ボーダーライン
- 第1回 「市民の視線」:2014/10月4日:57m
-
新人消防士・川端明(小池徹平)は配属初日から遅刻し、私服に防火衣を着せられ火災現場に連れて行かれ作業が次々あり救助作業の炎の前に立ちすくみ、楓(藤原紀香)ら救命隊が救命作業した。
明は災害現場には出動しない日勤を希望し、署長(橋爪功)に消防も公務員だからで周囲の署員たちはあきれ、救助隊長・松井(山口馬木也)は消火隊に訓練し、消火隊長・蔭山(筧利夫)に危険と言った。
救急指令に楓らと消火隊も行き明は酔っ払いを突き飛ばし騒ぎになるが蔭山が止め謝り、明は一部の生活保護者が支給日に酔って絡む事もあると聞き、明の助ける必要がない発言に蔭山は注意し、楓は訓練を抜けた明に最初の現場の事を話すが、明は責任を負いたくないと答えた。
明は翌朝勤務明けに帰り、母・育恵(石野真子)が就職を喜び、翌朝に蔭山は明を救急隊に預けその隊は市内トップの出動率で、急を要しない理不尽な出動要請も多く、交通事故の現場で心肺停止の子に明は楓から心臓マッサージを命じ、明の処置で子は回復し初めて人命を救い明の心が動いた。
続く出動現場で応答がなく室内に入ると、明と楓の目前で伊藤(徳井優)が薬物中毒の男に突然刺され、明ら室外退避するが男は放火し、伊藤は炎に包まれ救助隊は3人の最後に運び出された。
脚本:宇田学
監督:石塚嘉
- 第2回 「家族の行方」:2014/10月11日:57m
-
伊藤(徳井優)が重傷を負い、楓(藤原紀香)は自分の判断ミスと悩み南消防署署員たちは影を落とし、署長・菅野(橋爪功)は蔭山(筧利夫)を気遣い、蔭山は災害現場で部下を亡くし最前線から退いていたが復帰したばかりだった。
明(小池徹平)は老人の孤独死のアパートに出動し、同じアパートで父親から暴力を受けている母子と出会い、蔭山は警察に相談を母親に勧めるが断わられ、明は楓と蔭山が悩みを話し会うのを聞き蔭山から隊員個人の過去を聞いた、その日の夜に孤独死の男の娘が南署を訪ねて来て娘は行方不明の父親が孤独で亡くなりかわいそうだと話すが明は反発した、明の父も子どものころに失踪していた。
明は見舞った伊藤から楓を心配され、蔭山の過去を聞き、見舞いの菅野に誘われ防災講演会で菅野の話しを聞き、母・育恵(石野真子)から老人の孤独死を聞かれた。
工場に救急出動し、次ぎに少年の救急出動しマッサージし搬送したが亡くなり父親に感謝を言われ楓は助けられない方が多いと言われた。
自殺未遂の現場に出動すると暴力を受けていた母親が建物の途中に引っかかり下で母親を呼ぶ子に、明は助けると言いはしご車が入れない現場で救助隊長・松井(山口馬木也)は屋上からロープで降下し救助したが変わらない父と明は争い蔭山は謝り止めた。
脚本:宇田学
監督:石塚嘉
- 第3回 「なぜ救うのか?」:2014/10月18日:58m
-
明(小池徹平)が南消防署配属から半年が過ぎたが日勤を希望はかなわず、消火隊員が誇りの上島(波岡一喜)は明が気に入らないが、明は押しつけの上島が気に入らず、楓(藤原紀香)は夫と離婚し救急救命士をしながら娘・さくら(平尾菜々花)を育てていた。
伊藤(徳井優)が日勤に復帰し、明らが楓らの応援に行くと主人の静止を無視して病気の妻を病院に運び、蔭山(筧利夫)は明に消火技術を競う警防技術錬成会出場を言い上島とペアを組む事になり、救急隊が出動し明が風呂で老人を見つけ楓が助け、明は楓から夫婦とは何かと言われた。
