イノセンス冤罪弁護士
- キャスト
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黒川拓(坂口健太郎)弁護士
和倉楓(川口春奈)弁護士
城崎穂香(趣里)パラリーガル
指宿林太郎(小市慢太郎)検事
登別次郎(正名僕蔵)弁護士
石和徳則(赤楚衛二)パラリーガル
鳴子恭輔(中島広稀)
別府長治(杉本哲太)弁護士
湯布院和人(志賀廣太郎)弁護士
有馬聡子(市川実日子)記者
黒川真(草刈正雄)検事
秋保恭一郎(藤木直人)准教授
黒川麗(榊原郁恵)
- スタッフ
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脚本:古家和尚
演出:南雲聖一・丸谷俊平
- 第1話:2019.01.19:58m
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保駿堂法律事務所弁護士・黒川拓(坂口健太郎)と所長・別府長治(杉本哲太)と法務部門弁護士・登別次郎(正名僕蔵)とパラリーガル・石和徳則(赤楚衛二)と刑事部門弁護士・和倉楓(川口春奈)と刑事部門弁護士・湯布院和人(志賀廣太郎)とパラリーガル・城崎穂香(趣里)を、テレビ日本報道局・有馬聡子(市川実日子)とカメラマン・鳴子恭輔(中島広稀)らが取材し、黒川は凄腕弁護士だが整理苦手で取材嫌いで事務所の物置に住んだ。
依頼人・阿蘇恵美子(中島ひろ子)の夫・阿蘇重雄(吉田栄作)は自宅放火容疑で逮捕され自白し保険金目当てとされた、黒川は火事で重雄が持ち出したフィギュアに興味を持ち5年前に死んだ息子・幸雄の形見と聞いた。
黒川は和倉に「警察の調書はよく出来た調書だ」と告げ、重雄を接見し警察から虚偽の自白を強要されと告白された、翌日に黒川と和倉と城崎は火事現場を調べ、小学生らから「ユキオの呪い」で火事が起きたと聞き、黒川は有馬から「幸雄の死亡は廃工場での花火引火が原因だ」と聞き、和倉は別府から事務所の利益を無視する刑事事件担当・黒川と湯布院の監視を命じられた。
公判前整理手続で黒川と和倉は東京地方検察庁検察官・指宿林太郎(小市慢太郎)らと判事と行い、第1回公判で重雄は訴状を否定し、弁護側証人尋問で刑事・下呂(阪田マサノブ)の証言に重雄が挑発に乗り暴れた、検察側証人尋問で「梁の焼け方から2階での出火」を科学的に示した。
黒川と和倉は現場で確認し、廃工場でサバイバルゲーム跡を見つけ、黒川は事務所で蝋燭で実験し火事を起こしかけた、恵美子から幸雄の遺品を送って貰った。
<以下、隠し字> 黒川と和倉は小学生に「ユキオの呪い」を問い、翌日に黒川と和倉と城崎と湯布院は大学の実験施設へ行き有馬と会い、物理学科准教授・秋保恭一郎(藤木直人)と火災実験を始めた。
公判の弁護側反対尋問で黒川は「梁と2階床との隙間があれば1階出火可能性」を聞き出し、家屋設計図から隙間を示し、秋保は実験映像を示し「ストーブの違法電波による誤作動」を示し、サバイバルゲームの違法電波が原因と告げた、黒川は同じ現象は幸雄の死亡時にも発生したと当時の映像で示した。
脚本:古家和尚
演出:南雲聖一
- 第2話:2019.01.26:46m
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21歳の飲食店アルバイト・十勝岳雄(山田裕貴)がコンビニ強盗致傷容疑で逮捕された、テレビ日本報道局・有馬聡子(市川実日子)とカメラマン・鳴子恭輔(中島広稀)は容疑者報道で局長と意見が合わず、保駿堂法律事務所弁護士・黒川拓(坂口健太郎)は当番弁護の依頼を受けた。
