鳴門秘帖
- キャスト
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法月弦之丞(山本耕史)幕府大番頭の嫡子。夕雲流免許皆伝の剣士。
見返りお綱(野々すみ花)女掏摸で短銃使い。
千絵(早見あかり)弦之丞の許嫁・世阿弥の娘
関谷孫兵衛(袴田吉彦)お十夜頭巾の辻斬り。
旅川周馬(武田真治)甲賀宗家の高弟。
天堂一角(渡辺大)阿波徳島藩の刺客。
お久良(萬田久子)藍玉問屋・四国屋の女将。
甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)甲賀宗家頭領。千絵の父。
松平左京之介(加納竜)京都所司代
法月一学(塩野谷正幸)幕府大番頭
万吉(梨本謙次郎)目明かし
お吉(中島ひろ子)万吉の妻
銀五郎(忍成修吾)下っぴき
多市(市川知宏)甲賀門弟
高木龍耳軒(田村亮)阿波徳島藩家老・
蜂須賀重喜(相島一之)阿波徳島藩主
竹屋三位卿藤原有村(篠井英介)公家・
平賀源内(正名僕蔵)
お米(武田玲奈)
森啓之助(辻本裕樹)阿波徳島藩
常木鴻山(春田純一)
- スタッフ
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語り:神田松之丞
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 第1回「運命のうず潮」:2018年4月20日:43m
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法月弦之丞(山本耕史)は虚無僧姿で江戸に帰り、京都所司代・松平左京之介(加納竜)の家臣・荒木源兵衛(長谷川公彦)に呼び止められ、女掏摸・見返りお綱(野々すみ花)は弦之丞と荒木の会話を聞き尾行し、辻斬り・お十夜孫兵衛(袴田吉彦)が弦之丞を襲うと邪魔し、弦之丞を掏摸し見つかった。
十数年前に甲賀宗家頭領・甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)は幕府大番頭・法月一学(塩野谷正幸)と、娘・千絵と法月の息子・弦之丞との仲を決め、弦之丞は母の死後に父を許さず、その数年後に弦之丞は剣客・戸ヶ崎夕雲(品川徹)と剣術修行の旅に出ると一学に告げ千絵(早見あかり)への思いを断ち切り旅に出た。
宝暦の変が起き、左京之介は世阿弥に阿波徳島に潜入し倒幕の血判状「鳴門秘帖」を探させ、世阿弥は高弟・旅川周馬(武田真治)と千絵を残し旅に出、世阿弥はお綱と母・お才(西辻こずえ)に会い父・虎五郎(上杉祥三)が遮り、世阿弥は江戸に戻らなかった。
弦之丞は夕雲流免許皆伝を賭け師と闘い斬り人でなしの道を歩み、十年後に虚無僧姿で江戸に帰りお綱に会い、目明かし・万吉(梨本謙次郎)と下っぴき・銀五郎(忍成修吾)がお綱を追い、孫兵衛はお綱から表の小唄稼業を聞き、弦之丞は万吉とその女房・お吉(中島ひろ子)の店に行き千絵の消息を聞いた。
千絵は弦之丞を思い出し、周馬と多市(市川知宏)は千絵を監視し閉じ込め、お綱は角兵衛獅子の妹・三輪(渡来るひか)と弟・乙吉(太田琉星)に会い母が死に苦労を掛けると告げ、昔に平賀源内(正名撲滅)の薬品会で掏摸を見つかった少年が弦之丞だと思い出し、お綱は孫兵衛に迫られ関谷孫兵衛(袴田吉彦)と名を知り短筒で追い返した。
弦之丞と銀五郎は千絵と会うために世阿弥の家を訪ねるが、旅川周馬は千絵は気うつの病で誰にも会えないと断り、弦之丞は甲賀忍びに襲われた、お綱は弦之丞を阿波徳島藩の刺客・天堂一角(渡辺大)らが襲うのを見て短筒を撃ち、阿波徳島藩家老・高木龍耳軒(田村亮)は牢で世阿弥を監視した。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 第2回「甲賀屋敷炎上」:2018年4月27日:43m
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法月弦之丞(山本耕史)は京都所司代・松平左京之介(加納竜)を訪ね、甲賀宗家頭領・甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)が阿波徳島藩に行き姿を消し、血判状・鳴門秘帖探索の密命を受けるた。
