津村秀介・サスペンス2

「秋田新幹線冬の迷彩」高林鮎子23

横浜で平成10年11月20日に天王町署刑事・田代(佐々木勝彦)は設計事務所の元社員・平井美里(児玉多恵子)の死体と「55」の文字を見た、弁護士・高林鮎子(眞野あずさ)は子猫を拾い、美里の祖母・菅原昌枝(菅井きん)は署で田代に解決頼み、竹森慎平(橋爪功)に出会い相談した。
鮎子と竹森は菅原から美里は2週間前に姫路城で元街金融業者・加来トミ(阿部寿美子)が殺された事件の発見者になっていたと聞き、鮎子は田代から天王町事件を聞き、美里の母・平井由美子(木村理恵)に会った。
草鹿達之介(丹波哲郎)に許可され、鮎子は姫路に行き姫路署刑事・船橋(江藤漢)から盗難殺害と男を聞き、ホテルで予約は2名と聞き東京に戻った、鮎子は医師・浜野(佐竹明夫)から加来はケアマンションを見に行ったと聞き、加来の甥の工務店社長・島木拓(桜金造)からアリバイを聞いた。
竹森は加来の姫路までの足取りを調べ計画殺人と考え、鮎子は菅原と由美子から美里が将棋好きと聞き、鮎子らは浦和署で船橋から加来の1億2000万円が消え島木が疑わしいと聞き、島木から家に入り掛け軸を盗ぬが犯人でないと聞いた。
鮎子らは東名銀行天王町支店で行員・天野守夫(古籐芳治)から加来の預金解約を聞き、鮎子は星川で設計事務所社長・佐藤(山田アキラ)から加来金融を問い美里は加来と親しいと聞いた。
鮎子らは田代から美里の妊娠を聞き、犯人が相手の男と考え、草鹿はテレビで将棋を視て鮎子ら符号「55」は天王山と告げ、美里は東名銀行天王町支店に口座が有り、鮎子は天野を疑い天野の妻・天野理恵(実相寺吾子)に会い離婚で美里が浮気相手と聞いた。
鮎子は張り込みで菅原を見かけ尾行し居酒屋主人(ブッチー武者)から天野が毎日来ており側の美里刺殺事件の日に天野が喧嘩で服を汚したと聞き、鮎子らは天野に姫路事件のアリバイを問い秋田新幹線「こまち」に乗るに行き帰りに仙台で同僚・西に会ったと時刻を聞いた。
<以下、隠し字>
竹森は3時間では仙台から姫路は無理と告げ、鮎子らは翌日に仙台に行き乗ると満席で、西から大宮から同席と聞き、戻った竹森は1分間に合わないと知り、鮎子は菅原と共に姫路の現場に行き、同じ時刻に姫路駅で広島行きに気づき乗り、竹森は岡山で降りて岡山空港から羽田行きを見つけて大宮の新幹線に間に合うと見つけた。
鮎子らは天野から秋田駅前のポストに入れた湯河原の友人宛の絵はがきを聞き、鮎子らは秋田に行き秋田郵便局に行き、ホテルで葉書投函方法を考え、秋田署鑑識・村田(五野上力)から葉書に銀蝋付着と聞き、細工店を訪ねて調べ廻り阿部工芸で阿部節子(池田道枝)から息子の友人・天野に頼まれたと聞いた。
鮎子は天野にアリバイは偽装と告げ、天野は「美里が姫路に連れたのを利用し、警察出頭を求められて殺害した」と告げた。


監督:鷹森立一
脚本:小木曽豊斗
原作:津村秀介「目撃」
1999年


感想:

