最後の弁護人

キャスト

有働和明(阿部寛):有働弁護士事務所の国選弁護士。
石田良子(須藤理彩):事務員で、元は不良債権の取立人を行う銀行員の使いっぱしり
赤倉俊哉(今井翼):事務員で、元はバイク乗りの不良
沢登圭一郎(松重豊):検事で有働と毎回裁判所で対決する
佐野悠美(梅宮万紗子):検事で沢登の助手
柴田隆介(金田明夫):有働の担当刑事。
笹本弘(加藤厚成):柴田と行動する寡黙な若手刑事。
岡田智弘(白国秀樹):日本弁護士会に勤めている職員。
花岡清十郎(大滝秀治):有働弁護士事務所に居候している前科132犯の大泥棒。
神崎美智子(浅野ゆう子):弁護士会高地位職員、有働百合(旧姓:神崎)の姉。

スタッフ

脚本:秦建日子
演出:岩本仁志・佐久間紀佳・吉野洋・梅沢利之

第1話:2003/01/15:無罪か有罪か!?被告を信じ弱者を守る型破り熱血弁護人登場:58m

山村鉄工所で従業員・友澤芳男(高杉瑞穂)が殺された。
子供の頃から弁護士に憧れていたが石田良子(須藤理彩)は銀行に勤め、不良債権取り立ての調査課に異動になりよつば銀行・部長(石井愃一)の指示で債務者を周るが出来ず、次に事務所開設資金を返済していない有働弁護士事務所で有働和明(阿部寛)は事務員を雇う余裕もなく金がないと言い、想像した弁護士像と正反対で良子は戸惑った。
その時電話で日本弁護士会職員・神崎美智子(浅野ゆう子)が有働に殺人事件弁護を依頼し借金を返済と喜ぶ良子だが、依頼は国選弁護人の仕事で金にならず、事件の夜に社長・山村清司(長門裕之)が友澤の刺殺体を見つけ、現場近くの河原で凶器のナイフを発見した警察は従業員で前科者・赤倉俊哉(今井翼)の指紋を検出し赤倉と似た帽子の男の目撃から赤倉の逮捕と起訴に踏み切るが有働が接見した拘置所内の赤倉は無実を主張した。
初公判で赤倉の言葉を信じた有働は被告の無罪を主張し、担当検事・沢登圭一郎(松重豊)は血まみれナイフを持つ赤倉の目撃証人がいると話し、有働に山村はバイクの音があり学歴に関係なく優秀だったと言い、事件現場からナイフ発見場所まで走り時間を知り、赤倉の部屋を調べ警察に捕まった。
良子は部長から辞めろと言われ、有働は刑事・柴田隆介(金田明夫)と刑事・笹本弘(加藤厚成)に何故張っていたか尋ね美智子に頼み、良子は赤倉に接見し勉強中と知り、有働は山村が部長に借金を返済するのを見て、目撃情報に不審を持った。
良子は勝手に調べ、有働と走り犯罪者になってくれと頼まれ夜に山村を有働が訪ね髪の毛を貰いナイフが河原に有った疑問と付着血の量が多すぎると言い、良子が部長の資料を忍び込み調べ山村の事を有働に報告し、有働が推理し否定した山村が検察証人と知った。
公判で沢登が証人・山村から赤倉目撃を引き出し、有働は反対尋問で帽子が見つからない理由を聞き見せて毛髪料の分析を依頼し、あとで山村が隠した帽子を掘り出すと有るが刑事・柴田らと関係者が来て、山村が赤倉への本当の気持ちを言い、有働は赤倉が学習費用にバイクを事件前日に売っていて疑ったと言い山村は逮捕された。