黒川と弁護士・和倉楓(川口春奈)は担当刑事(小松和重)から十勝は窃盗を繰り返すワルと聞き、接見で十勝はやっていないと告げ疑う和倉を見て弁護拒否し、母・十勝睦美(仙道敦子)が高校ではグレたが今は料理人として洋食屋で修行すると強盗を否定した。
黒川と和倉は湯布院和人(志賀廣太郎)と城崎穂香(趣里)に徹底的検証を宣言し、有馬の事件情報で「犯行現場の監視カメラ映像と現場の指紋があった」、所長・別府長治(杉本哲太)は弁護は和倉主導と提案した。
黒川と和倉と城崎は現場のコンビニで調べ曖昧で近所の人たちは偏見を持っていた、ガソリンスタンドに行き黒川は向かいの家の庭の巨大オブジェを見つけ、現場調査の検察官・指宿林太郎(小市慢太郎)に会い、監視カメラに十勝を見つけたが画面の時刻は少し早かった、店長(長村航希)は十勝を疑っていた。
黒川はオブジェの情報をネットや有馬から入手し、オブジェへの朝日の反射が気になり、黒川と和倉は睦美から現場のコンビニに呼ばれ十勝の多数のレシートを元にカメラ映像を調べた、十勝は刑事からの厳しい取り調べでやけになった。
<以下、隠し字> 黒川と和倉はオブジェへ行き、准教授・秋保恭一郎(藤木直人)らは監視カメラの映像解析して反射光の原因が側の温室だとを掴み、有馬と鳴子は黒川と和倉と城崎とガソリンスタンドでの秋保の実験に参加し、黒川は温室に放水しビニール屋根に溜まった水とオブジェへの朝日の反射を撮影した。
黒川と和倉は指宿に映像を見せ「監視カメラ映像の時刻は6:45だが、実際は7:00でアリバイが成立し、映像の雨の時間で確認出来た」と告げた、後日ガソリンスタンド店長が逮捕され、有馬は十勝に罪を着せようとしたと告げた。
脚本:古家和尚
演出:南雲聖一
- 第3話:2019.02.02:46m
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和倉楓(川口春奈)は黒川拓(坂口健太郎)が理工学部から法学部に移った経歴を聞き、湯布院和人(志賀廣太郎)は黒川は弁護士を目指す前は几帳面だったと告げた。
テレビ日本報道局・有馬聡子(市川実日子)が依頼人の青ヶ島病院看護師・白山美紀(青野楓)を連れ、「青ヶ島病院で雲仙一彦(平岳大)が執刀中に人工心肺が停止し患者が死んだ医療ミスの責任で逮捕され、内部告発で雲仙一人に罪になり不審に思った」。
黒川と和倉は雲仙に接見し「雲仙が遺族側に直接説明したいが病院に止められた」と聞き、被害者両親(遊井亮子)から病院側の雲仙のミスの内部調査報告書を見せられ、副部長医師・磐梯輝典(山本耕史)を訪ね手術室で聞き、手術のスタッフの話は磐梯から断られ、黒川と和倉は雲仙に内部調査報告書を見せると、雲仙は「病院に報告した内容と調査報告書が全く異なり、人工心肺の電源が前触れなく落ちた」と告げた。
黒川と和倉と湯布院と城崎穂香(趣里)は「電源が落ちた原因を探る」ことにしたが、
所長・別府長治(杉本哲太)と登別次郎(正名僕蔵)は保駿堂事務所が人工心肺メーカーと顧問契約し機械トラブルを暴けば事務所も大損害を受けると中止を命じた。
黒川は事務所の不利益な結論なら解雇されると聞くが続け、雲仙の起訴が確定し、黒川らは手術担当者らと研修医・赤城(市川知宏)に会うが聞けず、白山と赤城から裁判での証言を取り付け、裁判当日に赤城が消え検察官・指宿林太郎(小市慢太郎)難しい案件と言われ、拘置所で雲仙は「上の指示で磐梯が隠蔽工作をした」と知り、黒川と和倉は磐梯から病院を変える為に隠蔽工作したと聞いた。
