ブランケット・キャッツ

キャスト

椎名秀亮(西島秀俊)猫を飼う家具職人
藤村美咲(吉瀬美智子)獣医
水島楓(島崎遥香)動物病院アシスタント
佐伯さくら(唐田えりか)食堂「さくら」娘
椎名陽子(酒井美紀)秀亮の亡き妻
佐伯奈緒子(美保純)食堂「さくら」女将
横山沙織(水原ゆき)動物病院アシスタント

スタッフ

演出:大谷太郎・本多繁勝
脚本:江頭美智留
原作:重松清

第1話「身代わりのブランケット ・ キャット」:2017年6月23日:48m

椎名秀亮(西島秀俊)は修理工房・椎名家具製作所を営み、3年前に交通事故死した妻・陽子(酒井美紀)が残した7匹の猫の飼主を探した、近くの藤村動物病院院長・藤村美咲(吉瀬美智子)はアシスタント・水島楓(島崎遥香)と病気の動物を治療し、秀亮は幼馴染の美咲が見つけた猫の飼い主を気に入らず度々断った。
立花ヒロミ(蓮佛美沙子)が秀亮を訪ねて1月前に死んだ祖母・立花佐代子(佐々木すみ江)が飼っていたロンロンに似た猫を探した、秀亮は3日のトライアル期間とペコを毛布と共に渡して飼う家に行き調べて猫をヒロミに預けた。
ヒロミは立花芳樹(碓井将太)と立花美津子(山下容莉枝)・祐作(山崎銀之丞)夫婦から祖母はヒロミの婚約者・長野康平(鈴之助)に会うのを楽しみにすると聞いた。
秀亮と美咲は佐伯さくら(唐田えりか)と佐伯奈緒子(美保純)の食堂「さくら」で食事し、奈緒子は秀亮に見合いを勧め似て居ると言うと美咲は身代わりは嫌だと言った。
祖母は猫と再会しヒロミにその婚約者と会いたいと言った、ヒロミは秀亮に転勤し疎遠になった長野の身代わりを頼んだ、翌日にヒロミは家族に婚約者も身代わりと告げた、秀亮は長野の身代わりで祖母に会い、食事で祖母と家族が揉めた。
ヒロミと秀亮は祖母から結婚するなら喧嘩しても良いと言われ、秀亮はヒロミに見抜かれていると言い、ヒロミは長野を電話で呼ぶと待って居たと言われ、祖母に本当の事を話すとありがとうと言われた。
ヒロミはペコを身代わりでは可哀相だと秀亮に返した。


演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留
原作:重松清

第2話「我が家の夢のブランケット・キャット」:2017年6月30日

樋口隆平(マギー)はリストラされて職を探し「猫の飼い主募集」張り紙を見つけて、家具屋・椎名秀亮(西島秀俊)と獣医・藤村美咲(吉瀬美智子)からトライアル期間の猫と毛布を預かった。
隆平は秀亮に妻の趣味の花の鉢植えを見せた、隆平は妻・春恵(奥貫薫)から引越もするので生き物は飼えないと言われ、息子・陽太(高村佳偉人)は冷ややかで娘・美雪(原舞歌)はいじめに合っていた。
秀亮は医院のアシスタント・水島楓(島崎遥香)に店番を頼み、家具買い取りに出かけて隆平の家で春恵から引越で猫は返すと聞き、秀亮は隆平から事情を聞き春恵に呆れられて娘に恨まれているが、子供の夢の為に猫を飼いたかったと聞いた。
隆平と春恵は家の内見客の為に、美雪と陽太に猫を連れて外出させ、秀亮は亡き妻・陽子(酒井美紀)と猫とバラを思いだした、内見客は美雪の壁の書き込みを見て中止した、隆平は思い出に家を写真に撮った。
「さくら」で佐伯さくら(唐田えりか)と美咲は秀亮を待ち、佐伯奈緒子(美保純)は秀亮に見合いを勧め美咲が邪魔した、隆平は陽太から猫の毛布が無くなり、美雪が捨てたと聞いた、春恵は美雪に家族を大事にしろと諭して人間はまた大切な物を見つけられると言った。
隆平は美雪から隠した毛布を受取り、翌日に秀亮に猫を返し子の心が見えたと感謝し妻を信用したいと言った。