演出:岩本仁志
脚本:秦建日子

第2話:2003/01/22:少年は何を見た!?命をかけた涙の目撃証言:46m

銀行をクビになった石田良子(須藤理彩)が有働和明(阿部寛)の事務所に押しかけ、、裁判で無実になった赤倉俊哉(今井翼)がバイトを始め急ににぎやかになった。
有働に神崎美智子(浅野ゆう子)から夫婦喧嘩で殺人未遂事件の裁判が持ち込まれ、佐倉雅人(神保悟志)が自宅で妻・冬美(奥貫薫)に包丁で斬りつけ怪我をさせ、警察と検察は冬美の話と血染めの包丁と目撃証言で佐倉が家庭内暴力常習者情報から逮捕・起訴になり、有働が接見した佐倉は冬美がはめた言い、現場の10歳の息子・悟(有岡大貴)が 真実を知ると言い張り、佐倉と冬美は共に浮気をし家庭は崩壊寸前だったらしい。
有働と良子は検事・沢登(松重豊)から認めろと言われ、冬美から話しを聞きに家に行くと悟が居て、冬美に頼まれ実家に送り爆弾の本を読み何も話さないと言い、有働は死にたいという悟を怒り、良子は有働をたしなめた。
翌日、警察に爆薬のない時限爆弾が届けられ刑事・柴田(金田明夫)と刑事・笹本(加藤厚成)が有働に来て自殺予告手紙を見せ、悟が有働に自爆すると電話し警察と有働らが探し、有働は佐倉に悟が行きそうな場所を聞くが答えられず、有働は冬美に聞くが判らずやり直せないと言い、悟の部屋で家族でピクニックに行った絵を見つけ悟を見つけた。
有働は悟に裁判で親を捨てられると言い、冬美が来て悟を抱き、裁判で有働は悟を証人にして冬美の虚偽告発を言い、悟は両親が好きで事実を話しやり直すと言った。


演出:岩本仁志
脚本:秦建日子

第3話:2003/01/29:三つの事件と手首の包帯の謎涙の逆転裁判:46m

有働和明(阿部寛)が弁護人で被告・北浦希(酒井美紀)が無期懲役の判決を受けた。 有働が希が被告の窃盗事件で、マンションに侵入した窃盗犯が帰った住人・斉藤ゆかり(欄子)を突き飛ばし逃走し、警察は遺留免許証で希を犯人とし400万円の借金を抱え逮捕起訴し、有働と石田良子(須藤理彩)と赤倉俊哉(今井翼)が事務所にいると有働の知人で前科132犯の元大泥棒・花岡清十郎(大滝秀治)が神崎美智子(浅野ゆう子)からの国選弁護人依頼を受け、拘置所で接見した有働に希はアリバイはないが無罪を主張した。
有働と良子と花岡は現場に行き、犯人にプロの顔とアマの顔があると言い、花岡はガムテープの貼り方から犯人がノミケンこと小須田健三(高橋保雄)と断定し、有働と良子はドヤ街を捜索し発見した時に既にダンボールハウスの刺殺されていた。
有働は柴田刑事(金田明夫)から資産家の老婦人の強盗殺人事件が発生し小須田の上着から被害者の血痕付着の凶器が見つかり警察は小須田が仲間に殺されたと見、老婦人殺しと窃盗事件が同日の同時刻に起き有働は小須田が双方は出来ないと考えた。
第1回公判で、検察側は当時に希の部屋を訪ねたホスト・前島昇(末吉宏司)を証人召喚し希のアリバイは崩れ、有働が希の借金は前島に渡したもので、前島が希の免許証を手に入れ空き巣も働いたと追及すると、希は自分がやったと自供した。
有働は花岡から大きな嘘を隠すため小さな嘘をつくと聞き、柴田刑事に老婦人殺しの情報を聞き現場写真を見た、最終弁論で有働は希に窃盗事件は無理と、老婦人・稲富千代(田代和子)の窓ガラスがノミケンの手口でなく希に手の傷を聞き包帯に隠した鍵を見つけ、ノミケンにアリバイを作らせ稲富を殺害しノミケンを殺したと言い、空き巣は無実と証明したと言い、有働は希から死刑回避の弁護を引き受けた。


演出:岩本仁志
脚本:秦建日子

第4話:2003/02/05:10秒の空白?裁判が暴く密室トリック!:46m

依頼人・滝田光一(モロ師岡)の葬儀に有働和明(阿部寛)と石田良子(須藤理彩)と赤倉俊哉(今井翼)が出席し妻(栗田よう子)と会った。
有働が強盗殺人罪で起訴された被告人・下川正雄(山下徹大)の弁護を引き受けた後に、被害者の息子・滝田光一(モロ師岡)が来て自分が父・滝田重光(山田吾一)を殺した真犯人だと有働に打ち明け、事件は会社社長の重光の自宅マンションで部屋を通りかかったOLが内部に侵入する下川を発見し110番通報し下川は逃走したが逮捕され、重光は部屋の中央で絶命し下川は空き巣目的と無罪を主張したが、現場の鍵が全て内側から掛けられ外に出られず警察は下川を犯人と断定した。
光一は重光と話しに部屋を訪ねたが記憶がなくなり、気が付くと公園で血まみれの手を洗い、父親を殺した感触が手に残っていると言うが証明できなく、花岡清十郎(大滝秀治)が鍵を試すが無理と言い、神崎美智子(浅野ゆう子)は有働の姉と言い事件を考え、公判で検事・沢登(松重豊)が有罪を主張し現場検証を述べ、美智子が有働に重光が診療内科に通っていた情報を渡した。
裁判官を交え現場状況説明で柴田刑事(金田明夫)が話し、有働は玄関のドアノブやデスクの引き出しに血痕を確認し、犯人に刺された後も重光が5秒から10秒程動いた事実を知り、灰皿に燃えカスを見つけ有働は下川以外の仕業だとにらみと、光一が遺書を残して自殺した連絡が入り、有働は密室のトリックを見つけた。
最終弁論で有働は密室の工作は被害者自身と述べ最後の10秒で内部から偽装工作を行い、犯人は大事な光一で愛されていたと言った。


