「江戸の用心棒:2」

キャスト

朝霞清三郎(高橋英樹):浪人(江戸の用心棒)
新次(船越栄一郎)
小雪(牛島ゆうき):清三郎の娘
お俊(黒田福美):小料理屋女将
桂木道庵(谷啓)
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おみつ(岩井由紀子)
友吉(原田和彦):口入屋・使用人
おはま(うつみ宮土理):口入屋・女将

スタッフ

脚本:柴英三郎・田上雄・中野顕彰・蔵元三四郎・和久田正明・塙五郎・田村多津夫・志村正浩・胡桃哲・藤井邦夫・鈴木生朗・渡辺善則・いずみ玲・ちゃき克彰・峯尾基三
監督:池広一夫・金鐘守・関本郁夫・小野田嘉幹・小澤啓一・斎藤光正・原田雄一・井上泰治
1994年4月12日-1995年3月7日

15:ひょっとこ踊りが謎を解く

おはま(うつみ宮土理)と友吉(原田和彦)はお俊(黒田福美)に清三郎(高橋英樹)は仕事だと言った。
お俊は清三郎に仲人になりおよう(増田恵子)と長吉(篠塚勝)の祝言が出島屋徳兵衛(津村鷹志)や新次(船越栄一郎)・道庵(谷啓)・おみつ(岩井由紀子)らで行われた。お俊とおようが長吉が帰らないと清三郎に来て、夜嵐の久造が出没し巻き込まれたようで、小雪(牛島ゆうき)の友が殺され清三郎に許せ無いと言い、長吉が見つかるが記憶がなく、お菊(津島令子)が引き取りにくるが偽りで新次がつけるがまかれた。
徳兵衛が様子を見に来て、道庵が診察するが男が聞いていた。
女も徳兵衛も長吉の腕のほくろを知っていて店の名「ひょっとこ」が気になり、元長崎奉行・赤塚(高野真二)と手を組んでいた。
刺客が長吉を襲うが清三郎が防ぎ、男がお菊に繋ぎを取り新次がつけたが男に襲われお菊が死に、赤塚の屋敷に逃げ込んだ。
夜嵐の久造が出て、おようと長吉が町に出て思い出をたどるが想い出せないが長吉が村祭りのひょっとこ踊りから記憶を取り戻し徳兵衛が夜嵐の久造だと思いだした。
清三郎が徳兵衛と赤塚一味に斬り込み・・・・・・・・。


監督:金鐘守
脚本:中野顕彰

16:走れ!夜逃げ屋

清三郎(高橋英樹)と新次(船越栄一郎)は猫・捨丸を捕らえようとし、お俊(黒田福美)・道庵(谷啓)も駄目で小雪(牛島ゆうき)が捕らえ、清三郎が丁字屋慢兵衛(遠藤太津朗)に猫を届けると3番番頭の喜之助(樋浦勉)が叱られおり、おはま(うつみ宮土理)は丁字屋は町人大名と呼ばれる大尽と言った。
片山四郎五郎(遠藤征慈)と丁字屋は三宅伊織(西園寺章雄)を仕官話にひっかけ法外な利息で妹を取ろうとし、清三郎と新次は髪結い糸平(浜田雄史)に行くと喜之助が来て変装し、喜之助は片山を尋ねて夜逃げさせたが、丁字屋の配下に命を狙われお俊に逃げ込んだ。
清三郎と新次とお俊は喜之助と会い、夜逃げ屋で丁字屋は阿漕な取り立てを行っていると言うが清三郎らは借りた方にも責任があると言った。
半助(水上保広)が丁字屋に子供を利息のかたに取られ仕事が見つからず喜之助は夜逃げを勧め、清三郎らは喜之助の話の通りと知り、喜之助が土蔵の鍵を開け新次が子供を逃がした。
片山に丁字屋が夜逃げ屋を罠にかける相談をし、喜之助が清三郎に事情を語るが罠にはまり、新次やが罠と気づいたが間に合わなかった。
喜之助は丁字屋に連れられ斬られ、清三郎が丁字屋と片山一味に斬り込み・・・。


