ドクターX・外科医大門未知子3

キャスト

大門未知子(米倉涼子):フリーランス外科医
城之内博美(内田有紀):フリーランス麻酔科医
神原晶(岸部一徳):名医紹介所・所長
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毒島隆之介(伊東四朗)
海老名敬(遠藤憲一):国立高度医療センター東塔外科部長
談合坂昇(伊武雅刀):国立高度医療センター西塔外科部長
天堂義人(北大路欣也):国立高度医療センター理事>総長
黒部徹也(中尾彬):国立高度医療センター総長>解任
蜂矢宗造(古谷一行):東帝大学病院病院長
蛭間重勝(西田敏行):西京大学病院病院長
加地秀樹(勝村政信):国立高度医療センター東塔外科副部長
足柄信太郎(マキタスポーツ):国立高度医療センター東塔外科医長
看護師長・白木淳子(高畑淳子)

OPE.1「命は自分のために使えよ」:2014年10月9日:70m

南の島でフリーランス外科医・大門未知子(米倉涼子)が休暇で豪華客船に乗り、そこに帝都医科大学付属病院第三病院の元院長・毒島隆之介(伊東四朗)が妻・晴子(大谷直子)と旅行で乗り、事故が発生した。
国立高度医療センターの理事会で国立高度医療センター総長・黒部徹也(中尾彬)が先に帰り、東帝大学病院病院長・蜂矢宗造(古谷一行)が東の東帝大学と西の西京大学のどちらが次の総長になるかを言うと国立高度医療センター理事・天堂義人(北大路欣也)が双方の協力が必要と言い、西京大学病院病院長・蛭間重勝(西田敏行)が遅れて来た。
船の事故で多くの負傷者が出て、その中に毒島がいて素早く未知子が手当てし体の異変に気づき、以降も負傷者を治療した。
国立高度医療センターで西塔外科部長・談合坂昇(伊武雅刀)らと東塔外科部長・海老名敬(遠藤憲一)が総回診で会い、東塔外科副部長・加地秀樹(勝村政信)が挨拶し、そこに未知子が現れた。
術前カンファレンスに黒部が出席し、毒島が国立高度医療センターに入院し毒島は巨大な心臓腫瘍があり、オペで談合坂と海老名が異なる術式を提案したがカンファレンスに未知子が現れ「私に切らせて。私の患者だから」と言うが、追い出された。
未知子は神原晶(岸部一徳)と城之内博美(内田有紀)を訪れ神原から高度医療センターの内情を聞き、電話で未知子は蛭間と談合坂らに毒島のオペを頼まれ、毒島に会うが毒島本人が未知子のオペを拒否した。
黒部は毒島は談合坂に任すというと加地が再検査結果を伝え、神原と未知子に別の病気があるか聞くと晴子が来た、黒部は破裂した肝細胞がんもある毒島に別の病院への移動を伝え、海老名は談合坂に双方の手術を伝えていると毒島が急変し、晴子は未知子に手術を頼み連絡を受けた。
未知子は病院に向かい、海老名は単独の手術を覚悟するが黒部は認め無いが天堂は認め医者なら認めろと言い、手術が始まるが進行が早く黒部は止めろと言うが未知子と博美が来て手術を続け、心停止しけい動脈バイアスを行い、他の医師は引き揚げ、未知子と博美が続け看護師が戻り心拍再開し手術を成功させた。
天堂は黒部に解任命令を渡し神原が請求書を持って来て、次期総長の天堂は受け取り、海老名に症例記述と毒島にドクターXの紹介の礼を言った。
新総長・天堂は東西と部長室の統合を言い、未知子との契約を伝え余計な仕事はしないと言い天堂は受けて、全員に日付なしの辞表を書かせたが、未知子は書かなかった。


