独眼竜政宗1
- スタッフ
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脚本:ジェームス三木
原作:山岡荘八『伊達政宗』
- 第1回:1987年1月4日:誕生:67m
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1565年に鬼庭左月(いかりや長介)と伊達実元(竜雷太)と遠藤基信(神山繁)らは山形・最上家から義姫(岩下志麻)を当主・伊達輝宗(北大路欣也)の嫁に迎え、米沢城で若き城主・輝宗の父・伊達晴宗(金子信雄)らが迎え、輝宗は義姫に嫁か人質か問い妻に迎え、義姫はお東の方(岩下志麻)と呼ばれた。
2年後にお東の方は嫡男・梵天丸を産み、1570に梵天丸(藤間遼太)は成長しお東の方は山家国頼(大和田伸也)から最上家の最上義光(原田芳雄)と弟・最上義時(山口芳満)の跡目騒動を聞いた、伊達氏の家臣・中野宗時(玉川伊佐男)が晴宗と謀反を起こし相馬領に逃げ米沢に放火した。
梵天丸は成長し、伊達と相馬の合戦があり、梵天丸は疱瘡の病になるがお東の方は山形に義光と父・最上義守(今福将雄)の仲裁に行き不在だった、お東の方は知らせを受け早馬で戻った、梵天丸は命は助かったが右の目は失明した。
梵天丸の守役に基信は喜多(竹下景子)を推薦し、父・左月は離別したと反対し、輝宗は喜多を呼ぶと酒に酔っていた、左月は輝宗に鬼庭と片倉の板挟みになったと謝った、梵天丸が部屋を抜け出し水に映った自分の目を見て見えないと知った。 輝宗とお東の方は喜多に目通りした。
演出:樋口昌弘
- 第2回:1987年1月11日:不動明王
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伊達輝宗(北大路欣也)は学問の師を探し、行者・長海(殿山泰司)は上人の生まれ変わりと噂し、喜多(竹下景子)は鬼庭左月(いかりや長介)にお東の方(岩下志麻)に咎められ守役が果たせぬと告げたが取り戻せと言われた。
輝宗は康甫(下馬二五七)の東昌寺を訪ね虎哉宗乙(大滝秀治)に会うが断られ、帰途に片倉小十郎(江川芳文)に出会い小姓にした。
喜多は梵天丸(藤間遼太)の乱暴な殺生を諫め、梵天丸は不動明王に参り虎哉から「恐ろしい顔は悪を懲らしめる為で慈悲深い」と聞き「自分もかく有りたい」と告げた。
1572に虎哉は寺に入り学問所を設け、伊達実元(竜雷太)の子・時宗丸(山上隆)と3人の小姓の茂庭綱元(宮田猛)と小原縫殿助(加瀬悦孝)と片倉小十郎が学友になった。
梵天丸らは寺に籠もり虎哉から学問を学び、梵天丸と時宗丸が共に過ごし、虎哉は側近を育てる為に小姓と喜多らを教えた、梵天丸の目の悪化したが手術を拒んだ。
1573に梵天丸は自ら目を刺し、輝宗は切り取りを命じ小十郎が応じ、輝宗は梵天丸が自ら道を開いたと思った。
演出:樋口昌弘
- 第3回:1987年1月18日:親ごころ
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梵天丸(藤間遼太)と時宗丸(山上隆)は片倉小十郎(江川芳文)と時宗丸(山上隆)と鬼庭綱元(宮田猛)と小原縫殿助(加瀬悦孝)と武芸で過ごし、喜多(竹下景子)は梵天丸と時宗丸に学問を教え、虎哉宗乙(大滝秀治)は武将は孤独だと諭した。
