「続続・三匹が斬る2」
- キャスト
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矢坂平四郎(高橋英樹):殿様
久慈慎之介(役所広司):千石
燕陣内(春風亭小朝):たこ
お蝶(長山洋子)
1990
- 第11話「女難金難、死体になって長崎非常線!」
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殿様(高橋英樹)は陣内(春風亭小朝)とくじに当たった男と飲むが、逃げられ宿の手伝いをする事になり、芸者・おせん(藤奈津子)は殿様に奉行(睦五郎)と町年寄・米田市兵衛(鈴木瑞穂)のいやな客と告げ、殿様はおせんを外人に密輸のために献上する話を聞いた。
殿様はお蝶(長山洋子)に重役の調べを頼み、米田に金を払って貰い家に泊まるが、家は襲われた。
与力・星(井上高志)は奉行に町年寄との付き合いは止める様に言うが無視され、居酒屋で千石(役所広司)と知りあい、おせんが襲われるのを見た。
米田は訴状を隠し娘・おみつ(桂川京子)に渡し江戸に旅立つが襲われ、殿様に助けられた。
殿様は陣内を米田の身代わりに殺し外に逃げる計画をたて成功するが、番頭が奉行の手先で米田は殺されるが、訴状は見つからなかった。
訴状を持ったおみつと三匹が、奉行一味に斬り込み、・・・・・。
監督:宮越澄
脚本:佐藤五月
- 第12話「謎の幽霊船、鬼も泣いたか島原哀歌」
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船が座礁して大量の銃が見つかり捜査され、殿様(高橋英樹)とお蝶(長山洋子)はそれと隠れて会う男女・南海屋娘・おえい(比企理恵)とオランダ通訳・橋本(加藤順平)に出会った。
陣内(春風亭小朝)は奉行(山本昌平)一向に銃に詳しいと売り込み、殿様とお蝶は僧が襲われ死に仏像を南海屋(小鹿番)に届ける事を頼まれ、千石(役所広司)は村人から用心棒を頼まれ殿様から仏像を奪う事を頼まれた。
家老(北原義郎)・奉行から隠密に間違われた殿様とお蝶は南海屋に行き信用され、おえいと橋本に会い、仏像を渡した。
殿様は南海屋・橋本がキリシタンで仏像にマリア像が隠されていると知り、翌日橋本がマリア像を持って村に行くと奉行に抜け荷の疑いで捕らわれた。
殿様は家老・奉行が抜け荷の犯人と知り、橋本の処刑で一揆の噂が広まるが、陣内が家老の部屋から抜け荷の証拠を盗み、処刑場に3匹が乗り込み、一味を斬り・・・・。
監督:江崎実生
脚本:小川英・北川哲
- 第13話「尼寺騒動、今日も怒りの桜島」
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殿様(高橋英樹)とお蝶(長山洋子)と千石(役所広司)は鹿児島に入るが、千石は気が乗らなかった。
久慈の妻・八重(黒田福美)が襲われ殿様が助け、宿で陣内(春風亭小朝)と会い、殿様は八重からしばらく夫役を頼まれた。
家老・松浦が大目付・高島(亀石征一朗)に密談し、殿様一行は出石屋で待ち合わせ主と娘の蓮華院の尼僧・恵春尼(森岡いずみ)に会い、殿様と八重は久慈家に出かけた。
久慈(夏友介)が江戸から出石屋で待ち合わせに着くが病で寝込み、陣内らが看病した。
八重は宿で千石に会い、昔漁師の千石と八重が身分違いで別れた話をし、抜け荷の証拠を幕府隠密に知られると藩が潰される危機で助けを求めた。
蓮華院では阿片の集まりになり、出石屋と娘の蓮華院の尼僧の話から隠密と知った殿様らは次席家老の死の偽の噂を流し、蓮華院に集まった隠密を三匹が斬り・・・・。
監督:上杉尚棋
脚本:鈴木則文
- 第14話「悪虐の、僧と添い寝の花一輪」