脚本:林誠人
監督:田村直巳

OPE.2「ロボットより私の手の方が、完璧で確実なので」:2014年10月16日:60m

未知子(米倉涼子)はクレーンゲームに熱中し神原(岸部一徳)が見守り、新総長・天堂(北大路欣也)が新術式を海老名(遠藤憲一)に発表させ、未知子と神原は懇意の寿司店の店主・築地二郎(モト冬樹)で食事すが握りが緩かった。
天堂は組織改革で、国立高度医療センターは東棟と西棟の両外科医局を廃止し戦略統合外科に一本化したが東西の確執は依然として存在し中は分けていた。
ノーベル賞に一番近い日本人といわれる物理学者・風間彰二(又吉直樹)が脳腫瘍で国立高度医療センターに入院し、術前カンファレンスで腫瘍が摘出困難な場所で手術支援ロボットを使った摘出オペが採択され成功すれば世界初症例となるが、未知子は異議を唱え自分ならロボットを使用せず腫瘍を摘出できると言い、執刀医にロボットを使った臨床経験から外科副部長・双葉健児(マキタスポーツ)が選ばれた。
寿司店の築地が脳腫瘍で倒れ、国立高度医療センターに入院したが腫瘍は手術適応外の最悪の場所にあり、手術支援ロボットについて東棟と西棟とも失敗を想定していると秘書の関ヶ原が盗聴していた、神原と博美(内田有紀)らは築地の手術の困難さを言った。
双葉が手術支援ロボットを使った腫瘍摘出手術を博美が麻酔医で始め、未知子は悪化した築地の脳腫瘍手術を決意し、双葉の風間の手術がトラブリ出血し天堂は未知子を呼び患者を交換しロボットなしで成功し、築地を双葉がロボットで進め未知子が来て手順を細かく指示し成功させた。


脚本:林誠人
監督:松田秀昭

OPE.3「命を前に根回しもへったくれもない」:2014年10月23日:47m

未知子(米倉涼子)の手術を見守り、度々術式を状況で変え博美(内田有紀)や看護師・橋口礼を戸惑わせ、看護師長・白木淳子(高畑淳子)が医者の乱れに国立高度医療センター総長・天堂(北大路欣也)に改善を求めた。
天堂に日本看護師連合会長・三原雅恵(岩下志麻)が現れ、重度の子宮頸がんの孫娘・三原奈々子(森田彩華)のオペを依頼し、看護師を連れ回覧中に未知子と会うが無視され、即座に術前カンファレンスが行われ、未知子は骨盤内臓の全摘出を提案したが、通常その術式では排尿・排便機能も失われ人工肛門と人口膀胱の造設は避けられなく、奈々子も家族も望まず、外科医長・足柄(高橋和也)が執刀医で子宮以外の臓器温存のオペが決まった。
東西陣営は足柄がクリーンで評判が良いと考え、加地(勝村政信)と未知子が助手で、未知子は雅恵を前に骨盤内臓の全摘出を述べ、雅恵は激怒し大奥こと看護師軍団を率いる看護師長・白木も未知子に指一本触れさせないと宣言し、神原(岸部一徳)と博美は看護師を敵に回すリスクを述べ、医師の未来を握ると述べ、他の医師達も同様に考えていた。
ところが術前検査で足柄が奈々子のがんは予想以上に進行と気づき、加地と海老名(遠藤憲一)に報告し、知った未知子は状況を奈々子に伝えるが雅恵が認めず、足柄は全摘出を勧め奈々子が了解した。
白木の要求に未知子は応えず手術が始まり、足柄が症状の悪さに気づき躊躇すると白木を無視して未知子が執刀し成功させ、人工肛門と人口膀胱の造設はせず再建術を博美がまた変更とぼやくが行い成功させた。
白木は未知子に術式変更は迷惑と言うが面倒と思い、天堂は足柄に執刀医失格とスキャンダルを見せ辞表提出させ、海老名に監督不行届を伝え、雅恵は未知子に礼を言うと卵巣を凍結保存で子供も可能と答えた。
神原が天堂に請求書を出し、雅恵に患者は心つけだけと言った。