武田信玄が死に織田信長が天下統一の野望を明らかにした、伊達輝宗(北大路欣也)は伊達晴宗(金子信雄)に信長に献上品を送ると告げ批判され、お東の方(岩下志麻)は山家国頼(大和田伸也)から梵天丸の評判が悪く時宗丸と比較されていると聞き、伊達実元(竜雷太)は時宗丸を引き取った。
1574に最上義光(原田芳雄)が父・最上義守(今福将雄)と争い、輝宗は義守の要請で軍を出し、お東の方は義光を庇い輝宗が家臣に疑われると批判した、義光と義守は和睦し、輝宗は相馬と闘い、義光と輝宗は和睦した。
義光は謀反の弟・最上義時(山口芳満)の切腹を決め、輝宗はお東の方に武門の習わしと答えた、1575に義光が天童を攻め、遠藤基信(神山繁)は大量の鉄砲の威力を述べ輝宗は購入を決めたが東北では困難だった。
梵天丸は虚脱状態のお東の方に会えず、輝宗に鬼庭左月(いかりや長介)と基信は側室を断られ、喜多を輝宗の側室に考えたが輝宗は断り、お東の方は喜多を呼び武芸の稽古をさせたが梵天丸が止めた、お東の方が懐妊した。。
演出:吉村芳之
- 第4回:1987年1月25日:元服
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1576に信長が安土城を作り豊臣秀吉と徳川家康が台頭していた、お東の方(岩下志麻)は梵天丸(藤間遼太)の弟・竺丸を産み、伊達は相馬とまた闘い、1577になり伊達輝宗(北大路欣也)は陣で正月を迎え遠藤基信(神山繁)と伊達実元(竜雷太)と留守政景(長塚京三)は梵天丸の出陣を考えた。
鬼庭左月(いかりや長介)は虎哉宗乙(大滝秀治)に断られ、喜多(竹下景子)も反対し、輝宗は城に戻り梵天丸の元服を考え、お東の方は竺丸を跡継ぎに考えた。
元服式に茂庭綱元(村田雄浩)と片倉小十郎(西郷輝彦)と小原縫殿助(岡本富士太)らが集まり、輝宗らが戻るが伊達晴宗(金子信雄)は欠席し、梵天丸は元服し藤次郎政宗(嶋英二)になり、数日後に輝宗は藤次郎らと杉ノ目城に行き病気の晴宗に会い、晴宗は死んだ、虎哉は藤次郎を大人に扱うと告げた。
田村家宿老・向館内匠(山形勲)が来て基信と左月に藤次郎への田村家の愛姫(後藤久美子)との縁組を申し出た、輝宗とお東の方は早いと話し、家臣やは田村家との縁組の狙いを考え議論し、輝宗は婚儀を決めた。
藤次郎は落馬したが自分にせいだと告げ、輝宗から結婚相手が決まったと聞き、お東の方は竺丸に愛情を注ぎ、喜多は藤次郎から愛姫が目の事を知っているか問われた。
演出:吉村芳之
- 第5回:1987年2月1日:愛姫
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1579に三春城から愛姫(後藤久美子)と田村家宿老・向館内匠(山形勲)が米沢に出発し、伊達輝宗(北大路欣也)とお東の方(岩下志麻)は喜多(竹下景子)に愛姫の守役を命じ、小原縫殿助(岡本富士太)らに竺丸(山ノ井隆信)の守役を命じ、山家国頼(大和田伸也)は旗本に加え、片倉小十郎(西郷輝彦)に藤次郎(嶋英二)の守役を命じた。
遠藤基信(神山繁) と鬼庭左月(いかりや長介)と鬼庭綱元(村田雄浩)は愛姫一行を迎えに行き、侍女・村岡(浅利香津代)と愛姫を引き渡され米沢城で婚儀が行われた。