監督:井上泰治
脚本:和久田正明

17:狙われた父娘

おはま(うつみ宮土理)はじゃんけんで伊勢屋の仕事を決め、喜八(中西良太)はきつい仕事ばかり選び、清三郎(高橋英樹)らの所におみつ(岩井由紀子)が来て、勘兵衛一味の仕事で皆殺しと言い清三郎は不審で店の前で喜八を見かけた。
新次(船越栄一郎)はお俊(黒田福美)の店で飲み、清三郎は夜逃げの手伝いをさせられ、喜八が誰かに誘われるのを見た。
喜八の娘・お米(大塚露那)が小雪(牛島ゆうき)と店番仕事をし、新次がヤクザがお米がさらおうとしたのを見て清三郎は心当たりがあり、お米は大工で大黒屋を作ったと言った。
清三郎は喜八が長屋で評判で妻・お稲(武田京子)が死んでから特にと言い、お俊は大工の棟梁から大黒屋作りは喜八で女房・お稲は娘で何故大工を止めたか知りたいと聞き、新次は仕事仲間から寺で見たと聞き勘兵衛の墓に参っていたと知った。
喜八は天童重兵衛(伊藤敏八)一味から脅され、重兵衛一味は大黒屋を見張り、喜八は市兵衛(小鹿番)に話し、それを清三郎は聞いた。
小雪はお米に仕事を譲り間違い誘拐され、新次が尾行し市兵衛が重兵衛に乗り込み10年前に重兵衛が殺しをした為に解散したと言うが浪人が斬り、喜八と新次がそれを見た。
喜八は長屋仲間に盗賊解散後棟梁とお稲から消えると話したが一緒になったと話した。
喜八は重兵衛一味に行き、清三郎は小雪を仁蔵(岡田洪志)から助け、重兵衛一味は大黒屋に盗みこみ喜八を殺そうとしたが清三郎が来て退治して、喜八はお米を棟梁に預け自訴した。


監督:井上泰治
脚本:中野顕彰

18:花の吉原 人斬り魔

清三郎(高橋英樹)は吉原の仕事を引き受けたがおはま(うつみ宮土理)は勧め、新次(船越栄一郎)・お俊(黒田福美)・おみつ(岩井由紀子)・道庵(谷啓)らはうらやましがるが、小雪(牛島ゆうき)をまいて清三郎は出掛けえびす屋に行った。
特兵衛(牧冬吉)から雑用を頼まれるが、遊女達にも会った。
特兵衛は病気のお玉に医者に診せると言うが薄衣(真行寺君枝)が見て、遊女は医者を怖がり、村の貧乏より遊郭の地獄が酷いと言った。
お玉が連れ出され、清三郎は道庵に病人・お篠(松本友里)を診せたが、医者に行ったものは誰も戻らないと言い、道庵と新次は調べた。
薄衣は並木和之進(矢野武)に会い、米川図書頭(鹿内孝)がえびす屋に薄衣を訪ね、並木の仕官を頼まれ、遊女達は米川に騙されたと言った。
小雪はえびす屋を聞き、新次は寺に遊女が運び込まれると聞き米川の家から運び込むと聞き、米川図書頭は寺内頼母(出水憲)に刀の試し斬りで遊女を斬り、仕官で来た並木を斬った。
清三郎は新次から聞き、薄衣は弟・並木の死を語り客を取り自害した。
清三郎はお篠の為に道庵を呼びに行き小雪と出会うが、見せない様に米川配下を斬り、お俊らに引き渡し、お篠を連れだした一味を斬り米川の屋敷に乗り込み一味を退治した。