「雲仙長崎旅路の果て」高林鮎子26

2月21日午前0時15分に堀岡隆史(戸井勝海)が刺殺された、長崎・ハウステンボスで弁護士・高林鮎子(眞野あずさ)は友人・野口真理(鶴田さやか)と見学しホテルで税理士・山崎雅雄(篠田三郎)と妻・山崎友里(あめくみちこ)と会い写真を撮した。
鮎子は事務所で竹森慎平(橋爪功)と沢村千鶴子(杉浦きよみ)に写真を見せ、「2/19に雲仙で山崎夫婦に出会い夜にホテルで話し、2/20にハウステンボスのホテルで再会した」と告げた。
鮎子は宇都宮中央署刑事・岩田(不破万作)に会い、東京で雅雄と友里に会い「堀岡が宇都宮で2/20に殺された」と聞き、翌日に鮎子は岩田と真理と刑事・倉田(石橋蓮司)に「2/20に山崎夫婦を見かけ6:30pmに別れ、2/21の11:amに会った」「夜に花火ショーが有りそこの怪我人を雅雄が知っていた」告げた。
竹森は16時間で往復出来ると調べ、鮎子は雅雄に他のアリバイを問い、草鹿達之介(丹波哲郎)が確認し、鮎子と竹森はアパート管理人に会い、大東機工総務課長・石川秀治(岡野耕作)から履歴書を見せられ、岩田と倉田から疑われ、倉田は警視庁捜査二課で毒入りブランデー変死事件「2/21に上野着電車で梶浦弘三(草見潤平)の服毒死体が見つかった」捜査と判った。
鮎子らは雅雄と友里に梶浦を問い、友里は病気で余命が短く、平塚で社長・野本(波多江清)から梶浦の履歴書を見せられ、滝野技研総務課長・松原(堀正彦)から梶浦と堀岡は2年前の未解決の現金強奪事件の被害者だが狂言の疑いと聞いた。
鮎子は友里の入院し、倉田から滝野事件は狂言だが共犯があり雅雄に容疑がある「堀岡が山崎と言い残した」と告げた、鮎子は草鹿から私情で判断が出来ないと言われ、竹森は山崎の事務所の側のラーメン屋おかみ(重田千穂子)とラーメン屋主人(嶋崎伸夫)から税理士辞めて妻の4年前の事故で借金があると聞き、鮎子は友里を尾行して墓に行った。
鮎子と竹森は曽田知子(竹井みどり)に会い「息子が友里に轢かれ、梶浦が慰謝料を持と去った」と聞き、鮎子は雅雄から梶浦には会っていないと言われた、鮎子と竹森は曽田と梶浦の部屋に行き三村屋旅館の葉書を見つけ堀岡殺しのアリバイが成立した。
<以下、隠し字>
鮎子は友里に雅雄の容疑を告げ、鮎子と竹森はハウステンボスに行きホテルのフロントマン(世古陽丸)から雅雄の株式確認電話が使われたと聞き、客室係から絨毯の濡れを聞き、氷で受話器を上げている方法を思い付いた。
東京で鮎子と竹森は雅雄に自首を求め、証拠の写真を渡された、鮎子と竹森と草鹿は2/21の9amの写真があったが、ネガが繋がらずカメラが2台持っていたと考えた、山崎夫妻を鮎子と竹森は追い見つけ「事故以来梶浦に脅され続け、2年前に現金強奪に誘い込まれた。友里の治療に預かった金を使い、殺人計画を立てた。」と聞いた。


監督:鷹森立一
脚本:小木曽豊斗
原作:津村秀介「長崎異人館の死線」
2000年


感想:

「支笏湖10時30分の女」:高林鮎子17:

