四間飛車戦法13

四間飛車戦法13・実戦譜

後手四間飛車から角交換


後手の四間飛車に対して、先手は6筋位取りを目指したが後手は64歩と受けた。
先手は75歩位取りならば無難だったが、97角・62飛に65歩と開戦した。
後手95歩kら飛角交換へと進み、後手は9筋で香得になった、局面は難しいが先手22歩から24飛が悪手だった。
先手は黙って95飛で難しい、飛角交換すると後手28飛が厳しく優勢だ。
以降は先手は受けしか指せず、チャンスがなくなった。

後手四間飛車64歩対 右四間飛車腰掛銀


後手の四間飛車に対して、先手は25歩を保留して腰掛銀から右四間飛車を目指した。
後手は45歩を警戒して33角として、美濃に囲う、16歩と64歩の交換は微妙だ。
先手45歩仕掛けでは色々ある、68金寄とか、59金寄とか、86歩から天守美濃とか、66角とかだ。
45歩仕掛けから95歩端攻めまではほぼ定跡だ、後手は64歩とついてあり王手飛の筋がないので19竜としたが44桂があり危険だった。
先手は好調に攻めたが、66角では62成桂・同金・93角があった、82玉が移動すると71龍が可能だ。
最後の72角成が悪手で頓死した、79銀か77銀で壁銀を解消してやや有利だった。

先手四間飛車対後手83歩形右四間飛車


先手の四間飛車に対して、後手は飛先の歩突きを保留して腰掛銀から右四間飛車に組んだ。
先手が追従したので83歩形で相腰掛銀となり、定跡形に近い形で65歩と開戦した。
先手86歩と桂を取りに行くが、65同歩から角交換もあった。
後手15歩までほぼ定跡だ、そこで45銀・77角・34銀となるが、後手は55角もあった。
後手55角成で36桂を狙うが先に51金寄が良かった、先手48桂では36桂が優れた。
後手51金寄から33歩に、25銀で後手勝勢になった、43銀成・同玉・44歩のほうまだしもが紛れがあった。

先手四間飛車対後手35歩位取り


先手の四間飛車に対して、後手は53銀から35歩と位を取った、定跡形の1つだ。
先手は75歩・65歩として、76飛を目指す事が多いが、88飛から交換を目指した。
飛交換は先手の角が負担で後手が良かった、だが後手が避けたので形勢は戻る。
後手45歩から同銀・23銀は定跡形で、後手が指しやすい、後手は78銀として飛を抑えれば良かったが捌きあった。
だが後手は34桂から24香と玉頭を攻めて有利だ、ただし26桂の清算が疑問で44歩と桂を取るのが良かった。
後手位取りは隙も出来易いが、先手の玉は狭い、捌きあうと形勢に差が起きている事も多い。

先手75歩位取り対後手四間飛車


後手の四間飛車に対して、先手は75歩と位を取ったがやや早い。
後手は4-5筋から早く動き、先手は95歩から端を詰めたが95香は欠点だ、後手がやや優勢な展開だ。
角交換から後手44角は筋だが、この場合は99香がいないのでやや疑問だ、その後の99角成と77角もこの場合は疑問だった。
後手に手番が回り56飛と使い優勢だ、45飛に対して36角が悪手で86銀で一気に後手が差を大きく広げた。
後手はやや攻めあぐむが、形勢は変わらない、後手玉は狭いが、先手に84歩にタイミングが難しかった。
39角に38飛では58飛しかなく、一気に終局した。

先手棒銀対後手四間飛車


後手の四間飛車に対して、先手は68銀から37銀と棒銀戦法を選ぶ。
後手は自然に美濃に組み、先手は57銀とか46歩を省いて35歩と仕掛けた、4筋を絡めた全面戦争にはなりにくい。
38飛に対して22角と引いた、先手は33歩・同飛・44角・43銀・33角成・同角・77銀はあった。
先手24歩突き捨ては効果が薄い、35歩・43銀に15銀は疑問手だった。
後手22飛に28飛は敗着で26銀しか無くそれでも悪い、28飛・25歩で銀損になり大差になった。