柳生十兵衛七番勝負

キャスト

柳生十兵衛(村上弘明)
柳生但馬守宗矩(夏八木勲)
かえで(小沢真珠)
戸田勘解由(松重豊)
佐山寛平(苅谷俊介)
西岡大次郎(高野八誠)
鳥居左京亮(西岡徳馬)
由比富士太郎(佐々木蔵之介)
近山藤四郎(本宮泰風)
柳生又十郎(森岡豊)

スタッフ

脚本:池田政之
原作:津本陽

第1回:「闇の剣」:2006年2月24日

柳生十兵衛(村上弘明)は野盗らから村を守り、佐山寛平(苅谷俊介)と甥・西岡大次郎(高野八誠)から父・柳生但馬守宗矩(夏八木勲)が江戸に呼ぶと聞いた。
寛永11年(1634)に江戸に元駿河大納言忠長(若林久弥)の兵法指南・戸田勘解由(松重豊)が現れ軍学者・由比富士太郎(佐々木蔵之介)と鳥居左京亮(西岡徳馬)と、将軍・家光(安藤聖)に対して秀忠の正室・お江代の子・保科肥後守の擁立を話した。
十兵衛は江戸に戻り脇坂源之進(村井克行)と柳生又十郎(森岡豊)と会い、幕府惣目付の父・宗矩から幕府転覆計画とその中心人物の勘解由の討伐を命じられたが係わりは無いと断った。
十兵衛は町でかえで(小沢真珠)に出会い勘解由と名乗る者が現れ、源之進と又十郎に呼び戻され宗矩と立合い、十兵衛は宗矩の覚悟を知り世の中の為に引き受けた。
十兵衛は寛平と大次郎と旅に出て、十兵衛は勘解由と名乗る者と立合い討ち倒したが違った。


演出:長沖渉
脚本:池田政之
原作:津本陽「柳生十兵衛七番勝負」

第2回:「忠義の剣」2006年

柳生十兵衛(村上弘明)と佐山寛平(苅谷俊介)と西岡大次郎(高野八誠)は駿府に向かい、江戸から殺した刺客は戸田勘解由(松重豊)の弟・戸田次郎兵衛と知り、かえで(小沢真珠)が追いつき、駿府は浪士があふれた。
忠長の側近・中村半左衛門(山口智充)が戻り、戸田勘解由(松重豊)は幕府転覆計画を持ちかけた、佐伯十内(綱島鄕太郎)が柳生道場で十兵衛らを迎えた。
十兵衛は半左衛門を訪ね、半左衛門の弟・中村采女(三宅弘城)に会い改易後の大久保家から半左衛門殺害を命じられたと聞いた、呼びに来た妻・しの(河合美智子)を大次郎に尾行させた。
半左衛門はしのから中村家の為に采女が狙うと聞き、十兵衛は半左衛門に会い目的は忠長の遺髪を駿河の墓に埋めることだと聞いた。
半左衛門は一晩の猶予を求め、翌朝に半左衛門は采女と立合を考え、十兵衛は兄弟の立合を避ける為に半左衛門と立合、半左衛門は忠義の元家臣の恨みを受けると斬り合い、十兵衛は半左衛門を斬り、半左衛門は采女にとどめを刺させた。


演出:長沖渉
脚本:池田政之
原作:津本陽「柳生十兵衛七番勝負」

第3回:「影の剣」2006年

柳生十兵衛(村上弘明)と佐山寛平(苅谷俊介)と西岡大次郎(高野八誠)とかえで(小沢真珠)は京へ向かった戸田勘解由(松重豊)の偵察のために大和・柳生の里へ向かい、江戸城で柳生但馬守宗矩(夏八木勲)は老中と話し鳥居左京亮(西岡徳馬)が家光上洛の警護を告げた。
十兵衛らは柳生屋敷で使用人・うめ(矢沢心)と再会し、門弟・山田五郎兵衛(ダンカン)が挨拶し、近山藤四郎(本宮泰風)と奥原弥五郎(佐渡稔)から京で島田無念が姿を消した噂を聞いた。
由比富士太郎(佐々木蔵之介)は左京亮と勘解由と江戸で会い宗矩を狙い、大次郎はかえでから十兵衛と対立すると言われ、十兵衛は大次郎と稽古しその迷いを問い、複数にと闘う時は気配を感じる「無拍子の剣」と告げた、うめは五郎兵衛と留守を頼まれ、十兵衛が人を斬る事を不安に思い剣を憎んだ。
江戸で富士太郎と勘解由は宗矩を狙い、勘解由は脇坂源之進(村井克行)と闘い斬り殺した、宗矩は身代わりが襲われたと知った。
十兵衛はかえでに刃を捨てろと告げ、五郎兵衛はうめに剣を捨てると告げ、十兵衛は源之進の死を知り皆を呼び戻し藤四郎を江戸に行かせ、刺客を探し山狩りをした。
五郎兵衛はうめに別れを告げ、十兵衛は五郎兵衛が島田無念だと知り闘い闇の中で突きをかわし斬った。