支笏湖で8/26土曜日に車と刺殺体が見つかった、弁護士・高林鮎子(眞野あずさ)と調査員・竹森慎平(橋爪功)は草鹿達之介(丹波哲郎)が支笏湖事件の容疑者で北海道警・滝口(久富惟晴)と亀山(小林正希)に疑われると聞き、草鹿の大学後輩で文潮社局長・細野(木村元)から推理小説作家・西川靖江(杜けあき)の容疑を晴らして欲しいと依頼された。
被害者のテーマパーク警備員・杉本浅夫(山田光一)は元刑事で、鮎子と竹森は西川から取材旅行日程と会った文潮社編集部員・千野一郎(木下浩之)と旅行会社「マリントラベル」社長・長塚清治(丹波義隆)を聞き、竹森は長塚とマリントラベル社員・室井カオル(立花理佐)に会い「札幌のホテルで西川に初めて会った」と聞いた。
鮎子は新千歳空港から支笏湖にバスで向かい、ターミナルから現場に行き、警察で滝口から容疑理由を聞き、登別のテーマパークに行きマネージャー(平田桃介)から「杉本が西川の本名・山田俊子に会いに行くと言った」と聞き、定山渓温泉で巡査(川島一平)から杉本から「山田俊子がこの街のスナックにいた」と聞いたと知り、跡地のラーメン屋・陣屋は閉まっていた。
東京で鮎子は西川から否定され、竹森は千野とバーで会いホステスから草鹿が西川にひきでものを渡したと聞いた、琵琶湖で同じひきでものの鋏で刺殺体・牧岡光子が見つかり死亡時刻は8/26午前6:00で支笏湖の10amより早かった、鮎子は西川から否定された。
鮎子と竹森は千野から「西川の指示でマリントラベル利用した」と聞き、室井から光子が来て長塚から金を受け取ったと聞いた、翌日に鮎子と竹森は長塚に光子と8/26のアリバイを問い「8/25夕方に札幌に特急エルモで向かい福島で田所に書類を渡し、札幌に行った」と聞いた。
鮎子は西川と長塚が知り合いと考え、鮎子と竹森は北海道でテーマパーク従業員・山川伴子(菅野玲子)から「定山渓スナックで杉本が西川をテレビで見た」「光子がスナック経営者」と聞き、滝口から「光子が愛人でテーマパークに押し入り1000万円奪った強盗・久保元治(工藤俊作)を探した、後に久保は既に殺されて埋められていた」と聞いた。
竹森はアリバイが崩せず、鮎子は西川と長塚の交換殺人を考え、竹森は室井が働くコンビニに連れられコンビニ主人(つじしんめい)と女房(呉恵美子)の喧嘩で5/26朝に仙台で長塚に会ったと聞いた、「長塚は仙台空港から新千歳に飛び、支笏湖で殺害して札幌に行った」と考え、鮎子は支笏湖で時間不足と考えた。
<以下、隠し字>
鮎子と竹森は新潟のホテルで西川の時刻を確かめ「前日決済方法を知り、8:00amに空港から電話を受けた」と聞き、美容院店長・松田真知子(樋口しげり)から「西川から北海道への西川名義の航空券を貰った」と聞き、鮎子と竹森は新千歳空港に行きそこで慎平の幼馴染・福田(佐々木敏)に出会った、竹森は温泉で福田から大阪から来たと聞き、「西川は新潟空港から大阪に飛び、琵琶湖で殺害し、大阪から電話し新千歳に飛んだ。」と知った。
鮎子と竹森は新千歳空港から支笏湖へタクシーで向かい「バスは廻り道する」と判った、草鹿は細野から西川に知らせ、鮎子と竹森は西川から「7年前に久保を殺し埋め、杉本から電話を受け脅迫と考えて長塚と連絡して計画を立て、交換殺人を持ちかけられた」と聞いた、鮎子は「西川は久保を傷つけ、長塚が殺した。杉本は西川に殺害していないと告げようとした」と告げた。


監督:鷹森立一
脚本:高久進
原作:津村秀介「定山渓支笏湖殺人事件」
1995年


感想:

