角換り戦法4・実戦譜
後手右玉・8筋急戦
先手の早い25歩に後手は早く右玉にする。
先手は67金左から88銀からの地下鉄飛車を含みに組むと、後手が5筋と8筋で動く。
そのまま、先手の2−5筋の攻めと後手の8筋からの攻めが手抜き競争になった。
守備に手をいれない攻め合いは、双方の玉が弱いのでどちらも危険だ。
結果は、より守備を手抜いた後手が頓死する事になった。
終盤に移行するときに丁寧にさ指せなかった
変則>先手右玉・後手片矢倉
変則的な出だしから、後手の角での86歩交換に87歩と受けて42角と引いた。
先手は右玉から、86角+65歩で角交換を行う、先手は5筋を突いておらず角交換向きとの主張だ。
後手は片矢倉に組み替えて待ち、先手は69飛・66銀と充分に組むが攻め口が無い。
千日手模様から後手が9筋を仕掛ける、先手74角から92角成と進み再度千日手模様になる。
そこで1筋から4筋の玉頭で闘いが広がる、先手の飛が45で捕まり同時に玉が追われた。
先手は、全般に消極的で追従型の選択が目立った、金銀が参加しない闘いに終わった。
先手無理角交換・後手棒銀
横歩取り気味の序盤から、先手が角交換して手損で角換り模様に進める。
後手は棒銀から9−8筋を攻める、先手は居玉で迎えうつが守勢になる。
後手は成果を上げるが、玉の囲いが遅れていて一転して玉を逃げる、結果的に流れが緩くなった。
互いに攻め駒を失い次第に、2−5筋の縦の争いが始まる、形勢は度々変わっている様だ。
互いに決め手がないが、後手が飛を入手して優位になり、先手は止む得ず入玉を目指した。
互いに玉を逃げて戦いを避けた為に長い闘いとなり、泥試合となった。
先手棒銀・54角・26飛
角換わり先手棒銀対後手73銀+54角で受けた。
先手は68玉・58金と為て、後手は64銀・41玉とするが、玉がどちらも近づいた。
先手は26飛と態度を決め、22銀に24歩と交換する、66角もあった。
後手は14歩から銀香交換も有った、75歩は狙いだが55角から角を切り23銀成りと突破した。
後手の7−8筋攻めと44角も早く攻め合いとなった、85飛と桂を外し後手が早い。
先手は31金から32龍と入るが、詰めるが続かず敗れた。
先手棒銀・14歩+73銀
角換わり先手棒銀に対して、後手は14歩から73銀と受け、68玉と94歩は先手が得か?、44銀が多い。
先手は15歩と仕掛け、銀香交換から16歩も有力だが13歩と受けると守勢になった。
そこからは色々の展開があるが、先手の1筋からのと金攻めの早さがポイントとなる。
後手は先手の馬を消し、65桂に73角は打つ所で、省いて62玉で1筋は遠くなった。
飛交換後の73桂はミスで、先手は一旦は受ける所だ、79銀から59飛成は後手勝ちだ。
先手は23成香とかの活用が間に合う展開を選ぶべきだった。
後手棒銀対56歩+68角
角換わりで後手が棒銀に出たが、先手は56歩と突き84銀に対して68角と打った。
95銀に対して68角が多く84銀型では珍しい、後手はあっさりと74歩・73銀と立て直した。
先手は38銀を繰り出す事が普通だが、49玉と57角と26飛と変則に受けた、手が詰まり端を伸ばした。
後手は一転して玉を囲い、先手も59玉から69玉と戻した、52飛に66銀から77桂としたが82飛から闘いが起きた。
後手は優勢を確保したが、攻めあわず受けに廻り、受ける時間が長くなった。
先手は玉の弱さが最後まで響いた。