極北ラプソディ
- キャスト等
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監督:西谷真一
脚本:宮村優子
原作:海堂尊
出演者:瑛太・加藤あい・小林薫・松坂慶子・徳井優・山口祐一郎・高橋昌也・りりィ
制作年:2013年
- 前編:2013年3月19日(火) 総合・22時:「ドクターモンスター降臨」
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北海道の極北市は財政難で市民病院も、医師は今中良夫(瑛太)ひとりだったが再建請負人・世良雅志(小林薫)が院長として赴任し、負債と赤字削減のため入院病棟の閉鎖・緊急患者受け入れの拒否・職員の削減の方針を出した。
今中は東京の母・今中万里子(松坂慶子)に戻る様に言われていたが、そばの美容院の並木梢(加藤あい)が恋人で、その祖父・並木彰吾(高橋昌也)を退院させる役をさせられ、梢が世良の娘と知り驚くと共に街を去る人間は梢から離れろと言われた。
方針を無視して市民病院に来た田所豊作(徳井優)が後に死亡したのは世良の診療拒否が原因と報道されるが世良はそれまでの田所の不払いと救急患者の雪見救急センターへの集中で市民病院では対応出来ないと答えた。
巡回往診を続ける今中に世良は、長期を見た医療を説き今中が倒れれば病院が崩れると言った。
今中は運び込まれた患者を雪見救急センターへ運ばずに手術を始めたが、未見の症状と判ったが世良が乏しい医療材料で救い、救急かどうかは手術しないと判らないと言い、雪見救急センターへの出向を伝えた。
今中は梢に出向を伝え結婚を望むが、父と同じと言い別れを告げた。
- 後編:2013年3月20日(水・祝) 総合・22時:「名医の条件」
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雪見救命救急センターで今中(瑛太)は、副センター長・速水晃一(山口祐一郎)や伊達医師からドクターヘリと救急医療を教えられた。
世良雅志(小林薫)は並木彰吾(高橋昌也)から訪問され、上手に死なせてとのぞまれた今中は世良から極北市に出張を頼まれ、彰吾の最期を看取る事を頼んだ。
今中は往診をし、ある日梢(加藤あい)と彰吾を海に連れて行くが、彰吾は自宅で死去した。
今中は雪見救命救急センターに戻るが、世良が市議会に証人喚問された事を知った。
速水は世良に救命救急は世良の影響で断る事は勇気がいると言い、世良は今中を雪見救命救急センターへ正式移籍させた。
世良は自動車事故を起こし、ドクターヘリで今中が駆けつけるが雪見上空が視界不良で極北市民病院で世良を脾臓摘出の緊急手術をした。
速水は今中に極北市民病院で何が出来るか考えろと言い、母・万里子(松坂慶子)に電話で訪れる事を言い、世良は自身の手術で市民と市議会の対応が変わり仕事が終わったと町を出てゆき、見送った梢は空いた部屋に来た今中から必要とされる所へ行く時は一緒に来て欲しいと言われた。
- 感想:
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多数の医療問題をテーマにしている。
過疎地医療、医療赤字と過度医療体質、長期医療体制と短期の対応。
医療崩壊は、医師と行政だけでなく患者の問題でもある事。
その中で、若い医師の成長を描きます。