<以下、隠し字> 黒川は病院で老女(大方斐紗子)を洗濯室に案内し混雑し、雨の日に電気設備が突然止まりコンセントを差し替えれば動くと聞き、黒川らと有馬は秋保恭一郎(藤木直人)と大規模な実証実験を始めた。
裁判で黒川は「病院の洗濯機が当日に故障し他の機器も故障した」、秋保「は逆流雷で落雷で電子機器が異常になり、避雷器が機能せず停電した」、黒川は「病院設備の落ち度で、医師の責任では改善されない」と告げた。
因果関係が不明で実刑の判決が出たが、雲仙は受け入れた。
脚本:古家和尚
演出:丸谷俊平
- 第4話:2019.02.09:46m
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企業法務部門弁護士・登別次郎(正名僕蔵)は、好意を寄せる女性・小笠原奈美(ともさかりえ)の刑事事件弁護を引き受けた、保駿堂法律事務所で黒川拓(坂口健太郎)はテレビ日本報道局・有馬聡子(市川実日子)に「そばぞう」を勧め、和倉楓(川口春奈)と城崎穂香(趣里)と湯布院和人(志賀廣太郎)は注意した。
登別は所長・別府長治(杉本哲太)に見つかり、黒川と和倉が弁護を引き継ぎ、天音島で旅行中の食品玩具メーカー・姫島理沙(入山法子)を殺害容疑で同僚・奈美が逮捕され、溺死体の肺から大量の砂が出て殺人容疑がかかるが、奈美は容疑を否認した。
黒川と和倉は奈美を接見し、有馬から奈美の情報を聞き、黒川と和倉と城崎は職場の部長・鶴見啓介(村上新悟)に会い、同僚らから奈美と理沙の仲が良かったと聞き、黒川と和倉は天音島に行き現場を調べ、黒川は真冬の海に入り事件を再現するために顔を海に突っ込んだ。
その帰りに黒川は和倉を実家の食事会に連れ、エリート検察官の父・黒川真(草刈正雄)と黒川家の食事を行い母・黒川麗(榊原郁恵)が歓迎し、息子と父が弁護方針で対立した。
公判前整理手続で黒川は検事・指宿林太郎(小市慢太郎)に無罪で闘うと告げ動機が重要と言われ、裁判初日に弁護側冒頭陳述で無罪を主張し、検察側証人・鶴見は「奈美に別れ話を出してストーカー被害に遭った、奈美は鶴見が理沙に恋愛感情を持つと疑った」と告げた。
黒川と和倉は奈美を接見し「人間関係を言えば殺害を疑われる」「海岸で本音をぶつける積りが出来ず、別れを告げ友情の証のペンダントを海に捨てた」と告げた。
<以下、隠し字> 秋保恭一郎(藤木直人)は事務所を訪ねて不審な事を告げ準備し、黒川と有馬は漁協でペンダント探しを依頼し、秋保らと和倉らは登別を実験台にしてプールで波を起こし検証し、黒川は島でペンダントを見つけた。
裁判で黒川は映像を証拠で出し「秋保は天音島では海岸の形状から逆潜流現象が起きて被害者を巻き込んだと告げ」、黒川は「被害者は海底でペンダントを拾ろい手に傷が付き砂を吸い込んだ」と告げた。
脚本:古家和尚
演出:丸谷俊平
- 第5話:2019.02.16:46m
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和倉楓(川口春奈)が所属していた大手弁護士事務所内での悪質なセクハラが表沙汰になった。
保駿堂法律事務所で黒川拓(坂口健太郎)と城崎穂香(趣里)と湯布院和人(志賀廣太郎)と和倉は被告人・高松洋介(豊原功補)とその妻・良子(岩橋道子)から「高校のフェンシング部で顧問・高松が部活指導中に剣で突いた選手・藤里瞬(清水尋也)が心停止を起こし業務上過失傷害で在宅起訴をされた」と調査を依頼された。
