四間飛車戦法7

四間飛車戦法7・実戦譜

四間飛車対左銀冠


四間飛車に、左美濃囲いから、高美濃囲いから銀冠に組み変える。
四間飛車もじっと待つ、本来ならば仕掛けが難しい膠着状態に向かう形だ。
先手の18香に後手が12香としなかった、69飛から19飛の狙いに対応しなかった。そうなっても直ぐに何かはない。
問題は69飛が58銀の隙が見えた事だ、本譜の後手の仕掛けは駒損が大きく、しかも攻め駒が少ない。
後手は88飛成から58歩としたが後が続かない、55馬に78竜ではっきりした、飛を渡しては持たない。

位取り消去対仕掛け


四間飛車に対して7筋位取りする、ただし奪回に対して放置して、角頭を狙う。
振飛車が45歩と反発して、55銀ぶつけに63銀と引いたので収まらなくなった。
24歩から22飛・25歩までは定跡だが、そこで44角のかわしが出来ない。
そこで54歩と銀取りに行くが、63銀の形で53角が打て、41飛に75歩とつけては攻めが続く。
本局は7筋の傷の関係で、24歩の仕掛けが有効な例外な少ない例となった。

位取り消去対玉頭戦


四間飛車に対して7筋位取りする、袖飛車から奪回を図る。
先手居飛車は66銀から77銀として玉頭を対抗して正面衝突になる。
後手は94歩を省き金は動かさず1直線の反発で、76銀とされる直前にぎりぎりで仕掛ける。
先手は駒が足りて居ないが、75歩から銀交換して、97角から85銀と反発する。
後手は守備が1手足りなく馬を作られ、やむを得ずに攻めるがやはり先手は守備が間に合う。
先手は馬の守備が強く、後手は73桂を使うと72飛が弱くなり届かなかった。

75歩位取り対浮飛車


四間飛車に対する7筋位取りに、44銀・54歩と構える。
その形は55歩から4筋突破の急戦がある、先手は48飛とひとまず納める。
後手は67金右に対して、55歩・同歩・同銀・56歩・同銀・同銀・55歩もあるが難解だ。
後手は54銀の繰り替えから、44飛として34飛を目指す。。
先手は囲いが頂点に近づき(68銀が残る)65歩と開戦し、同銀に87銀と避ける、攻めの銀と守備の銀の交換は損だ。
以降は飛角の捌きあいとなるが、34馬から84歩の攻めが廻り先手が優勢だ、後手が捌き合いで互角で陣形で損をした。

袖飛車+32金対97角


四間飛車に対する急戦模様に、63銀から72飛とする。
居飛車は66銀と受けて右を棒銀に構え、後手は32金から44角と受ける、。
以下の37銀・24歩に対し、後手は34銀・23金・24歩と受ける。
先手97角は作戦だが、84歩から85歩と追われての95歩の攻めがある。
先手からの早い攻めが無く、後手の9筋攻めが間に合った、33角の利きが強い。
先手は角の利きを止められず、6筋の攻撃で突破された。

75歩位取対石田流


四間飛車に対して75歩位取りして、銀冠に対して85歩交換した。
後手四間飛車は45歩・35歩から44飛・34飛と石田流に組み換える。
先手26飛に対して44角として33桂と36歩を狙う、その前に先手は65歩と開戦した。
65同銀・87銀はこの形の定跡で、32角に46歩は同歩ならば45桂の狙いで以下飛角交換から31飛と進んだ。
後手は攻めるが先手11角成で大きな駒損となり、67角成から75桂と勝負に出て、後手は19竜まで詰めろと絡んだ。
先手は詰めれば勝ちになるが74桂が悪手で詰め抜けとなった、74桂を打たず71銀から長い詰みがあった。