記憶捜査 新宿東署事件ファイル
- キャスト
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新宿東署
鬼塚一路(北大路欣也)刑事課司法係長
遠山咲(上白石萌音)司法係
神啓太郎(風間俊介)刑事官
大橋幹(谷本貴彦)庶務係
山崎清(内田朝陽)捜査1係
本多太一(松本大志)捜査1係
烏丸祥司(勝野洋)署長
栗田史郎(石黒賢)捜査1係係長
木地本淳子(余貴美子)鑑識係長
郡司敏則(佐藤孝之)鑑識・
警視庁
十河正美(宅麻伸)捜査1課長
若林修(尾上寛之)刑事
青木元(石井正則)
- スタッフ
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脚本:櫻井武晴
監督:塚本連平・白川士
- 第1話:2019年1月18日:2時間SP:91m
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新宿東署捜査1係係長・栗田史郎(石黒賢)と刑事・青木元(石井正則)と1係巡査部長・鬼塚一路(北大路欣也)は無差別殺傷事件の通報を受け急行し、1係刑事・本多太一(松本大志)と山崎清(内田朝陽)と捜査し、鑑識係長・木地本淳子(余貴美子)は鬼塚は管内の街を「昭和」と「平成」のイメージで記憶すると告げた。
警視庁捜査1課長・十河正美(宅麻伸)と新宿東署長・烏丸祥司(勝野洋)は捜査本部を開き、鬼塚は血痕を見つけ木地本と鑑識・郡司敏則(佐藤孝之)を呼び、捜査1課刑事・若林修(尾上寛之)は犯人の映像に気づき、木地本らは凶器を見つけ、鬼塚は逃走先を予測して容疑者・田沼行雄(金井勇太)を見つけ追い、サクラビルで屋上で人質の森千夏(森矢カンナ)を助け確保したが腰椎を刺された。
1年後の2019年1月に両足の機能を失い車椅子生活の鬼塚は警視庁副総監・黒澤昭夫(山田明鄕)から警部補と再任用を聞き、1週後に鬼塚は庶務係・大橋幹(谷本貴彦)と共に新宿東署刑事課司法係長になり司法係・遠山咲(上白石萌音)と会った。
サクラビル屋上から塚串治臣(志村東吾)が転落死し、鬼塚は不審でビルに行った遠山と無線テレビで話し、屋上で木地本が下足痕を調べ、塚串の妹・高坂恵(宗方万里子)は遺体引取拒否し、靴から血が見つかり偽装が判った。
捜査本部を十河が指揮し、鬼塚は遠山を塚串が殺人容疑の31年前の被害者遺族に会いに行かせ、刑事官・神啓太郎(風間俊介)が赴任し捜査を始め、遠山は被害者・緑川宏夢も母・緑川江津子(水野久美)に会い「未成年犯罪で刑が軽く、民事裁判で損害賠償が認められたが払われていない」と聞いた。
遠山と神は墜落現場を調べ、捜査本部は塚串の批判記事をネットに書いた介護士・飯村勇斗(長谷川朝晴)を見つけ、江津子は取調べで「高坂のブログを見つけ飯村に教えた、塚串を突き落とした」と告げ、鬼塚は疑問で、遠山は高坂のネイルサロンに行き「高坂は塚串に賠償金費用を渡していた」と聞いた。
鬼塚は遠山と神を新宿ゴールデン街「ファインダー」に親睦会に行かせその証拠写真を求め、鬼塚と遠山と神は飯村に会い、江津子の送検が決まった。
<以下、隠し字> 鬼塚は飯村に殺害犯と告げ「塚串の手にサクラビルの窓枠片が付着し飯村の指紋を見つけ、「ファインダー」で飯村は顔見知りの塚串の写真を撮りアップした」「飯村はサクラビルはエレベーターが動かないと知っていた」「塚串は飯村に金を預けた」と告げた。
飯村は「塚串を探し接近し、金を預かり使い果たし、返済を要求され殺害した」と認め、鬼塚らは江津子に「息子の敵討ちを演じた」「ビル現場の風景が変わり自供は嘘だ」と告げた。
脚本:櫻井武晴
監督:塚本連平
- 第2話:2019年1月25日:46m
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新宿東署刑事課司法係長・鬼塚一路(北大路欣也)は荒木町の磯島質店・磯島慶介(吉満寛人)から人骨が入った壺が送られてきたと通報を受け、直後に愛住町公園から白骨死体発見の通報が有った。
