四間飛車戦法14

四間飛車戦法14・実戦譜

四間飛車穴熊対天守美濃


先手の四間飛車から穴熊に対して、後手は天守美濃に組んだ。
先手は35手目に95歩と開戦したがやや無理だった、後手は54手目95香で駒得になった。
先手95同竜と後手76竜からの数手は駒の活用に時間がかかり疑問だった、69香も良くなかった。
63手目26香が悪手で、直ぐに取られて形勢が悪化した、だが後手は44角から受けたのが悪く89手目44角で一気に難しくなった。
後手は度々26歩のチャンスを逃し、先手は63歩で玉を狭くするチャンスを逃した。
先手12銀は悪手でここでも63歩だった、後手26歩から25歩・27桂で勝勢となった。
後手116手目25銀では18銀で早い寄せがあったが、そのまま押し切った。

四間飛車59金対右四間飛車


先手の四間飛車からに対して、後手は右四間飛車から腰掛銀に組んだ、先手は59金左と組んだが通常は58金だ。
後手は85桂と仕掛けたが先手99角は88角が普通だ、65歩から86歩・66歩・85歩・65銀・同銀・同飛・56銀は定跡だ。
後手61飛と変化した、85飛が普通で59金形の影響は微妙だ。
先手84歩では65桂が良く、55銀では55桂が良く、後手が優勢になった。
後手56歩は悪手で59銀が良く、先手は22角成と捌けた、だが54香が悪手で41竜と先に切ると優勢だった。
以下は後手がやや有利だが、形勢が度々揺れる泥試合となった。
71手目55角が悪手でここでも41竜があった。

四間飛車対13角・山田流


先手の四間飛車に対して、後手は74歩から53銀左として急戦狙いだ。
先手56歩形に対して、13角は定跡の1つだ。24角に定跡の1つは67銀・44銀・65歩・73桂・66銀・42角・68飛・86歩・同歩・同角・88飛・77角成・82飛成・66馬で後手がやた有利か。
他には、67銀・44銀・68金・42角・78金もある、先手68金はそれと合流する可能性もあるが、65歩で変化した。
37手目46歩が疑問で普通に86同角だった、後手は以降のどこかで75歩とするのが急所だった。
後手87飛は疑問だったが、先手85飛が悪手だった78銀で難しい局面だ。
後手が優勢になり、以降も形勢の揺れはあるが、後手の優勢は変わらなかった。
先手56歩形は少なくなり、46歩形が多くなった。

四間飛車対5筋位取り


先手の四間飛車に対して、後手は53銀右から55歩と位を取った。
先手は角銀に変化した、袖飛車で44銀を誘い、さらに88飛と回った。
後手は64歩と74歩として更に94歩と突いた、73桂から65歩の狙いだが、ややのんびりだった。
先手は56歩交換が大きく、37桂が狙いだった、後手44歩が悪手で55歩が守り難くなった。
後手は86歩から65桂だがこれでは94歩がパスだ、先手は55飛として捌けそうだった。
後手は受けが難しいが、42金引がさらに悪く46桂でしびれた。

四間飛車対5筋位取り美濃囲い


先手の四間飛車に対して、後手は53銀右から55歩と位を取った。
先手は4筋を受けず。後手は45歩の位を取り、美濃囲いを目指した。
先手は5筋の歩も交換して左辺に転じたが、位は負担だった。
先手は8・9筋で飛交換から91香成と得したが、46桂と打たれては厳しい。
先手は横からの攻めは遅く、端攻めで勝負した、ただし先手も上部は厚くはない。
端の攻め合いは、後手の竜が働き攻め勝った。

四間飛車対棒銀


後手の四間飛車に対して、先手は57銀左・68金直から棒銀で攻めた。
後手は高美濃囲いから、32飛・22角と受け、手筋の33歩から銀交換と飛交換になった。
先手は45桂活用出来たが、後手65桂もうるさかった。
後手の28竜からがやや疑問で、先手の53とが回った。
後手は7筋から猛攻をかけたが、先手はギリギリで受け、78金・76歩で途切れた。
先手は詰めろを掛けて、攻めかった。