シングル・マザーズ
- 登場人物等
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スタッフ・キャスト
原案:永井愛
脚本:相良敦子
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上村直(沢口靖子)
上村涼太(田中奏生)>(山崎竜太郎)
青山信樹(田中哲司)
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斎藤久美(北斗晶)
高坂燈子(高畑敦子)
難波水枝(酒井若菜)
慎之介・息子()
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カレー屋鴎夢亭主人・木暮金治(若林豪)
妻・木暮雅子(田島令子)
息子・木暮洋輔(ユージ)
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木島雪乃(忽那汐里)
梶谷由香子(三浦理恵子)
大平初音(枝元萌)
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小田行男(山口馬木也)
2013年
- 第1回:「ようこそ、シングルマザー!」
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12年前の事だった、夫・青山信樹(田中哲司)のDVから逃れるため、5歳の息子・涼太を連れて家から逃げた直はシェルターに逃げ込むが大阪の実家に電話すると夫が探しているといわれてシェルターを出て逃げた。
ふたりが着いたのは海の見える町で、部屋を見つけるが無職の母子家庭に貸す所は無かったが、シングルマザー・斎藤久美(北斗晶)の勤める不動産屋で上村直(沢口靖子)が男にも読めるとして安いアパートを紹介した。
次に仕事を探すが元主婦にはなかなか見つからず、夫と離婚していないので公営の保育園は無理で無許可の保育園に息子・上村涼太(田中奏生)を預け、寿司屋のパートを始めるが、まだ不足して休日の仕事を探すが見つからない。
偶然に息子と入ったカレー屋鴎夢亭でおかみ(田島令子)が声をかけてくれた。
涼太の保育園で夫なしで子供を持つ水商売の難波水枝(酒井若菜)と出会った。
寿司屋で夫を見た気がした直はDVのフラッシュバックで動けなくなり、「ひとりママ・ネット」を開いていた高坂燈子(高畑敦子)に助けられるが結局くびになった。
シングルマザー団体の代表の燈子を訪ねると「児童扶養手当」を知るが離婚が条件だが、1年以上援助がないと方法はあると言った。
- 第2話:「あなたは間違ってない!」
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上村直(沢口靖子)は日々お金との闘いだが、寿司屋のパートはクビになり、休日のカレーのバイトだけだった。
兄の紹介で運送会社の事務職のパートについた直だが、涼太(田中奏生)が保育園で暴れたと知らされ悩むが久美(北斗晶)はよく有る事と言った。
しかし無理の重ねから、母子ともに熱を出して倒れて二日間寝込み、パートもまたクビになってしまい、兄にもみはなされた。
直は燈子(高畑敦子)が代表を務める「ひとりママ・ネット」を訪ね、フードバンクで手伝い、他のシングルマザーの生活を見て、燈子の人生も聞いた。
直は資格を取る事を考え簿記の勉強を始めようとする。
ある日、直親子を夫・信樹(田中哲司)が追ってきて、アパートの前で気づき部屋に逃げ込んだ。
- 第3話:「ぶつけよう、あなたの気持ち!」
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上村直(沢口靖子)のアパートに夫・青山信樹(田中哲司)が現れ、直の電話で燈子(高畑敦子)が駆けつけて青山信樹と話し、信樹は直の妄想だと言うが燈子は治めて、久美(北斗晶)の世話で町の違う場所に引越し、難波水枝(酒井若菜)も訪れた。
青山春樹は直の姉に、何でもなさそうに電話連絡した。
2000年晩夏、直は昼のスーパーのバイトと休日のカレー屋の仕事で過ごし、1年たって生活支援の申請を行った。
久美は、離婚時に娘を引き取れなかった事をくやみ、水枝は就学案内が届き、直はまだ住民票を移していない事を思い出し、ふたりで学校の費用を悩み、燈子は連絡受けていた梶谷由香子(三浦理恵子)を見かけ、留守電にメッセージを残した。