司法係・遠山咲(上白石萌音)と鑑識・木地本淳子(余貴美子)らは質店を調べ、鬼塚は捜査1係係長・栗田史郎(石黒賢)と刑事官・神啓太郎(風間俊介)に磯島質店は元置屋と告げ、刑事・山崎清(内田朝陽)と本多太一(松本大志)は神らに愛住町の骨の鑑定結果で殺人を疑い、荒木町の骨は不法投棄事件と考えた。
鬼塚は磯島とその妹・沢珠美(床島佳子)に「人骨は5年前に死んだ前店主の遺骨か」問うが「墓じまいで遺骨は海に散骨した」と聞いた、遠山は愛光寺住職・篠村栄泉(浜田晃)と妻・幾代から寺じまい予定を聞くが住民と揉めていて、遠山は散骨センターと船で社長・松井洋一(山本圭祐)の散骨に立合、前社長・井口は失踪していたと知った。
新大久保のコインロッカーから火葬された49体分の人骨が発見され洗骨されていた、鑑識が鑑定し、遠山と神は篠村から息子・誠が家を出て寺の壺を盗んだと聞き、主婦・小河原彩(菊池麻衣子)は父の骨は散骨したと告げた。
「昭和62年に慶介の父・磯島伸介は位牌を大事にし、平成26年に死に、2年後に墓じまいされた」、木地本は愛住町の骨をDNA鑑定した。
<以下、隠し字> 鬼塚と庶務係・大橋幹(谷本貴彦)と遠山は磯島と沢に「位牌で金を貸した」、篠村夫妻に「愛住町の骨のDNAから息子と判った」と告げ、松井に「前社長・井口は篠村誠で殺された」と告げ、「井口は檀家名簿を使い散骨センターを行うが業績不振になり、散骨せず冒涜し、松井は井口を殺害し埋めた、骨を洗骨し散骨したが52体残った」と告げた。
脚本:櫻井武晴
監督:塚本連平
- 第3話:2019年2月01日:46m
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刑事・山崎清(内田朝陽)と本多太一(松本大志)は花園神社境内で容疑者・林大樹(笠松将)を逮捕した、鬼塚一路(北大路欣也)は主婦・小笠原彩(菊池麻衣子)から助けを求める電話を受け、司法係・遠山咲(上白石萌音)は新宿西署で生活安全課・岩松精一から詐欺グループの出し子への電話でかけ子として彩が被疑者となったと聞いた。
山崎と生活安全課・西朗が彩を取調べ、彩は「携帯を契約していない」と否認し、鬼塚と神啓太郎(風間俊介)と栗田史郎(石黒賢)らは林の逃走ルートを見積もり店を見つけ、遠山と神は店の聞き込みを始めた。
遠山はゴールデン街の「そんなかんじ」店主・小酒井肇から林目撃を聞き、神は「なんとなく」昼の店主・加藤麻衣から林の目撃を聞き、鑑識・木地本淳子(余貴美子)は店から林の指紋を採取した。
翌日に須賀神社で川村絵美が突き落とされ、鬼塚は生活安全課・武藤啓二(徳井優)から「飲食店主・絵美が閉店要求脅迫された」被害届けを出し送信者・後藤幸一は行方不明と聞き、佐伯由美と名乗る女に林が封筒を渡したと判った。
ホステス・南怜奈と町内会長・鈴木慶子と隣店の女将・高橋久美子(寺田千穂)が絵美を見舞い、神は3名を聴取した、鬼塚は武藤から後藤の情報を入手し脅迫代行業の代金振り込みを知り、山崎らは彩を聴取したがネット口座と振り込みを否定した。
<以下、隠し字> 鬼塚は彩の身分証明の健康保険証と電気料金を悪用出来る人物を疑い、彩は荷受け代行を行い個人情報を渡していた、木地本は後藤のパソコンを取り寄せて依頼メールを復元し、本多は代行業・ヤマガメ商事を調べ、鬼塚は脅迫依頼者が絵美が花園神社から須賀神社に参拝を変えたと知り、ゴールデン街の店「マキ」・牧村洋二(大石吾郎)を調べた。
鬼塚と遠山は加藤麻衣が昼に「なんとなく」で働き夜に「マキ」の客で受け子・佐伯由美だと告げ、鬼塚と神は高橋久美子が脅迫依頼者でメール内容を知っていたと告げ、久美子は絵美の店に営業妨害を受けていた。
彩は釈放されたが、詐欺グループは捕まらなかった。
脚本:櫻井武晴
監督:白川士
- 第4話:2019年2月08日:46m