脚本:林誠人
監督:田村直巳

OPE.4「切りましょうか、私が。私なら完璧に治せますよ」:2014年10月30日:47m

神原(岸部一徳)は未知子(米倉涼子)と博美(内田有紀)に心酔する神の声を持つオペラ歌手・サバロッティ(ウォルター・ロバーツ)の来日コンサートを告げた。
テレビ討論番組で国立高度医療センター総長・天堂(北大路欣也)は国家レベルの新組織構想を発表すると、ジャーナリスト・四方宏(松尾貴史)が反論し、国立高度医療センター内の覇権争いやフリーランス医師を高額雇用の噂らを指摘し、自身が完治不可能と診断された甲状腺未分化がんを患い国立高度医療センターの優秀さを示すためにそのがんの治療を治せと病院に宣戦布告した。
四方は国立高度医療センターに入院し、カンファレンスで天堂はフリーランス問題の指摘もあり未知子の執刀は避けて、ロシアから甲状腺がんのスペシャリストの原守(鈴木浩介)を指名したが、帝都医科大学付属第三病院で未知子と働いた外科医だった。
同じそのころに神原は国立高度医療センターにオペラ歌手・サバロッティが公演前に声が出なくなりオペを極秘手配し、甲状腺乳頭がん手術を未知子に依頼し、博美と未知子は原の方を心配し、加地(勝村政信)と海老名(遠藤憲一)は天堂の狙いを考え、未知子は四方から人間は欲しい物が手に入ると別の物が欲しくなると言われた。
原はオペを開始すると症状が進み神経を含めた切除をおこない命を救うが声を失い、未知子はサバロッティを完治させ、神原はその歌声を楽しんだ。
四方は失った声を取り戻す訴訟を言い、天堂は原に再手術を命じ原は未知子を助手にして手術を始めたが、未知子は術式が完治方法でなく人工神経に変更し自身が執刀し成功させ、四方は天堂との復帰記者会見で敗北を認めテレビカメラ映像は取引しドクターXの存在を必要悪と話し、海老名らは全てが天堂の計画と疑った。
神原は天堂に1000万円を要求するとサバロッティの費用1500万円を要求された。


脚本:林誠人
監督:松田秀昭

OPE.5「医者の勝ち負けなんてどうでもいいんだって。患者が勝たなきゃ意味ないじゃん」:2014年11月06日:46m

未知子(米倉涼子)は定食屋で田中信五(井上順)と会うが病院で行方不明と探し、病院に行くと付いてきて一般病棟の患者と知った。
総長・天堂(北大路欣也)は東帝大派閥と西京大派閥に業を煮やし戦略統合外科部長を海老名(遠藤憲一)か談合坂(伊武雅刀)の片方にすると伝え、経産省・五十嵐(吉満涼太)が結腸がんで入院し海老名と談合坂は自らの派閥でオペを望んだが、病室から脱走した田中を担当医・談合坂が捜す隙に海老名が五十嵐のオペの権利を取った。
海老名の東帝大チームが五十嵐の、談合坂が田中のオペを担当することになったが、談合坂は術前カンファレンスで東と西の軋轢解消姿勢をアピールし、海老名に田中のオペの助手を申し出るが、未知子は談合坂の情報に疑問だが無視され、未知子を第2助手に指名した。
未知子は田中に直談判するが、海老養殖で世界を回るという義理があると断られ、神原(岸部一徳)と博美(内田有紀)も未知子は貧乏くじといった。
五十嵐のオペは順調に進み終わり、田中のオペが始まると談合坂が海老名に執刀させると静脈破損で出血し未知子が談合坂を押しのけ修復した。
海老名は祝賀会を開くが、翌日に田中の容体が急変し海老名と談合坂が肺の逆位を見つけ責任をなすりつけていると、未知子と博美が田中の再手術を行っている連絡があり談合坂が駆けつけるが未知子が手術を終え文句を言う談合坂に情報を隠したと責めた。
未知子は問う海老名に病気を隠し海老名に出血させた事を伝え、患者を巻き込んだ怒りを述べ、天堂は談合坂を解雇し、神原は請求書を渡し田中が未知子の主治医を希望と聞くが断り、天堂は田中とインドネシアでの病院建設の助けを聞いた。