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殿様(高橋英樹)はお加代(池波志乃)と延岡にゆき、好いた男・小泉数馬を探しており、延岡では日経(横光克彦)らの僧の集まりが祈祷を受けないと災いが起きると言われていた。
盗賊が祈祷を受けない店に火付けをしようとして千石(役所広司)が防ぎ、目付・伊藤(江並隆)は日経の仲間だと言った。
お蝶(長山洋子)は京屋・番頭に死んだお琴に似ていると言われ店に行き妹として主人に誘われ、殿様とお加代は日経を見かけ、陣内(春風亭小朝)は日経が僧らに祈祷を受けない店を襲う指示を出すのを聞いた。
千石は目付・伊藤から、若殿が日経の祈祷時の刀の火花と薬で治りそれ以来、無頼で藩が危ないと言った。
お加代は日経が小泉としり会い狙われ、陣内は刀の火花がエレキテルと知り、京屋の頼みで日経に会ったお蝶は襲われ陣内に助けられ、娘を隠した京屋の企みと知った。
日経は目付・伊藤を殺し、お加代を口封じに襲い、延岡から脱出を謀るが、三匹が斬り込み退治して・・・・・・。
監督:上杉尚棋
脚本:藤井邦夫
- 第15話「五木の里、つむじ風吹く女人屋敷」
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千石(役所広司)は百姓の騒動を治まるが庄屋・松左衛門(牧冬吉)から娘・はなを救うための狂言と言われ、次の狂言は殿様(高橋英樹)の助けで失敗した。
家老・印南典膳(和崎俊哉)に奉公した姉・お藤(川中美幸)の二の舞を避ける狙いと聞いた、殿様とお蝶(長山洋子)は家老から全て目付・俵藤帯刀(成瀬正孝)が行っていると言った。
千石と陣内(春風亭小朝)は目付に城に呼ばれて立ち合うが、薩摩から来た男まさりの正室・お万の方(大原ますみ)を嫌って逃げた嫡子・千代丸探しで中断し、千石は目付に薩摩からの家臣が少なく配下になれと言われた。
殿様はお藤と女忍者が千代丸を奪う計画で、家老の悪評判は目付を欺くためと知り、お藤は千代丸と逃げ、はえぬきの藩配下と一緒になった家老は千代丸はお藤の子供と言った。
お万の方と目付は逃れて、薩摩の助けを求めようとしたが、三匹が止めて斬り込み・・・。
監督:荒井袋志
脚本:志村正浩
- 第16話「お茶壺が、女を泣かす鬼道中」
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茶人・神谷石州(鹿内孝)の一行が庄屋を殺し娘を犯してのを息子・初太郎(倉田てつお)が見て復讐を狙い、神谷一行は新納藩で指南料をとり、娘・ちさを夜伽に望むが逃げて斬られ藩は上納金を納めた。
殿様(高橋英樹)とお蝶(長山洋子)は神谷が指南料集めをしていると知り、武士の一団が神谷一行を襲い千石(役所広司)が助け用心棒になった。
陣内(春風亭小朝)はひよどり姉妹(いね(甲斐智恵美)・かよ(川本チフミ))に会い同行し、初太郎は千石に頼み神谷一行に雇われた。
蟹江藩家老・不破(深江章喜)はひよどり姉妹を招きいねを帰らせ、かよを神谷の夜伽相手にしようとしたが、気づかれかよは殺され蟹江藩は脅された。
初太郎と三匹は神谷一行に押し込み斬った。
監督:上杉尚棋
脚本:和久田正明
- 第17話「花嫁の、首恋しや妖怪鬼八」
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高千穂村で殿様(高橋英樹)は百姓・彦六と娘・おとせ(森恵)から鬼八の出没と、庄屋・甚三の娘・八重(芹沢直美)の藩主への輿入れを聞いた。
お蝶(長山洋子)は山伏の祈祷を聞き逃げて陣内(春風亭小朝)に会い、千石(役所広司)は幽海(小沢象)が鬼八に娘の人柱が必要と言い、くじでおとせに決まった。
