矢倉戦法7

先手・雀刺し対後手・棒銀


相矢倉から先手が37桂から雀刺しへ、後手が84銀と棒銀に構える。
後手64角に38歩と守り、一方では57角と引いて65桂に66角と駒損で攻めた。
後手は23銀と打って固めたが、84銀が捌けなく難しい。
先手がそこで強引に飛を捨てて攻めたのが強引過ぎた、玉が入城していなく渡した大駒で攻めれて困った。

後手・雀刺し対先手・46角


後手がうそ矢倉模様だが直ぐに本矢倉模様になる、先手の玉の囲いが早い。
攻撃態勢よりも玉の囲いを急いだ先手に対して、後手は雀刺しで端を狙う。
先手は玉をかわしたい入城したり、囲いの金を上がったり引いたりで手損模様だ、だが攻勢を取った後手の93香を取る成果を得た。
後手は攻勢を続けて玉を引き出すが中段玉で決めたがない、そこで先手が王手で23歩と叩いたのが疑問で84歩から歩の数が足りて攻めが続いた。

後手・72飛から7筋歩交換


相矢倉模様から後手が64歩・63銀型で、72飛から75歩交換を行う。
普通は、75歩は角か銀で交換する、後手は飛の使い方が課題だが5筋に廻り、先後共に飛角が向かい会った。
後手は銀損から飛交換して58飛から9筋を攻めて、99銀を決めた。
いきなり終盤の詰むかどうかの局面となるが、先手が詰めりで上回った。結果的に後手は銀損の飛交換が問題であり、その前の72飛の構想も効果が少なかった。

雀刺し+棒銀繰り替え


後手34歩から矢倉に組むと、うそ矢倉と呼ぶ事があるが直ぐに相矢倉コースに戻る。
先手の雀刺しに後手は24銀から13銀とうけ、早い目に33桂と跳ねる。
先手は後手の攻撃が遅いと判断して、38銀から棒銀に組み替えた、4手かかり後手は64歩・84角・73桂・65歩と仕掛ける。
先手は75歩・同角と時間を稼ぐが、後手は86歩から角を切り強襲した、先手の11飛成から51角・73角成が55銀以下の詰めろだ。後手の67桂成は詰めろのがれだが 46馬で続かなかった。

後手うそ矢倉・先手早囲い


後手34歩・44歩から矢倉模様に変えてうそ矢倉的に進める、先手は68玉から早囲いを目指した。
後手は手損を避けて、角展開を45歩・55歩に変更し、先手は24歩交換した。
後手は歩損で36歩・28銀と銀をそらし、55銀から動き歩損の代償に決戦に入る。
先手はやや駒得だが激しい大駒の交換を繰り返し泥試合になった、互いに踏み込めず攻め合いよりは受けが主体になった。 次第に後手が駒不足になってしまった。

46銀型矢倉・73桂型矢倉


先手は37銀から46銀に組み、後手は64角と73桂型に組んだ。
先手の17香は角筋から逃げたが、後手93香は雀刺しで端を狙い作戦勝ちとなった。
先手88金は部分的にある手だが疑問で88銀だった、先手は形が歪み守備が弱くなった。
65歩から66銀は争点になった、後手の45歩に46歩も同様に争点になった、だが先手の88金が致命傷になった。
部分的には58飛から55歩は厳しいが、86角と切ると66歩で決まった。86銀は悪手だが、他でも苦しかった。