ドクターＸ・外科医大門未知子２

大門未知子（米倉涼子）（３７）　フリーランス外科医
近藤忍（藤木直人）（３８）　第二外科・講師
城之内博美（内田有紀）（３４）　フリーランス麻酔科医
海老名敬（遠藤憲一）（５０）　第二外科・教授
鮎川司（満島真之介）（２５）　第二外科・研修医
照井珠緒（笛木優子）（３１）　蛭間の秘書
橋本理沙（水沢エレナ）（２４）　看護師
亀山久（猪野学）（４０）　第二外科・准教授
鶴田匠（野間口徹）（３８）　第二外科・助教
鵜沢信（六角慎司）（４０） 事務長・補佐
鷹野勉（浅野和之）（５５）　
神原晶（岸部一徳）（６６）　名医紹介所・所長
馬淵一代（三田佳子）（５８）　内科統括部長
蛭間重勝（西田敏行）（６２）　外科統括部長

北海道・旭川で、大門未知子（米倉涼子）と神原晶（岸部一徳）が競馬に賭け、馬主席で男と高級毛皮のマダム・馬淵一代（三田佳子）が優雅にレースを眺めていたが、馬淵の持ち馬が未知子が賭けていた馬の進路を妨害し、マダムの馬は失格になり未知子が賭けていた馬は最下位となった。
原守（鈴木浩介）が負傷騎手のために救急車できて未知子と会った。
馬淵の馬が転倒骨折し、安楽死処分を宣告されたが、一億円の馬を安楽死させられないという馬淵、無理という獣医の言葉に反対の神原の売り込みで未知子は手術で助けた。
帝都医科大学付属病院のカンファレンスで蛭間重勝（西田敏行）が外科主任教授選挙を提案し、鷹野勉（浅野和之）を左遷し、海老名敬（遠藤憲一）が有力だった。
神原晶の電話で東京に戻った未知子は、外科統一カンファレンスが内科統括部長・馬淵参加で開催され、特別患者で名前を伏せた入院患者の大腿骨肉腫患者の治療方針が話し合われ、海老名は患部の下肢温存は不可能と判断し執刀医が指名されたが、参加していた未知子が異を唱えるが不審者呼ばわりされても下肢温存を主張し、内科統括部長・馬淵が未知子をカンファレンスに呼び入院者も要望と言い、鶴田匠（野間口徹）や亀山久（猪野学）が海老名と邪魔をするが、北海道で会った第二外科講師・近藤忍（藤木直人）が年功序列だがオペしたく助手でも良いと言った。
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未知子は馬淵に直接の患者診断が必要と言い、蛭間は海老名と外科での執刀を指示し、未知子は馬淵の高いハイヒールで患者が判り、近藤から蛭間の動きを聞いた馬淵は阻止を指示した。
神原は未知子に蛭間と馬淵が選挙で対立と言い、特別患者の手術を海老名と未知子が取り合うと未知子とコンビのフリーランス麻酔科医・城之内博美（内田有紀）が患者同意と言い術式を変え執刀を始め、海老名らが去るが近藤ら研修医が助手で執刀し成功した。
神原は事務長・補佐・鵜沢信（六角慎司）から手術料と口止め料を回収し、馬淵は蛭間を脅して未知子を外科に雇わせ医師免許と無関係の仕事はしないと言い、馬淵からも蛭間からも束縛を断った。

蛭間外科統括部長（西田敏行）が今年1月にガン手術したばかりの患者・二宮欽也（寺田農）に再発のガンが見つかるが不動産王の二宮は、帝都医科大学付属病院での蛭間ブランドを支える強力なスポンサーで、金のかかる主任教授選を控え、手術ミスの可能性がある再発を認められない蛭間は、新たな初期のガンが発現と二宮に嘘の告知をした。
海老名教授（遠藤憲一）ら第2外科の取巻きは蛭間の工作に協力するが、大門未知子（米倉涼子）の提案で術前全身診断の結果、外科的アプローチが困難な転移ガンが発見され、蛭間と対立の馬淵内科統括部長（三田佳子）は、患者を内科へ引き渡し延命療法を要求したが、未知子（米倉涼子）が執刀を名乗り出た。
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蛭間は神原晶（岸部一徳）を訪れ未知子の事を訪ね話しをして、手術前日の夕方に蛭間は未知子を第４助手に指名した。
翌日、未知子と城之内（内田有紀）が参加した手術は開腹後に予想外の悪化で蛭は中止を言い2人の助手も去るが未知子と第3助手・近藤（藤木直人）と城之内で全腹膜除去手術を成功させ、前回手術の縫合方法で蛭間執刀を確認した。
未知子は馬淵に解任されたが、蛭間に雇われ近藤を助手で多くの手術を行う事になった。