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新宿東署に血塗られたナイフを持つベトナム人のグェン・ダット(ブイ・ギー)が駆け込み、捜査1課・山崎清(内田朝陽)と本多太一(松本大志)と鑑識・木地本淳子(余貴美子)は工務店社長・牧野茂(河西健司)の刺殺体を調べ、神啓太郎(風間俊介)は通訳とダットを調べた。
司法係・鬼塚一路(北大路欣也)と遠山咲(上白石萌音)と署長・烏丸祥司(勝野洋)と課長・栗田史郎(石黒賢)らは殺人と考え、鬼塚は牧野の妻・牧野智子(遊井亮子)からダットは前日に牧野から怒られた、牧野が外国人を雇うが反対と聞いた。
遠山はダットの仕事の苦情を調べ、神はダットを不法滞在と調べ、遠山は日本語学校でビン(グェン・チェオン)からダットの事を問い、ダットは否認し本庁の捜査が決まり、遠山は智子を聴取しハローワークに届けていなかった。
智子はビンに仕事を指示し、鬼塚は茂が高度成長期の集団就職での金の卵の1人と知り自分を重ね、首都明和銀行新宿支店・手塚山翔(山田悠介)が鬼塚にダットの給料からの天引き積み立てを伝え、鬼塚はダットの犯行が疑問と感じた。
<以下、隠し字> 山崎らは工務店を調べ、遠山はビンから仕事内容を聞き、鬼塚は茂のダットらへの思いを知った、鬼塚は智子とビンを呼び出し「苦情があった仕事現場で夜に茂が作業してフォローしたがはしごから転落して、ナイフが刺さり車に戻ろうとして死んだ」「茂はダットを子のように育てようとした」と告げた。
脚本:櫻井武晴
監督:白川士
- 第5話:2019年2月15日:46m
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寄席「角筈亭」で銀行員・手塚山翔(山田悠介)の死体が発見され、司法係・鬼塚一路(北大路欣也)と遠山咲(上白石萌音)と刑事官・神啓太郎(風間俊介)と刑事課長・栗田史郎(石黒賢)は刑事・本多太一(松本大志)から所持品を見せられた。
鑑識・木地本淳子(余貴美子)と郡司敏則(佐藤孝之)と刑事・山崎清(内田朝陽)は現場を調べて橘亭昭平(相島一之)の演者札に被害者の血液指紋を見つけ、遠山は銀行に行き本多と山崎の営業開発部長・岡部吉郎(山田純大)と部員・瀬尾仁美(馬渕英里何)への聴取を聞き、神は角筈亭で聞き込み「手塚山は昭平の高座を度々訪れた」と聞いた。
神は昭平と弟子・橘亭三昭から手塚山は知らないと聞き、鬼塚と遠山と木地本は手塚山の母・聡子から翔が「退職したい、同僚女性と揉めた」所持品の金融商品の資料と時計と落語の趣味も知らないと聞いた。
神は三昭から手塚山が老女と来ていたと聞き、銀行に沢辺誠が手塚山が沢辺和子(岩本多代)に売った金融商品の破棄を求め、鬼塚らは誠が昭平と瓜二つと知り、遠山は和子に会うと倒れ、神は昭平から「古い客の和子が最近にまた若い男と来るようになり当夜に和子から翌日の演題を「将棋の殿様」と頼まれた」と聞いた。
遠山は和子から「手塚山と昭平を観に行った」と聞き、手塚山のパソコンから瀬尾との回転解約詐欺履歴が見つかるが、和子だけは手塚山担当のみでメールの添付ファイルに資料があった。
<以下、隠し字> 鬼塚は落語「井戸の茶碗」と「将棋の殿様」を考え、昭平に演題を「将棋の殿様」に頼み、瀬尾と岡部に聞かせ、岡部が回転売買と人事考課の結びつけの公表を計った手塚山を殺害し、現場の銀行内で岡部の指紋が見つかったと告げた。
岡部は階段から転落した手塚山を放置し、手塚山はもうろうとして角筈亭に行き死んだ、和子に騙されていると知りながら契約し、手塚山は落語で諭され岡部を告発しようとした。
脚本:櫻井武晴
監督:塚本連平
- 第6話:2019年2月22日:46m
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司法係・鬼塚一路(北大路欣也)は認知票の窃盗常習犯・真島辰則(高橋佑一郎)が盗んだ「白い中折れ帽」が気になり東京五輪開会式の衣装で血を見つけた。
