清左衛門残日録

キャスト

三屋清左衛門(仲代達矢):隠居
里江(南果歩):息子の妻
みさ(かたせ梨乃):料理屋女将
佐伯熊太(財津一郎):幼馴染み・奉行
平松与五郎(山下真司):道場師範
三屋又四郎(赤羽秀之):息子
朝田弓之助(鈴木瑞穂):家老
間島弥兵衛(久米明):家老
奈津(江口ともみ):孫娘・杉村に嫁ぐ
杉村要介(山下規介):奈津の夫
金井奥之助(佐藤慶):
大塚平八(河原崎長一郎):幼馴染み
成瀬喜兵衛(内藤武敏):
船越喜四郎(平田満):
納谷甚之丞(寺田農):
小沼金弥(加藤武):
中根弥三郎(中山仁):
遠藤治郎助(御木本伸介):家老
松江(友里千賀子):
多美(喜多嶋舞):平松の妻
小木慶三郎(奥村公延):
みよ(石野真子):村後家
金井祐之進(渡浩行):
山根備中(中田浩二):大目付
横山半蔵(石井愃一):同心
石見守(金田明夫):元藩主・弟

スタッフ

原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』
脚本:竹山洋

第1話:「昏ルルニ未ダ遠シ」1993年:73m

本用人・三屋清左衛門(仲代達矢)は登城し、山根備中(中田浩二)から家督を譲ったと言われ藩主の許しを得たと答え、家老・間島弥兵衛(久米明)は山根が筆頭家老・朝田弓之助(鈴木瑞穂)の衣を借りるといい、清左衛門は隠居所に移ると述べた。
清左衛門は中間・平助(森喜行)と雨宿りし金井奥之助(佐藤慶)に家に誘われ、30年前に清左衛門(博田章敬)はたかが奥之助(花ケ前浩一)と結納と言われたと思い出し、去り帰り嫁・里江(南果歩)が迎え勘定方見習・三屋又四郎(赤羽秀之)は帰宅前で里江から家督相続経費を聞き、日記の名称を聞かれするべき事が多いと答えた。
清左衛門は釣りに行き、平松与五郎(山下真司)に道場で稽古に誘われ、神社で居眠りし、囲碁を並べると佐伯熊太(財津一郎)が来て先代のお手付き・おうめ(神津はづき)が身籠もり相手が不明で山根が殺せと言い、おうめはまだ扶持を受けていると聞き対処を頼まれ、佐伯から料理屋の女を聞いた。
清左衛門は鳴門屋でおうめに会い扶持らの書状は届かず、相手は近江屋の三男・竹之助(熊谷俊哉)と聞き、帰りに町奉行同心・横山半蔵(石井愃一)が山根や金井祐之進(渡浩行)の用心を告げ、みさ(かたせ梨乃)に助けを求められ料理屋涌井に送ると祐之進と犬井彦之丞(清川均)と佐藤惣助(小林大介)が来ると山根への言付けを告げた。
清左衛門は帰宅し里江から佐伯と奥之助が待ち、奥之助は頼る人を間違えたと言い帰り、清左衛門は佐伯に祐之進と一団を告げおうめの相手を話し、又四郎と里江に奥之助と優劣が付き運命を話し、佐伯はおうめ宛ての書状を探し山根が疑い、清左衛門は竹之助と会いおうめとの婚約を聞き、尋ねて来た奥之助と釣りの約束をすると里江が止めた。
佐伯から涌井に呼ばれみさと会い小女(為本珠美)が食事を持ち、祐之進が横山を襲い平松が助け清左衛門は祐之進を斬るなと言い、奥之助と釣りに行き海に落ちた所を助け、おうめと竹之助が逐電し山根が殺害を命じ、清左衛門は奥之助から憎かったと言われ祐之進を斬るなと頼まれ、又四郎から逐電を聞き馬で追い横山と平松が祐之進らと闘うと止め藩を割ると何時までも消えないと祐之進に説得し、おうめと竹之助に戻る様に頼んだ。
清左衛門は帰り又四郎と里江が心配したが疲れ寝た、翌朝に佐伯が書類を見つけ来ておうめの問題は解決した。


監督:村上佑二
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第2話:「白い顔」:

