剣客商売第二シリーズ

剣客商売

池波正太郎原作の代表シリーズのひとつです。
代表的な映像化は、藤田まこと主演のシリーズです。
シリーズは大きく3つに分けられます。
第1と第2シリーズ:少女剣士の佐々木三冬時代で、秋山大次郎:渡部篤郎、佐々木三冬:大路恵美です。
第3シリーズで、秋山大次郎が旅で登場しないシリーズです、異色の短いシリーズです。
第4シリーズ以降です、佐々木三冬と秋山大次郎が結婚して、子供が生まれる展開で、佐々木三冬:寺島しのぶ、秋山大次郎:山口馬木也で、女性から母親に三冬が変わってゆきます。

概要

江戸中期の田沼時代に、剣豪の秋山小兵衛(藤田まこと)と若い女房・おはる(小林綾子)と、息子・大治郎(渡部篤郎)を描く時代劇の第2シリーズです。
田沼意次(平幹二朗)とその側室の娘で女剣士・佐々木三冬(大路恵美)が絡みます。
岡引・弥七(三浦浩一)と妻のおみね(佐藤恵利)、手下の徳治郎(山内としお)、料亭不二楼のおもと(梶芽衣子)と長次(木村元)等が活躍します。

監督:井上昭
脚本:野上龍雄
原作:池波正太郎
出演:藤田まこと・渡部篤郎・大路恵美・小林綾子

第2シリーズ:全11話

第1話:「辻斬り」

真剣で人を殺して始めて剣の道が判ると言われた旗本が、辻斬りを行う。

渡辺哲(市口孫七郎)・赤羽秀之(永井十太夫)・中原果南(おみつ)

第2話:「暗殺」

旗本の家老が本家の跡取り騒動を自分の為に、利用しようとする。

森口瑤子(お秋)・上杉祥三(笹野小文吾)・本田博太郎(鈴木市兵衛)

第3話:「剣の誓約」

10年前に決闘を約束した剣客2人。片方・柿本源七郎が病に倒れて死に場所を求める。
その弟子・伊藤三弥が相手・嶋岡礼蔵を闇討ちにする。

夏八木勲(嶋岡礼蔵)・本宮泰風(伊藤三弥)・東野英心(柿本源七郎)

第4話:「婚礼の夜」

指導は上手だが剣はいまいちの剣客にうらみを持つ者が婚礼を邪魔しようとする。
大治郞はそれを防ごうとする。

金山一彦(浅岡鉄之助)・白竜(平山市蔵)

第5話:「勘ちがい」

盗賊・八郎吾は昔の仲間に狙われていた。小兵衛の家に小金があると勘違いして、盗みに入るが・・。

火野正平(土崎の八郎吾)・荒勢(権兵衛)

第6話:「三冬の縁談」

自分より剣が強い相手と結婚するという三冬の縁談の相手は、剣豪だが人間的に問題がある。一計を案じる秋山親子だった。

由地慶太郎(大久保兵蔵)・石丸謙二郎(佐藤要)

第7話:「いのちの畳針」

けがで刀を捨てた剣客だが畳針手裏剣は正確。旗本の息子に追われた男を助けるが逆に狙われる。
屋敷出入りの岡っ引は直ぐに気づくが隠そうとしたが、命を取られる。

渡辺いっけい(植村友之助)・山口美也子(お吉)

第8話:「悪い虫」

大次郎は街で浪人に絡まれる男を助ける。
うなぎ屋の又六は金をせびる男に絶えかね大次郎に10日で強くなりたいと弟子入りする。

徳井優(又六)・六平直政(大首の仁助)

第9話:「隠れ簑」

旅をして江戸にたどりついた老僧と盲目の狼武士。
それらを襲う武士たち。襲う武士は意地であり、老2人は隠れ蓑を装い長く過ごして来たのだ。

内藤武敏(老僧)・日下武史(老武士)

第10話:「雨の鈴鹿川」

井上は病で剣客としての自信が無くなっていたが自分で認めたくなかった。
京都に行っている大治郞と桑名で出会い、助太刀をさせる事を企む。
仇討ちは、昔の恋人どうしで親の都合で別れたが、殺そうとした親を斬ってしまった。
結果として仇討ちになった。

蟹江敬三(井上八郎)・田中隆三(後藤伊織)・麻乃佳世(千代)

第11話:「妖怪小雨坊」

第3話で柿本を殺されたと思っている伊藤三弥が兄の小雨坊をつれて江戸に戻って来た。
小雨坊は自分を捨てた父・伊藤彦太夫を恨んでいた。
2人が双方の仇討ちを狙う。

近藤正臣(伊藤彦太夫)・本宮泰風(伊藤三弥)・遠藤憲一(小雨坊)

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