三間飛車戦法16

三間飛車戦法16・実戦譜

後手43銀型三間飛車対5筋位取り


後手は三間飛車から、43銀型で5筋を突かない、先手は57銀右から55歩と位取りを選んだ、36歩を突いているが37桂は跳ねていない。
後手は42角から3筋を狙う手もあったが、桂が跳ねていないので囲いを優先した。
先手は65歩を交換して盛り上がり、後手は72飛と展開したが結果は手損になり32飛と戻した。
先手65歩の合わせに後手は桂交換から64歩と受けてから42角を目指すのが普通だが、変化した。
後手は95歩から、85歩・84桂は先手の弱い端を狙うが、先手は6筋の厚みがあり、93歩成から77桂と攻め合ったの。
後手はあくまでも攻め合うが、先手玉は69玉から5筋が広い。
後手は56香から76歩と角を殺すが、攻め合い負けとなった。

先手持久戦対後手三間から四間飛車


後手の43銀形三間飛車に対して、先手は57銀からじっくり玉を囲った。
後手は71玉の美濃囲いから45歩と付いたのが疑問で、先手から65歩と開戦する狙いが生じて駒組が難しくなった。
後手は35歩から42飛としたが、26飛と85歩と待たれて困り73銀としたが大悪手だった、後手は苦しいが44飛しかなかったようだ。
先手36歩と動き、後手は43金と受けたが益々バラバラになり、先手は37桂の活用ではっきり優位になった。
先手は86角から77桂で銀桂交換に成功した、後手は95歩と紛れを求めた、先手23歩から34銀は失敗だが逆転まではしない。
後手は受け続けるが、先手の大駒の働きが強く、追い込まれた。

先手石田流三間飛車対鳥刺し


先手は75歩から三間飛車に振るが、後手は角道を開けずに駒組を進めた。
先手は美濃囲いに組み、後手は64銀から31角と引いて鳥刺しの作戦を明らかにした。
後手は55歩から54銀と抑え込み、84飛として74歩を狙うが、1歩の入手は難しい。
先手は後手からの仕掛けに対抗出来ているが、自分からの捌きには難しい。
先手は囲いの進展を目指すのが通常だが、46歩を突いただけで56歩と仕掛けた、ただ歩交換は有利なので収まり難い。
後手は当然に74歩と反発して捌きあいとなった、先手は玉の囲いに差があり、銀桂交換の駒得になった。
後手のと金攻めが速く、先手の持駒での攻めと微妙だった、後手58銀に先手45角もあった。

先手升田式早石田・77銀


先手は75歩から角道を止めずに三間飛車に構え、48玉から片美濃に囲い、後手は85歩から64歩・63銀と構えた、定跡形だ。
後手42玉に66歩からの持久戦は86歩があるので76飛と浮く、32玉なら36飛の狙いがある、以下88角成・同銀・33玉・77角・44角・同角・同歩・34飛・同玉・16角が一例で後手は気を使う形だ。
後手72金は77桂から96角を受けた、77銀から86歩にも同様に受けている、55銀に84飛は珍しく54歩を保留したが結局突いたので疑問かもしれない。
後手71金から61金・52金右は定跡だが知らないとアマには無理だ、抑え込めば手詰まりになると見ている。
先手は78金が動かせず手が詰まり、67角と打開した、定跡の一つで1歩持つ狙いだ、それを避けて82飛と逃げた。
先手は55歩から34角が狙いで先に65歩を突いたが、54角とすれば同じだ。 36角に先手は86飛・83歩を入れるべきだが、55銀としたが56歩があり、64歩と攻め合うが55銀から63角で自陣に傷が多い。
37歩に同銀は見落としだが、他の駒でも取り難かった。

先手67銀型三間飛車対65歩急戦


先手は78飛と三間飛車に振り、56歩から67銀と構えた、後手は64歩から74歩と急戦を狙った。
先手は待ちの姿勢だが46歩を選び後手は65歩と仕掛けた、先手の待ち方は色々あったが53銀左との交換は微妙だった。
後手は仕掛けて65歩、先手は同銀もあったが57銀を選んだ、95角を避けて89飛成も必然だ。
先手は次が手が広い、64桂や84歩もあるが88歩を選んだ、同竜ならば66角で、取らないと85飛とか82角がある。
後手も手が広いが99龍を含みに77角と打ったが受けの意味も多い、。
先手は81飛成としたが、後手67歩に91龍は疑問だった、67金・33角成・91龍だった、本譜は65桂が68歩成狙いで厳しかった。
先手は26香も効果が無く、68歩成から88龍で受けがなくなった。
以下は先手は龍を切って後手玉を急襲したが攻めが切れた。

後手早石田対先手35歩急戦


先手96歩の様子見に後手は35歩から升田式石田流に構えた、先手は46歩・47銀から角交換して77銀と構えた。
後手は33桂急戦は避けて、33銀から銀を繰りかえて64銀と移動した。
後手44銀に56角は33飛で受かるが、先手が26飛から36歩と交換すると35歩・56角・33飛・34歩は先手が良い。
後手は36同歩とせずに、44歩・35歩・同飛・36銀・34飛・35歩・33飛・24歩の進行が考えられる。
本譜は同歩・同銀に44角としたので一気に激しくなった、後手46竜まで進み後手は3筋のと金作りを目指した。
先手の手も広いが本譜は27飛までで駒損が解消されて、後手は24歩からと金作りを目指した、先手は攻め合いを目指した。
玉頭での攻め合いに進んだが、6筋から攻めた後手が早かった、。