監督:齋藤光正
脚本:志村正浩

19:汚された恋文

大仏屋宗五郎(小野武彦)で清三郎(高橋英樹)を見た一目ぼれした女中・おさき(渋谷琴乃)は芸者の姉・小りん(竹井みどり)と暮らしていたが親の借金を抱えていた。
おはま(うつみ宮土理)は清三郎に犬の世話をまわし、小雪(牛島ゆうき)が我慢と言うのを、おさきは聞いているのを新次(船越栄一郎)が見ていて、お俊(黒田福美)・おみつ(岩井由紀子)・道庵(谷啓)に話した。
上総屋が琵琶法師と落人らを見て殺され、清三郎と新次はおさきに声を掛け、お俊が上総屋が辻斬りに会った言った。
大仏屋は古物等を運び込み、帰りかけたが財布を忘れたおさきが店に戻ると琵琶法師と落人らが現れ、夜に小りんが来ると帰ったと言っておさきを探した。
新次が清三郎に、おさきの死を知らせ大店でなく不思議で、小りんが清三郎に日記を見せ文句を言ったが清三郎は驚き、おはまに見せたが不思議な内容に気がついた。
清三郎は小りんから事情を聞き、大仏屋に奉公した訳を聞き蔵を見て怒られたとか侍が来ると帰されるとか書かれていた。 清三郎は新次・お俊に大仏屋の調べを頼み、小りんも調べ始め、聞いた清三郎は小りんが襲われるのを助けた道庵(谷啓)に救われ、侍が判り上総屋の後は三州屋(山本弘)とお俊が言い芝居を仕掛け新次が三州屋を脅し清三郎が止めた。
三州屋は殺し屋を使ったと白状し、安岡伝九郎(五十嵐義弘)が殺しを引き受け田黒藩家老・土田頼母(西山辰夫)に伝え、大仏屋を訪れ道庵を襲うが、清三郎が待ち伏せ、田黒藩に斬り込み退治した。


監督:金鐘守
脚本:和久田正明

20:赤さび侍 夫婦の絆

おはま(うつみ宮土理)はおしず(小林かおり)に仕事をまわし、清三郎(高橋英樹)は権太(日高久)から野菜売りをひとりでせよと言われ安売りして小雪(牛島ゆうき)に野菜の値段くらい知るように言われた。
おみつ(岩井由紀子)はお俊(黒田福美)と権太(日高久)と待ち、清三郎は雨宿りでおしずに会い、新次(船越栄一郎)は清三郎に影山藩の農民狩りを語り、石倉助右衛門(誠直也)が来て権太(日高久)を無礼うちにしたと言った。
おしずを訪ねるが百姓たちを匿い、影山藩が口入れ屋に浪人を求め、清三郎が行くが家老・八代隼人正(青木義朗)は百姓を斬れと言ったが清三郎は逃がし、相馬彦九郎(永井秀和)が斬ろうとすると石倉に勝負させるが刀が錆びていた。
相馬は清三郎から誘われるが、清三郎は石倉の腕は相当と言うが相馬は義理の父も見殺しにしたと言い、新次は清三郎におしずの事を調べろと頼まれ、おしずは百姓の直訴を止め、侍が襲うと清三郎と石倉が助けた。
石倉は清三郎に庄屋の娘で妻・おしずの父を上意で斬れなく錆びた刀を持っており、居場所は知っていたがおしずはいつも見ない振りをすると言い、相馬が百姓を捕らえ直訴状を見つけ仲間の名を言わせようとしたが、おしずは訴状を出そうとしたが罠で、石倉に上意で処刑の命令があった。
石倉はおしずに父・庄屋の約束と離縁の理由を述べ、清三郎は百姓の死を知り、石倉はおしず処刑に錆のない刀で向かい助け、清三郎が乗り込んで家老一味を斬り捨てた。


監督:金鐘守
脚本:蔵元三四郎

21:女形と賞金首

お俊(黒田福美)から清三郎(高橋英樹)に女形の仕事が来ておはま(うつみ宮土理)も勧め、小雪(牛島ゆうき)に内緒で引き受けた。
清三郎の代わりに、お梶(山口朱美)の鶴の井の宴でお秀(秀香)(速水典子)の紹介で井村源八郎(速水亮)が踊った。
増山将監(北原義郎)の宴に秀香が出て供に一服飲ませ、井村が増山を襲ったが清三郎が救い、逃げる井村を小雪が見て新次(船越栄一郎)と賞金首の仕事を見つけた。
増山は大熊右衛門(久賀大雅)に井村と秀香を先に始末せよと命じた。
清三郎は偽った源吾(渡辺琢之)を追い、秀香と会うが井村は離縁したと言い、井村は清三郎に会い無実で妻子につきまとうなと斬り合うが秀香が止めてするべき事があると言った。
大杉屋(岡村嘉隆)が増山に入札の礼に行くと金を要求され断ると配下に井村の名前で斬らせ、場所から清三郎は偽と知り、井村は清三郎に増山の公金横領を見つけたが罠にかけられ逃げ廻っており公儀が信用するか判らず仲間の仇を撃つと言った。
清三郎はお俊と新次に井村捜索を依頼し、増山は井村の妻子を捕らえられ、井村は増山宅に乗り込み斬り合いになり清三郎が助けに行くが、井村は斬られた。
清三郎は井村に代わり増山宅に斬り込み・・・・・。


