HERO

キャスト

久利生公平検事(木村拓哉)
雨宮舞子事務官(松たか子)
鍋島利光次席(児玉清)
牛丸豊部長(角野卓造)
中村美鈴検事(大塚寧々)
芝山貢検事(阿部寛)
江上達夫検事(勝村政信)
遠藤賢治事務官(八嶋智人)
末次隆之事務官(小日向文世)
監視員(正名僕蔵)
マスター(田中要次)

スタッフ

2001年

第1話:最悪の出会い:2001年1月8日:59m

東京地検城西支部が内偵していた代議士の贈収賄事件が午前8時、マスコミ注目の中で、牛丸部長(角野卓造)が中村検事(大塚寧々)・雨宮事務官(松たか子)と収賄容疑で岬代議士(清水省吾)を逮捕して家宅捜査し、芝山検事(阿部寛)・江上検事(勝村政信)が事務官・警察と贈賄企業の強制捜査を行った。
青森地検から久利生検事(木村拓哉)が城西支部に赴任し、中村検事と兼任で事務官になった雨宮は、彼の経歴・姿勢に戸惑い、久利生は中村の部屋で収賄事件の岬のアリバイ写真を見、担当は下着泥棒・田村で雨宮は目撃者がいると言い拘留し、久利生は疑問を持ち、通販での購入品が届き、雨宮が久利生歓迎会の幹事になった。
久利生は現場を調べビデオを見て証言と較べ、牛丸から警察からクレームと注意され、被害届けの女性らと打ち解け下着が本人の物でないと聞き、鍋島部長(児玉清)が牛丸と雨宮に久利生の事を話した。
<以下、隠し字>
岬代議士のアリバイが崩せないが、雨宮が久利生に呼ばれ現場に行くと巡査と自転車の乗り捨てを調べ、近くの船で岬代議士のアリバイ写真を誰が映したか疑問と判るがそれが実際の船でアリバイが崩れた。
久利生は下着泥棒を不起訴にし雨宮はビデオに家宅捜査映像が不規則に写り、巡査が雨宮に久利生のアドバイスで真犯人逮捕と告げた。
久利生と雨宮がマスター(田中要次)で待つが誰も歓迎会に来なかった。


脚本:大竹研
監督:鈴木雅之

第2話:帰れないふたり:2001年1月15日:47m

雨宮事務官(松たか子)は周囲から色々と誤解され、江上検事(勝村政信)からK-1の観戦に誘われ、久利生検事(木村拓哉)に顔に殴られた痕跡の被疑者・高井戸(速水亮)が送られてきて警察での供述後は一切黙秘を続け、供述は相手が殴りかかり振り払うと階段から転落し死亡したとなっていた。
被疑者の父の依頼で大物弁護士・坂ノ上(神山繁)が来て正当防衛を主張し牛丸部長(角野卓造)も同意するが、久利生は被疑者の態度等に違和感を覚え捜査に出かけ、急ぎの取り調べは他の検事の担当になり、久利生が被害者や被疑者友人達の証言が不信だった。
<以下、隠し字>
久利生と雨宮は被害者の父と話しこみ和菓子を食べ、日が暮れ女性の証言者・今村真澄(中越典子)に会い絡まれた内容を聞き、電車に乗り怪我の指に雨宮に絆創膏を貼って貰い、和菓子職人が殴る事が疑問で口裏合わせを疑い、現場で屋台を見つけ新証言を得て拘留し起訴すると坂ノ上に言った。
鍋島次席(児玉清)は牛丸に、坂ノ上は情量酌量を求めるだろうと言った。


脚本:福田靖
監督:鈴木雅之

第3話:恋という名の犯罪:2001年1月22日

江上検事(勝村政信)と雨宮事務官(松たか子)がバーで会話中に、背後で別れ話のもつれで宮川雅史(宮迫博之)が島野紗江子(森口瑤子)に食事用のナイフで切りかかり、翌日傷害事件被疑者で宮川が久利生検事(木村拓哉)に送検されてきた。
久利生は料理家・紗江子に宮川の証言を言うが全て否定し告訴取り下げを言い、江上は牛丸部長(角野卓造)からフランス大使館のパーティ招待状を貰い雨宮を誘った。
久利生は紗江子の結婚詐欺を疑い捜査を開始し、被害者への誘い方法と言葉が同じで巧妙な手口で、久利生は結婚詐欺は最も難しいと雨宮に言い、江上は芝山検事(阿部寛)にパーティ招待状を譲り、久利生は宮川に紗江子への逆告訴を勧めた。
久利生は紗江子の料理教室に行き結婚詐欺の告訴状を見せ、芝山は中村検事(大塚寧々)を誘い、牛丸部長(角野卓造)は江上のサポートで1回の取り調べで送検を決めろと言うが、江上は最初から諦めていた。
<以下、隠し字>
久利生は紗江子を障害事件を取り調べ次ぎに結婚詐欺にすると相手が金を持ちいつも本気の恋愛と言い、雨宮は紗江子が強いと言い、牛丸は告訴を心配し、鍋島次席(児玉清)は何故に久利生が不起訴になる告訴をしたか疑問と言った。
久利生は紗江子の料理教室に行き話すと障害の告訴を取り下げ、久利生は廻ってきたパーティ招待状を雨宮に渡し江上を誘う事を勧め、宮川を起訴猶予にした。