殿様は目付・神崎(原口剛)に人柱中止を言うが断られ、千石は鬼八(長江英和)と幽海に薬を飲まされ暗示をかけられ、殿様はおとせを助け鬼八がいるという山に向かった。
殿様は神崎と幽海が仲間と知り、亭主を捜すおてつ(小野さやか)に会い、陣内に神崎屋敷を知れべさせると藩主の弟・円城寺光臣(小沢一義)が黒幕と知った。
幽海は再度人柱を庄屋の娘・八重で要求し、おとせは止めようとして神崎に殺され、お蝶は暗示は鏡で自分の顔を見ると解けると言い、人柱に鬼八と来た千石の暗示を解き、おてつの鈴で鬼八の暗示を解き、神崎一味を三匹は斬った。。
監督:宮越澄
脚本:佐藤五月
- 第18話「無理心中、娘十八怨み節」
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女郎・おふみが子供に会うため逃げて来たがお蝶(長山洋子)の前で連れ戻され殿様(高橋英樹)に代わりに会いに行くが、遊郭で家老とおふみが無理心中で見つかり、納得行かないお蝶を陣内(春風亭小朝)が遊郭に売り、お蝶は客を取らずに有名になると言った。
千石(役所広司)は元家老・伊集院(大木実)に会い、殿様は家老を調べると襲われた。
お蝶は他の女郎から主人・勘兵衛(江藤漢)が心中を仕組み、千石と殿様は伊集院と組んで家老への帰りさきを狙っていると知ったが、伊集院は藩主が江戸から次の家老を呼んだと聞いた。
お蝶はばれて首つりされかけたが殿様が助け、伊集院は千石に新家老の暗殺を峠で命じるが三匹が邪魔をして、伊集院一味を斬った。
監督:荒井袋志
脚本:和久田正明
- 第19話「さらば三匹、消えた七番目の隠密」
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長崎で陣内(春風亭小朝)と千石(役所広司)が捕らえられて拷問の末に隠密でないと判断され、千石は矢坂平四郎(高橋英樹)を斬れと遊郭に連れて行かれ会うが様子が変で追った者が殺され薩摩藩鑑札を見つけ、間宮林蔵(高橋英樹)という隠密を捜していると知った。
殿様(高橋英樹)とお蝶(長山洋子)は心中親娘を助け、母・おとよ(木村弓美)は娘・おさと(吉沢理絵)の目の治療に土生玄碩(嵯川哲郎)を訪ねて来たが高額な治療費を盗まれたと言った。
4人は殿様に似た間宮と言う隠密がいると知り、おとよはオランダ武官に身を売り、玄碩を訪ねると手術にはオランダからしか入手出来ない薬が必要で高額であり、無料で入手するには禁制の地図を要求されていた。
長崎奉行は公儀隠密・間宮に薩摩が抜け荷している様に見せかけていた。
玄碩と殿様はオランダ武官から地図と引き替えに薬を入手し、長崎奉行とオランダ武官の抜け荷がありおとよは偶然聞いて斬られ間宮に奉行が行っていると言い死に、駆けつけた殿様は間宮が殺したと思った。
玄碩はおさとの目の手術をして、抜け荷の疑いで奉行に殺され、お蝶は間宮から殿様への手紙を受け取り、おとよと玄碩殺しは長崎奉行で薩摩と騙されていた事を恥じて他の所に行くと書いてあり、おさとの目は回復した。
三匹は長崎奉行一味を斬り殺し、殿様が間宮のふりをして公儀巡回師・岩元(御木本伸介)に会うが符丁がが判らないと、6人の間宮の次ぎに千石が現れ符丁を答え、殿様と陣内は無関係と言った。
千石は岩元から報告がいい加減とお役ご免になり、浪人として殿様と陣内とお蝶に加わった。
監督:荒井袋志
脚本:志村正浩
- 感想:
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第1シリーズでは陣内の正体が明らかになり、第二シリーズでは同行娘の正体が明らかになったが、今回の最終回では千石の正体がわかるが陣内同様にもとの浪人に戻る。
同行のお蝶が掏摸で時々役を果たす。
痛快時代劇だが、藩や奉行の悪行を暴く事が多い。
監督:宮越澄
脚本:平原朗