監督:井上泰治
脚本:志村正浩

22:怒りの父子十手

清三郎(高橋英樹)は風呂屋の仕事でお婆ちゃん(鳴尾よね子・服部明美)の世話に行き入り口から出ようとして道庵(谷啓)の知合いの長兵衛(小林昭二)を継いだ目明かし・信吉(野土晴久)に見つかった。
盗賊・般若の仁蔵が大店に押し入り、追った信吉が殺され与力・椿左内(磯部勉)が来て、長兵衛に朝吉(小栗雅弘)が来てお孝(伊藤美由紀)を認めず信吉を無理に目明かしにしたと言い、清三郎は信吉を斬ったのは知り合いの侍と言い、道庵は清三郎に助けを頼んだ。
長兵衛は高瀬(有島淳平)を訪れ椿と般若一味の事を聞き、清三郎が般若一味の一人を追い詰めると椿が斬り、長兵衛が一人を追い詰めると朝吉が船で逃がした。
長兵衛はお孝を訪ね朝吉を探すが、好きな男を無くした家に踏み込むなと言われた。
新次(船越栄一郎)は椿を尾行したがまかれ、椿は前田頼母(五味龍太郎)屋敷に入り出世の為に金を要求され般若の配下に店を告げ、奉行所に投文で手配を椿が行った。
長兵衛に投文があったが奉行所は出払い、清三郎が追い払うとお孝の家に血が続き、清三郎はお孝に朝吉の事を聞いた。
新次は小平次(岩尾正隆)と椿が会うのを尾行し、朝吉の存在を知り信吉を斬ったと言い最後の仕事をすると伝え、新次は小平次が朝吉に偽の情報を流したと言うのを聞いた。
清三郎と長兵衛は本当の押し入り先で待ち、一味と椿が現れた。
椿が前田頼母屋敷に行き、清三郎が押し込み一味を斬り捨て・・・・。


監督:井上泰治
脚本:中野顕彰

23:あばかれた秘密

お俊(黒田福美)は新次(船越栄一郎)・道庵(谷啓)・おみつ(岩井由紀子)を帰し清三郎(高橋英樹)と2人になるが、清三郎は帰りおはま(うつみ宮土理)に小雪(牛島ゆうき)がいなく寂しいと言った。
千石屋駒蔵(大出俊)とおかよ(寺田玲)に清三郎は小雪を迎えに行き、文仁堂馬風(睦五朗)の使いが来て本に屋号を載せる事を勧めらた。
新次は暴露本の為に無理心中が起きたと言い、おかよの尾州屋弥兵衛(須永克彦)との見合いを浅太郎(佐野圭亮)が見つめ、馬風と和兵衛(芝本正)が駒蔵を昔の事で脅し、倉橋長門守(宮口二郎)は大きな獲物と言った。
数日後、おかよが清三郎に駒蔵が見合いの日から変で金も使い、昔に甲州に寄進したと相談し、新次に甲州へ調べに行かせ、馬風は浅太郎を連れて倉橋宅に行き、文仁堂は使い込みを見逃して貰ってから暴露本の儲けが出来たと言った。
甲州の庄屋は寄進元を探すために使いを文仁堂に送ったが返事がなく、20年前に火事があり金と子供を助けたのが駒蔵だと新次は知り、清三郎は駒蔵が文仁堂に強請られていると考えた。
浅太郎が文仁堂の持つ人相書きをみつけたが見つかり斬られ千石屋に逃げ、清三郎は駒蔵に話し、おかよは聞き知られて壊れる縁談は止めると言い、浅太郎が来て火事から助けた子供だと言った。
清三郎とおかよは尾州屋に全てを話すと縁談は変わらないと言い、駒蔵はおはまに手紙を残し文仁堂に乗り込み斬られ、文仁堂別宅に一味が集まると清三郎が乗り込み斬り捨て・・・・・。


監督:齋藤光正
脚本:和久田正明

24:身代り清三郎、鬼になる!