演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留
原作:重松清

第3話「二人ぽっちのブランケット・キャット」:2017年7月7日

獣医・藤村美咲(吉瀬美智子)は医院のアシスタント・水島楓(島崎遥香)に服装を冷やかされ、椎名秀亮(西島秀俊)と喧嘩してウェデイングパーティに出かけ、同級生の石田有希枝(ともさかりえ)と再会し夫・紀夫(加藤虎ノ介)と子供が出来ないと聞いた。
美咲は有希枝を秀亮と猫に会わせ、有希枝は猫と毛布をトライアル期間預かり紀夫と名前を考え、紀夫は有希枝に離婚届けを出した、「さくら」で美咲は秀亮を映画に誘おうとして、佐伯奈緒子(美保純)は秀亮に見合いを勧めると美咲と佐伯さくら(唐田えりか)は駄目だと言った。
有希枝と紀夫は後輩カップルから神前結婚式の立会を頼まれ、猫の様子が変で美咲の医院に行きグルーミングで毛がお腹に溜まったと聞き、秀亮と会うと猫を新しい環境に慣れさせろと言われた、紀夫は有希枝と買い物に行こうとしたが有希枝は仕事が出来た、秀亮に会い「妻は子供の代わりに猫を飼いたい」「自分が原因で子が出来にくい」と言った。
美咲は電話で行き有希枝が「猫がセミをくわえる」と聞き猫の習性と答え、有希枝は1人では飼えないと心配し、紀夫は「妻が子を望み離婚を考えた」と言い秀亮は「妻は猫を残し死に子を持たない、猫が子の代わりでも良い」と答えた。
紀夫は「2人では思い通りになる」と言い有希枝から「思い通りにならない猫を飼いたいと思った」と聞き、美咲は有希枝から猫が暴れて世話が無理と聞き秀亮に返すと「決めつけるな」と言われ、有希枝は紀夫から子が欲しいなら言えと言われ、秀亮に「2人でやって行きたい」と言い猫を引取った。


演出:本多繁勝
脚本:江頭美智留
原作:重松清

第4話「尻尾の曲がったブランケット・キャット」:2017年7月14日:48m

椎名秀亮(西島秀俊)は亡き妻・椎名陽子(酒井美紀)のノートを見つけた、中学1年生・コウジ(入江海翔)は秀亮の店で猫を見つけた、水島楓(島崎遥香)と横山沙織(水原ゆき)は獣医・藤村美咲(吉瀬美智子)から秀亮とホラー映画を見たと聞いた、楓と美咲はコウジに話しかけるが答えはなかった。
コウジは学校の事は父・高志(利重剛)に何も言わず、楓の案内で秀亮の猫を見て鍵尻尾の猫を触ろうとして怪我をした、翌日コウジは秀亮の猫を見に行き佐伯奈緒子(美保純)と会い、コウジは美咲に「父が全て決め自分で決めた事がない」と答えた。
コウジは高志に猫を飼うことを頼み、高志は鍵尻尾の猫を不良品扱いして反対して秀亮と言い合いになった、コウジが決めて鍵尻尾の猫をトライアル期間預かった、「さくら」で美咲と佐伯さくら(唐田えりか)は秀亮が猫を預けたのが不満と言った。
コウジは猫に自分を映した、高志が学校からコウジが不登校と聞き学校に怒鳴り込み、コウジは仲間と友人・山本を無視する事に荷担していた、高志は理由を聞かず怒ると「自分が虐めた」と聞き、コウジは家をでた猫を追い探した。
コウジは楓と秀亮と美咲と猫を探し見つけ、山本の両親に謝る高志と母・早苗(中島ひろ子)を見て自分も謝った、コウジは高志に猫を飼いたいと頼み「弱い人間だ」と言うと、「自慢の息子だ」と言われた。


演出:本多繁勝
脚本:江頭美智留
原作:重松清

第5話「嫌われ者のブランケット・キャット」:2017年7月21日

椎名秀亮(西島秀俊)は獣医・藤村美咲(吉瀬美智子)とアシスタント・水島楓(島崎遥香)と横山沙織(水原ゆき)に不調の猫を診察して貰った、1ルームマンション大家・権田清(伊武雅刀)は月に一度秀亮から猫を預かりマンションに連れてペット禁止ルール違反を見つけた。
フリーター・杉原卓也(太賀)はアルバイト先で大家の不満を言い、恋人・佐々木悦子(松本穂香)が捨て猫を拾い母親と喧嘩して卓也のマンションにきた、卓也のマンションは1人暮らし用だが2人用は高価だった、楓は秀亮を留守番して権田から猫を返され、卓也と悦子は楓に権田が返した猫を譲って欲しいと言い、美咲は卓也に身分証明書を求めたが無く断り悦子が身分証を提示して貸した、秀亮は戻り勝手だと怒った。
卓也は悦子と2匹の猫をマンションに連れ権田から隠した、秀亮と美咲は「さくら」で佐伯奈緒子(美保純)と佐伯さくら(唐田えりか)の前で喧嘩した、翌日に悦子は権田がいて出勤出来ず「母が卓也が計画性がなく交際を反対する」と言った。
卓也は権田がルール違反のゴミを自宅で預かると知り手伝い、部屋で息子の家族が火事に遇い「孫娘が猫を助け様として死ぬ」「孫が助け様とした猫を恨め無いが辛く、椎名陽子(酒井美紀)に譲る」「猫は最近は時々帰っるが新しい飼い主が出来る」と聞いた。
卓也は秀亮に猫を飼う資格が無いと返し「後を考え無かった」と言い、悦子は捨て猫を連れて家に戻り、秀亮は権田に猫が戻りいつでも里帰り出来ると電話した。
悦子は美咲に捨て猫を診察して貰い「自分らの都合で猫を振り回した」と言い、秀亮から諦めるなと言われ卓也の部屋に戻った、卓也は権田に悦子と捨て猫を明かすと働いて出て行けと言われた。


