刑事110キロ
- キャスト
-
花沢太郎(石塚英彦):京都府警・捜査一課長付き刑事。
木内光義(中村俊介):捜査一課長付き刑事
権田千夏(星野真里):捜査一課長付きの女性刑事
鬼久保巌(石丸謙二郎):京都府警捜査一課一係長
木内菜穂子(井上和香):木内光義の妻
白石あかね(竹下景子):「小鍋屋あかね」の店主
錦織玲子(高畑淳子):捜査一課長
- スタッフ
-
監督:黒沢直輔・石川一郎
脚本:石原武龍・尾西兼一ほか
- 第1話 -2013年4月25日-
-
京都市で看護師・村井秀美(中村彩実)の死体が見つかり、凶器ののみから前科者・三宅悠輔(大熊ひろたか)に容疑がかかり、現場で悠輔見たと目撃証言もあった。
京都府警捜査一課長・錦織玲子(高畑淳子)と一課長付特別班刑事・木内光義(中村俊介)は、悠輔の母で助産師の三宅悠里子(市原悦子)の自宅張込むと、突然太った警官が悠里子の家に入り、警官・花沢太郎(石塚英彦)は水をもらうために、悠里子の家に寄ったが悠里子の家にワケありの客がいると見抜き、逃走する悠輔を木内は追うが見失しなった。
太郎の洞察力を気づいた玲子は特別班の刑事に抜擢した。
死んだ秀美の恋人で病院理事・氷川京太郎(原慎一)が階段から転落死の事件が発生し、手の小さな傷から悠里子を訪問して駆除したばかりのスズメ蜂の巣を見つけるが、悠里子は思いつきでない確かな証拠を要求した。
<以下、隠し字> 太郎・木内は小鍋屋あかねの白石あかね(竹下景子)から秀美と悠輔は恋人だが、前科者の悠輔が公表を避けていたと聞き、悠輔を見たと目撃者を調べると氷川に買収されており、氷川は秀美のストーカーと判り、氷川の死因もスズメ蜂によるアナーキーショックと判った。
悠輔の無罪と、悠里子の氷川殺害を告げに家に訪れると、悠輔はその家で既に亡くなっていた。
- 第2話 -2013年5月2日-
-
京都で弁護士・青木千賀子(中村高華)の絞殺死体が見つかり、弁護士の夫・青木誠一(羽場裕一)とおしどり夫婦弁護士と知られていた。
捜査一課・鬼久保巌(石丸謙二郎)らと現場に行った特別班・花沢(石塚英彦)は藁の切れ端を見つけ、被害者の靴底の京野菜のみぶなの葉と、自動車内に外出用の靴が見つかった。
花沢は、木内(中村俊介)と京野菜の店へ行くと店長・梅渓靖子(高野志穂)と内縁の夫・白石勇作(本田博太郎)が立ち退き問題で谷山建設の手下の嫌がらせを受け小鍋屋の女将・白石あかね(竹下景子)が追い払っていた。
鬼久保は青木誠一から仕事は別で詳細は不明で当日は琵琶湖へ出張と聞いた。
あかねの店で花沢と木内は干し大根を貰い、あかねは店で食中毒になったという客の弁護士・千賀子が示談交渉で高額を要求しており、しかもあかねに殺人の前科があり、夫・白石勇作と離婚調整中だが梅渓から京野菜を購入していた。
京都府警捜査一課長・錦織(高畑淳子)は複雑な様だが、権田千夏刑事(星野真里)は食中毒に疑問で被害者・バーの女・宮野恵子に話を聞くが千賀子依頼理由と示談理由が曖昧だった。
鬼久保は凶器の藁と、食中毒の示談交渉からあかねを容疑者と見るが、花沢は証拠が揃いすぎと感じ、権田は宮野の店で会った男が谷山建設社長でわざと事件にしたと疑った。
帰る木内に附いて花沢は家に押しかけ妻・木内菜穂子(井上和香)や子供達と会った。
<以下、隠し字> 木内は青木誠一のアリバイを調べ、花沢は青木誠一に外出用靴でなくて運転用の靴についたみぶなの葉の疑問を告げ、木内は千賀子の靴の泥に琵琶湖の成分存在を告げた。
釈放されたあかねは白石勇作に離婚届けを渡した。
- 第3話 -2013年5月9日-
-
京都市内で若い女性ばかりの連続暴行殺人事件が発生し、京都府警への批判が高まり女性捜査一課長の錦織(高畑淳子)は、ニュースキャスター・三田村薫(東ちづる)に番組で非難された。
同一犯の暴行殺人事件が発生し、犯人のスニーカーの種類が判明したが玲子は上層部から事件を解決を要求され、花沢(石塚英彦)は聞き込み中に元下着窃盗犯・梨田(加藤歩)が手伝いをもし出たが、逆に薫に番組で批判された。