黒川と和倉と城崎は藤里の母から話を断られ、校長と部員たちは状況に不審は無かったとつげ、部員・田代智樹(柾木玲弥)は法廷で証言を申し出た、有馬聡子(市川実日子)が入手した事故当時の練習の映像を見せたが事故はノイズが入っていた。
公判の弁護側証人尋問で、田代は高松が高圧で体罰し当日に体調不良の藤里を無理に練習させたと証言し体罰の映像を提示した。
黒川と和倉は高松から2週間前に万引きして部を辞めると聞き挙げた映像と告げられ、所長・別府長治(杉本哲太)は裁判終了を求め、湯布院は和倉は弁護士は世間の批判に晒されると告げた。
黒川と和倉は部室を調べ、黒川はフェンシングの道具を購入し、科学部の森吉直也(木村風太)を見かけ、黒川は事件時の映像を再確認して体育館を調べ見つけ、黒川と和倉と秋保恭一郎(藤木直人)らは翌日に森脇に問うた。
<以下、隠し字> 裁判で秋保は「テスラコイルで電磁波を発生し無線送電し、フェンシングの突き検出で電流が流れる装置に繋いだ」と証言し、森脇は「田代に苛められて命令され、藤里本人から頼まれ自殺したいと言われ、装置接続に本人が協力した」と証言し、藤里は「高松に期待が重すぎたが高松も親も退部を認めなかった、本気で目指した田代は高松が許せずフェンシングを奪おうとした」と証言した。
脚本:古家和尚
演出:南雲聖一
- 第6話:2019.02.23:46m
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和倉楓(川口春奈)は「かつて東央大生・秋保恭一郎(藤木直人)の妹が殺され交際相手の理工学部学生が有罪判決後に自殺し、弁護を湯布院和人(志賀廣太郎)のパートナーの別府長治(杉本哲太)の兄で、担当検察官は黒川拓(坂口健太郎)の父・黒川真(草刈正雄)だった」と知り、城崎穂香(趣里)から関係者が冤罪可能性で引きずると聞いた。
黒川と和倉は事務所の顧問契約先・樽前物産社長の息子・樽前裕也(須賀健太)の弁護を依頼され、「新島彰射殺容疑で裕也が逮捕され、否認するが状況証拠が揃う」と知り、黒川と和倉は樽前家を訪ね使用人・有珠田義信(吹越満)から裕也は部屋に籠もっていたと聞き、自称ミュージシャンの裕也は大音量で楽器を弾き近所から苦情が来ていたが当日に楽器の音を聞いた人は見つからなかった。
湯布院は殺された新島の母(山下容莉枝)から樽前の弁護を辞めろと直談判され、公判前事前打ち合わせで検事・指宿林太郎(小市慢太郎)は有珠田は外出していたと告げ、城崎の息子・晴斗が誘拐され「黒川が弁護を辞めろ」と脅迫メールが届いた。
事務所では裕也と新島が属したサークルでの自殺事件関係者を誘拐者と考え調べ、和倉は樽前家から離れた場所で楽器音の録画を見つけ、秋保から近所が録画した当日の録画の音を入手して秋保に解析を依頼した。
<以下、隠し字> 公判で黒川と和倉は、検察側証人の近隣住人(大島容子)から騒音をいつも録画していると聞き、刑事と城崎は誘拐容疑者・丸山を見つけ晴斗を救助し、黒川と秋保は離れた場所で楽器の音が聞こえたことから実験を行い「聴覚特性で高い音を流すと、低い音は方向により聞こえなくなる、樽前家付近で起きた」と告げた。
黒川は証人・有珠田に「裕也の在宅は証明され、現場の証拠持ち出した」と告げると新島殺害を自供し「サークルで自殺した娘の主犯・新島を殺し共犯・裕也に復讐した」と告げ、黒川は有珠田と丸山に同情するが本件容疑に関しては無罪を主張した。
脚本:古家和尚
演出:丸谷俊平
- 第7話:2019.03.02:46m