脚本:林誠人
監督:田村直巳

OPE.6「これ以上は切れない」:2014年11月13日:47m

未知子(米倉涼子)は神原(岸部一徳)に前借りを頼み、国立高度医療センター総長・天堂(北大路欣也)は厚生労働大臣・大泉からの依頼でセンターに検査入院のIT企業社長・六甲貴史(金子昇)を検査結果に関わらずしばらく院内で預かる事になった。
統一部長・海老名(遠藤憲一)は回診し、六甲が特患として入院し天堂は事務局長・加藤(渡辺いっけい)に海老名を主治医に任命するが海老名は未知子に主治医を押し付け、城之内博美(内田有紀)は六甲と高校の同級生だった。
東京地検特捜部検事・市川(嶋田久作)らが六甲を訪ね取り調べ様としたが断り、贈収賄の噂があり、六甲が重度の悪性脳腫瘍で全腫瘍除去は不可能で、無理に取り除けば言語機能は失われる、未知子は手術中に覚醒し話しながら行う術式を考えた。
六甲の秘密を追う特捜は天堂にセンターが隠れ蓑である可能性を指摘しオペの延期を主張すると天堂はオペの見学を提案した。
未知子の六甲へのオペが始まり、途中で覚醒させて博美が指示し変化を確かめて会話をして話せなくなると助手は限界と言うが、手術を続けると贈収賄を話しはじめた、抗がん剤を間に埋めて終了し、海老名は天堂に手術中の贈収賄を話したと報告した。
六甲は死ぬかもしれないと思ったと言うが、博美は未知子は失敗しないと言い、天堂は大泉に医師の任務と報告し、神原は請求書を出した。


脚本:林誠人
監督:山田勇人

OPE.7「私、勝負してないので」:2014年11月20日

ナイトクラブで未知子(米倉涼子)は名医紹介所所長・神原(岸部一徳)とダンスを踊っていると、騒がしい男(古田新太)が出現して派手なパフォーマンスを繰り広げ、ギャルの1人が心肺停止状態になりその男が応急処置を施した。
国立高度医療センターで胃体部がんの2人の患者・琴塚七海(銀粉蝶)と吹田静子(高林由紀子)の術前カンファレンスが行われ、未知子は完璧かつ迅速な術式を提案したが、総長・天堂(北大路欣也)は西京大学病院から赴任した医師・富士川清志郎を招き入れ、論文で世界的な高評価でオペの腕も超一流という富士川は、未知子がクラブで見た騒がしい男だった。
富士川の提案で彼が静子のオペを、未知子が七海のオペを担当し、富士川は未知子にオペのタイムレースを申し出、富士川は外科統一部長・海老名(遠藤憲一)にも宣戦布告して、元外科部長・談合坂の席に陣取り、富士川はナースセンターで若い看護師をオペに参加させ、看護師長・白木淳子(高畑淳子)を未知子のオペにつけた。
オペが始まり同時に手術を始める未知子と富士川だが、富士川は30分で終え未知子は40分で終えたが未知子は勝負していないと言った。
静子が退院する日に、七海は未知子にまだ退院出来ないかと尋ねるが、静子が急変し緊急オペが始まり富士川は想定外というが、未知子は予測忘れと執刀を変わり手術を終えた。神原が請求書を富士川を通して天堂に渡し、天堂は富士川に未知子を潰すのでなく利用する様に言い、七海が静子より先に退院になり未知子が会いたいなら名医紹介所に来いと言うと白木が来て麻雀が強く未知子と博美(内田有紀)は根を上げた。


