白い巨塔

スタッフ

監督:鶴橋康夫
脚本:羽原大介
原作:山崎豊子『白い巨塔』

第一夜:74m

浪速大学医学部第一外科准教授・財前五郎(岡田准一)と教授・東貞蔵(寺尾聰)と医学部部長・鵜飼裕次(松重豊)は名誉教授・滝村恭輔(小林稔侍)に出席を説得し「医学は金と利権だらけ」と言われたが財前は説得した。
講師・金井達夫(長谷川朝晴)がスペ患で膵癌の近畿新聞会長・山田音市(本田博太郎)の容態が急変し執刀医に財前を指名と告げ、腹腔鏡手術のスペシャリスト財前は東を差し置いて駆けつけ手術は成功した。
財前は第一内科准教授・里見脩二(松山ケンイチ)から相談され、医局員・柳原雅博(満島真之介)と授業を行い山田が患者として傷を見せて財前を讃え、財前は山田の秘書から高級ワインと数百万の現金が贈られた。
東教授の回診が行われ看護師・亀山君子(美村里江)や助教・安西太郎(尾上寬之)や医局長・佃友弘(八嶋智人)らが連なり、山田は財前に感謝し、東は財前を批判した。
鵜飼部長は東に新館建設が始まると告げ、東は財前に「次期教授に推薦しようと思う」と告げたが他の人物も考え始めた、財前は屋上で景色を見て故郷の母・黒川キヌ(市毛良枝)に電話し、「黒川(財前)は義父で開業医・財前又一(小林薫)から娘・財前杏子(夏帆)と結婚して教授を目指せと養子入りを頼まれた」と思い出し、財前は帰宅し愛人・花森ケイ子(沢尻エリカ)が迎えた。
鵜飼は里見から小西由香里(雛形あきこ)の診断を問い再検査を勧めたが注意され、里見は帰宅し妻(徳永えり)と息子が迎え、鵜飼は妻・典江(浅田美代子)と東と妻・政子(高島礼子)と娘・佐枝子(飯豊まりえ)と会食し東から財前への不満を聞いた。
財前は屋上で里見から胃癌再発患者のカルテを見せられ、原発巣は膵臓で再発は誤診断と指摘したが診断が鵜飼と判り翻意し、財前は山田の新聞の記者・藤島の取材を受け大きく取りあげられ、、財前は東に批判されて謝罪した。
バー『ラディゲ』で花森ケイ子は東と鵜飼が後任の人選を話すのを聞き、財前はケイ子から東が財前以外の人物を教授選候補に擁立を考えていると聞いた、鵜飼は帰宅し妻・典江から財前医院から高価な絵画が届いたと聞き、財前は鵜飼に義父・財前又一の挨拶代わりと告げ「学長選で応援したい」と告げ、財前は又一から大阪中央医師会長・岩田重吉(岩松了)と市議会議員・鍋島貫治(山田純大)を紹介された。
里見は図書室担当・東佐枝子と話し、財前は里見に小西由香里の手術をやりたいと告げ、里見と財前は由香里に手術を勧め、東は東都大学医学部第二外科教授・船尾徹(椎名桔平)に後任教授の推薦を求め、財前は東に由香里の手術を頼み、財前は里見に東の執刀を伝え説得した。
東は由香里の手術を始め財前は助手として側で見つめ、癒着が激しく手間取り、東は誤って患者の動脈を傷つけ大量出血した。