下ッぴき・銀五郎(忍成修吾)は盗み聞き、千絵(早見あかり)に知らせようとしたが見つかり、逃げる途中に手紙を女掏摸・見返りお綱(野々すみ花)が掏摸られ、銀五郎は甲賀の忍びに殺され、平賀源内(正名撲滅)は銀五郎を見つけた。
弦之丞は目明かし・万吉(梨本謙次郎)と妻・お吉(中島ひろ子)の家に探しに行き、源内の家で銀五郎の死に際に会い阿波へ行く覚悟を約束した、お綱は手紙を掏った事を悔やみ辻斬り・関谷孫兵衛(袴田吉彦)に奪われた。
阿波徳島藩・天堂一角(渡辺大)は孫兵衛から弦之丞の手紙を見せられ金で雇い、法月一学(塩野谷正幸)は万吉から報告を聞き、お綱は弦之丞に会い銀五郎が殺されたと知り、孫兵衛が持ち去ったと知らせ、旅川周馬(武田真治)は信用出来ないと告げ誘い出して甲賀屋敷に忍び込むと告げた。
千絵は多市(市川知宏)に心配され、旅川はお綱に呼び出され、隙に弦之丞は屋敷に忍び込み、旅川は弦之丞の侵入を知り屋敷に火を放ち、弦之丞と千絵は出会うが旅川に遮られた。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 第3回「阿波への旅立ち」:2018年5月4日43m
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法月弦之丞(山本耕史)は甲賀屋敷で許嫁・千絵(早見あかり)と再会するが炎の中で見失しない、弦之丞は怪我を負い見返りお綱(野々すみ花)に助けられた。
阿波徳島で藩主・蜂須賀重喜(相島一之)は幕府から治水工事を命じられ、家老・高木龍耳軒(田村亮)と公家・竹屋三位卿藤原有村(篠井英介)に不満を告げ、高木は京都所司代・松平左京之介(加納竜)の動きが注意で鳴門秘帖の行方が不明で時期早々と答え、阿波・剣山に甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)は幽閉されていた。
目明かし・万吉(梨本謙次郎)と下っぴき・熊(松本実)は妻・お吉(中島ひろ子)と弦之丞を探し、弦之丞はお綱の家で看病されていたが関谷孫兵衛(袴田吉彦)が見つけ阿波徳島藩の刺客・天堂一角(渡辺大)の仲間と告げ襲い、外に追い万吉が邪魔し、お綱が短筒で追い返した。
万吉は甲賀屋敷から天堂と会っていた孫兵衛を尾行していた、万吉は弦之丞とお綱から事情を聞き、お綱は掏摸を辞めて真人間になる為に弦之丞を助けたいと告げたが断られ、弦之丞は角兵衛獅子の三輪(渡来るひか)と乙吉(太田琉星)をその父・虎五郎(上杉祥三)から助け、万吉は二人がお綱の妹だと知った。
弦之丞は虎五郎と甲賀衆に襲われ、万吉は三輪らをお綱の家に連れると弦之丞が傷ついた虎五郎を連れ来て、虎五郎はお綱に自分の子で無く父は西国の武家と明かし死んだ、甲賀の高弟・旅川周馬(武田真治)は千絵に弦之丞が敵だと告げ、嫁になれと求め世阿弥を探しに阿波へ誘った。
弦之丞は法月屋敷の門前で使いから千絵の手紙を受け取り、父・法月一学(塩野谷正幸)に阿波へと旅立つと告げ、万吉はお綱を誘い弦之丞を追った。 中山道下諏訪の宿で大坂の料理屋の娘・お米(武田玲奈)は中間・宅助(仁科貴)と許嫁の徳島藩士・森啓之助(辻本裕樹)を待つと森は孫兵衛と天堂と来た、弦之丞は見つかり追われお米に匿われ、お綱は孫兵衛に見つけられた。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 第4回「悲しき慕情」:2018年5月11日
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中山道下諏訪の宿で法月弦之丞(山本耕史)は阿波の刺客・天堂一角(渡辺大)らに襲われるが大坂の料理屋の一人娘・お米(武田玲奈)に救われた、見返りお綱(野々すみ花)は関谷孫兵衛(袴田吉彦)に見つかった。
