中飛車戦法15

先手中飛車から16歩を受けず囲いを急ぐ、後手は守備を省いて棒銀を急いだ。
先手78金は65歩の狙い、後手は守備を省いて75歩だが疑問手だった、46角で困った。
92飛では66銀なので73歩から52飛としたが、やはり66銀で困った、67角狙いで35角としたが77金で困った。
63角に後手は73桂から65桂としたが、普通に同銀から84馬で先手有利に進んだ。
以下、先手はもたつくが逆転はしなかった。

先手は96歩から中飛車として55歩と突く、後手は8筋を突かずに、63銀から33銀と中央に駒を集めた。
後手は42玉型で、54歩と5筋奪還を目指したが、見落としがあった。
先手は65歩と突き返し、64歩・同銀・97角と捌く、後手63歩が悪く一気に不利になった。
後手は56歩・64角・32玉しかなく、先手は56飛が指しにくい。
後手63歩に、先手は65銀から54歩・77桂と理想的な捌きとなって、完勝した。

後手は43銀型5筋不突中飛車で、さらに92香から穴熊を目指した。
先手は75歩位取りだが68金が無駄になっており、76銀も遅れている。
先手は87玉が不安定で、後手は隙のある穴熊が不安だ、その状態で右辺から開戦した。
先手35銀が疑問で55角・46銀・66歩で後手が優勢になる。
以降は攻め合いになるが、玉の遠さがそのままに攻めの速さに繋がり、後手が攻め勝った。

後手は53銀型中飛車に構えた、先手は66歩と持久戦模様から46銀・38飛と動いた。
後手は高美濃から捌きを目指すが、先手は抑え込みから85桂で駒得を図った。
後手は駒損が大きくなるが、66飛から47角成と食いついた。
先手が攻め合いに応じて、一気に攻め合いになった。
先手が駒得を使って、押し切った。