監督:鶴橋康夫
脚本:羽原大介・本村拓哉・小円真
原作:山崎豊子『白い巨塔』

第二夜:101m

外科教授・東貞蔵(寺尾聰)は膵神経内分泌腫瘍の患者・小西由香里(雛形あきこ)を執刀したが癒着が激しく手術は長時間になり、東が患者の動脈を傷つ大量出血した、外科准教授・財前五郎(岡田准一)は代わり医局員・柳原雅博(満島真之介)と講師・金井達夫(長谷川朝晴)らと術前CTの見落としを指摘し続行し10時間の手術を終了した。
財前は東から品格が無いと言われ反論し、東は東都大学外科教授・船尾徹(椎名桔平)に電話で依頼し、財前又一(小林薫)と医師会長・岩田重吉(岩松了)は鵜飼典江(浅田美代子)と医学部部長・鵜飼裕次(松重豊)を訪ね財前を教授にしたいと取り込みを図った。
財前は票獲得のために浪速大学脳外科教授・野坂奈津美(市川実日子)に接近し、中国からの患者が増え、金沢国際大学医学部第一外科教授・菊川昇(筒井道隆)は船尾と東から次期教授を依頼され、財前はバー『ラディゲ』で花森ケイ子(沢尻エリカ)と話し医局長・佃友弘(八嶋智人)と助教・安西太郎(尾上寬之)に協力を依頼した。
菊川は東と東政子(高島礼子)と東佐枝子(飯豊まりえ)と食事し、東は鵜飼に菊川の履歴書を見せて内部が相応しいと告げられ、東は浪速大学医学部産婦人科教授・葉山幸彦(近藤芳正)に本学出身の財前を押すと告げた。
浪速大学医学部病理学科教授・大河内恒夫(岸部一徳)は第二外科教授・今津敏郎(岡田基祐)と東と野坂と葉山と鵜飼らは立候補者選考委員会を行い、「全国からの公募10名を絞り込み選挙で決めると告げ手術が優れる財前と勉強家の菊川の他に野坂は第三の候補を推し、た、葉山は財前に最終候補は「財前と菊川と前任准教授・葛西巌夫と告げた。
葉山は財前と岩田と又一と議員・鍋島貫治(山田純大)に経緯を告げ選挙対策を練り、東は政子と相談し大河内の持つ基礎票を狙い、鍋島は個々の教授を調べ、岩田と又一と鍋島は浮動票を集め、内科准教授・里見脩二(松山ケンイチ)は佃と安西をカンファレンス欠席で攻め財前はとりなした。
教授選の投票日に東が棄権を表明し退席し、得票数が過半数に満たず後日に財前と菊川の決戦投票が行われることになった、野坂は皮膚科教授・乾正伸と小児科教授・河合光雄と様子見ると告げた、財前は夜の海辺でケイ子と会い白い巨塔に登り詰めると告げ、葉山は野坂に財前の応援を求め条件を提示したが即答せず、又一が現れて野坂に金で7票を求めた。
財前は又一から工作内容を聞き野坂の家庭情報を知り、佃と安西は菊川に会い疑惑文書を見せて教授選辞退を求めたが断られ、東は船尾から佃らの行動を電話で聞き、翌日に東は財前に佃らの怪文書と行動を告げ忠告し、財前は恥じる事はしないと答えた。
財前は鵜飼と又一ら4人に謝罪し葉山は野坂は態度不明と告げ、財前は里見を訪ねてカンファレス資料に患者・加太昌美を見つけ、里見は良心を失い教授になりたくないと答えた、又一は娘・財前杏子に財前が教授にならなければ離婚だと告げた。