脚本:林誠人
監督:松田秀昭

OPE.8「…待つ」:2014年11月27日:45m

未知子(米倉涼子)は高度医療センター内でノートを拾いそれは難病・肺静脈閉塞症で入院の小学生・八田ちひろ(小林星蘭)と母・八田和美(堀内敬子)の筆談ノートで内容でちひろが危機とみた未知子は、カンファレンスで総長・天堂(北大路欣也)にオペを言うが、ちひろの担当医・富士川(古田新太)は完治不可能で転院と答えた。
未知子はちひろを助けるために、生体肺移植を提案したがドナーが見つかかが問題だったが、天堂は思惑を持ち、ちひろのオペを承認し、未知子はドナー捜しに奔走したが、生体移植のドナーは認められるのは患者の親戚のみで、和美は親戚を話さずドナーは見つからなかった。
海老名(遠藤憲一)はなかなか天堂に会えず、ひたすら待った。
未知子はまた、ちひろのノートをセンター内で拾い、落としたのでないと思い、ノートに携帯電話の番号が書かれておりその相手に会うと夫・八田邦夫(石井一孝)で母に隠れ娘に会っていた。
ちひろの病状が急変し、未知子は海老名と原守(鈴木浩介)を助手にし加地(勝村政信)をドナー側手術担当に指名し、オペを博美(内田有紀)らと始め移植完了時に肺が大きすぎて中断してひたすら待った、天堂と会う予定の海老名はあせるが、1時間以上過ぎて肺が小さくなり手術は成功で終わった。
天堂は未知子を精密機械で、自身は取説で動き、神原(岸部一徳)はメンテナンス担当と言った。


脚本:林誠人
監督:松田秀昭

OPE.9「患者にとって医者は一人。あんたもプロでしょ!」:2014年12月4日:51m

散歩中の未知子(米倉涼子)はファッション誌の撮影中のスーパーモデル・九重真耶(菜々緒)と遭い同じ服を着ている未知子に真耶は怒るが未知子には関係なかったが、真耶が一瞬浮かべた表情に外科医として気になった。
耶が国立高度医療センターに来て、会った未知子は真耶に腰椎疾患を指摘するが真耶は無視し、外科副部長・加地(勝村政信)を執刀医に指名したが脊髄が専門外と引き受けなく博美(内田有紀)と訳ありと話し、カンファレンスで検査で真耶が頸椎腫瘍と判明し、代行の富士川(古田新太)が加地を指定した。
加地が対立する西京大派閥・富士川の論文を参考に世界初症例の部分切除オペを自ら実施と言い、未知子は脊髄腫瘍の根治と全身のがん免疫療法両立に全摘手術を述べたが、加地も富士川も早期退院で仕事復帰を望む真耶の希望を理由に主張を変えず、助手に未知子を指名した。
東帝大派閥・海老名(遠藤憲一)も未知子の術式を勧めたが加地は断り、真耶は無理難題を持ち掛け、未知子は真耶が加地の腹孔鏡手術を受けそのガンが転移したと知り、富士川と加地が金儲けを話し、未知子は天堂(北大路欣也)と話し、神原(岸部一徳)は未知子が医師として気にいられていると言った。
天堂は極秘文書を見つけ、加地はガンの進みに気づき富士川は術式変更を否定し、未知子と加地は真耶のモデルの練習を見、未知子は失敗もあると言う加地を否定した。
真耶の手術が始まるが悪化しており全摘が必要で、未知子は加地に誰の為のオペかと言うと未知子の術式に変えて執刀も任せると言うが未知子は断り続けて終了し、富士川は批判するが天堂は加地に症例報告を求め、神原が天堂に請求書を出すと受けた。
天堂は国会議員・十勝喜子(ジュディ・オング)と会い計画を話し、加地は真耶に謝るが未知子は失敗でないから来年以降があると言った。