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有馬聡子(市川実日子)が取材中の資産家・乗鞍権三郎(団時朗)の妻・乗鞍満里奈(川島海荷)が夫殺人容疑で逮捕されて湯布院和人(志賀廣太郎)を弁護人に指名し、湯布院が急病になった。
練炭の一酸化炭素中毒死の権三郎が無理心中を図り、家政婦・十和田(円城寺あや)が満里奈を発見し中毒症状で病院に搬送しが、事前に練炭を買い多数の状況証拠で殺人を疑われ、乗鞍家の防犯カメラ映像では満里奈は一酸化炭素の部屋に1時間以上いた。
黒川拓(坂口健太郎)と和倉楓(川口春奈)は湯布院の代りに満里奈を接見し、翌日に黒川と和倉と城崎穂香(趣里)は乗鞍家へ行き、権三郎の前妻の息子・乗鞍肇(六角慎司)から遺言書を見せられ「練炭を焚き満里奈が窓から出て権三郎が死に戻った」と告げた。
公判で検事・指宿林太郎(小市慢太郎)は窓から外たと主張し、黒川は証人の若者からベージュコート目撃を聞き、庭の監視カメラのセンサーライトが反応していなかったと反論した、黒川は検察の主張を否定したが殺人は否定していないと考えた。
黒川と和倉は黒川真(草刈正雄)から「本当のことを知りたい動機で弁護は出来ない」と忠告され、湯布院は15年前の投資詐欺事件に権三郎が関わり満里奈は自殺した被害者・諏訪の娘だと知り動機を疑った。
黒川と和倉は諏訪家を調べ、有馬が満里奈の弟を見つけた、黒川は満里奈が一酸化炭素の部屋に1時間以上いた事を考え、和倉は満里奈が動機をきずかれる可能性があったが湯布院に依頼したか考えた。
<以下、隠し字> 有馬らと秋保恭一郎(藤木直人)らが実証実験を準備し、黒川は現場の部屋で状況を再現し隙間に眼張りしカーテンを間に引き、奥の練炭を燃やしカーテン越に窓側に流れて充満した、時間が経過して奥も一酸化炭素濃度が上がり、黒川は過酸化水素等で酸素を発生させ吸引した、時間が経過して現場を戻して部屋を出た。
黒川と和倉は満里奈に接見し「両親・諏訪死亡時に自分が助かった状況を再現した」と告げ、満里奈は「偶然に自分だけ助かり、弟がばれて切捨てを要求され、殺害を計画した」と告げ、黒川は無罪を求められ「本当はきずいて欲しかった筈」と告げた。
黒川と和倉は解任され、別府長治(杉本哲太)は黒川に鑑定書の破棄を命じ刑事事件の宿命だと心配した、最終弁論で新弁護には無罪を主張し弟が死んだと聞いた満里奈が自首して新弁護人・屋島(近江谷太朗)を解任し、黒川に再度弁護を頼み、湯布院が今回は役に立ちたいと告げた。
脚本:古家和尚
演出:南雲聖一
- 第8話:2019.03.09:46m
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東京拘置所で死刑囚・式根大充(片岡鶴太郎)は記者・有馬聡子(市川実日子)に手紙を書いた、弁護士・黒川拓(坂口健太郎)と和倉楓(川口春奈)と湯布院和人(志賀廣太郎)と事務員・城崎穂香(趣里)は有馬と式根の支援者・玉造修三(蛍雪次郎)に会い再審請求を頼まれ、事件は24年前にイトエ電機社宅のクリスマスパーティーでシャンパンに毒物が混入され6人が死亡し容疑者・式根が執拗な尋問に自白して死刑判決を受けていた。
有馬は警察の杜撰な捜査を知り癌の式根が生きる間に冤罪を晴らしたいと望み、黒川と和倉は接見したが式根は事件で自らの妻も亡くし希望は苦しいと再審請求を望まず、所長・別府長治(杉本哲太)は4度の再審請求は全て棄却されたと指摘した。