大門未知子（米倉涼子）は神原晶（岸部一徳）は帝都医大の教授夫人会・通称「白薔薇会」へ行き会長の蛭間華子（藤真利子）の挨拶中に不調の蟹江外科教授夫人（明星真由美）に会った。
華子は海老名教授（遠藤憲一）が1年前に小腸手術した蟹江夫人の術後の調子悪さを内科教授夫人・三村寅子（山本未來）に見破られ、蛭間外科統括教授（西田敏行）に再手術を要求した。
蟹江夫人の現状改善には小腸移植が必要でドナーが見つかるまで手術は不可能だったが、蟹江夫人を見舞いに来た三村夫人が未知子の前で倒れて、腎不全の持病で外科に入院することになり、馬淵内科統括部長（三田佳子）は外科手術が必要で近藤（藤木直人）を指定した。
未知子は神原と城之内（内田有紀）と話し、三村夫人と蟹江夫人がハトコの関係にあると知り小腸と腎臓を交換する生体肝移植を、三村夫人の主治医の近藤に言い、手術のリスクや仲の悪さから臓器の交換に応じないと取り合わなかった。
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翌日カンファレンスで近藤は蛭間らに未知子の意見を採り、生体腎小腸交換移植手術を提案しもうひとりの執刀医に未知子を指名し蛭間は許可したが成功の手柄を狙っていた。
神原は未知子と城之内に近藤の情報が少ないと言った。
近藤と未知子が手術を始めたが、近藤が出血を止められず城之内が未知子を呼び対応し腎臓移植も始め、小腸移植の容体を城之内に任せ1時間で済ませ、小腸移植も行った。
蟹江夫人と三村夫人が白薔薇会を抜け蛭間華子が怒り左遷になり、近藤の論文に蛭間は腕よりも教授に必要な物があると言い・・・・・。

大門未知子（米倉涼子）は銀座の人気クラブ「中園」のママ・四条留美子（釈由美子）が帝都医大に外科統括部長の蛭間（西田敏行）を訪ねてきたが、政財界・芸能界・スポーツ界・医学会に顔が広い留美子は銀座の女帝で蛭間の出世にも絡んでいた。
近藤（藤木直人）は海老名教授（遠藤憲一）に蛭間が呼ぶと伝え、留美子診察ですい臓の進行ガンが見つかるが、蛭間に所見を聞かれた海老名教授は手術は難しいと判断し、蛭間も化学療法の選択を勧めるが、留美子はそれを拒否し手術をしないと、蛭間の秘密を世間にバラすと黒革の手帖を突きつけた。
留美子のＣＴ画像を見た未知子は、蛭間たちがためらう手術の執刀を申し出るが、留美子は未知子をホステスにスカウトし、未知子から話を聞いた晶（岸部一徳）が留美子に営業の電話をかけると通話中に留美子が意識を失い倒れた。
蛭間は海老名に留美子にまかせ、重要だと言った。
倒れた留美子に晶と駆けつけた未知子は心停止の留美子に必死に心臓マッサージを試みて病院に搬送し、心拍を再開させ入院させた。
蛭間夫妻は近藤を娘を紹介し、留美子は海老名に手術と手帳を持ちかけ、近藤は看護師・橋本理沙（水沢エレナ）と距離を取り始めた。
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留美子のカンファレンスで未知子は手術を提案するが蛭間と海老名は反対し追い出すが、未知子は留美子に執刀を申し出て、夕方に突然留美子が悪化して未知子は緊急手術を始め、人手不足で停滞する手術に海老名が加わり、未知子は手術を成功させ留美子から手帳を受け取るが捨て、海老名が見つけたが・・・・・・。