演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留
原作:重松清

第6話「助手席のブランケット・キャット」:2017年7月28日:47m

家具屋・椎名秀亮(西島秀俊)と獣医・藤村美咲(吉瀬美智子)は鈴木から親子3代使った家具を預かった、秀亮は元同僚・片岡保(小市慢太郎)から家具のデザイナーへの復帰を誘われたが猫の世話で忙しいと言った。
アシスタント・水島楓(島崎遥香)と美咲は「さくら」で食事し、秀亮が来て佐伯奈緒子(美保純)と佐伯さくら(唐田えりか)がお見合い相手・桜井たえ子(富田靖子)の写真を見せて「2回結婚したが子供はいない」と言われた。
翌日にたえ子は椎名家具に来て奈緒子に聞いたから秀亮に猫を譲って欲しいと頼み、美咲と楓は「結婚は考えていない」と聞き、「アパートの規約が変わりペットを飼える様になった」と言い、秀亮はたえ子のアパートを下見してトライアル期間猫・クロを預けた。
たえ子は相棒としてクロをレンタカーに載せてドライブした、秀亮は仕事が忙しく妻・陽子(酒井美紀)を病院に送らず事故に遇わせた事を思いだした、たえ子は最初で最後の贅沢と旅行し会社・永島文具の人は優しかったと言った。
たえ子はドライブインで小学生の兄・悟(大西利空)と妹・恵美(古川凛)と出会った、秀亮はたえ子が店に落として行った巾着袋に薬を見つけた、たえ子は兄妹から父親に内緒で母親に会いに行くと聞き、高級旅館に連れやりたい事は後は「2番目に離婚した相手に文句を言う」事だけで電話で文句を言った。
たえ子は会社の金を横領していた、秀亮はたえ子の部屋を訪ね留守で永島文具社長・永島吾郎(井上肇)と良子(朝加真由美)夫婦から体調不調で休み胃ガンで昨年手術したと聞き、美咲にたえ子とクロが消え胃ガンが再発して自殺を考えていると心配を告げた。 (つづく)


演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留
原作:重松清

第7話(最終話)「さよならのブランケット・キャット」:2017年8月04日

(承前) 椎名秀亮(西島秀俊)と藤村美咲(吉瀬美智子)は桜井たえ子(富田靖子)に連絡が取れず、佐伯奈緒子(美保純)は「たえ子は2度結婚したが身寄りがなく、支えたい人がいるかで決まる」と言い、永島文具社長・永島吾郎(井上肇)と良子(朝加真由美)はたえ子が会社の金を盗んだと知り何が有ったか考えた。
たえ子は兄・悟(大西利空)と妹・恵美(古川凛)の母を探そうと考えたが住所の細部が判らず、赤い橋と名が三宅薫と聞き探した、たえ子はくろが元気が無く秀亮からの電話に気づきクロの様子が変と言うと持病で薬が必要と言われた。
秀亮と美咲は場所を聞いて出かけた、悟がクロを連れ捨てた、たえ子と秀亮と美咲はクロを探し見つけた、悟は「クロを探すと母の所に行かなくて住むと考えた」「母に新しい家族がいるから会えない」と言った。
秀亮は「クロの病気は嘘」と言いたえ子に薬を渡し、クロは秀亮に会い元気になった、たえ子は兄妹を秀亮と美咲に託して車で去り、秀亮は追い海に入るたえ子を見つけ止め「後で誰かが心配する気づく」と言い、永島夫婦にたえ子は「会社の金を盗んだ」と謝り「病気を治して働いて欲しい」と言われた。
たえ子は入院して恵美から手紙を受取り予定表に「生きる」と書いた、美咲は水島楓(島崎遥香)と「さくら」で佐伯さくら(唐田えりか)と奈緒子に会い秀亮との間を聞かれた、秀亮は元同僚・片岡保(小市慢太郎)に復帰しないと答え「クロはたえ子が退院するまで預かる」と美咲に言った。


演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留
原作:重松清

感想:

猫を飼いたいと思う人が3日の試用期間で何を思うか。 実際に猫がいると周囲の反応も具体化する。

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