黒川と和倉と城崎はイトエ電機社宅などを調べ、証言者・鳥羽健ら飯坂道代や榛名由美(酒井美紀)は過去を話さず、式根の娘・松ケ下玲子(星野真里)は死刑囚の娘でマスコミから追われこれ以上苦しめないでほしいと告げ、有馬はマスコミの一人として罪悪感を感じた。
黒川は警察の引き当たり捜査の写真に違和感を感じ、秋保恭一郎(藤木直人)は写真を調べ17枚中16枚に不審を見つけ警察の証拠捏造と考えた、再審請求に向け動くが式根の様子に異変が現れた。
別府と登別次郎(正名僕蔵)は検事・指宿林太郎(小市慢太郎)から再審請求に不満と言われ、玲子はマスコミに追われて有馬の行動を非難した、有馬は秋保を呼び出し被害者遺族感情を無視して非難されたと告げ熱意は否定しないと告げられた。
式根が倒れ古い記憶を話し、黒川は過去の記憶に捕われた現象と知ったが、式根が事前に書いた弁護と再審請求依頼が見つかり、黒川らは資料を再度調べた、和倉は8年前の毒物投棄現場の沼地が団地に変わったが「沼におばけが棲む噂」の手紙を見つけた。
<以下、隠し字> 黒川らは玲子と由美を実験に呼び、沼地を再現した実験で、由美が事件当日に沼地で見たブロッケン現象を再現し時間が限定された、由美は「家族が荒れ由美は夕方に母の指示で毒物を投棄し、母が父殺害し自分が協力させられたと後に知った」と告げた。
非公開再審請求審で由美が証言し「10年後に母が死に事件が終わったと思い込もうとしていた」と告げた、裁判所は証拠不十分で再審請求を棄却した。
脚本:古家和尚
演出:本多繁勝
- 第9話:2019.03.16:46m
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11年前に秋保彩花(伊藤梨沙子)が殺害され、交際相手の浅間大輔(鈴之助)が逮捕され無期懲役の判決が出て、無実を訴えながら獄中で自殺した。
保駿堂法律事務所で黒川拓(坂口健太郎)は部屋に篭り、和倉楓(川口春奈)と城崎穂香(趣里)と湯布院和人(志賀廣太郎)らと登別次郎(正名僕蔵)らは黒川が死後再審を考えていると話した。
記者・有馬聡子(市川実日子)が「都内で美大生・花巻京香(山崎あみ)が殺害され容疑者・富士田順平(坂本真)が逮捕されたが、首の刺し傷が11年前の事件と同じ形状」と告げ、黒川と和倉は富士田に接見し、黒川は11年前の事件のアリバイを問い、富士田の関係を疑うが弁護を決めた。
秋保恭一郎(藤木直人)は可能性は、偶然・模倣犯・富士田が双方に関わる・真犯人が他人を罪を着せた、と考えた、秋保は検察の黒川真(草刈正雄)から電話を受け、黒川らは調査し、富士田が疑われ内容をSNSに上げていることに違和感を感じた。
黒川の母・麗(榊原郁恵)が事務所に挨拶に来て、和倉は11年前の事件の容疑者・浅間との知り合いで黒川が苦しむ時には支えてほしいと頼まれた、秋保は真と検事・指宿林太郎(小市慢太郎)から検察庁直轄の科学捜査機関の主要メンバー就任の打診を受けた。
その夜に浅間の無実を信じる思いと、調べなければ分からない理性の間で苦しむ黒川を和倉は今までどうりでよいと励まし、黒川は有馬から新たな被害者・山代奈々の遺体が茨城県でが見つかり富士田が追起訴を決めたと聞き、黒川と和倉と石和徳則(赤楚衛二)は現場を捜索し山中でレモン園を見つけ局地的に暖かいと知った。
黒川らは有馬と秋保と気球を上げて気温を測り斜面温暖帯で気温が高く死亡推定時間にずれが1週間生じると知り、秋保は真からのメンバー就任の誘いを告げ協力は最後だと告げた。