脚本:林誠人
監督:松田秀昭

OPE.10「汚い手術はしたくない」:2014年12月11日:51m

未知子(米倉涼子)と神原(岸部一徳)は富士川(古田新太)に接待食事し、国立高度医療センターに国会議員・十勝喜子(ジュディ・オング)の入院の連絡を受け、看護師長・白木(高畑淳子)が遊ぶのを見かけた。
十勝に総長・天堂(北大路欣也)が挨拶し、カンファレンスで十勝のプロジェクトリーダーが外科部長・富士川で、十勝は重度の心筋梗塞と肝細胞がんを患うが次期厚生労働大臣といわれ、国家レベルの新組織「日本医療産業機構」の創立をめざす天堂に大きな意味を持った。
外科部長・富士川は、世界初症例の術式を提案し第1助手に未知子を入れて肝臓のオペを担当させようとするが、いつもは執刀医を望む未知子は今回は拒否し、未知子の腕が必要な富士川は神原に多額の前金を渡し、天堂も破格の手術代を支払ったことを盾に未知子を威圧したが、神原がセンター側に請求した金額は未知子は知らなかった。
すでに今回のオペの前金も支払い済みと聞いた未知子は神原を疑い、言い逃れるが信用出来ず仲違いした、翌日に未知子は白木に準備を指示し博美(内田有紀)とオペに参加し富士川が開始するが簡単な作業だけをやり難しい部分は未知子にやらせ、浸潤が見つかり未知子は追加手術し、富士川は手術終了を告げるが十勝の病状が急変し出血性ショックで富士川は白木のせいにしたが天堂は怒り富士川は再手術を言い、神原から聞いた未知子は戻り白木に手配させた準備で、富士川の雑な手術を再生手術し成功した。
未知子は白木が辞めると聞き看護師全体の問題と言い、事情を知った看護師全体が白木を止め、天堂は富士川のミスを指摘し、神原は天堂に会った帰りに倒れた。


脚本:林誠人
監督:松田秀昭

OPE.11(last):「私はたった一人の大好きな人のオペがしたいんだよ!」:2014年12月18日:71m

「名医紹介所」所長・神原(岸部一徳)が帰らず未知子(米倉涼子)は待ちわび、国立高度医療センター総長・天堂(北大路欣也)が目指す国家レベルの新組織「日本医療産業機構」が発足し、天堂は初代理事長に就任し医者の最高権力の地位へ上り、富士川(古田新太)は辞表を提出させられた。
天堂の最後のカンファレンスに、「西京大学病院」病院長・蛭間(西田敏行)が患者と出席し進行同時性多発がんを発症し普通では手をつけられない状態で未知子を執刀医に指名するが未知子は断った。
未知子はセンター内で神原を見かけ、天堂を主治医に未知子に内緒で入院し肺がんと脳転移と狭心症で手術適応外だが、未知子には師匠で唯一無二の存在で執刀を言うが、神原は寿命だと申し出を断り天堂に一任したと言った。
蛭間のオペに海老名(遠藤憲一)・加地(勝村政信)・原守(鈴木浩介)らと博美(内田有紀)が始めると次々に切除場所が見つかり手に負えなくなると、未知子が来て難しいオペを行った。
未知子は銭湯で神原のロッカーが未納と聞き鍵で開けると大金と権利書と「大門未知子外科病院」の設計図が見つかり、神原がオペで大金を得て夢に使うと言った事が本当と知り、病室は閉鎖されホスピスに転居と言われ場所は秘密で、神原は天堂に未知子に失敗する手術はさせられないと言った。
天堂を未知子を「日本医療産業機構」会議へ連れ議員の前で参加に調印を求めらたが断り病院から呼び出しがあり戻り、議員らは医者以外の領域と天堂を解任し、医療センターに隠れていた神原が悪化し緊急手術が必要で海老名らは緊急手術の準備をして未知子を呼び戻し、オペが開始され脳手術中に出血が増え胸の手術に切り変えるが出血多量に陥るが、神原との昔の会話を思い出し落ち着いて出血を止めてオペを再開した。
未知子のオペを見ていた天堂は医療センターを去り、しばらく後に紹介所に戻った神原は宇宙で遊ぶ未知子に帰れと伝え着陸に注意と言うと「私失敗しないので」と答えが返った。


脚本:林誠人
監督:松田秀昭

感想:

外科医の話だが術式の話しではない。
患者の重要性や財力や医師の術式や症例稼ぎなどの余計な意識を否定する。
事前の準備とあらゆる想定で、手術と術後の生活をも考える姿勢を示す。
地位と派閥と出世を望む周囲と、患者を助けるだけの医者を描く。
神原と未知子と博美の生活と、過去の神原と未知子との師弟関係も明らかになる。

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