三間飛車戦法18

三間飛車戦法18・実戦譜

先手67銀型三間飛車対棒銀


先手は67銀として三間飛車に構え、後手は84銀から72飛と棒銀急戦を狙うた。
先手47金から37桂は大きい手だが、急戦に対しては欠点もある。
先手はどこかで55歩と突く必要があった、例えば45手目97角の所だ。
後手は66角で好調だが次の56手目76飛成は疑問で、48角成りだった。
後手は優勢に進めたが、72手目72銀が悪手で逆転した、ここも48角成のチャンスだった。
先手は79手目91竜が疑問で73竜だ良かったが。後手71桂が悪手で84角と逃げるチャンスを逃し、敗勢となった。

先手67銀型三間飛車対鳥刺し


先手は67銀として三間飛車に構え、後手は角道を明けず左銀を繰り出して31角と引いた。
先手88飛と8筋をケアしながら駒組して、石田流に組んで不満はなかった。
先手は41手目78飛は疑問で15歩が優れた、次の57角は悪手でここでも15歩だった。
後手75歩では86歩のチャンスで、先手65歩では68角だった、どちらも86歩を甘く見ていた。
後手は88飛成で優勢になり、65桂と捌けては大差の勝勢となった。
寄せでは、42金と逃げたのは疑問で58成香で良く、次の先手51とでは68金だった。
紛れもあったが、その後は後手が無難に押し切った。

先手67銀型三間飛車対急戦


先手は67銀として三間飛車に構え、後手は73桂から急戦模様だ。
先手68飛から裁きを狙うが、後手は75歩から仕掛けて64銀左と厚みを狙う。
先手は66飛から67飛と捌きを狙うが、88角に97香は疑問で悪くなった。
先手は66角を打つチャンスが来ず、59飛成で突破された。
先手は駒損で一旦は、逃れるが、後手はゆったりと駒得を図った。
先手は駒損でかつ駒不足で投了となった。

先手石田流三間飛車対二枚銀


先手は96歩から振飛車模様に構え、後手は42玉と囲うが、先手は97角からスムーズに石田流に組んだ。
先手はさらに金美濃に囲い理想形の一つだ、後手は二枚銀から5筋を歩交換して54銀から73桂は好形だ。
先手は後手の仕掛けに対応して捌き、後手51桂の形は、先手が清算して55銀とすれば捌けている。
先手は飛を捨てて強引に攻めたが、やや無理攻めだった、。
後手はひたすら逃げて、先手は攻め切れない、72桂成に56銀と出て、先手は64歩と打てなくては悪い。
以降は難解な攻め合いになり、後手の二枚飛がやや強く攻め勝つた。

後手石田流三間飛車対半急戦


後手は三間飛車に構え、先手は玉を囲い、57銀左から66銀して超急戦は無くなるが、26銀から急戦も狙う。
後手は53銀から待機したが、3筋の守りが弱いので、65歩と動いた。
先手は77銀と引くが、37桂から97角と仕掛けを狙う、だが46歩の交換も有力だった。
後手は86角の移動に成功して64銀型に組んだ、先手は35歩から46歩と攻めたが遅かった。
後手は角切りから59銀が打てて、攻めが繋がり優勢になった、。
後手は囲いの差で、攻め勝った。

後手53銀三間飛車対急戦


後手は53銀から三間飛車に構えた、先手は玉を囲った。
後手は64銀と動き、先手は46歩から37桂と急戦を狙い、後手は42飛と備えた。
先手は仕掛けて、55歩に44歩・同飛・55歩と穏やかにしたが46飛で難しい。
先手は24歩・同歩・45歩・54飛・55歩で難解だった、後手も攻め合いは避けられない。
先手は46飛に66歩で受けて、45歩で飛を狙う意味もあったが、42飛でも55銀でも難しい。
本譜は76飛・68玉の形になり、後手は飛が自由になり以下は捌いて攻め勝った。