直は久美から、娘から会いたいと連絡があったと聞き、水枝と3人でプレゼントの買い物に出かけるが服のサイズが判らなく、当日は直が一緒に行く事になった。
由香子は出会い系サイトにアクセスしたが直前に逃げ出し、直が留守番していた「ひとりママ・ネット」を訪ね、燈子に夫との死別と借金の生活苦から思い余った気持を語り、燈子から孤独でないと諭された。
直に生活支援開始の通知があり、息子の入学の目処が立った。
久美は直と、娘の待ち合わせに出かけ会えなく帰ろうとすると、娘の呼ぶ声が聞こえ抱き合って喜んだ。
「ひとりママ・ネット」に皆が集まり色々な祝いをした、直は息子の入学祝いと簿記2級の合格と経理の仕事への就職と離婚だった。
直が「ひとりママ・ネット」にいると木島雪乃(忽那汐里)という若い女性が来て、幸せかと聞いた。
- 第4回:「招かれざる客?」
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2001年春、「ひとりママ・ネット」に突然現れた木島雪乃(忽那汐里)は、上村直(沢口靖子)に出産費用を貸してくれと言い、断られると立ち去った。
直はカレー屋鴎夢亭で雪乃が木暮洋輔(ユージ)に金を借りようとしているのを見たが、雪乃は洋輔の高校の後輩で、直は燈子(高畑敦子)に相談するが出来ない事もあると言われた。
直は海岸で雪乃を見つけたが去っていき、落ちていた母子手帳から出産予定が間近と知り、直・洋輔・水枝(酒井若菜)で家に行くと陣痛が始まり、直は久美(北斗晶)や由香子(三浦理恵子)を呼び生まれた子供を祝福した。
1週間後、燈子は直に雪乃が母子寮に入った事と、かなり危険な可能性に立ち入っていた事を注意した。
2001年秋、母子家庭にとり大切な「児童扶養手当」削減が決まり、燈子は関係団体との交流や署名活動が必要といい、直に「ひとりママ・ネット」の事務局担当を頼み、署名活動を始めた。
直が燈子の留守番をしていると、小田行男(山口馬木也)が来て妻を探していると言い、「ひとりママ・ネット」を批判すると、直は夫のDVの記憶がよみがえった。
- 第5回:「子供のキモチ!」
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直(沢口靖子)は小田行男(山口馬木也)の訪問から、元夫・青山信樹(田中哲司)のDVを思い出しいつか向かいあう必要を感じた。
2年後、2004年夏、「ひとりママ・ネット」の会員も増加して、大平初音(枝元萌)が来て浮気での離婚後の養育費の滞りをぼやいていた。
水枝(酒井若菜)はキャバクラを止めて複数のパートで忙しく、雪乃(忽那汐里)はカレー屋鴎夢亭の息子・洋輔(ユージ)のコンクール落選の落ち込みを聞いていた。
行男がまた来て、直は自分がDVの被害者というが彼自身に元夫と同じ姿を見ていて、何故度々来るのかを疑問に思っていた。
2005年夏に直は人員削減でくびになり職探しをはじめ派遣会社に登録したが厳しい環境で新しい資格を得る事を考えており、息子・涼太(山崎竜太郎)は塾や将来の進学の事を言えずに悩んでいた。
久美(北斗晶)は子供の反抗期だと言い、由香子(三浦理恵子)は息子がぐれていると悩み、水枝は無理をして息子・慎之介を塾に通わせていたが慎之介は勉強が嫌いで反抗していた。
直は息子の気持ちが判らなく悩むが不変のテーマと感じ、その年から減額された児童手当と将来が見えなく、燈子(高畑敦子)に相談すると父親の事を聞かれた時の答えの準備をしておく事をアドバイスされた。
そんなある日、涼太と慎之介がそろっていなくなった。
- 第6回:「母と子の総決算?」
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直(沢口靖子)の息子・涼太(山崎竜太郎)と水枝(酒井若菜)の息子・慎之介が家出して、釣り船に潜り込み昼は釣り場の無人島にに渡った。
久美(北斗晶)は良くある事というが直は涼太の様子が変だったと思い、洋輔(ユージ)は母親に判らない事もあると言った。
雨宿りした洞窟で、ふたりは自分の気持ちを語り合い、涼太は父の思い出は母を殴っていた事以外なく、母をまだ一度も助けていないと言った。
燈子(高畑敦子)ら多くが心配したが、翌朝島から船に乗せてもらって戻ったふたりを直と水枝が出迎え、母と子はお互いの気持ちをぶつけ合った。
児童手当の削減は皆に打撃を与え、久美は会社が倒産し、由香子(三浦理恵子)は母の病気で子供が学校を中退すると言い出し、悩みと貧乏な中でシングルマザー達は頑張っていた。