演出:佐久間紀佳
脚本:秦建日子

第5話:2003/02/12:実母が子を殺した?日本中が敵の壮絶裁判:46m

熊川麻美(雛形あきこ)は日本中から嫌われ検察側は生活苦の麻美が保険金目当てに1歳の子を崖から海に蹴落としたと主張し麻美の容疑は殺人で、有働和明(阿部寛)が神崎美智子(浅野ゆう子)から国選弁護人を依頼された。
現場は月夜の海辺の岸壁で、天体観測に来ていた多田(須永祥之)が女が乳母車を海に落とすのを目撃して警察に通報し乳母車は発見されたが子供は行方不明で、有働と石田良子(須藤理彩)と赤倉俊哉(今井翼)が接見し麻美は息子を海に連れかくれんぼをした供述し、有働は被告無実で闘うと決め、疑問点は麻美が無実を信じなくていいと言い、真っ暗の海で子供とかくれんぼをし、乳母車を足で蹴り落としたと言った。
第1回公判で検事・沢登(松重豊)が殺人を求刑し、有働は全て状況証拠と憶測と無罪を主張し、弁護士事務所へ嫌がらせが殺到し、有働は麻美から養育費を請求されていた不倫相手のサラリーマン・川上(中根徹)は自分の子を否定し、多田の証言では犯人は左足で乳母車を蹴り左利きだが川上を含め関係者は麻美を除き右利きだった。
第2回公判で、検察側は麻美の担当の児童相談所職員・福西怜子(山下容莉枝)を喚問し、虐待を目撃し麻美が行哉を殺す権利があると話したと証言し、麻美は怜子が子供を産めないと暴露し退廷を命じられ、世の中のヒステリックな憎しみがエスカレートし、有働は多田の証言通り実地検証をしたが難しく、良子が暴漢に襲われたが美智子が柴田(金田明夫)にボディガードを頼んでいて軽症で済み、有働はテレビで怜子の意見を聞いた。
有働は乳母車を足で蹴った理由を手に何か持っていたと考え、第3回目公判に有働が怜子を喚問し、怜子が現場で目撃され麻美が子を置き去りにするのを見て、子を抱き上げ乳母車を足で蹴ったと言い、柴田と良子が来て怜子の部屋で子を見つけ連れ、怜子は麻美に罪をきせる積もりだったと言った。


演出:吉野洋
脚本:秦建日子

第6話:2003/02/19:私は殺される…裁判中に消えた証人の謎:46m

汐留女子学園の夜の校舎の屋上で陸上部顧問・矢崎時雄(羽場裕一)の教え子で陸上部員・水川留美(佐藤めぐみ)が転落死亡し、右腕を切られ逃走した矢崎は屋上の手すりの指紋と衣服から留美の血液が検出されたことで警察は矢崎を逮捕した。
水川茂(國村隼)が49日に容疑者起訴を言い、有働和明(阿部寛)は神崎美智子(浅野ゆう子)から矢崎の弁護を国選で担当依頼され、接見した有働と石田良子(須藤理彩)に矢崎は生徒の誰かに屋上に呼び出され背後から切りつけられ逃げたと話し、留美はエースで努力家で才能のある選手を殺さないと無実を主張した。
第1回公判で検察・沢登(松重豊)は産婦人科のカルテと日記で矢崎は恋愛関係の留美を妊娠させ中絶させたと言い、矢崎は写真は撮らせなかったと言い、沢登は留美の日記の核心部を読み、聴いた父・茂が暴れ法廷内は大混乱に陥った。
矢崎の言葉で他の生徒と関係があったと気付き、赤倉俊哉(今井翼)は留美が好きだったといい、有働は高校で教師(高田聖子)に連れられ留美のライバル・北野友恵(邑野未亜)から矢崎が留美と付き合っていたと聞き、有働と良子と教師が屋上で検証し、事件後に休んだ生徒を聞き吉田知佳(加賀美早紀)と北野だった。
第2回公判で有働が友恵を証人喚問したが裁判所の証人控え室で殺害され、柴田(金田明夫)らが来た。 (続く)