帝都医大にゴッドハンドと知られる外科医・日下部光彦（別所哲也）が蛭間外科統括部長（西田敏行）の招きで帰国し、フリーランス麻酔科医・城之内博美（内田有紀）も歓迎し、蛭間は日下部の公開手術を全国の大学病院にライブ中継しようと計画し、天才ドクターとの繋がりで統括部長の株を上げようと考えていた。
日下部が「私は失敗しない」のフレーズを未知子（米倉涼子）に使用禁止を言うが、日下部の手術は成功率100％を言うが日下部のギャラは高く、晶（岸部一徳）はカラクリが存在するとの噂を聞いていた。
日下部は海老名教授（遠藤憲一）に、食道ガンで入院している五味一郎（大河内浩）で公開手術を行うと告げ、未知子の事を尋ねた以前に会った事があると言い、近藤（藤木直人）は五味から費用が病院持ちでライブ中継の許可を得て、術前カンファレンスで日下部は難易度が高い最新の術式で行うと言い、麻酔科医・博美はノーギャラで日下部のサポートに入った。
日下部のライブ中継の手術が始まり、博美は完ぺきなオペをそばで見るが日下部のわずかな動きに違和感を感じたが、その後手術は終了した。
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蛭間らは感心し近藤・海老名・日下部らと主任教授について語るが、日下部から術後管理を頼まれた博美から五味の容態が急変した連絡が入ったが無視した。
博美は未知子に連絡し手術に気になる事があると言い、録画を見た未知子は理由を知り、翌日博美は帰国する日下部に再手術を要請するが無視し、未知子は蛭間に再手術を必要と言い、海老名は日下部に伝え、未知子が再手術をして通常は2度に分ける事をまとめて行った。
未知子と博美は自信がない手術をしないのが日下部のトリックと言った。

未知子（米倉涼子）は麻酔科医・城之内博美（内田有紀）と手術するが研修医が役に立たずどなりつけ、蛭間外科統括部長（西田敏行）の推薦の講師・近藤（藤木直人）と海老名教授（遠藤憲一）が次期主任教授を競っていた。
近藤の父・六助（泉谷しげる）が帝都医大に息子を訪ねて来て、未知子と話し地元での診察のカルテを持っていた、六助は競馬と酒が趣味で自転車店の父は大学病院で出世を目指す近藤にはアキレス腱だった。
近藤は六助の訴えをカルテも見ずに飲酒の肝炎ときめつけ、六助を未知子に任せ蛭間と去るが、馬淵内科統括部長（三田佳子）から呼ばれ蛭間に近すぎると言われた。
晶（岸部一徳）と六助が麻雀しながら未知子は問診し、六助に遅発性脾臓破裂の疑いが起き、蛭間一家と近藤が歓談すると蛭間は特患のオペを提案したが、未知子から電話があるが無視した。
カンファレンスで蛭間の特患の手術を近藤がする事になるが、未知子が六助の緊急手術を要求するが近藤と海老名は脾臓を全摘で済むと言うが六助の容態が急変し、六助は息子による執刀を望むが近藤は特患の手術へと向かった。
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未知子は博美と六助の手術を全摘せずに始め、特患の手術を海老名が始め成功させた、近藤は六助の手術に行くが部分摘出で未知子が続け、心臓の将来の為には脾臓は必要と言った。
蛭間は近藤を責め出世が難しいと言い、六助は近藤に今後が勝負で人生は賭けと話し、蛭間と晶の所に馬淵が来て前主任教授の鷹野（浅野和之）を呼び入れ、病院に戻し教授選に立候補させると言い、晶が聞いた。
蛭間の食事会に近藤が呼ばれ・・・・。

蛭間外科統括部長（西田敏行）の推薦で講師・近藤（藤木直人）が教授になり、海老名教授（遠藤憲一）を抜き次期主任教授の本命になった。
蛭間が金沢に左遷した前主任教授の鷹野（浅野和之）が、馬淵内科統括部長（三田佳子）の命で呼び戻され、論文の成果を持つ鷹野は次期主任教授選の立候補を表明した。
未知子（米倉涼子）は麻酔科医・城之内博美（内田有紀）と手術の休憩中に、鷹野が呼んだ論文の実践が可能な膵臓ガンの厚労省医政局長の母親・浅井久恵（白川由美）が金沢来たのに会った。
蛭間陣営は近藤と海老名が協力し外科的処置を提案するが、鷹野は馬淵陣営の最新の治療法を提案し、未知子がそれ以上の術式を提案し、蛭間は未知子を執刀医に任命した。
久恵は鷹野の執刀を希望したが、蛭間は一切協力しないと言った。
未知子は久恵に手術を伸ばした方が良いと言うが聞き入れられず、未知子と博美は助手を引き受けた。
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鷹野の手術は途中で倒れ意識混濁になり、未知子は蛭間の指示を無視して手術中止にし、鷹野の手術を始め終え、久恵は鷹野の回復後に患者の希望者でと言った。
蛭間は鷹野の執刀を阻止できずに、未知子をクビにした。
馬淵が未知子と晶（岸部一徳）を訪ねるが、未知子はガンが小さくなっていない時期に選挙の為に手術した2人を非難した。