清三郎(高橋英樹)は悪徳役人から百姓を助けた。
翌日、辰巳屋のおはま(うつみ宮土理)に清三郎を、山崎屋徳兵衛(金井大)の娘・山崎志保(塚田きよみ)が兄になって欲しいと訪ねて来て、山崎屋徳兵衛は取り立てが厳しく鬼徳と呼ばれていて、元武士の徳兵衛は兄がお弓(三浦リカ)と駆け落ちして、2月前に襲われ、志保も判らない状態で兄に会いたがっていた。
清三郎は兄・淳之介として志保と山崎屋徳兵衛に会い、おみつ(岩井由紀子)はお俊(黒田福美)・新次(船越栄一郎)・道庵(谷啓)に借金を取り立てるのは当然と言った。
番頭の蓑吉(草薙良一)は清三郎の腕の傷を確かめ、証文は小口ばかりで大口は徳兵衛以外知らなく、淳太郎(国田栄弥)が山崎屋を覗くのを新次が見つけ、新太郎は病のお弓に会い、新次は道庵に頼み2人は徳兵衛の嫁と孫だった。
蓑吉は野村主水(中田浩二)に会い、松波彦之丞(石倉英彦)に山崎屋の証文を探せと命じ、悪徳な態度だった。
清三郎が取り立てに行くと話しと異なり小口の貧乏人は礼を言うが、高額の者は遊びに使い態度が違い、清三郎は襲われ松波から野村を疑い、枕屏風から高額証文を見つけた。
清三郎は新次に調べを頼み、野村に借金の返済を要求し、蓑吉が志保を連れ出し襲うのをお弓が見て清三郎に知らせ、新次から金使いの荒さを聞いた清三郎は淳太郎から聞き、お弓は志保を助けようとして斬られたが清三郎が助けに入るが徳兵衛に看取られ死んだ。
清三郎は野村一味に斬り込み・・・・・・。


監督:齋藤光正
脚本:藤井邦夫

25:千両箱が消えていく

清三郎(高橋英樹)と小雪(牛島ゆうき)は料亭の馬鹿さわぎを見た。
大徳屋・宗太郎(井上純一)は芸者・染吉(仰樹枝里)がなびかないとお俊(黒田福美)にこぼし、辰巳屋のおはま(うつみ宮土理)に頼み新次(船越栄一郎)と清三郎と道庵(谷啓)を雇い自分を強く見せる狂言を計画した。
染吉に新次と道庵が絡むと唐沢半兵衛(中康治)が助けに出て、知り合いの清三郎とくみ交わし火付け盗賊で働く事を勧めた。
大徳屋に宗太郎が朝帰りすると父は娘・お小夜(市川翔子)が止めても勘当し、長屋に移したが、遊び仲間が呼び出し、手代・峰吉と闇の黒兵衛(高桐真)一味が訪れ、唐沢に黒兵衛が大徳屋の金蔵破りを話した。
清三郎やお小夜が来ると峰吉が誤魔化し、おみつ(岩井由紀子)に頼んだ弁当を不要と言い、清三郎は宗太郎から実の子で無いと打ち明けお小夜が聞いた。
染吉は唐沢と黒兵衛に清三郎が邪魔と言い、長屋の一味は宗太郎とお小夜が帰り慌ててかたづけた。
清三郎は唐沢を疑い皆で調べると目明かしが闇の黒兵衛を唐沢に報告し途中で斬られ、唐沢は黒兵衛に抜け穴を1日で掘れと命じ、宗太郎に簡単な仕事を与えた。
闇の黒兵衛は抜け穴を完成させ、蔵から盗み始め穴は長屋に通じていた。
清三郎はお小夜が前に峰吉がいたと聞くが、黒兵衛は染吉と峰吉を殺しお俊がそれを聞き、清三郎が唐沢屋敷に乗り込み一味を斬り、唐沢と立合い斬り捨て・・・・・。