喜多は村岡と侍女らに城主・輝宗に指示に従うように申しつけた、翌朝に愛姫は藤次郎と会いままごと道具を贈られた、輝宗はお東の方と竺丸と過ごし、藤次郎と愛姫は寺を訪れ代々の墓に参り虎哉宗乙(大滝秀治)に会い、藤次郎と愛姫に自分の目を問うた。
小十郎は藤次郎に武芸を教え、喜多は村岡と愛姫への対応で言い争い、喜多はお東の方に愛姫への薙刀稽古を断り、村岡と愛姫への直接の指示への猶予を求めた。
輝宗は最上義守(今福将雄)からの書状で呼ばれ、家臣は反対したがお東の方と共に最上領の禅寺に訪れ、最上義光(原田芳雄)と戦わぬ事を頼まれた。
喜多は村岡に米沢立ち去りを命じ、藤次郎と小十郎は愛姫に笛を聞かせ、愛姫は泣き藤次郎と村岡が対立し、喜多と小十郎は成敗するという藤次郎を止めた。
演出:樋口昌弘
- 第6回:1987年2月8日:侍女成敗
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お東の方(岩下志麻)は愛姫(後藤久美子)に藤次郎(嶋英二)との仲互いを問い村岡(浅利香津代)ら侍女に邪魔し孤立していると咎め、お東の方自ら躾けると告げた。
お東の方は愛姫に同類と告げ側に住まわせ、喜多(竹下景子)は鬼庭左月(いかりや長介)と遠藤基信(神山繁)にお東の方は藤次郎を自分に出入りさせようとしていると告げ、伊達輝宗(北大路欣也)は田村からの文への返事を藤次郎に書かせ、村岡の目通りを断った。
朝に喜多は片倉小十郎(西郷輝彦)を起こし村岡が三春への密書を飛脚に渡したと告げ捕らえさせた、喜多と小十郎は村岡を詮議し、喜多は侍女2人と闘い斬り、村岡は愛姫を頼み喜多に斬られた、喜多は小十郎に密書を秘密にさせ去らせた。
お東の方は輝宗から喜多が村岡らを斬り私怨と述べたと聞き、喜多は左月とお東の方にも事情を話さず、数日後に田村家宿老・向館内匠(山形勲)が来て左月と基信と話し、下手人は飛脚を捕らえた男と告げた、小十郎は密書内容は忘れ喜多は女同士の争いにすると告げ代わりに斬ったと告げた。
向館内匠は小十郎の申し開きを聞きどちらも家の為と治めると述べ決着した、輝宗は小十郎と喜多から密書を見せられ、喜多に愛姫の養育を命じ小十郎に加増した、小十郎は藤次郎と武芸を稽古し、喜多はわだかまりを持つ愛姫に使え、1581に相馬と争いが起き輝宗は藤次郎に初陣を命じた。
演出:樋口昌弘
- 第7回:1987年2月15日:初陣
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1581に藤次郎(嶋英二)と片倉小十郎(西郷輝彦)は虎哉宗乙(大滝秀治)に教えを乞い愛姫(後藤久美子)との初陣を求められ、藤次郎は愛姫に思いを告げた。
お東の方(岩下志麻)に送られ、伊達輝宗(北大路欣也)らは出陣し、輝宗と藤次郎は遠藤基信(神山繁)と伊達実元(竜雷太)と援軍の二本松城主・畠山義継(石田弦太郎)と会った。
藤次郎は小十郎と鬼庭綱元(村田雄浩)と山家国頼(大和田伸也)ら戦場に行き伏兵に襲われ小十郎が止めたが闘い、輝宗は軽はずみだと叱り謹慎を命じた、綱元は小十郎を責められ言い争い、輝宗は藤次郎に大将は臆病になれと告げた。
1月後に藤次郎は米沢に戻り愛姫と喜多(竹下景子)に会い、お東の方と小原縫殿助(岡本富士太)に挨拶し、お東の方は機嫌が悪く憎まれると感じ、愛姫は藤次郎に謝り側に居たいと告げた。