帝都医大をクビになった未知子（米倉涼子）は、謎の依頼主からの要請で帝都医大・高松第24分院に派遣され、未知子は近くの漁港で少女・村田九留美（本田望結）と出会い街の病人を運び手術したが、そこは地方勤務の加地（勝村政信）が働く病院だった。
九留美は病院の患者で病気は悪性の筋繊維芽細胞腫で、一度は帝都医大本院で引き受けたが、オペは不可能と再び生まれ故郷の高松に戻されていた。
城之内博美（内田有紀）と晶（岸部一徳）は様子を見ていた。
本院では主任教授戦が本格的にはじまり、鷹野教授（浅野和之）の陣営で焦る蛭間外科統括部長（西田敏行）は海老名教授（遠藤憲一）らに浮動票の取り込みを指示するが、娘・裕華子に悪性の転移ガンが発見された。
病状は深刻で、オペの成功例はアメリカで数例あり、馬淵内科統括部長（三田佳子）は、裕華子のアメリカ搬送を提案するが、蛭間は帝都医大でオペをすると言った。
高松では未知子と加地が九留美のオペの可能性を討論していた。
裕華子に頼まれ、近藤教授（藤木直人）は救える唯一の術式を検索すると、過去にアメリカで成功を遂げた医療チームの中にドクターＸの名前があった。
＜以下、隠し字＞
九留美と未知子は漁港で父を見て、未知子は晶に連絡すると本院からの依頼を聞き、九留美に東京に戻るが諦めるなと言い、近藤は蛭間にチームで行うと伝え、未知子は影武者になり請求書を蛭間に出し近藤は主任教授戦に勝ちたいと言った。
蛭間は事務長を空港に行かせ、博美・近藤・未知子がオペを始め、未知子が術式を近藤に指示して成功させ、晶が未知子に苦情を言うと、事務長が九留美と母・村田光代（奥貫薫）を連れて来た。

未知子（米倉涼子）の望みで悪性筋繊維芽細胞腫の村田九留美（本田望結）の手術は帝都医大本院で、胃・すい臓・脾臓・肝臓・大腸・小腸の6臓器を取り出す多臓器体外摘出腫瘍切除を提案し、未知子でも帝都医大の最先端設備と組織力が必要だった。
近藤（藤木直人）と海老名教授（遠藤憲一）と鷹野教授（浅野和之）らの協力必要だが、蛭間外科統括部長（西田敏行）が中止命令を出し、教授選挙の候補者一本化の為に海老名に候補を降りる提案をし、鷹野は馬淵内科統括部長（三田佳子）に九留美の手術を話し自信がないと言うが馬淵は未知子が諦めないと言った。
近藤は未知子を訪ね権力をいずれ持つと言い、未知子は晶（岸部一徳）から九留美と会わせた東京帝国医科大の蜂谷宗造（古谷一行）と毒島隆之介（伊東四朗）を訪れ、東京帝国医科大は帝都医大の上部と毒島は言うと成功例の少ないオペと未知子は答えた。
蜂谷から蛭間に電話で、未知子に九留美のオペの依頼を馬淵の前で頼み、未知子は設備と助手に海老名・鷹野・近藤を求め了解した。
蛭間は九留美の手術の失敗と蜂谷の失脚を狙い、躊躇する母・光代（奥貫薫）を九留美を説得し実施が決まりカンファレンスを行うが予定日は教授選挙で助手は無理と言った。
未知子に晶は手術は反対で城之内博美（内田有紀）は方法を探すべきと言った。
蛭間華子（藤真利子）は蛭間に近藤の教授選当選を要求し、鷹野は海老名に蛭間を潰す為に未知子協力を打診し、未知子と博美は練習し助手・鮎川司（満島真之介）らが協力を言い手術が始まり、内臓取り出しが始まった。
＜以下、隠し字＞
教授選も始まり、近藤が海老名の表明中に辞退し手術に参加し、海老名は鷹野を押し鷹野は九留美の事を語り手術に参加し、教授選は凍結になり蛭間の囁きに海老名は迷い最後に参加しようとするが、手術は難関だが晶が術式を応援し終了していた。
未知子は近藤と鷹野に礼を言い、蛭間は晶に連絡し未知子の雇用を求め多額の提案をし、未知子は借金がなくなりフリーランスで無くなる事になった。
蛭間は記者会見を行うが未知子は行わず、鷹野は去り蛭間は執刀医を海老名と紹介し九留美は恐がり海老名は教授になり、近藤は未知子に組織のなかで大きくなると言った。
蛭間に毒島が来て九留美を助けただけと言い、馬淵は日本を去ると言い、蛭間の解雇通知が来た。
未知子はタイから呼ばれ・・・・。

複数の権力抗争が有った。
その中に医療より優先するものがあるかどうか。
そして、誰がどれを選んだか。