脚本:福田靖
監督:平野眞

第4話:彼に教わったこと:2001年1月29日

芝山検事(阿部寛)が大手法律事務所から移籍話が来て、女子大生がストーカーに殺される事件が発生し江上検事(勝村政信)は雨宮事務官(松たか子)と司法解剖に立会い、怪我で入院の容疑者・小山田(菊池均也)と面会したが、凶器が発見されず被疑者が入院し警察の意向に反し逮捕をせず捜査続行を指示した。
その夜に小山田が病院を脱走し、江上は警察とマスコミから非難されたが、久利生(木村拓哉)は逮捕時の写真から高価な服装で殺人を犯すと思えないと言い、雨宮と中村検事(大塚寧々)は独自に捜査を開始し刑事(宇梶剛士)と揉めて成果がなく、無銭飲食(梶原善)を調べる久利生も中断して末次事務官(小日向文世)と小山田の姉(森下涼子)に行くが会えず、無銭飲食の取り調べを続けたが1品は食べてないと言い証言確認に行くと、殺人事件のパトカーに逃げたと聞いた。
<以下、隠し字>
芝山と遠藤事務官(八嶋智人)が現場捜査に行くと、小山田逮捕の報が届き皆が諦めるが、久利生は小山田の姉に行くと雨宮も行き自殺に気づいた、久利生は冷凍車に気づき天井に血を見つけた。
久利生は刑事と無銭飲食犯の証言からレストランの店員・白井を捕らえ、小山田の服は安物だった。


脚本:福田靖
監督:鈴木雅之

第5話:二人きりの夜:2001年2月5日

久利生検事(木村拓哉)は雨宮事務官(松たか子)を食事に誘うが勉強が忙しいと言い、江上検事(勝村政信)の誘いを断り、久利生に好きだと言われた夢を見た。
検察庁内で起きた不倫騒動が話題となり鍋島部長(児玉清)が牛丸部長(角野卓造)に注意し、不倫のもつれで妻・美紀子を傷つけた夫・矢口徹(小原雅人)が傷害容疑で送検されてきたが、夫は容疑を否認したが、愛人・川原麻美(桜井幸子)は矢口の容疑を認める証言を行っていた。
久利生は麻美の本心を知るため南房総へ行き、勢いで不倫宣言した雨宮も同行し久利生と麻美の実家が経営するホテルで麻美から離婚話に矢口が包丁を出したと言い、久利生は麻美の母(芦沢孝子)から写真を見せて貰い泊まるが部屋が1つで同じ部屋に泊まることになった。
城西支部では芝山検事(阿部寛)が遠藤事務官(八嶋智人)に検察庁の不倫騒動情報を集めさせ、牛丸は中村検事(大塚寧々)に話しを聞き久利生と雨宮を心配し、雨宮の身を案じる江上と芝山に不快な中村と江上に振り回される末次事務官(小日向文世)と不倫情報を集める遠藤だった。
<以下、隠し字>
久利生は酒に酔う雨宮に彼氏の事を聞き好みを言いあうと、雨宮は麻美に彼氏がいなく相手の幸せを考えてしまい不倫は考えられなく麻美が冷静と感心し、部屋で眠った。
翌日起きた雨宮は久利生と、麻美が地検で美紀子が包丁を持ちだしたと証言を変え忘れられるのが嫌で嘘をついたと言った。