監督:金鐘守
脚本:志村正浩

26:春一番!江戸っ子娘

魚屋・お春(つみきみほ)が騒ぎを起こし清三郎(高橋英樹)と新次(船越栄一郎)が止めに入った。
辰巳屋のおはま(うつみ宮土理)の紹介で清三郎は三国屋与兵衛(常泉忠通)で働き、お春とおみつ(岩井由紀子)がお袖(立花理佐)を迎えに来て、相模屋のおふみが行方不明と聞いた。
お春が相模屋に行くと無視され、清三郎が立ち寄ると相模屋(伝法三千雄)が出掛けお春は後をつけると寺に入り、相模屋が金を運ぶと盗賊があらわれ娘は殺されており、尾行していた清三郎は襲われお春は斬られ、お春の父でたいこ持ちの喜八(石立鉄男)が来たがお春は嫌った。
片桐右京(内田勝正)は金五郎(当銀長太郎)に次の獲物を探させた。
お俊(黒田福美)と道庵(谷啓)と新次は寺を調べ、お春は仇討ちをすると言い父は止めたが始め、目撃した権八は新次に旗本らしいと言った。
喜八が清三郎らと会い元侍と気づいたがお春は知らなかった。
片桐右京と尾上四郎五郎(下元年世)と多門吉弥(岡田洪志)らが三国屋のお袖を狙い、賭場で調べていた新次とお春が襲われたが喜八が助けた。
お袖が攫われ相模屋と同様の文が届き、新次は怪しい中間を見つけ、喜八は片桐の座敷で話を聞き、清三郎・新次・お春がお袖を助けた。
清三郎が三国屋を装い片桐らに現れ、一味を斬り・・・・。


監督:井上泰治
脚本:和久田正明

27:男芸者が命を賭けた!

清三郎(高橋英樹)は女湯の仕事が来て、お春(つみきみほ)と喜八(石立鉄男)と出会い、刺青のある女・お紋と会い、お紋は千曲藩屋敷から刀を奪うが武士に斬られ刀は川に投げ、船に落ちた。
新次(船越栄一郎)が刺青の女の死体を清三郎に知らせ、千曲藩家老が来て所持品を聞き切腹しようとするが喜八が叔父と声をかけ拝領刀が盗まれたと聞き、大村雨月(河西健司)が挨拶し、元千曲藩目付・別所新兵衛(石立鉄男)として助けを求められた。
お春はおさとの看病中に武士が来て刀を探し、兄・又八が奉行所へと言うとおさとが斬られ、お春は清三郎と喜八に知らせ奉行所に駆けつけ、刀を見つけた。
喜八と清三郎は田丸伊予守(柴田侊彦)に刀を届け、子供・お春の事を聞かれた。
望月丹波(西田健)を突き止めた治兵衛(森下鉄朗)が斬られ、望月は別に手をうち千曲藩世継ぎが暗殺され、おはま(うつみ宮土理)が千曲藩世継ぎ騒ぎを聞き、お春が清三郎に喜八が武士に呼ばれたと言い、お春を返せと言われた喜八は断った。
望月は田丸の隠し子を猿千代(関根大学)に暗殺を命じ、お俊(黒田福美)と道庵(谷啓)と新次は喜八が変と言いお春の事を清三郎に相談しお春に話す時と清三郎は答えた。
猿千代がお春を殺しに来て清三郎が助け、喜八は全て話しお春は父に会って決めると言い、清三郎は黒幕が望月と知り、お春は会って断るが喜八は切腹し、お春を返した。
清三郎は望月一味に乗り込み、一味を斬り・・・・・。


監督:井上泰治
脚本:和久田正明

感想

日常生活ではあまり格好良くない浪人が、剣術は強く、最後は江戸の用心棒と言い、悪を退治する。
ならば用心棒の仕事をすれば良さそうだが、それ以外の効率の悪い仕事を頼まれる。
口入れ屋や、自分の娘に頭が上がらない。
表と裏の、極端な対称で面白く魅せる。

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