三間飛車戦法17・実戦譜
先手67銀型三間飛車対65歩急戦
先手は56歩から68銀は中飛車の動きだが、66歩から67銀として三間飛車に構えた。
後手は64歩から74歩として、65歩と仕掛けて、68飛に73桂からタイミングをはかった。
先手は桂交換の時にキズになり難い形で待った、後手は先手の36歩のタイミングで86歩から75歩・66歩と決戦に出た。
先手66歩に同角で捌く狙いはあったが穏やかに76銀と応じ、64銀にも66角は避けた。
後手は65歩から角交換して86飛から84飛と守った、次に88角が狙いだ。
先手は78飛と守るが、33角から77桂・86歩で苦しくなった、後手は63銀と落ち着き守り、66桂で大優勢になった。
その後は守備陣形が弱くなった先手にはチャンスがなかった。
先手三間飛車対65歩急戦・55歩
先手の67銀形三間飛車に対して、後手は65歩急戦から63銀と53銀と二枚銀を並べた。
先手は玉を囲い、後手の66歩に76銀と躱して64銀左に55歩と突き捨てて変化した。
後手は同角から88歩としたが疑問だった、74歩から65桂を狙うべきだった。
後手83飛が疑問だったが、84歩・同飛に73歩成が疑問で75金で良かった。
先手は抑え込みを狙うが84桂では苦しい、後手47香で有利になった。
後手は13角から46桂が間に合って、勝ちになった。
先手石田流三間飛車対鳥刺し2
先手は75歩から三間飛車に振り、後手は角道を開けずに64銀から31角と鳥刺しに組んだ。
先手は77桂から66銀から97角と組み、後手は44銀としたが膠着状態となった、玉の囲いが難しい後手は難局だ。
後手84飛は疑問で単純な飛交換にも弱い、55歩の疑問で86歩で反発された。
先手は8筋は成功したが48金は疑問で、後手52飛に86飛も疑問だった。
後手は75銀から捌けて87角で良くなるが、66飛に62金が疑問手だった、先手に攻められ61飛まで先手優勢になった。
先手は好調に攻めたが、51角成からの殺到が問題だった、そこでは55歩と突いて問題なかった。
後手は73角と王手飛車で差が小さくなった、だが54香から55桂でまだ先手が良いが53金が疑問で逆転した。そこは53香成で優勢を維持できていた。
後手升田式早石田・13銀
後手は角道を止めずに35歩から三間飛車に構え、後手早石田を目指した、先手は46歩・47銀と定跡形に構えた。
後手は美濃囲いに囲い、34飛と浮いて次の44歩を見せる、先手は角交換して、早石田となった。
先手は38金と守勢を取り、手が詰まると39金から組み替える、ただ68金を省いている。
後手13銀から24歩と打開するが、後手は飛交換が悪く簡単ではない。
25銀に対して先手26歩は悪手で41角が良かった、さらに36歩に同歩が悪手で一気に形勢が悪くなった。
先手は銀を捌かせないように27飛とするべきだった、さらに56角が悪手で後手45桂で敗勢となった。
以後も手数は長いが、形勢は動かず、後手が大差で勝った。
後手三間飛車対56銀型45歩急戦
後手は三間飛車に振り、美濃囲いに囲う、先手は玉を78に移動して46歩から47銀と動いた。
先手56銀に後手は仕掛けを防がず54歩とおうじた、先手45歩で攻めが続く形で後手は守勢になった。
後手は銀交換から43銀と攻めたが、34銀不成は疑問だった、56歩を警戒した44歩が良かった。
後手51角ならば先手の対応が難しかった、だが後手は15角から37角成ると暴発した。
後手が34飛と捌いて難しい形勢だった。
先手36歩から同飛・47金が連続の疑問手で、後手は一気に攻勢になり優勢にもなった。
以下は先手も粘り手数が伸びたが、収支後手が優勢で、そのままに勝ち切った。
後手三間飛車対先手棒銀
先手は角道を開けずに、それ以外は定跡形に進めた、後手も三間飛車の一般形に進めた。
先手27手目66歩はやや消極的で振飛車の負担が減った、さらに39手目35歩から仕掛けたがやや弱い攻めだった。
先手47手目55歩が疑問で後手優勢になったが、54歩と受けたのは疑問だった。
先手は34歩から22歩と激しく攻めた、対する後手の59手目36歩が悪手で、そこは25歩が良かった。
先手は61手目に17銀と引いたが悪手で、先に22とが正着だった。
先手は67手目43銀が悪手で、黙って28銀として受けるほうが良かった。
後手優勢で進み、94手目67桂成で大差となった。
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