「上毛高原逆流の殺意」:高林鮎子21

水上温泉で10/14pm2:00に死体が発見され沼田署刑事・大谷(草見潤平)らは滝沢裕子(桑田和美)と知り、豊中市でセルシー百貨店豊中寮で8:30pmに植田隆英(刀坂悟)の死体が発見された。
弁護士・高林鮎子(眞野あずさ)は滝沢邸で秘書・今野昭(井上倫宏)と滝沢貿易社長・滝沢周造(新克利)から妻・裕子の殺害で周造が容疑者になり、同日に大阪で知人・植田が殺されたとも聞いた、お手伝い・橋本喜美(貴柴市子)は「男の電話に水上のホテルを教えたと告げた。
竹森慎平(橋爪功)は草鹿達之介(丹波哲郎)から怒られ、竹森は2つの事件の新聞を調べ、鮎子と竹森は上越線で水上に行き大谷から2つの事件の凶器が同種と聞き、現場に行き、ホテルでルーム係(野平ゆき)から電話で植田と話し出かけたと聞いた。
鮎子と竹森は豊中署で刑事から「凶器の包丁は10/14朝8:30に上野で買われた」「部屋から裕子のキャッシュカードが見つかった」と聞き、発見者から現場で紅葉を見たと聞いた。
鮎子と竹森は宝塚ホテルでフロントから「滝沢は10/14は不明だが、10/13は夜11:36までバーで呑んでいた」と聞いた、竹森は深夜バスを調べたが無く、鮎子は寝台特急を考え、竹森は大阪から寝台特急あさかぜで間に合うと見つけ、上野から高崎経由で水上ルートを見つけ、帰りは水上から東京経由で大阪に戻るルートを見つけた。
鮎子は滝沢に裕子と植田の不倫の疑いを告げ、竹森は上野の金物屋で聞き込み若いと聞いた、翌日に鮎子は草鹿の相手を沢村千鶴子(杉浦きよみ)に任せ、鮎子は植田の妻・植田育子(小林綾子)から「刑事が植田と裕子が館山に行ったと言われた」と聞き、竹森は植田の同僚から「植田が妻が仕事で忙しいと愚痴た」と聞いた。
竹森は草鹿から妻が実家に帰ったと聞き、翌日に鮎子と千鶴子は草鹿を心配し、鮎子は育子から調査を依頼され「夫が館山に行った頃から悩んでいた」と聞き、鮎子は滝沢を会社に訪ね近くのホテルで男を見かけ、滝沢に8/20の裕子の館山行きを問い、裕子の友人らから偽証を頼まれ学生時代の裕子の無理心中未遂を聞いた。
翌日に鮎子と竹森は育子と千葉県白浜に行きホテルを探し、ホテルで植田と裕子が来た日にホテル員の崖から転落死があったと聞き、そこで鮎子は滝沢が会っていたホテルの板前・辻本茂(宮川一朗太)を見かけ、妻・さやかが転落死し辻本と今野が会っていたと知った。
<以下、隠し字>
鮎子は滝沢から「植田と裕子のせいで辻本の妻が死んだと聞いた」と知り、鮎子と竹森は辻本の妻の妊娠と辻本の落ち込みを聞き辻本の殺人と今野の係わりを疑い、草鹿は滝沢が裕子に多額の保険金を掛けていたと調べた。
鮎子は橋本喜美から後妻の裕子に植田を近づけたと聞き、凶器購入が辻本と判り、鮎子と竹森は辻本から「水上に行ったが裕子に会わない」とアリバイを聞き、理髪店主人(丸岡奨詞)からアリバイは無いと聞いた、鮎子と竹森は上毛高原駅で辻本のアリバイを調べ、新潟空港利用で大阪行きが可能と知った。
鮎子と竹森は辻本から「今野から妻が殺されたと言われた」と聞き、鮎子は滝沢と今野に「辻本に植田と裕子を殺させようと煽った。」法的には無関係でも本当の殺人犯だと告げ、警察は滝沢と今野を連行した。


監督:鷹森立一
脚本:小木曽豊斗
原作:津村秀介「逆流の殺意」
1997年


感想:

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