弦之丞はお米の身元と徳島藩士・森啓之助(辻本裕樹)との関係と病気で長く生きられないと聞き、お綱は観念したと告げ孫兵衛に宿で酒を飲まし薬で眠らせた、弦之丞は時雨堂で目明かし・万吉(梨本謙次郎)と会いお綱と一緒と聞き、お米は弦之丞を慕うようになるが時雨堂で弦之丞が千絵(早見あかり)を追うと知り、弦之丞と万吉とお米は天堂らから逃げた。
千絵は忍び宿で老婆(小柳友貴美)から父・甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)が10年前に泊まったと聞き、旅川周馬(武田真治)は老婆に千絵の懐柔を頼んだ、労咳を煩うお米は首をくくろうとするがお綱に救われ、お米とお綱はどちらも弦之丞を慕うとは知らずに励しあい、探していた啓之助がお米を連れた。
江戸で京都所司代・松平左京之介(加納竜)を法月一学(塩野谷正幸)が訪ね目安箱への弦之丞の投書で、田沼から阿波探索を命じられた事の謝意を告げた、左京之介は一学の謀り事と知った。
孫兵衛は啓之助からお綱の居場所を聞き、盗賊・甲比丹の三次(キンタカオ)らに会い時雨堂でお綱を捕らえ、万吉が助けに来たが二人とも捕らえられた、孫兵衛と三次らは隠れ家に連れこみ和蘭歌留多で勝負しお綱が賭けて加わり勝ち続け、三次はいかさまするとお綱が見破った。
弦之丞が現れて、お綱と万吉を助けて走り逃げた。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:酒井信行
- 第5回「中山道危機一髪」:2018年5月18日
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中山道妻籠宿で、法月弦之丞(山本耕史)は、平賀源内(正名僕蔵)と再会し、鳴門秘帖の件は、藍玉の利権を巡る幕府と阿波の対立が元であり、全ては茶番だと聞かされる。
見返りお綱(野々すみ花)と目明かし・万吉(梨本謙次郎)は、ひょんなことから阿波の藍玉問屋のお内儀・お久良(萬田久子)と出会った。
大坂の料理屋の一人娘・お米(武田玲奈)は徳島藩士・森啓之助(辻本裕樹)に手籠めにされた。
父・甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)を探す千絵(早見あかり)は旅川周馬(武田真治)の手を逃れ、お綱と遭遇し、二人は弦之丞を巡って一度は対立するがともに弦之丞を探すことを決意する。
しかし再び現れた周馬が千絵を連れ去り、千絵を助けようとしたお綱は怪我を負った。
弦之丞は阿波徳島藩の刺客・天堂一角(渡辺大)や関谷孫兵衛(袴田吉彦)の襲撃をしのぎ、お綱を優しく介抱した。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 第6回「十年ぶりの再会」:2018年5月25日:43m日
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阿波徳島藩主・蜂須賀重喜(相島一之)は家老・高木龍耳軒(田村亮)と公家・竹屋三位卿藤原有村(篠井英介)に幽閉した甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)に繋がる幕府隠密・法月弦之丞(山本耕史)が来ると告げ、世阿弥は弦之丞が来ると知り希望の灯が浮かんだ。
目明かし・万吉(梨本謙次郎)は弦之丞と見返りお綱(野々すみ花)に会い、阿波へ向かう船が蜂須賀家に差し止められ大坂で足止めを食らっていた、弦之丞とお綱は奉行所に襲われて別れて逃げた。
千絵(早見あかり)はお綱と旅川周馬(武田真治)の言葉の食い違いを悩み、旅川に脅され捕らわれた、旅川は大阪の阿波屋敷で天堂一角(渡辺大)と関谷孫兵衛(袴田吉彦)に会い連れ、千絵は監視から逃れ町で万吉に出会うが見つかり、万吉が斬られたが常木鴻山(春田純一)に救われ平賀源内(正名僕蔵)に連れられ介抱され、千絵は疲れで倒れた。
藍玉問屋四国屋の女将・お久良(萬田久子)は森啓之助(辻本裕樹)の中間・宅助に声を掛けられ、お綱に会い店に連れた、お綱は阿波に渡る助力を乞い、お久良はお綱の手の痣を見て世阿弥の実の娘であり千絵は腹違いの妹だと告げた。