道場で中根弥三郎(中山仁)が平松与五郎(山下真司)と三屋清左衛門(仲代達矢)の稽古を見て平松が勝ち、平松が隠居の太刀筋でないと言い、里江(南果歩)は夫の妹・奈津(江口ともみ)と百年忌の法要を清左衛門が簡単に済ませたと話し、清左衛門が寺に行き里江はかなを考えた。
清左衛門が寺で和尚・徳元(久保晶)から出会った女が加瀬伝八郎(井上昭文)の娘・多美(喜多嶋舞)と聞き、料理屋涌井のみさ(かたせ梨乃)に佐伯熊太(財津一郎)を訪ね居らず食事し男を見かけ、帰り三屋又四郎(赤羽秀之)と里江に多美を尋ね波津(上野美津恵)の娘と知った。
清左衛門は中根に若い時を思い出すと言い、佐伯から家老に蕎麦を贈るのは賄賂だが内藤宛は効果不明と聞き、波津の娘に会ったと言うと加瀬は妻の親戚で多美は藤川金吾(増田由起夫)に嫁に行くが離縁になり、藤川の酒酔い癖でまだ押しかけ加瀬は嫁入り先を探すが見付からないと聞き、涌井で平松に持ち掛けると任せられた。
奈津が待ち杉村要介(山下規介)が帰るのが遅いとたえ(片岡富枝)に言い清左衛門と里江が戻り、清左衛門は加瀬を訪ね多美と平松の縁談を話すと乗り気で多美に会い、清左衛門は佐伯と平松に告げ、涌井のみさが飲んで泣き、清左衛門はみさが清次(草見潤平)に金を渡すのを見て終わったと聞いた。
清左衛門は藤川金吾に絡まれ意見し近寄るなと言い、帰ると佐伯から加瀬から藤川が絡み多美が断ったと聞き、寺で多美に会い説得し男は優しいと言い、昔に波津を送る旅をして雷に襲われ抱き合い秘密にしたと打ち明けると多美は母から思い出と話しを聞いたと言われた、里江が多美に力を貸した訳を尋ね隠居して忘れていた事を思い出すと言った。


監督:清水一彦
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第3話:「梅雨ぐもり」

三屋清左衛門(仲代達矢)は姑・政子(佐々木すみ江)から奈津(江口ともみ)を杉村要介(山下規介)の嫁に迎え娘と思い躾は仕事と聞き、里江(南果歩)に奈津がやつれて気分が悪いと聞き心配し、清左衛門は涌井のみさ(かたせ梨乃)を訪ね佐伯熊太(財津一郎)と横山半蔵(石井愃一)に会うが内密と言われた。
清左衛門は女のやつれを尋ね佐伯から杉村の名を聞き、里江から杉村に外に女がいると奈津と杉村の姉・おかよから聞き料理屋播磨屋で、里江から夫に女が出来やつれない女が居ないと言われ、清左衛門はみさから杉村の相手はおひで(高橋真美)と聞き行き、女将(井上裕季子)に案内され山根備中(中田浩二)を見かけ、おひでに会い隠居だと客を尋ね安藤と山根と岡安と安富忠兵衛とその家老・朝田弓之助(鈴木瑞穂)と聞き、三屋又四郎(赤羽秀之)が来て杉村を尋ねると米問屋と一緒に時々と聞き、又四郎に浅田家老の巣で遠藤派の長老・安富も出入りと言った。
清左衛門は播磨屋近くで佐伯と会い、城に行く杉村から播磨屋通いは命じられた役目と聞き、佐伯に話せぬと言われ奈津のやつれを告げ、道場から竜太(芹沢健)と鉄之助(佐藤洋匡)らを連れ、奈津が姑と口論し実家に戻り清左衛門は叱り帰れと言い宥め、杉村はおひでから2人の客に聞かれたと知り小姓組の細野(大塩武)と矢部(羽田勝博)が乗りこみ外で斬り合うと佐伯が助け、出て来た山根に3人との関係を尋ねた。
清左衛門と又四郎は、里江から杉村が怪我で戻り大騒ぎと聞き、清左衛門は里江と平助(森喜行)とたえ(片岡富枝)から佐伯への土産を渡され、佐伯に杉村を頼み横山から佐伯は涌井に行くと聞いた、清左衛門はみさから播磨屋の側の斬り合いを聞き、佐伯が来て杉村は喧嘩扱いと聞き、清左衛門は杉村訪ね顔が知れ播磨屋に行けないと聞き奉行所内々の処分で済むと伝え、奈津に要介の茶屋通いは役目で終わったと告げた。