監督:鶴橋康夫
脚本:羽原大介・本村拓哉・小円真
原作:山崎豊子『白い巨塔』

第三夜:75m

財前五郎(岡田准一)は野坂奈津美(市川実日子)を深夜に呼び出し、妹・加太昌美の胆管癌の見立てで自分しか出来ない手術が必要と告げ、教授選の7票との取引を求めた、翌日に鵜飼裕次(松重豊)が教授選の決戦投票を求め、病理学科教授・大河内恒夫(岸部一徳)は良心に基づく投票を求め、投票が行われた。
財前は鵜飼から「財前16票、菊川昇(筒井道隆)14票で教授に選出された」と聞き、東貞蔵(寺尾聰)は菊川に謝罪し、夜に財前又一(小林薫)と岩田重吉(岩松了)と鍋島貫治(山田純大)と葉山幸彦(近藤芳正)と鵜飼らは財前とバー『ラディゲ』に集まり祝い、野坂と今津敏郎(岡田基祐)は東と東政子(高島礼子)に協力したが基礎票が流れたと告げ、今津は野坂を疑うが東は自身の力不足と告げ、野坂は家を出ると財前から電話で「どちらへの言い訳も準備して野坂らしい」と聞き、花森ケイ子(沢尻エリカ)が祝い、東都大学・船尾徹(椎名桔平)は東に責任があると告げた。
翌日に東は財前に今後が心配と告げ、東は看護師・亀山君子(美村里江)らに送られ病院を去り、財前は准教授・金井達夫(長谷川朝晴)と助教・柳原雅博(満島真之介)と講師・佃友弘(八嶋智人)らと教授回診を行った。
2月後に繊維問屋・佐々木商店で店主・佐々木庸平(柳葉敏郎)は妻・佐々木よし江(岸本加世子)から急かされ浪速大学病院に行き、里見脩二(松山ケンイチ)は糖尿病が悪化し薬を見直したい聞き再検査を求めた、財前は鵜飼からドイツの国際医療外科学会からの招待状を渡され講演と新しい術式のデモンストレーションの依頼を受け、財前は佃と医局長・安西太郎(尾上寬之)に留守を告げた。
里見は大河内に佐々木は膵臓がんを疑うと告げ、財前は故郷の母・黒川キヌ(市毛良枝)から電話を受け、財前はケイ子にまだ登り詰めると告げ、鵜飼典江(浅田美代子)は新入会の財前教授夫人・財前杏子(夏帆)を紅会で紹介し、東は自宅に引きこもり次の勤め先が決まらず政子(高島礼子)と佐枝子(飯豊まりえ)が心配した。
佐枝子は病院で里見の診察を受け喘息と診断され、里見は佐々木とよし江に外科にも意見を聞くと告げ、里見は財前に相談し、里見は佐々木とよし江に膵臓がんと告げ手術を求め、里見は優秀な外科医だと告げ、佐々木は手術を決心し、息子・佐々木庸一(向井康二)に手術を告げた。
翌日に佐々木は入院し柳原雅博(満島真之介)が担当し、財前は総回診で肝機能の数値と炎症反応が気になりPET検査を進言されたが不要と告げ、佐々木は里見に柳原と財前の言葉を告げ、里見は財前にPET検査を依頼し、翌日に佐々木の手術が始まり、財前が執刀し手術が進み、モニターを確認した柳原が肝に腫大と白い部分を発見して生検に出すべきか相談したが財前は不要と告げ、終了した。
翌日に財前はケイ子と食事し「手術は成功し、PET検査は不要と判っていた、里見より優秀と証明出来た」と告げ、ケイ子は「里見の意見は何かあるかもしればい」と心配した、里見は東を訪ね佐枝子と政子と会い、漸く次の勤め先が決まったと聞き、「財前が病巣を見つけた」と告げ「直接見る外科医とは違い、慎重な内科検査は立派だ」と言われた。
手術が成功した筈の佐々木の容態が急変し、柳原は財前を探した、財前はケイ子のバーで鵜飼と杏子らとの壮行会に出席し柳原からの連絡を無視して病院に戻らず、金井と柳原は佐々木の対応すが悪化し、里見が来て診察し財前の診断に疑問で、柳原からPET検査はしていないと聞き生検した方が良いと告げ、医局で財前は空港だと聞いた。
財前は空港で見送りを受け、里見は空港に来たが財前は飛び立ち、柳原は看護師・亀山君子に財前の指示は変えられないと告げ、財前はドイツに到着して製薬会社員の案内で大学に行きデモ手術を行った、佐々木はICUに運ばれた。