演出:大原拓
脚本:池田政之
原作:津本陽「柳生十兵衛七番勝負」

第4回:「哀切の剣」2006年

柳生十兵衛(村上弘明)は柳生但馬守宗矩(夏八木勲)の命で佐山寛平(苅谷俊介)と讃岐・生駒家に向かい、役人(小沢和義)と百姓が年貢で言い争うと国家老・多田左兵衛(伊吹吾郎)が来て筆頭家老・生駒弾正(中村有志)の指示を取り消し、左兵衛は十兵衛を見つけ屋敷に呼び、高松で十兵衛と寛平は忍び宿亭主・茂平(横山あきお)から情勢を聞いた。
江戸で鳥居左京亮(西岡徳馬)はかえで(小沢真珠)を叱責し十兵衛殺害を命じ、宗矩は近山藤四郎(本宮泰風)と柳生又十郎(森岡豊)から西岡大次郎(高野八誠)が戻ったと聞き讃岐・生駒家17万石取り潰しを命じた。
左兵衛は弾正と藩主の前で、年貢を増やして幕府から疑念を持たれての改易の危険を告げ、弾正と配下・坂野左近(浪花勇二)は戸田勘解由(松重豊)との約束で資金を集め、十兵衛は左兵衛の屋敷を訪ね妻・すず(渚あき)と娘・小夜(三倉佳奈)と美代(三倉茉奈)に会った。
十兵衛は帰途に刺客に襲われ一味の中にかえでを見つけた、左兵衛は弾正に勘定方の帳簿の不正を問い「変事の軍用金で勘解由との密約書がある」と聞き、十兵衛は大次郎に密書を奪えと命じ、かえでが先に奪った。
十兵衛は左兵衛に国を守れと告げ、左兵衛は弾正から密書は盗まれたと聞き、勘解由は軍用金を港に運ばせかえでに生駒家はどうでもよいと告げ、十兵衛はかえでから聞き左兵衛に知らせ港に向かい、左兵衛が弾正一味を捕らえ、十兵衛は密書を焼いた。
翌日に十兵衛は左兵衛から「勘解由が金を奪い弾正は切腹した」と礼を言われ、立合を望まれ闘い斬った。


演出:小林大児
脚本:池田政之
原作:津本陽「柳生十兵衛七番勝負」

第5回:「邪の剣・光の剣」2006年

柳生十兵衛(村上弘明)と佐山寛平(苅谷俊介)と西岡大次郎(高野八誠)は肥後・熊本に向かい、加藤家は大納言忠長切腹で改易され、市橋勘左衛門(茂山逸平)は忍び・作造を斬り浪人らに指示し、十兵衛らは繋ぎが取れず調べた。
江戸で柳生但馬守宗矩(夏八木勲)は近山藤四郎(本宮泰風)と柳生又十郎(森岡豊)と将軍上洛と警護を話し、勘左衛門は柳原主膳(安藤一夫)に仕官を求めると戸田勘解由(松重豊)から十兵衛殺害を命じられた。
十兵衛は主膳と勘左衛門とその父の切腹とその姉・雪江(中江有里)を知り、寺を訪ねて雪江から「父の切腹は刑士で疎まれ家命で、勘左衛門の取立の為だが、家が潰れた」「宮本武蔵(千葉真一)がいる」と聞き、勘左衛門が十兵衛に立合を望み雪江が止めた。
十兵衛はかえで(小沢真珠)に勘左衛門は宗矩の被害者と告げ、武蔵を探し会うと斬りかけられ刀を抜き「邪念は不要、剣客は剣の為だけに斬る」「宗矩は十兵衛の為に政事を行う」と告げられた。
勘左衛門は主膳が父を騙して切腹させたと聞き主膳を斬り、勘解由は浪人らに主膳を斬ったと告げ勘左衛門を頭にした、勘左衛門は十兵衛に立合を求め、翌日に勘左衛門は雪江に別れを告げ、十兵衛は勘左衛門と立合い闘い斬り、勘解由は都で会おうと告げ去った。


演出:長沖渉
脚本:池田政之
原作:津本陽「柳生十兵衛七番勝負」

第6回(終):「終極の剣」2006年

将軍・徳川家光は江戸を発ち、京・山科で一味が鉄砲で家光を狙い待ち伏せ、かえで(小沢真珠)は忍びに捕らわれ、柳生十兵衛(村上弘明)と佐山寛平(苅谷俊介)と西岡大次郎(高野八誠)と近山藤四郎(本宮泰風)と柳生又十郎(森岡豊)は鉄砲隊を襲い警護した。
家光は上洛して、宿舎で柳生但馬守宗矩(夏八木勲)は戸田勘解由(松重豊)一味を探し、かえでは出羽忍び頭に「鳥居左京亮(西岡徳馬)は勘解由を見張らせ、心のある十兵衛のために働きたい」と告げると「姫で頭目だ」で従うと言われた。
勘解由の動きは途絶え、保科肥後守正之だけは江戸に戻り、十兵衛はかえでから勘解由が大量の武器を江戸へ運ぶと聞いた、江戸で鳥居と勘解由と由比富士太郎(佐々木蔵之介)と保科の用人・宮川佐馬助(川端慎二)は「江戸城を奪い、何も知らない保科肥後守を新将軍にして、鳥居が支配する」と計画し「家光拝謁の日」を狙った。
4日後に江戸柳生但馬守屋敷で宗矩と十兵衛と又十郎は総出で探索し、鳥居と宮川が会うと判り、鉄砲と火薬の在処を探し、宗矩と十兵衛が待ち夜明けが近づき、かえでが加藤家屋敷跡に鉄砲を見つけた。
夜明に屋敷が揺れ火事が起き、十兵衛が隠れ家に乗り込み武器弾薬を爆破し、宗矩と藤四郎と又十郎は鳥居屋敷に乗り込み「家光は5日前に拝謁をすまし、謀反は一族誅伐を命じた」と告げ、「弟・肥後守と幕府要人・鳥居は係わりない」と金を求めた。
十兵衛は勘解由を見つけ立合闘い、勘解由は刀が折れ2本目を使い、十兵衛は二刀流で闘い斬った。
十兵衛は一人で旅に出た。


演出:長沖渉
脚本:池田政之
原作:津本陽「柳生十兵衛七番勝負」

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