演出:岩本仁志
脚本:秦建日子

第7話:2003/02/26:娘殺しの真犯人は!?証言台に落ちた父の涙:46m

(承前) 有働(阿部寛)が証人召喚した友恵(邑野未亜)が裁判所証人控え室で刺殺され衝撃を受け状況から友恵は犯人と顔見知りで、有働は美智子(浅野ゆう子)の質問に否定した。
良子(須藤理彩)と花岡(大滝秀治)にも何も言わず、赤倉(今井翼)は知佳(加賀美早紀)から留美(佐藤めぐみ)を見ていた事は知っていたと言われ、有働らは半年に渡って書かれた留美の日記を分析し、台風の豪雨の中でトレーニングをしたことが気になり、元アスリートの父・茂(國村隼)は悪天候で娘が練習しないと言い、有働らはなぜ留美が間違いを書いた不思議だった。
有働は教師(高田聖子)に連れられた知佳に、留美と友恵との殺害を聞くと激しく反応し有働は知佳が事件を知っているとにらみ、病院関係を調べた良子が友恵は練習のしすぎでアキレス腱を傷めトップアスリートの将来は望めない状況で、友恵が病院に通い始めたのは6月前で、有働は花岡の交換という一言から、良子に友恵の整形外科と留美が中絶手術の産婦人科に再度確認に行かせ、赤倉に知佳と茂の証人喚問の手続きを命じた。
有働は柴田(金田明夫)から知佳が行方不明と聞き、公判の当日に良子は裁判所に有働が来ていなく、公判に代わりの弁護人・美智子が来て時間稼ぎを行い、知佳を見つけた有働が説得し公判に連れて来て、茂に質問を始め留美殺害時に現場で友恵と知佳を目撃したか聞くと認め、有働は友恵殺害を茂の復讐と言うと認め知佳の罪を求めた。
有働は留美は自殺と言い、留美と友恵が保険証交換で治療を受けていたと言い、知佳は事件当日に留美が矢崎に逃げられたと言い罪を着せる様に自殺し、日記は直前に書き直し間違いが生じ、友恵と知佳は留美の意志を継ごうと偽装工作を続けたと言った。


演出:岩本仁志
脚本:秦建日子

第8話:2003/03/05:愛人を殺された弁護士VS妻を殺された弁護士:46m

閉鎖寸前の有働和明(阿部寛)の事務所で石田良子(須藤理彩)と赤倉俊哉(今井翼)と花岡清十郎(大滝秀治)が寒さに凍え、神崎美智子(浅野ゆう子)から国選依頼が入り、被告は殺人容疑・中野俊人(村田充)で被害者・岸谷千穂(小梨原麻有)は日本法曹界の名門・山縣法律事務所所長・山縣修一(竜雷太)の秘書で有働は引き受けた。
事件は千穂の自宅マンションで、千穂は鈍器で頭部を殴られ死亡し、警察は毛髪からストーカー行為で逮捕された中野にアリバイがなく逮捕・起訴し、有働が面会し中野は容疑を否認し、2年前のストーカー事件で山縣に警告され会っていないと言った。
有働らは千穂が山縣の愛人という噂を聞き、有働は山縣に会うと山縣は自分が千穂殺しの犯人と明かし、鉄壁のアリバイがあり特別の魔法が掛けられ、中野に犯人になって貰うと言い、貞淑そうな妻・山縣静香(田島令子)と山縣のアリバイは事件発生当時に区民ホールで講演会をした事実で証人は多数の聴衆で関係者の話からは山縣が千穂を殺すことは不可能だった。
有働らは千穂の犯行時刻の通話相手から録画を否定され、第一回公判で検察・沢登(松重豊)が起訴し有働は無罪を主張し、証人・山縣は講演会直前に携帯に千穂から中野が来ていると連絡が入ったと言い、有働は通話の証明を求めると逆に偽りの証言者を先に示せと言った。
山縣が有働を尾行し謎を話そうと言い、有働はアリバイさえ崩せば山縣の偽証を立証できると考え、花岡が手品を行い、有働らは山縣を自宅に訪ねアリバイに気をとられ大きな謎を見逃し現場の壊れた高価なワインを問題にし、千穂が同じ頃に携帯と固定電話を掛けたと言い、アリバイにトリックはなく山縣が犯人でないと言い、真犯人は妻・静香で千穂が自慢でワインを見せた。
山縣は柴田(金田明夫)に犯人は中野ではなく自分だと自供し、静香の寿命は短く記憶を忘れており浮気をした自分のせいと言い、真相が判るには時間が掛かると言い、有働に弁護を頼んだ。