お米(武田玲奈)は啓之助におもちゃにされたと宅助に告げ、弦之丞に出会い四国屋の舟を告げ啓之助から探ると告げ、お綱が来て再会して別れた、弦之丞は源内から万吉が斬られ千絵が屋敷にいると聞き向かい、途中で天堂らに襲われたが、千絵と再会した。
千絵は目を覚まし、お綱は千絵と姉妹であると知り弦之丞への思いを断ち切り、弦之丞も知り千絵の代わりに阿波に行こうと告げた。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 第7回「絶体絶命の船出」:2018年6月1日
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公家・竹屋三位卿(篠井英介)は自ら弦之丞らの動きを阻止しようと大阪に来て阿波屋敷で森啓之助(辻本裕樹)から天堂一角(渡辺大)とお十夜孫兵衛(袴田吉彦)と旅川周馬(武田真治)を紹介され、旅川は松平左京之介(加納竜)の京都所司代就任と常木鴻山(春田純一)の与力就任を告げた。
法月弦之丞(山本耕史)は常木と話し、目明かし・万吉(梨本謙次郎)は見返りお綱(野々すみ花)から千絵(早見あかり)と姉妹だと聞き、森はお米(武田玲奈)に言い寄り監視させた。
四国屋・お久良(萬田久子)は手代・新吉に弦之丞らの阿波行きの手配を頼み、竹屋と森は四国屋でお久良に会い乗船客を問い店に居座り、常木と新吉は支度した。
平賀源内(正名僕蔵)は万吉を治療し、弦之丞とお綱は千絵の世話を頼み出かけてお米に会った、新吉は弦之丞とお綱を偽名で店に連れ、お久良は森と内密の同乗者の女を話し、弦之丞は忍びを斬りお久良と会い、旅川は竹屋につづらが怪しいと告げた。
常木は天堂と孫兵衛らを引きつけ、お米はつづらの弦之丞らと入れ替わり着物を替え、千絵が気がつき万吉と平賀に会い事情を知り船に向かい、竹屋は弦之丞らを見つけたが森は中間・宅助と身寄りの女だと告げ、船は港を離れ、千絵が付くが船は出ていた。
竹屋は船に乗り船頭と新吉につづらを剣で突かせ血が流れ、蜂須賀家大坂屋敷につづらを運び込むと中で息絶えていたのはお米と宅助だった。
船に乗った弦之丞とお綱は、船に居残った旅川と孫兵衛に見つかり襲われ、弦之丞とお綱は鳴戸の渦の中へと飛び込んだ。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 第8回「親子の名のり」:2018年6月8日:44m
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海に飛び込んだ法月弦之丞(山本耕史)と見返りお綱(野々すみ花)は阿波に漂着した。
徳島城で阿波徳島藩主・蜂須賀重喜(相島一之)は公家・竹屋三位卿(篠井英介)と原士・天堂一角(渡辺大)と会い元原士・お十夜孫兵衛(袴田吉彦)と旅川周馬(武田真治)が拝謁し、家老・高木龍耳軒(田村亮)は竹屋らに弦之丞らは生きていると推察した。
阿波・日和佐宿で弦之丞とお綱と四国屋ゆかりの大工・勘助(小倉一郎)がお遍路に身をやつし消え、それを知った竹屋は天堂と旅川と孫兵衛らと剣山へ向かい、弦之丞とお綱と勘助は裏道で剣山へと向かった。
夜に弦之丞とお綱は忍びに襲われ別れて逃げ、甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)は幽閉されていた牢を抜け出し隠していた鳴門秘帖を掘り出し、竹屋と天堂と旅川と孫兵衛らが世阿弥を見つけ弓で襲い、弦之丞は一行を見つけ一角と闘い倒した。
大坂・四国屋で藍玉問屋女将・お久良(萬田久子)と与力・常木鴻山(春田純一)は千絵(早見あかり)は目明かし・万吉(梨本謙次郎)から阿波行きを聞き、旅川は世阿弥に会い鳴門秘帖横取りを狙い、お綱が旅川を短筒で撃ち、旅川は世阿弥に致命傷を負わせて逃げた。
世阿弥はお綱と親子の名のりをして鳴門秘帖を託し死に、孫兵衛が現れて鳴門秘帖を奪いお綱を拉致した、弦之丞はお綱を救おうとしたが竹屋らが来てお綱を質にされて捕らえられた。
徳島城の牢に捕らわれた弦之丞に高木が現れ、千絵は万吉と阿波に向かった。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:酒井信行
