた、世津子の弟・伊勢戸利次から世津子の失踪届けが出された。
新月は沢木から本を借り、安治川と新月は銀行で日下部から橿原の相談を聞き、橿原と伊勢戸が身代わり殺人を計画したと考えた、安治川らは利次を訪ねて「義兄・勝浩に狙われる。勝浩に愛人・竹嶋咲希（村崎真彩）がいる」と聞き、新月は喫茶店で竹嶋に出会っていた。
＜以下、隠し字＞
安治川らは竹嶋と沢木が知人と知り、養護施設で聞き込み、安治川は豊富な人脈を使い伊勢戸の別荘に連れ込まれた道代の捜索を依頼した、安治川は横須賀の伊勢戸の関連倉庫で聞き込み、通代が見つかり、利次が消えた、安治川らは沢木に会い説得した。
日下部は利次を拉致して、勝浩を襲い「15年前の父親の復讐」を狙った、安治川らが沢木と竹嶋を連れて来て制止して「勝浩と竹嶋が知り合い、日下部は世津子殺害計画を知った。沢木は橿原と知り合った。日下部と勝浩は事故死を偽装した。降りた橿原を自殺を装い殺した」「通代は生きて発見された。沢木らが食料を与えていた」と告げた。

監督：猪原達三
脚本：吉本昌弘
原作：姉小路祐『再雇用警察官　完敗捜査』
出演者：高橋英樹・本仮屋ユイカ・林泰文・磯山さやか・石黒賢・・小手伸也・神尾佑・加藤小夏・小野塚勇人・山田明郷・林家たま平・山野海・田中里衣・薬丸夏子・村崎真彩・・・・・・・・
製作年：2021年
96m

感想：

定年退職した安治川信繁（高橋英樹）は再雇用警察官として神奈川県警生活安全部・消息対応室で、室長・芝隆之（石黒賢）と新月良美（本仮屋ユイカ）とで行方不明者リストのデータ化を元倉庫の部屋で行っていた。
川崎市内のイタリアンシェフ・池ノ上祥一（金山一彦）の行方不明届が出た、安治川と新月は店「ローコスファン」に行き、姪の本条名保子（磯山さやか）と本条良太（笹本旭）に出会った、店近くで県警捜査1課・佐久山明弘（林泰文）と渡辺雄二（佐藤正浩）らは撲殺体を調べ、安治川らは被害者が祥一の店の名刺を持っていると知った。
翌日に新月は似顔絵を描き、安治川らは聞き込みに回った、妻・池ノ上美世（遊井亮子）は離婚を考えていた、安治川らは店に入り調べた。
佐久山は「祥一は店で再出発を賭けたが、不景気で従業員・畑靖史（佐戸井けん太）と八木紀佐子（床嶋佳子）と松坂由紀（大路恵美）と佐田正彦（趙珉和）を解雇した」と告げた、安治川らは畑から美世の不満を聞き、八木と松坂から美世が問題で不倫と聞き、佐田から美世が解雇したと聞いた。
似顔絵から被害者が前科者・加納正巳で現在は逃し屋と判った、安治川らは美世から聞き込むと美世の父・船岡隆明（鶴田忍）が乗り込んで来た。
安治川らはルポライター・松本和志から逃し屋の情報を聞くと昔の同僚の警視庁公安部・三好智也（近藤公園）が松本を拘束した、安治川らはリストを見て祥一や芝の失踪した妻・芝美幸の名があった、さらに安治川らは松坂から美世と連絡が取れないと聞いた。
安治川は隆明の妻・船岡喬子（田中綾子）から頼まれてマンションの部屋を調べ祥一の血痕と地図を見つけた。
鷹ノ岳で安治川らと佐久山らは、三好らと埋められていた祥一の死体を見つけた、三好はテロ組織を追い加納が逃したが殺されたと言った。
祥一の死は加納の前日で自殺と判断された、安治川は喬子から美世の行方不明届を出してもらうが「ローコスファン」で美世の絞殺死体が見つかった、佐久山らは美世の不倫相手・川島尊（寺西優真）を取調べた、安治川は冤罪と疑った。
翌日に安治川は犯人が加納に名刺を握らせ誘導したと考えた、安治川らは美世の同級生・山科百合子から美世が20年前に父にある家を倒産させたと聞き込み、芝は松坂と佐田を調べた、安治川らは横浜南署警部・有田春子から一家心中事件と長男の心中自殺を聞いた、
芝はアリバイを調べ佐田は無いが左手は使えなかった。
＜以下、隠し字＞
翌日に安治川は20年前の稲森亜紀の母が八木で疑問を持っていたと知った、八木には畑と千葉のホテルにいたアリバイがあった、安治川は八木から否定され、安治川らは木更津でホテルのカメラ映像を見せてもらい、オートバイで時間を調べたが無理だった。
安治川はコネクション仲間を集めて、八木と畑の目撃情報を集めて途中で佐田が美世の死体を受け取って運んだと知った、八木は隆明への復讐を狙うが畑に止められた、「畑は祥一の自殺体を見つけて八木に相談した。八木は復讐に利用したが、畑は八木を眠らせて美世を殺した」。

監督：猪原達三
脚本：吉本昌弘
原作：姉小路祐「１の連続」（徳間文庫『再雇用警察官　0の構図』所収）
出演者：高橋英樹・本仮屋ユイカ・林泰文・磯山さやか・石黒賢・佐藤正浩・笹本旭・床嶋佳子・佐戸井けん太・近藤公園・金山一彦・遊井亮子・大路恵美・趙珉和・鶴田忍・田中綾子・寺西優真・国崎和也・伊藤幸司・真島茂樹・・・・
製作年：2022年
96m

感想：