演出:佐久間紀佳
脚本:秦建日子

第9話:2003/03/12:怨まれた弁護人…少年に恋人を殺された女:46m

夜の駐車場で少年らの襲撃事件で、被害者は会社員・秋葉寛人(岡本光太郎)と恋人・荻野みゆき(純名りさ)で警察は50万円入りのバッグを奪ったグループ主犯格の17歳の少年・佐藤祐樹(森山未來)を強盗傷害容疑で逮捕し秋葉が死亡で警察は家裁ではなく刑事裁判相当の但し書を付け送検した。
有働和明(阿部寛)に神崎美智子(浅野ゆう子)から佐藤の国選依頼を引き受け、石田良子(須藤理彩)と赤倉俊哉(今井翼)は意気が上がらず、拘置所で佐藤から事件を聞くが全く反省していなく、次ぎにみゆきから匿名の目撃者は何度も殴ったと通報したが佐藤は1回しか殴っていないと言い、みゆきはあいまいで、通報者は不明だった。
第1回公判で検察の沢登(松重豊)が強盗殺人等を求め、有働は無罪を主張し違法捜査による証拠は全て認められないと述べ、「無実ではないが無罪だ」の言葉に沢登は反発し、良子は正義の味方と信じた弁護士の職業に幻滅し赤倉も転職を考え、花岡清十郎(大滝秀治)が待ち、有働は美智子から変わらないといわれ、道路が死角で見えない事があると知り、良子に調査を依頼した。
第2回公判で有働はみゆきを証人に呼び通報テープを聞かせ通報者を聞き、真犯人の存在を言い通りすがり通報者でなく、秋葉とみゆきの恋人の証明を求め職場で上司・山岸と噂と聞き、50万円はみゆきが保有と示し脅迫の可能性を述べ、有働はみゆきと山岸との会社の金の使い込みで秋葉に脅され、佐藤が逃げた後に秋葉を殺害した疑いを述べて、佐藤は強盗傷害が妥当と述べた。 美智子は妹・百合の殺害者・吉野一臣(佐野史郎)が仮出所したと聞いた。


演出:梅沢利之
脚本:秦建日子

最終(10)話:2003/03/19:涙の裁判!依頼人は我が妻殺しの憎き男:45m

神崎美智子(浅野ゆう子)は妹・百合の殺害者・吉野一臣(佐野史郎)が仮出所したと聞いき、10年前に吉野は妻子を瀬戸浩二(中野英雄)に殺され、模範囚で仮出所した吉野は偽名で暮らしていた瀬戸を見つけ出し殺害した。
有働和明(阿部寛)に赤倉俊哉(今井翼)が事務所で働きたいと言い、花岡清十郎(大滝秀治)は石田良子(須藤理彩)は実家で弁護士と見合いと言うが良子が戻り、美智子から有働に吉野がまた人を殺し有働に弁護を依頼し、接見すると吉野はかつて有働が言った言葉を引き合いに今度は自分に対して証明を求め、かって瀬戸の弁護した有働は、検察側の捜査の違法性を主張し証拠を退け瀬戸を無罪にし、逆恨みした吉野は有働の妻で美智子の妹・百合を殺害し有罪判決を受けていた。
有働は調べ、3つの疑問を言い凶器の入手と通報者が不明と述べ、第1回公判で検察の沢登(松重豊)が殺人を求め、有働は吉野の無罪を主張したが吉野は死刑と有働を挑発したが、有働は凶器のナイフの入手経路と凶器から検出された瀬戸の指紋を吉野を質した。
公判後に吉野は私を殺してくださいと有働に訴えたが、有働は警察に掛かった無言の110番通報を調べ、姿を見せた柴田刑事(金田明夫)から電話ボックスの鑑識報告書を渡し、有働は花岡に事件の夜の居場所を聞き吉野の出所を待っていたと言い、花岡は吉野を尾行したが見失ったと言った。
第2回公判で有働は美智子を証人に呼び事件時の行動を聞き、電話ボックスの指紋が拭き取られており不都合人物と言い、吉野の仮出所を知っていた人物が3人で目撃を聞くと答えず、有働は10年前の弁護士だった妻・百合の言葉を言い妻に軽蔑されたくないと言い、再度質問し美智子はナイフは瀬戸がだし吉野を襲い事故で自分を刺したと証言した。


演出:岩本仁志
脚本:秦建日子

感想:

設定に凝りすぎて、捜査や証拠等が省かれる。
貧乏法律事務所の設定は面白いが、展開は強引だ。
ドラマと言うより、クイズ的な面が強い。

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