- 第9回「姉妹の契り」:2018年6月15日:43m
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徳島城の牢に捕らわれた法月弦之丞(山本耕史)に、家老・高木龍耳軒(田村亮)が現れ牢の甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)から聞いていたと告げ、「阿波徳島藩主・蜂須賀重喜(相島一之)は借金返済の為に藍玉の利権を狙い幕府と対立し財政が逼迫した、竹屋三位卿(篠井英介)が藩を巻き込み、鳴門秘帖を奪う騒ぎが起こった」と告げ、高木は弦之丞に鳴門秘帖の取り戻しを依頼して脱獄させた。
お十夜孫兵衛(袴田吉彦)は実家で拉致した見返りお綱(野々すみ花)に、江戸で出会い惚れたが振り回され阿波まで追い来て、鳴門秘帖を奪い手元に置き後で売り捌き暮らしたい、孫兵衛は普通に暮らすが母が隠れ切支丹になり父に虐められ、孫兵衛と心中を図り一家は破綻した過去を語った。
旅川周馬(武田真治)を弦之丞が尾行し、旅川が孫兵衛を訪ね鳴門秘帖を要求し争い、千絵(早見あかり)が駆けつけお綱を救い、目明かし・万吉(梨本謙次郎)が旅川と争い、弦之丞が来て助けて逃げた。
高木は蜂須賀重喜に鳴門秘帖が無かった事にして幕府との対立を避けたいと告げ、万吉と弦之丞とお綱と千絵は世阿弥の墓に参り、お綱と千絵は姉妹の名のりをあげ、弦之丞と千絵は再会を喜び、お綱は妹のために弦之丞への思いを断ち切る決心をした。
弦之丞ら4人は鳴門秘帖を甲賀衆に狙われ、旅川と孫兵衛が襲い鳴門秘帖を奪い去り、徳島城に行き重喜に渡した。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:西谷真一
- 最終回(10)「秘帖(ひちょう)の行方」:2018年6月22日:43m
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深夜に徳島城に甲賀忍びが潜入して鳴門秘帖を盗み出し、竹屋三位卿(篠井英介)は旅川周馬(武田真治)の仕業と知り、法月弦之丞(山本耕史)は見返りお綱(野々すみ花)と千絵(早見あかり)と万吉(梨本謙次郎)と騒ぎを知った。
関谷孫兵衛(袴田吉彦)は旅川から「鳴門秘帖を狙う京都所司代・松平左京之介(加納竜)配下の公儀隠密だ」と聞き大金で見逃し、お綱と万吉は孫兵衛から旅川が鳴門秘帖を盗んだ公儀隠密だと聞いた。
弦之丞らは大工・勘助(小倉一郎)から聞いた土佐泊の港から脱出すると考え、竹屋と城主・蜂須賀重喜(相島一之)に徳島藩家老・高木龍耳軒(田村亮)が「鳴門秘帖は無かったと思え」と諫言し切腹し、弦之丞らは土佐泊の港で旅川に追いつき、千絵とお綱が追い旅川を倒した。
弦之丞ら4人は鳴門秘帖を手に入れ、高木の屋敷に行き死を知り、徳島城に高木の家臣の手引きで忍び込み重喜と竹屋に会い「高木の意志で鳴門秘帖を消す」と告げて燃やし藩士を説得し、竹屋は謀反の企みが消え逃げたが森啓之助(辻本裕樹)に仇だと殺された。
孫兵衛は弦之丞に最後の勝負を挑み、お綱は止めたが、争い孫兵衛は斬られた。
数日後に弦之丞は京都で左京之介に鳴門秘帖の燃え跡を見せた、左京之介は甲賀は千絵に跡を継がすと告げた、重喜は隠居を幕府に命じられ、大坂で四国屋女将・お久良(萬田久子)にお綱と千絵は会い、常木鴻山(春田純一)と弦之丞と万吉が来た。
弦之丞は江戸に戻らず、死者が多数で人でなしで生きると告げ、お綱は千絵と江戸に戻って欲しいと告げ、その夜に弦之丞と千絵が消えた。
江戸で平賀源内(正名僕蔵)は万吉とお吉(中島ひろ子)と子らとエレキテルを使い、お綱は煮売り屋で働き、皆と弦之丞と千絵の幸せを望んだ。
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一
演出:酒井信行
- 感想:
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伝奇時代小説の定番のドラマ化だ。
若い頃にもドラマで見た記憶がある。