明は母・育恵(石野真子)に靴を母の日プレゼントをし、楓はさくらにお守りを貰い、育恵は消防で靴擦れして楓が治療し話しを上島が聞き、楓は明に上島の両親がおらず所属が家族と話し、楓は別れた夫からさくら引き取りを言われた。
錬成会で明と上島は最悪の結果に終わり、救急隊が出動したマンションで火災が発生し楓の無線が通じなく、楓は動けなくなった妊婦を見つけるが煙が回るが連絡が取れなくなり、蔭山と松井(山口馬木也)らは原田明美(森カンナ)から楓が不明と聞き隊員は救助に向かい、明と上島は楓と妊婦を見つけ妊婦を先に屋上に運び、明は再度行き楓を救助し連れだし、明と上島は少しずつ判りあえて行った。
脚本:梶本恵美
監督:小林大児
- 第4回 「おまえはいらない!」:2014/10月25日:57m
-
楓(藤原紀香)に元夫(松田悟志)が来て、娘・さくらの親権を要求し妻も望み裁判も辞さないと言い、楓は娘と仕事のどちらをとるか悩んだ。
明(小池徹平)は母・育恵(石野真子)から父を見かけたと聞き会えば殴ると答え、ある日署長・菅野(橋爪功)から救助隊員に移動をいわれ、消火隊長・蔭山(筧利夫)を慕う明は、蔭山から消火隊にいらないといわれショックで、救助隊長・松井(山口馬木也)は明の救助隊移動に反対で経験の浅い消防士の救助隊員は考えにくかった。
楓は裁判所から調停通知を受け休み、救助隊に配属した明は老人ホームの火事で出動して、子供のころに失踪した父を見つけ、松井の援護で炎の中から逃げ遅れた人を助け、父に声を掛けられたが仕事中で家族と思う人がいると言って去った。
明は蔭山から聞かれ、消防士になっているから父に何も出来なかったと答えた。
脚本:宇田学
監督:石塚嘉
- 最終回 「消防の境界線」:2014/11/01:57m
-
明(小池徹平)は訓練が遅く消火隊長・蔭山(筧利夫)の救助手本を見て、休日に「災害現場で生死のラインはあり越えた部下を亡くし現場を去ったが大震災の惨状を見て現場に復帰して明の消防士の成長を見て勇気をもらった」と聞いた。
楓(藤原紀香)は松井(山口馬木也)に調停状を見せ、娘・さくら(平尾菜々花)の親権を守る為に救命士を辞めると話し原田(森カンナ)にだけにも話し、明は母・育恵(石野真子)に父と会ったと話し会っても良いと伝えた。
火災通知があり、出動した蔭山は明と入った火災現場で明の誤認で火に包まれ重傷を負い、南消防署は最悪の雰囲気になり、救助隊長・松井は悩み、楓はさくらに別れるかも知れないと話し救急の仕事を続けると決心した。
明は出勤して平静を装うが、蔭山の重傷が頭に残り火災出動命令にも体が動かず残り、署長・菅野(橋爪功)に注意されると明は自分の責任と言うが蔭山が自分の責任で明を救助隊に入れたと伝え、蔭山の言葉を思い返した。
明は訓練に励み、松井は自分も同じ事があり隊をまとめていないと言い、地震が発生して隊員は待機し、工場爆発が起きて明もは出動し危険な状態だが明は救助を言い松井が救助体制を指示し奥の被災者を体の小さい明が助けに向かい諦めず全員で助けた。
松井は状況を菅野に伝え、明は楓から強くなり消防は勝つと言われ、見舞った蔭山に勝ったと報告し、翌年新人が入り明は消防の境界線を越えた。
脚本:宇田学
監督:石塚嘉
- 感想:
-
消防士としてゼロから成長する主人公を描く。
皆が仕事と私生活の両立に悩む。
そして、いつもぎりぎりの命と向き合う。