監督:常廣丈太
脚本:羽原大介・本村拓哉・小円真
原作:山崎豊子『白い巨塔』

第四夜:110m

浪速大学医学部第一外科教授・財前五郎(岡田准一)はドイツで手術のデモを行い、患者・佐々木庸平(柳葉敏郎)は妻・佐々木よし江と息子・佐々木庸一(向井康二)と第一内科准教授・里見脩二(松山ケンイチ)が見守る中で出血し助教・柳原雅博(満島真之介)と准教授・金井達夫(長谷川朝晴)は治療医師から肝不全出血と言われ、里見は血液の凝固障害と告げ、佐々木は死んだ。
柳原は膵臓がんと思っていたよし江と庸一に死因は肝不全と告げ、里見は二人に病理解剖を勧め真実を知りたい庸一が勧めよし江も解剖を了承した、里見は財前に佐々木の死亡をメールし、病理学科教授・大河内恒夫(岸部一徳)に解剖を依頼し、病理解剖の結果で「血管内リンパ腫が原因で肝不全となり血液凝固障害を起こし死亡した」と判明した。
よし江と庸一は柳原に財前は膵臓以外に問題がないと言ったと詰めより、里見は現時点では財前のミスと決めつける事は適当でなく精密な解析で判断するべきと告げ、庸一は徹底的に追及すると告げた。
里見と柳原は佐々木の葬式に出席し、よし江と庸一は財前を裁判で訴えることを決意し弁護士・関口徹(斎藤工)の事務所を訪れ医療裁判の難しさを聞いた。
財前は帰国し空港で訴訟についてのコメントを求める記者たちに囲まれ、財前又一(小林薫)は財前を連れ出し医学部長・鵜飼裕次(松重豊)の自宅へ行き、財前は佐々木の肝不全での死亡と訴訟記事を見た、自分の立場が危うくなったと怒る鵜飼に財前は自分に後ろめたいことはないと言った、財前は帰宅し妻・財前杏子(夏帆)から不満を聞いた。
翌朝財前は柳原を呼び出し「准教授・金井に相談すべき」告げ、恩師の大河内が解剖を担当と聞き激怒し柳原にカルテの改ざんをほのめかした、財前は里見に「遺族に病理解剖を勧めた」と怒り、二人に溝が出来た。
弁護士・国平幸一郎(山崎育三郎)と弁護士・河野正徳(矢島正明)は、財前と鵜飼から依頼され病院と財前の代理人となり、国平は関口に代理人として破格の金額を提示し示談を持ちかけ、国平は財前に示談は応じないと告げ里見と柳原への対応を相談し、柳原は財前から真実の改竄と結婚相手の紹介と国平と会えと告げられ、財前はケイ子と会い裁判の準備を話し、柳原はカルテを改竄した。
医療訴訟事件証人尋問期日に、金井が「担当でない、財前の判断を支持する」と証言し、大河内は「手術実施に検査が不充分であれば注意義務が欠けた」と証言した。
財前と鵜飼と国平と河野と又一は料亭で打ち合わせ、関口は里見に会い「佐々木の術前検査でPET検査を里見と柳原が進言したが財前は行わなかった」と聞き、里見は妻(徳永えり)から反対され鵜飼から呼び出され医学的真実を証言すると告げた、里見は東佐枝子(飯豊まりえ)に原告側証言を告げ、柳原は又一と財前夫妻の仲人で見合いを行った。
証人尋問で里見は「PET検査をしなかった、行えば発見出来た」証言し、柳原は「事前異常も術中異常も認めなかった」証言し、関口は柳原と里見に質問したが柳原は認めず、よし江は店の資金繰りが悪いと聞き、示談で店を守ろうと言われた、財前と又一は岩田重吉(岩松了)と鍋島貫治(山田純大)とバーで会い里見の行為は医学界で無理と告げた。
東貞蔵(寺尾聰)と政子(高島礼子)と佐枝子は里見から裁判を聞き、佐枝子は東に自分ならどうしたか問い、里見は佐枝子から好きと言われた、裁判で国平はよし江を尋問し里見を非難したが、よし江は財前を非難し、関口は財前を尋問し「誤診は無い、診察要望も聞いていない」と聞いた。
看護師・亀山君子(美村里江)は夫・勇治(松尾諭)と裁判のニュースを聞き、財前は母・黒川キヌ(市毛良枝)に電話し家族は誰かに責任を求めるものだと言われ、杏子から教授だけは止めるなと言われた、判決言渡にケイ子と杏子が傍聴し「請求を棄却し、財前は里見を意見を聞かず誤ったが、希な病気で法的責任に繋がらない」と判決が出た。
よし江と庸一は関口に控訴を求め、関口は里見と佐枝子に関係した看護師リストを見せ佐枝子は亀山君子の名を見つけた、里見は鵜飼から転任を命じられ財前と医師としての考え方の違いを語り去り、大河内に挨拶して退職届けを書き去り、財前は杏子から跡継ぎを作れるのは自分だけだと言われた。