脚本:秦建日子・福田靖
監督:平野眞

第6話:彼女の一番大切なモノ:2001年2月12日

雨宮事務官(松たか子)は通販に発注し、久利生検事(木村拓哉)と警官殺しの容疑者・安田を取り調べ護身用にナイフを持ち、久利生は柔道四段で護身が疑問で、雨宮はバーで久利生と知り合った男・真壁(村井克行)に誘われバー「Hungry Heart」に行き、久利生は被疑者が身代わりと言ったと連絡を受けた。
雨宮は久利生から電話を受け、真壁に奥に誘われると警察の賭博容疑の強制捜査に巻き込まれ、朝に開放され迎えに来た久利生に会い、牛丸部長(角野卓造)に怒られ、雨宮は落とし物に気づき、鍋島部長(児玉清)から警官殺しは慎重にと連絡が入った。
久利生に真犯人として金融業・太田川(升毅)が送検され性急な警察と勇み足を警戒する検察とアリバイを主張する被疑者とで、久利生はアリバイを疑い太田川の家に行くが同行する雨宮は寝不足と落し物で捜査に身が入らないが、久利生はマッチを押収し調べた。
<以下、隠し字>
雨宮は江上検事(勝村政信)に「Hungry Heart」の調べを頼むが刑事(光石研)から何を探しているか疑っていると言われ、聞いた皆が憶測し、久利生は東京のマッチの店を雨宮と調べに回り、支部で警察の強制捜査の目的を麻薬と疑い、久利生と雨宮は「Hungry Heart」に到着すると牛丸から呼び戻されると久利生はナンパされたと言い、「Hungry Heart」に行き雨宮が探し続けマッチを見つけ久利生は最近マッチが変わったと知り太田川が入手出来ないので東京にいたと証明した。
久利生は現場で見つけた幸運のペンダントを雨宮に渡した。


脚本:福田靖
監督:澤田鎌作

第7話:君に会えてよかった:2001年2月19日

遠藤事務官(八嶋智人)と末次事務官(小日向文世)と雨宮事務官(松たか子)は検事の人使いや事務官の仕事に不満で、雨宮は副検事の内部試験を受けたく、雨宮が掛け持ちの久利生検事(木村拓哉)の事務官に正木事務官(金田明夫)が異動と聞いた。
久利生は大手貿易会社の専務・綿貫(寺田農)が被疑者の痴漢事件を担当し逃亡の恐れがなく返し、被害者・朝倉は同じ会社で解雇され、久利生と雨宮は綿貫と弁護士・神林(石丸謙二郎)に会い次ぎに運転手に聞き、会社全体で綿貫を守っていた。
正木は遠藤と末次にバーで正木から事務官を辞めクレープ屋を開く予定と話し、遠藤と末次は正木に同調した。
<以下、隠し字>
久利生と雨宮と正木は朝倉に5回の痴漢を聞き、専務は出頭命令を拒否し神林は被害者の過去で脅かし、久利生は綿貫を不起訴にして、綿貫の運転手・松原や秘書・萩原等の会社社員に話しを聞いたが何も言わなかった。
久利生は運転手・松原の聴取を続けると業務日誌を置いて席を外し読み、綿貫と神林とに会いに行き雨宮も来て松原と萩原は綿貫が車で来た日を言い綿貫は否定するが失言し、久利生は神林を犯人隠匿罪と言い綿貫を起訴した。


脚本:福田靖
監督:鈴木雅之

第8話:過去を知る女:2001年2月26日

痴漢事件の裁判で弁護士・巽江里子(飯島直子)が中村検事(大塚寧々)を論破し、久利生検事(木村拓哉)と同期と話し、江里子が城西支部で話題となった。
医療過誤事件が送検され病院側の妨害が予想され久利生が担当で、病院が雇った弁護士は久利生と司法修習同期の江里子で、久利生は雨宮事務官(松たか子)と被疑者・本間を調べると、警察での自供から一転して容疑を全面否認し手術ミスの証言を撤回した。
翌日、久利生は雨宮と被害者の妻(大塚良重)に病院から説明が得られないと聞き、病院で理事長・田所(田山涼成)と院長・笹本(津村鷹志)に関係者全てが同じ内容を言い、中村は事件が夜で他の手術と重なると気づき、久利生と雨宮は止めた准看護師・真山(西牟田恵)を訪ね母(木内晶子)から取り立て屋と間違われ、有名病院勤務を聞き訪問すると検事と言われ、弁護士に誘われたらしく逃げ様とした。
<以下、隠し字>
久利生は真山に再発防止を訴え、手術が途中で長期化したと聞き起訴すると江里子が来て3人で飲むと雨宮が酔い江里子に絡み、江里子は真山を訪ね母の店の援助中止を言い、鍋島部長(児玉清)は牛丸部長(角野卓造)に証言は変わると言った。
久利生は新聞から情報を集め、裁判で真山が証言を変えるが、証言の矛盾を突き病院の体質を批判し、真山から証言を得た。