涼太は直に「人は水と火と友人があれば生きられる」と言った。
燈子の「ひとりママ・ネット」の署名活動は進まず、ボランティアに小田行男(山口馬木也)が再度来て「自分はDVだった」と言った。
- 第7回:「シンママたちの大勝負!」
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「児童扶養手当」削減を目前にし、「ひとりママ・ネット」は反対活動を続けていた。
小田行男(山口馬木也)が事務所を訪れ「自分はDVだった」と燈子(高畑淳子)たちのに告白し、直(沢口靖子)たちを手伝い始めるが直は不安だった。
2007年1月、直・由香子(三浦理恵子)・雪乃(忽那汐里)らは国会議事堂に署名を持ち訪れたが、紹介者がなく不在も多かった。
雪乃は鴎夢亭の洋輔(ユージ)について行っただけと言うが、洋輔は雪乃に関心を示した。
直の兄から電話で、青山信樹(田中哲司)の父が死に、祖母が直と涼太(山崎竜太郎)に会いたがっていると連絡があり、祖父の墓参りで祖母と会い直に対するDVを知り直の判断は正しかったが、信樹の顔は覚えておいて欲しいと写真を渡された。
1月後に他団体と国会で会があり、大平初音(枝元萌)が現状を訴えた。
2007年晩夏、久美(北斗晶)の娘から直に内緒で久美が病気と連絡があり、「ひとりママ・ネット」にバッシングのファクスやHPへの書き込みが増えるが、燈子(高畑淳子)され始めたと言い、直は燈子が強いと言うが子供に励まされていると言われた。
直は状況の打開のために、シングルマザーたちの現実を街頭で訴える「リレートーク」を提案するが燈子・水枝(酒井若菜)から直はテレビに映ると、元夫が見る可能性があり止めた方が良いと言われた。
当日に、水枝が話始めると、病気だった久美や洋輔に励まされた雪乃も参加して、次々に話し最後に直が自分が夫から逃げてからの苦労をじっくりと語り、テレビ報道に流された。
テレビ報道を小田も、祖母と春樹も見た。
涼太の中学校に信樹が訪れた。
- 第8回:最終回「嵐の予感!」
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青山信樹(田中哲司)が涼太(山崎竜太郎)の学校の近く来て見た。
「ひとりママ・ネット」に居た直(沢口靖子)に信樹の弁護士から電話で手紙を送ったとの連絡が入った。
2007年秋、燈子(高畑淳子)は直に来るべき事が来たと言うが、直はまだ信樹の事が判らなかった。
鴎夢亭の洋輔(ユージ)は両親・木暮金治(若林豪)と木暮雅子(田島令子)からカレー店を止めると聞き、木島雪乃(忽那汐里)に相談して、自分が継げばと考えるが一緒にやらないかと伝えた。
涼太は家族3人が頑張るカレー屋鴎夢亭主人・木暮金治に父の事を相談したが、会いたいのかと聞かれ、自分が母を見守る番かもと答えた。
直は、久美(北斗晶)や水枝(酒井若菜)に迷っていると言うが、信樹の弁護士から電話に突然過ぎるし、DVが直った証拠がないと答えた。
小田行男(山口馬木也)が「ひとりママ・ネット」に現れ、別れた妻が再婚して混乱し、直の前で暴れだすが直は、何も暴力をふるう理由にはならないと言い、燈子(高畑淳子)たちが戻ると行男は謝った。
信樹本人から電話があり、直は人間相手に話す様に話してと答えた。
そして、児童手当半減案が凍結のニュースが入り、皆で喜んだ。
雪乃は直に洋輔の誘いと不安を相談すると、直は不安は話合うしかないと答えた。
行男は落ち着き燈子に逢いに来て謝ったが、その時に信樹が直を探しに来たが、行男は自身が変わろうとしているがまだ不十分と言い、燈子は直は信樹の知っている時とは変わったと言った。
洋輔を雪乃親子が訪ねて来て少しだけ待ってと言い、洋輔は待つと答えた。
直は涼太に信樹の事を話し、きちんと謝るまでは涼太を会わせられないと言い、「ひとりママ・ネット」に来た信樹に8年間涼太の為に働いて来て、信樹がどう変わったか判らないが父親として何が出来るか考えて欲しいと言った。
2012年、涼太は父に会いに行く時に少しはましになったと言い、仲間達がバザーの多くの品が直の力と言うと、直は自分の人生をきり開こうと言った。
- 感想:
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児童手当と問題を縦軸に、DV問題を平行線に置いた。
そして色々な事情でシングルマザーになった人達の生活と実態を描く。
そして、人間の成長と希望を最終テーマに、仲間・友達・協力を横軸にした。
構成の明確さが目立つドラマだ。