監督:常廣丈太
脚本:羽原大介・本村拓哉・小円真
原作:山崎豊子『白い巨塔』

第五夜(e):110m

第一外科教授・財前五郎(岡田准一)は医療裁判で勝訴したが控訴審を控えていた、教授会で医学部部長・鵜飼裕次(松重豊)は世界外科連盟の理事立候補者を財前にすると告げ病理学科教授・大河内恒夫(岸部一徳)はあきれた。
里見脩二(松山ケンイチ)は近畿労災病院院長・東貞蔵(寺尾聰)に浪速大学退職し来月から関西がんセンターで研究を続けると告げ、財前は執刀中に目眩がしてミスし第一外科医局員・安西太郎(尾上寬之)と講師・佃友弘(八嶋智人)は激務で疲れると告げ、財前は帰宅し妻・杏子(夏帆)から子を作ると言われた。
財前とは鵜飼は弁護士・国平幸一郎(山崎育三郎)と河野正徳(矢島正明)と控訴審を打ち合わせ看護師リストの亀山君子(美村里江)を見た、財前は総回診で手術後の患者(六平直政)に不満を聞き自ら診断し安西に指示し様子を助教・柳原雅博(満島真之介)が見た。
財前は花森ケイ子(沢尻エリカ)を訪ね「手術ミスしたがバックアップした」と告げ疲れていた、財前は安西の連絡で手術に行き自ら再手術を行った。
亀山富治(松尾諭)は工場で、国平と財前又一(小林薫)から妻・亀山君子(美村里江)が看護師時代の財前教授の裁判の協力を求められ「先日に東佐枝子(飯豊まりえ)と弁護士・関口徹(斎藤工)が君子に証言を頼みに来たが断った」と告げ、富治は金で自分らに都合の良い証言を求められ激怒し、君子は裁判で証言すると決めた。
控訴審で関口は君子を尋問し「柳原は財前にPET検査を進言し断られ、財前は患者・佐々木庸平(柳葉敏郎)を診察しなく、柳原は壮行会に財前を呼びに行ったが来ず、医師らは財前に言えなかった」、河野は「君子は東への怨んだ」と責めた。
裁判後に里見は財前とケイ子のバーで「疲れてきっている」と心配し、翌日財前は退院する患者から感謝され脳外科教授・野坂奈津美(市川実日子)から皮肉を言われ、柳原は自宅に来た関口から隠れた。
裁判の証人尋問で関口は柳原を尋問したが証言は変わらず、関口は財前に証言の食い違いを問い財前は「全ての責任は担当医・柳原にあり、怠慢があった」と告げ傍聴席の柳原は財前は嘘を付いていると告げ、関口と河野は柳原の尋問請求で紛糾し、裁判長は証人と認めた、関口は柳原を尋問し、柳原は「君子の証言通り」と告げ、国平の質問に「財前と自分の立場を考えた、財前に裏切られた」「財前の指示で改竄したカルテの原本がある」と告げた。
判決言渡で「判決取消して、賠償請求を命じた」財前は外に出て大勢の記者に囲まれて突然倒れた、鵜飼は又一と杏子に「財前は膵臓癌の末期」と告げたが公表は控え、佃と安西と准教授・金井達夫(長谷川朝晴)に箝口令を命じた。
里見は職場で柳原から退職と無医村に行くと聞き、自分と東で論文のサポートすると告げ、里見は佐枝子から一人立ちすると聞いた、財前は里見を訪ね診察を頼み、里見は膵臓癌ステージ4aと知らせ、術前化学療法か手術か議論し、財前は自分自身を執刀出来なく里見と東の治療を望んだ。
里見と鵜飼は東に執刀を求め、東らは財前の手術を行うが腹膜に転移していて続行を断念した、東は気ずいた財前に腹膜転移を知らせ、黒川キヌ(市毛良枝)は杏子から財前の病気を聞くが行かなかった、杏子はケイ子を訪ね財前は死ぬと告げ、ケイ子は財前の病室に行き里見に会った。
里見は脳梗塞を発症し体力の無い財前から抗癌剤治療を求められ無理を承知で応じると告げ、財前はキヌに電話し会いたいと告げた、財前は病状が悪化し多数の関係者が見守り東が死亡を確認した、里見は財前が書き残した手紙を読んだ。


監督:鶴橋康夫
脚本:羽原大介・本村拓哉・小円真
原作:山崎豊子『白い巨塔』

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