刑事・山崎清(内田朝陽)と本多太一(松本大志)は真島を取調べライクワークノートを聞き出し、鬼塚と遠山咲(上白石萌音)と神啓太郎(風間俊介)と栗田史郎(石黒賢)は10/1の窃盗先を知り、遠山と山崎らは被害者宅を訪れるとゴミ屋敷で、近隣住民・高橋洋二(おかやまはじめ)と清水邦子がゴミ撤去を求め、ゴミの下から住人・勝呂勝昭(綾田俊樹)の遺体を発見した。
鑑識・木地本淳子(余貴美子)は死亡推定時期は4月前で凶器は東京五輪の頃の国内陸上大会の盾で10000メートル走の選手だった、遺留品の石鹸から指紋が見つかり、遠山は区役所相談センター・井上隆から10/8に女性が揉めていて中に入らなかったと聞いた。
勝呂の妹・榊原明子(丘みつ子)が出頭し、大家・加藤徹子(比企理恵)が揉めた相手と判り、鬼塚は榊原から勝呂は期待された五輪で途中棄権し、理由は入場式の革靴で靴擦れしたと聞いた、鬼塚は署長・烏丸祥司(勝野洋)から前任者・青木元(石井正則)を聞いた。
遠山は高橋と清水らに榊原の目撃を問い10/10と聞き、鬼塚と遠山は榊原を訪ね「音信不通だったが最近孫・大祐が水泳で優勝してから電話が来た」「訪問していない」と聞いた。
<以下、隠し字> 鬼塚は高橋に榊原が勝呂の家に入った証言を確認し、石鹸指紋を残し家に入ったと告げ、高橋は「迷惑していて帽子を探していた勝呂と口論し殺害した」と認め榊原も憎んだ、勝呂は榊原と孫に盾や五輪記念品を届けようとした。
鬼塚は木地本から盗難品「古い懐中時計」に鬼塚の血と指紋が有ったと聞き、青木の遺体が発見されたと通報が入った。
脚本:櫻井武晴
監督:白川士
- 第7話(e):2019年3月01日:46m
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新宿駅西口で司法係の前任者で辞職した青木元(石井正則)の遺体が発見され、課長・栗田史郎(石黒賢)と司法係・遠山咲(上白石萌音)らが現場に行き、司法係・鬼塚一路(北大路欣也)は鑑識・木地本淳子(余貴美子)に「血液指紋がつく盗難品の懐中時計の持主は1年前の「早稲田通り魔事件」被害者・森千夏(森矢カンナ)だ」と思い出し告げ管理官・神啓太郎(風間俊介)は新宿東署も捜査参加を考えた。
鬼塚と庶務担当・大橋幹(谷本貴彦)は森勇(大友康平)から娘・千夏は退職し、先月に田沼行雄(金井勇太)から手紙が届き失踪中したと聞き、新宿東署長・烏丸祥司(勝野洋)は本庁捜査1課長・十河正美(宅麻伸)から西署の捜査本部参加を要請された。
捜査会議で1課刑事・若林修(尾上寛之)は他殺を疑い、鑑識・郡司敏則(佐藤孝之)は毒殺と告げた、神と鬼塚と遠山と栗田は「新宿駅は建て増しで迷宮の様に複雑」「遺留品の手袋成分が爪に付着」「新宿東口ゴミ箱から毒物が見つかった」と知った。
鬼塚と遠山は勇の工場の従業員・国見明(湯江タケユキ)から「千夏の失踪後に青木が来て勇と会った」と聞き、鬼塚と神は拘置所で田沼に会い千夏との手紙を知り、遠山と刑事・山崎清(内田朝陽)と本多太一(松本大志)は勇から千夏が被害届を出していたと聞き、千夏が東署に若林に会いに来たと判った。
遠山は被害届を探しに省庁合同倉庫に行き、若林が先月来て調べたと判り、遠山は田沼の被害届を見つけが認知票は無った、行き倒れた千夏が見つかり勇は千夏が青木を殺害したと疑い隠したと告げた、青木は新宿駅に詳しく、鬼塚は青木の死体発見場所と毒物発見場所の間の捜索を考え、千夏の意識が戻った。
<以下、隠し字> 鬼塚ら東署メンバーは十河と若林を呼び出し、「田沼は当時の交番巡査・若林に被害届を提出し、千夏から聞いた若林は倉庫で探すが認知票は無く当時の担当・青木に会った」「通り魔事件で若林は田沼の名を十河に告げたが隠くされた」「十河は青木から犯罪件数を減らせの上司の圧力に押しつぶされて8000件以上の認知票を送っていないと聞き隠した」「判断ミスで通り魔事件解決が遅れて鬼塚が刺された」。