白石あかね(竹下景子)の「小鍋屋」に寄った玲子は、大学時代の知り合い・河原渉(三浦浩一)と再会するが、翌朝死体で見つかり、被害者と最後に会っ玲子は一係長・鬼久保(石丸謙二郎)らの取り調べを受けた。
<以下、隠し字> 花沢は小物が散らかりポケットに血痕がある事から無い携帯電話が犯人が持ち去っていない可能性を知り、木内(中村俊介)・権田(星野真里)と探すが川端で血痕を見つけ探すと巡査時代の知り合いが多数手伝い見つけりと、暴行犯の靴と写真がぼけて写り同一犯と判った。
薫は河原を誤解していたが、漸く打ち解けて花沢は薫の放送で犯人捜しの情報を流して貰い、犯人は逮捕された。
- 第4話 -2013年5月16日-
-
京都府警捜査一課長付特別班刑事・権田(星野真里)の恩師犯罪心理学科教授・奈良和彦(辰巳琢郎)は男の頭に楯を打撃し室内を破壊して、権田らの同窓会に参加した。
権田の母校の教授・城島誠(酒井高陽)が研究室で撲殺で見つかり、捜査一課一係長・鬼久保(石丸謙二郎)はすぐに犯人が見つかると考えるが、被害者は悪いウワサが多く、臨場した花沢(石塚英彦)は被害者の爪だけがきれいな事に不審を持った。
花沢・権田は大学の研究室を調べ扉開け放しが疑問で遺体の早期発見をさせたかったと考え、権田の恩師・奈良は状況から犯人は典型的な秩序型タイプの男性と分析したが花沢は納得出来なかった。
花沢は城島教授の妻・城島雅子(舟木幸)に夜に会うが手に包帯を巻き暗かったが奈良の後輩でもあった。
鬼久保は大学准教授・吉野准一(鷲尾昇)を疑うが容疑は薄く、花沢・木内(中村俊介)は奈良の車が長時間エンジンをつけて止めてあった事を知り、死体の環境温度で死亡時間が変わるため殺害場所を疑った。
<以下、隠し字> 城島宅の家宅捜査を行うと凶器の楯が見つかり奈良の指紋がついていた。
花沢・権田に殺人等を自供するが、木内が城島雅子を連れてきて夫のDVが激しく殴り殺して、電話で奈良に相談したと自供し、城島誠の爪は雅子を傷つけたために奈良が綺麗に切った。
- 第5話 -2013年5月23日-
-
出勤途中の京都府警捜査一課長・錦織(高畑淳子)は、ビルの屋上に女子高生を発見し、権田(星野真里)・木内(中村俊介)・花沢(石塚英彦)も駆けつけるが、ある場所に行くことを要求した。
権田は制服から三上晶(小池里奈)と調べ、花沢と木内指定した場所に行くとホームレスをがおり、近所の交番警官は先週女子高生から通報があったが窃盗事件の捜査で対処できなかったといい、先週と同様に高校生がホームレスを襲撃し捕まえた花沢は、先週は中に晶と同じ高校の生徒がいたが、矢沢透(井之脇海)という男子高校生は「京阪ドラゴン」という付近を牛耳る不良グループに向かったと言った。
透の母は何も知らないと言うが何か隠し、透を探す途中に元会社社長・川井淳(谷口高史)が、ライフルで狙われた現場に出会うが自殺風で疑問だった。
晶はビルの上で歌いだし、権田はそれをネットと班のメンバーに配信し、木内は透の母が飲む麻薬を使用している事を突き止めた。
<以下、隠し字> 透は京阪ドラゴンから飲む麻薬を盗み追われ、あかね(竹下景子)の「小鍋屋」に逃げ込み話を聞いたあかねは花沢に連絡した。
花沢は老人から晶の動機を聞き、あかねの電話で木内と「小鍋屋」に向かうが不良グループが先に突き止めて、透は逃げて追い詰められるが川井をライフルで狙った男が思わず助け一味を逮捕した。
透は晶に駆けつけ、自分も母に飲む麻薬を止めさせると言った。
- 第6話 -2013年5月30日
-
詐欺と恐喝の常習犯・金子安雄(杉山幸晴)が刺殺され、同じ刑務所に服役していた小畑八郎(ミッキー・カーチス)が浮かぶが写真を見た特別班刑事・花沢(石塚英彦)は、前夜にある学習塾の前で、小畑が同級生にイタズラされた生徒の自転車を直していた。
花沢は金子と小畑が言い争いをしていた店で、金子がテレビを見て「金のなる木」と言ったことを知り、金子は誰かを脅していたと思い、特別班刑事・権田(星野真里)の調査で人気が高いスパルタ学習塾のニュースだとわかった。