脚本:田辺満
監督:加門幾生

第9話:俺がずっとそばにいる:2001年3月5日

通勤途中の雨宮事務官(松たか子)が落下物に当たりそうな事故に遭遇したが、無視して城西支部は仕事を始めるとピザの宅配を装う暴漢が煙幕を焚き備品を破壊し逃走の襲撃事件が起きた。
刑事・高梨(高橋克実)の質問にパニックの検事・事務官は証言が出来ず捜査は進まず憶測が出て、鍋島部長(児玉清)が記者会見し検事・事務官らは過去の被疑者を調べ、久利生検事(木村拓哉)は逃走の音が気になり、検事・事務官らは疑心暗鬼になった。
雨宮は鞄に爆発物を見つけ怯え久利生の部屋に泊まり、久利生は犯人がスプレー缶を持っていたと考え通報し、高梨に呼ばれ落書きを見つけ、起きた雨宮は警護の巡査(おかやまはじめ)と捜査から帰る久利生に会った。
<以下、隠し字>
犯人・西村(相島一之)が捕まり動機がなく、雨宮が1人で帰り久利生は急ぎ追うと雨宮は女(りょう)に狙われ久利生が捕らえ東野薫で中村検事(大塚寧々)が起訴しており、久利生は正しい裁判の為に全てを調べて起訴すると答えた。


脚本:福田靖
監督:鈴木雅之

第10話:別れの予感:2001年3月12日

久利生検事(木村拓哉)と雨宮事務官(松たか子)に人気キャスター暴行事件の被疑者・古田(高橋一生)が送検されたが警察での自白を否定し、古田を犯人と主張する被害者・榎本(羽田美智子)は犯人の顔を見ず、久利生は証拠不十分で不起訴にした。
警察・矢口(梅沢富美男)(阿南健治)は納得せず榎本は検察審議会に提訴しそこで久利生は説明し、榎本は脅迫状を受け取り検察や久利生個人を非難したが、再度榎本が暴漢に襲われ、古田は行方不明になり、脅迫状の指紋や榎本が襲われた時に見た腕の傷から警察も古田以外の真犯人の存在に気付くが面子を保つため公表を止め古田の逮捕を目指し、マスコミの検察と久利生バッシングが増し、検察審議会の再審議が決まり、警察に怯えた古田は久利生に電話するが自殺し久利生は所持品を見て不審だった。
鍋島部長(児玉清)は牛丸部長(角野卓造)に久利生の過去を話し、久利生は雨宮に古田の気持を思い姿を消し雨宮が探すと電話で呼ばれ榎本を事件現場に呼び出すと真犯人が現れ雨宮が捕らえると江上検事(勝村政信)だが榎本はもう良いでしょうと言い、久利生は真実を求めた。
<以下、隠し字>
矢口が久利生に検察に呼ばれ、古田自殺前に犯人でないと知っていたと言われ、久利生は警察も検察もマスコミも保身で人を殺せると言い、他の検事・事務官らも同調し真犯人の再捜査を要求し、久利生は再度古田を不起訴にした。


脚本:田辺満
監督:澤田鎌作

最終(11)話:最後の事件:2001年3月19日:65m

雨宮事務官(松たか子)が休暇で石坂検事が来る前にいた久利生検事(木村拓哉)の事を城西支部の面々は話した。
鍋島部長(児玉清)と牛丸部長(角野卓造)は検察上層部は久利生に非がないが移動を命じられ、久利生はサッカースタジアムの警備員・向坂殺しを担当し、捜査中に被害者の息子・良太と出会い、牛丸は久利生に石垣島への異動を告げた。
久利生に被疑者・桐山(白井晃)が完全黙秘を続けると、特捜部(小木茂光・篠井英介)が桐山を取り調べに城西支部に乗り込んできて目的を隠し取り調べを始め特捜の検事達と、良太が城西支部を引っ掻き回すが久利生と雨宮は捜査に出て向坂を調べるが桐山との関係が無かった。
良太は向坂はいい加減だったと言い、雨宮は牛丸に久利生の異動撤回を言うが断られ、知った城西支部の面々は各々のやり方で調査を行い、良太を送った久利生は香典に500万円送った者がいたと知った。
<以下、隠し字>
芝山検事(阿部寛)は大物政治家絡みと言い中村検事(大塚寧々)は建設業者で桐山を知らず、久利生は事件の背後に大物政治家と建設業者の黒い関係を疑いスタジアムに民自党・三枝がいた証明が必要で、付近の喫茶店で諸星(三浦友和)がいたと知った。
久利生と雨宮は諸星事務所で秘書・森脇(戸田恵子)に会い江上検事(勝村政信)の電話で香典に500万円を渡したと判り、諸星は事件の関与を認めたが政治の理由で証言を拒み、久利生は良太への謝罪を求め、諸星は三枝告発を決め記者会見し、良太へ謝罪した。


脚本:福田靖
監督:鈴木雅之

感想

たぶんリアリティは弱いのだろうが、職業の意味は正しいのだろう。
日韓ワールドカップの時期だ。
題名が最終回のある人物を指すのも見てから判る。

このページの先頭へ