「青木は鬼塚の怪我の責任を感じ退職し、千夏に接触し謝罪し、青木は生活安全課から盗み出し持っていた毒物を使い自殺した」「新宿駅に詳しい青木は殺人を偽装し、捜査させた」。
脚本:櫻井武晴
監督:塚本連平
- SP:「記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」「令和の女殺人鬼」:2020/07/27:90m
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新宿区・須賀町で粕汁の集団食中毒事件が起きて佐伯俊春と伊藤正(神保悟志)が死亡し、毒物が保管されていた『新宿マキタ製鋼』の妻・蒔田紀子(大塚寧々)は容疑を否認した。
2日前に新宿東署刑事課司法係長・鬼塚一路(北大路欣也)と司法係・遠山咲(上白石萌音)は認知票を入力し、刑事官・神啓太郎(風間俊介)と捜査1係係長・栗田史郎(石黒賢)は新宿区須賀町の小火を告げた。
小火の消火後に須賀町・主婦・伊藤恵(櫻井淳子)は夫・伊藤正らに消防服を届け、主婦・蒔田紀子は粕汁を作り振る舞うと食べた者が何人か苦しんだ。
捜査1係・山崎清(内田朝陽)と本多太一(松本大志)はオレンジの匂いを感じ、鬼塚はシアン中毒を疑い、鬼塚は記憶を遡り新宿マキタ製鋼に遠山咲を向かわせ、鑑識係長・木地本淳子(余貴美子)と鑑識・郡司敏則(佐藤孝之)らが現場を調べ、遠山咲は紀子と娘・蒔田優子(凛美)に会った。
佐伯と伊藤正が死亡し重傷者15名で、警視庁捜査1課管理官・橘修平(深澤辰哉)は無差別犯を疑い直ぐに捜査会議を開き地域の監視カメラ映像を調べ住民のみが写り、50名分の毒物が紛失していた、蒔田雄三(伊藤正之)は熱海旅行中で紀子は事件後に家に直ぐに戻っていた。
神は橘と言い争い雄三のアリバイを告げ、鬼塚は昭和に新宿マキタ製鋼で雄三の父が廃液を漏らし井戸水使用が禁止されて、工場が閉鎖され須賀町に引越し雄三が再開したと告げた。
山崎と本多は住民に昭和の事故を聞き込み、毒物が一致し正の食器からも毒物が見つかった、鬼塚は食器の毒物が疑問だった、橘はテレビ放送中に任意同行した、紀子は粕汁で無事な人もあり容疑を否定し火事中に誰で持ち出せると告げた。
最初に毒は無くお替わりした粕汁の毒が有ったと思われた、恵は紀子は伊藤夫婦だけには冷たかったと告げ、鬼塚は紀子に伊藤夫婦との仲を問うた、紀子は俊春は短時間で食べきれないと主張し、鑑識は再現調査し確認した、遠山は紀子の実家を捜し西新宿・十二壮だった、鬼塚は正の食器だけ紀子の指紋が見つからず別人がよそったと疑った。
咲は隣人・久住圭子(岡まゆみ)から「三浦紀子が西村と結婚し優子が生まれたが離婚し、男と住んだ」と聞き、神は火事も粕汁も偶然で時間が無く手順が疑問と考えた。
被害者の会が作られたが恵の結婚詐欺疑惑が報じられ、久住は紀子の同棲相手は雄三でなく正と告げた、恵の指輪は夫の母の形見で、紀子のネックレスは指輪で正から貰っていた、鬼塚と庶務係・大橋幹(谷本貴彦)は恵と娘を寺に住まわせ正は結婚詐欺を気づき魚が嫌いと告げた。
雄三は鍵の紛失を認め見つかった鍵から恵の犬の唾液が見つかった、正は指輪を沢山買ったと判り、紀子は正からの結婚詐欺被害者だった。
<以下、隠し字> 鬼塚と神は紀子に「動機は怨恨で正を狙い、正は魚が嫌いで食べずに粕汁を鍋に戻した、以降食べた人が中毒した」と告げ、雄三が恵の犬の唾液と告げると、鬼塚は「雄三の細工」と告げた。
紀子は「正が警察から詐欺師と知り、優子が偶然に住所を知り紀子は引越すが無視された」と告げ、優子は「粕汁に毒を入れ正に渡したが鍋に戻した。正は人が倒れ優子を見て犯人と気づき、自分で粕汁を食べた」、鬼塚は「紀子は優子を疑い、娘を守ろうとした。優子は手袋をして粕汁に毒を入れ正に渡した」と告げた。
監督:塚本連平
脚本:櫻井武晴