花沢・木内(中村俊介)は学習塾塾長・上杉慶一(高橋和也)と会うが、金子も小畑も面識はないというが副塾長・広澤宗孝(小林正寛)は金子が上杉を訪ねて来たことを証言した。
現場を調べた花沢は犯人がペンやライターや栓抜きなど関連性のないものを持ち去っと気がつき、権田は小畑と上杉が親子関係と突き止め鬼久保(石丸謙二郎)らは小畑を逮捕し、花沢は上杉のアリバイが45分程空白があると広澤の案内でしり、小畑に伝えると急に自供し凶器等が見つかった。
<以下、隠し字> 錦織(高畑淳子)から安易に小畑に情報を伝えたと花沢は怒られ、現場から時計が無くなっていると気づき、権田は45分でゆける範囲から上杉からアリバイを証明し、金子が見たテレビにもう一人写っていた事に気づいた。
- 第7話 -2013年6月6日-
-
非番の日、同僚・木内(中村俊介)一家と花沢(石塚英彦)は、京都郊外の村で、警察学校同期の駐在所勤務・横山忠志(鶴見辰吾)と出会うが出世頭で刑事だったが何があったのか。
銀行強盗事件が発生し拳銃を持った3人組の犯人が花沢らのいる村に逃げ込み、犯人らと出あった花沢と木内は横山と2人の身柄を確保したが、新庄(佐野和真)が木内の妻・菜穂子(井上和香)と娘らを人質に食堂に立てこもった。
横山の提案で花沢が新庄の気を引き、横山と木内が背後から近づくことにしたが新庄が木内に発砲し、横山が前に出て新庄を射殺した。
木内は軽傷で、横山も拳銃使用の正当性が認められた。
実は新庄たち犯行グループが2カ月ほど前から村で暮らし横山とも顔見知りで、新庄たちは周囲の住人たちともめ事を起こして嫌われていたが、射殺が当然という顔が気になり、花沢は有給休暇で横山を再び訪ねるが村の人々は横山に厚い信頼を寄せていた。
錦織(高畑淳子)は木内と権田(星野真里)に横山の配置換えの理由を調べさすがどこも語らなかった。
<以下、隠し字> 花沢は幼稚園の誰からも慕われていた先生・みどりが崖から落ちて長期気を失ったままとしり、新庄が後を追っていたという証言もあった。
横山の配置換えの理由は被害者に感情移入し過ぎ、容疑者に暴力をふるったのが原因だった。
横山の殺意を実証する事は出来なかったが、みどりが気がつき・・・・・。
- 最終回 -2013年6月13日-
-
老舗呉服店の店主・高橋誠一(西山清孝)が殺され、深夜犯人が店の金庫を開けようとして店主に気づかれ殴殺したらしく、前科5犯で3日前に出所した武島圭吾(梶原善)の指紋が検出された。
花沢(石塚英彦)は武島が前日夜に、白石あかね(竹下景子)の小鍋屋で無銭飲食し、花沢が雰囲気で無銭飲食を見抜くが現行犯逮捕しようとしたがあかねがかばい、花沢は逮捕していればと悔やんだ。
花沢たちは武島を逮捕したが殺害を否認し、共犯の名も明かさず、武島の不幸な人生を知った花沢は根気よく自供を求めた。
ある日、武島が取り調べに花沢を指名し、以前あかねの店で立派な紳士が「やり直そう」と語りかけていたと話し、京都府警捜査一課長・錦織(高畑淳子)は真実なら15年前のあかねの殺人の動機が成立しなくなるのだった。
当時祇園一の芸妓のあかねは交際相手殺害で逮捕起訴されて、すでに出所しているが別の恋人がいればあかねの動機がなくなり無実の可能性が強くなる。
武島が共犯の名前・会田康人(本山力)を花沢に示し、1課が対応した。
特別班は、あかねの事件を調べ始めた。
<以下、隠し字> 当時、妹分の芸妓をかばった可能性があり、現在止めている川上智美(中原果南)を訪問すると何も語らず14歳の娘がいた。
証拠はなく、あかねは妊娠していた妹分の芸妓をかばった可能性が強いが、誰も得をしないと言う言葉に、錦織は「時が解決する」と手紙を書いた。
そして、・・・・・。
- 感想
-
全体を白石あかねの謎が背景にあり、その他は1話完結のドラマだ。
個性派集団だが、全てがキャラクターを生かせてない様だ。
回数が少ないので仕方がないのだろう。