小十郎は喜多に伊達を離れ甲斐等で出世を目指したい告げ、角田城で輝宗と藤次郎は山家国頼から暇を求められ自分は裏切り者と言われ、生まれ変わったと告げた、小十郎は喜多に送られ出奔しようとし藤次郎に使えろと言われた。
次第に伊達が優勢になり、藤次郎は攻めかかり、陣中で輝宗は織田信長の死を知った。
演出:吉村芳之
- 第8回:1987年2月22日:若武者
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角田城で伊達輝宗(北大路欣也)は遠藤基信(神山繁)に上方を探らせ、藤次郎(嶋英二)は輝宗に片倉小十郎(西郷輝彦)を侍大将に求め伊達実元(竜雷太)と基信も応じた。喜多(竹下景子)は小十郎から出世を聞き、虎哉宗乙(大滝秀治)は織田信長の死を天罰と告げたが藤次郎は侍は違うと考えた。
山形城で最上義光(原田芳雄)は側室・天童御前(小林かおり)と子が出来たが戦を考え、竺丸(山ノ井隆信)と最上の姫の婚儀を考え、輝宗はお東の方(岩下志麻)に断った。1583に伊達は勝ち進み、中央では豊臣秀吉(勝新太郎)が柴田を破り後継者を確立させ、秀吉は石田三成(奥田瑛二)とねね(八千草薫)と過ごし、伊達は相馬攻めを考え小十郎は刈り入れ時を避け陣安めを提案し、翌年春に輝宗は相馬を攻撃し和睦した。
藤次郎は輝宗とお東の方にがむしゃらに急ぎ天下を目指すと告げ、お東の方は愛姫(後藤久美子)の子を求めた、秀吉は三成と徳川攻めを考え、輝宗は相馬戦後に人事行賞で譜代が不満を述べ家臣で争いが起きた、小十郎は蔦(音無美紀子)を妻にし喜多と茂庭綱元(村田雄浩)が祝った。
輝宗はお東の方に竺丸を押す連判状を問い詰めたが言い逃れられ、基信と鬼庭左月(いかりや長介)は人事行賞の不満と告げ、芦名家の当主・芦名盛隆(飯島正和)が家臣に討たれた知らせが入り、輝宗は虎哉宗乙から身を捨てろと聞き、伊達政宗(渡辺謙)と愛姫(桜田淳子)を呼び隠居して家督を譲ると告げ芦名討伐を命じた。
演出:吉村芳之
- 第9回:1987年3月1日:野望
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天正12年に伊達輝宗(北大路欣也)は隠居し、お東の方(岩下志麻)は不満で竺丸(岡本健一)の扱いを考え、伊達政宗(渡辺謙)は家督を継ぎ家臣らに会い、伊達実元(竜雷太)から大森城を継いだ伊達成実(三浦友和)が加わり、片倉小十郎(西郷輝彦)が旗本となり白石宗実(門田俊一)と原田左馬助(鷲生功)と鬼庭綱元(村田雄浩)と後藤孫兵衛(佐野史郎)が評定衆に加え、留守政景(長塚京三)を指南役にした。
田村家宿老・向館内匠(山形勲)や二本松城主・畠山義継(石田弦太郎)や最上家の氏家守棟(平松慎吾)が祝いに来た、小浜の大内定綱(寺田農)が来て伊達傘下になれと言われ足止めされた。
愛姫(桜田淳子)は子に恵まれず神仏に祈り、羽柴秀吉(勝新太郎)も子が無く三好秀次(陣内孝則)を養子にしたが不満があり、1585年に定綱が小浜に帰り一族をまとめたいと望み政宗は認め、輝宗はお東の方に隠居所を普請し城を出ると告げ竺丸を連れ去った。
春になるが定綱は戻らず、政宗は小十郎の意見で鬼庭左月(いかりや長介)を使者を送り大内長門(塩見三省)が反発し、政宗は芦名家討伐を宣言し檜原から攻め込みを考えて、出発した。
演出:樋口昌弘