公判で山代の知人・那須亜里沙(木崎ゆりあ)が目撃証言し黒川は死亡推定時間のずれを主張し、指宿は証言の信頼性が無く黒川の主張は11年前の事件と繋げる想像だと非難した、黒川は落ち込み夜に公園で和倉に裁判は終わっていないと言われ、黒川がナイフで襲われ庇った和倉が刺された。
(続く)
- 第10話(e):2019.03.23:46m
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(承前)
黒川拓(坂口健太郎)は自分を庇い和倉楓(川口春奈)が謎の男に刺され、所長・別府長治(杉本哲太)から自己満足で行動していると責められた、記者・有馬聡子(市川実日子)は湯布院和人(志賀廣太郎)と登別次郎(正名僕蔵)から責任はないと言われた。
有馬は富士田順平(坂本真)のSNS上の共通の友達・『KooZ』が、11年前の被害者・秋保彩花(伊藤梨沙子)と自殺者・浅間大輔(鈴之助)の両方のブログにコメントを残すと見つけ、黒川と湯布院と石和徳則(赤楚衛二)らに示し、有馬は秋保恭一郎(藤木直人)に示し「『KooZ』のSNSの画像に傷と同じ勾玉模様があり、英語の「’」に似て「被害者は自分の所有物だ」の主張」と推測を聞いた。
黒川は富士田に接見したが不明で、和倉を刺した神津一成(武田真治)が自首しその弁護士・道後清司(中西良太)が黒川と湯布院に示談交渉し無差別犯行と経歴書を示し、黒川は「神津が花巻京香(山崎あみ)の大学職員で、こうづが『KooZ』に似る」と和倉に伝えた。
黒川は接見し、神津は立会警察官が席を外すと「今回の2件と11年前の事件で被害者を殺した」と囁いた、黒川は真犯人と思うが証拠がなかった、黒川と湯布院は11年前捜査の元刑事・草津寛治(佐藤B作)に会い「遺留品の煙草の吸殻が証拠採用されなかった」と聞き、黒川は地裁に証拠品開示と再審請求を求めた。
東京地検は石和の弁護士法違反容疑で保駿堂法律事務所を家宅捜索し、横浜地裁は再審請求を棄却し「煙草の吸殻」は存在しないと通知した、黒川は自宅に帰り父・黒川真(草刈正雄)に会い問うが「知らなかった」と言われた。
和倉が退院し黒川は別府から事務所は多大の被害を受け、正当性を明らかにせよ「富士田の裁判で神津を証人で呼び出し11年前の犯人と示す」と告げられた。
黒川と城崎穂香(趣里)は大学を調べ、湯布院と石和は目撃者を探し、和倉らは監視カメラ映像を集め調べ、黒川と和倉は草津と共に「煙草の吸殻」を横浜署で探し、黒川は秋保に証拠品の吸殻を持ち科学的検証の証明への協力を頼んだ。
<以下、隠し字> 公判の弁護側証人尋問で黒川は「11年前と今回事件の共通点」「今回の煙草の吸殻と、11年前に証拠にしなかった煙草の吸殻」を提出し、秋保は同一人物のDNAを検出し神津だったと告げ、検事・指宿林太郎(小市慢太郎)は第三者の意図的証拠と述べ、秋保は検察側の証拠も同様の可能性がある状況証拠だと告げた。
黒川は証人・神津に「被害者・花巻京香と山代奈々と目撃され、11年前へも関与」を告げ、神津は「秋保彩花と今回の2件殺害」を認め「検察と警察の横暴を暴く為に11年前に罠を仕掛け、今回も再度仕掛けた」と目的を果たしたと告げた、黒川は痴漢容疑で有罪になったが相手女性は冤罪を認めたと告げ、冤罪を知る者が犯したことに反省を求めた。
傍聴した黒川真は11年前の真相が明らかになったと謝罪し、黒川は11年前の事件での浅間大輔の無罪を主張した、公判後に秋保は黒川に自分は救われると告げ、黒川真は11年前事件の再審請求を行うと告げた。
脚本:古家和尚
演出:南雲聖一