四間飛車戦法15

四間飛車戦法15・実戦譜

四間飛車78銀穴熊対右四間飛車


先手の四間飛車に対して、後手は84歩を突かずに、玉を囲う。
後手は54銀と腰掛銀にして、さらに右四間飛車に振った。
先手は59金左は飛の38飛等の展開も見たが、急戦を感じて、58金と上がった、1手損だった。
後手73桂の局面は、通常は56銀の形だが、84歩保留と59金の手損で、67銀としても1手遅れている。
先手は95角と揺さぶったが、63飛でさらに手損となった、後手は85桂と仕掛けた。
先手86角は65歩ならば、同歩・99角成・64歩を見せた、後手は61飛と避けて、先手は桂交換から捌きあいになった。
先手は78桂成に62馬から攻めあうが駒損になった、78飛だったか。後手は72銀から93角で有利になった。

後手四間飛車対山田定跡97角


後手の四間飛車に対して、57銀左として、54歩に97角と覗く。
急戦山田定跡の有力変化だ、先手は79角か、86角から68角として2筋突破を狙う。
後手が43銀から45歩を突くと、37桂・44銀の形が銀が浮くので弱い。
本譜は44歩で待つが、2筋に歩を受けなく、捌きあいとなった。
先手は43角に44飛と逃げるべきで、捌きあいは銀桂交換だが、後手は桂香が捌けて有利だ。
さらに先手31飛が疑問で、64角が飛に当り、後手が有利になった。
以降は攻め合いだが、後手が速く攻め勝った。

後手四間飛車対山田定跡46銀左


後手の四間飛車に対して、57銀左として64歩に35歩と仕掛けた。
山田定跡で、35銀に対して、12香、54角、65歩等がある。
後手の54歩は53角の狙いと、本譜の55歩の狙いがある。
本譜は46飛で55角もあった、本譜は後手の25飛がやや受けにくい。
先手は77馬で受けに回ったが、後手65桂が先手で入るので攻めが切れない。
先手は29角と竜を取ったが、後手77銀で受けが無くなった。

先手四間飛車対棒銀


先手の四間飛車に対して、73銀として後手は棒銀狙いに出た。
先手から角交換を望み、双方が囲い合う駒組になった。
後手は62銀引から73角と打って打開した、だが小さな押し合いが続いた。
先手は61角から馬を作り。62銀と打って漸く優位になった。
後手は31飛から22玉で玉頭戦で、逆転を狙うが先手は飛を止めて反撃した。
先手は必死を掛けて、逃げ切った。

後手四間飛車72金型


後手は四間飛車から、72金・62銀・51金と変形に組んだ。
先手は棒銀から膠着状態になり、後手の3筋の銀が捌きにくい。
先手は65歩と抑えたが、その後の67銀は疑問だった。
後手12角は勝負手で、対する先手15歩はやや遅い、後手のと金が働き攻め合いになった。
先手は後手の角が止めにくく、攻め合いを選ぶが、66歩が効いては受けがない。
先手は消極的な手が多く、チャンスを見逃した。

後手陽動四間飛車


後手は角道を止めてから84歩と突き、さらに72銀から83銀と進めてから。四間飛車に構えた。陽動振飛車だ。
先手は引角から飛先歩交換を目指す、後手は手が遅れていて避け難い。
後手は24同角も普通だが、23歩と受けた、先手は33角成も普通だが57角と避けた。
後手は32銀が動けず苦戦、先手は33角を目標に攻め込み、23飛成と潜入した。
後手は飛交換するが手番が来ない、95歩は攻めの急所だが1手休みで、先手75桂が厳しい。
先手は以降は攻め勝った。