監督:清水一彦
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第4話:川の音」

元藩主の奥方の7回忌法要に弟・石見守(金田明夫)と筆頭家老・朝田弓之助(鈴木瑞穂)と先の筆頭家老・遠藤治郎助(御木本伸介)らが参列し盛大に行われ、三屋清左衛門(仲代達矢)は釣りの帰りにみよ(石野真子)と子が川で助けを求め救い能代村の家で礼を言われ夫は病死と聞き、清左衛門は涌井のみさ(かたせ梨乃)に寄り、自宅で里江(南果歩)とたえ(片岡富枝)が噂し、清左衛門は平松与五郎(山下真司)から上役と財政で口論と聞き、清左衛門は酔って戻り三屋又四郎(赤羽秀之)から勘定方の見習いが解けた祝いと聞き、川で溺れた女を助けたと言った。
朝田は黒田欣之助(河西健司)と多田掃部(山崎満)からみよを助けたのが清左衛門と聞き口封じを命じ、里江がみさを訪ね金を払い飲み過ぎと話し、遠藤は佐伯熊太(財津一郎)と会い清左衛門に殺害の噂で注意を告げろと頼み、清左衛門はみよを訪ね主人・久右衛門から泳ぎが上手な奉公人・弥一が殺された噂を聞き、監視されると言われた。
清左衛門は大根を持ち里江に帰りみよの噂をして、又四郎が佐伯から聞き遠藤から刺客を心配し外出を控えろと言い、近習・黒田が来てみよとの会話を尋ね命じられたと聞き、話すが尾行したと聞き会いに行くのは若さに憧れると答えると、近づくとみよに危害が及ぶと言われた。
清左衛門は佐伯から7回忌法要時に能代村での事件で弥一に殴られた痕が見つかり武家が殺害し朝田と石見守が何か企むと聞き、清左衛門にみよが訪ね来て「弥一を訪ね地主・多田の家に居て大切な客で見るなと厳重に言われたが偶然4人に会い」顔を聞き朝田と石見守と知り、他で言うと殺されると言うと帰り清左衛門は同行すると畑野(大塩武)矢部(羽田勝博)が襲い清左衛門は目的を問うと金井祐之進(渡浩行)が引かせ、里江の知らせで平松が駆けつけ、清左衛門は里江と秋なすを食べみよを思った。


監督:村上佑二
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第5話:平八の汗」

佐伯熊太(財津一郎)は三屋清左衛門(仲代達矢)の門前で大塚平八(河原崎長一郎)を見かけ倅が大変と言い、三屋又四郎(赤羽秀之)と里江(南果歩)が口論し、又四郎は佐伯に見識を拡げたいと言うと仕事が先と言われた。
清左衛門は道場で平松与五郎(山下真司)と稽古し帰りに大塚に会い頼みを言われ、又四郎は市村隆之助(中根徹)の誘いで筆頭家老・朝田弓之助(鈴木瑞穂)に会い播磨屋に誘われたが父の命と断り、清左衛門とみさ(かたせ梨乃)は涌井で大塚から隠居し後取りも祐筆で、頼まれ家老・間島弥兵衛(久米明)を紹介し父を調べていると聞き、藩で派閥の動きが活発だと答えた。
清左衛門は里江から又四郎が市村の紹介で朝田家老に会い喜ぶと聞き、播磨屋に呼ばれ結局断ったと聞き1人だけ呼んだか考えろと言い、大塚は間島に会い息子・平三郎の処置を頼み清左衛門も承知と言い、清左衛門は道場で平松と稽古し、奈津(江口ともみ)は夫・杉村要介(山下規介)と又四郎の言い争いを見、又四郎は杉村に家老に呼ばれた。
清左衛門は牧原新之丞(角田英介)から論語の会に誘われ、道場で大塚平三郎の軽い処分と父の直訴の噂を聞き、みさの店で騙されたと言うと悪口は聞きたくないと言われ、又四郎は遠藤治郎助(御木本伸介)に会い論語の気楽な会と言われ、清左衛門は佐伯に大塚に騙されたと話し平三郎の失態を聞き軽率と言われた。
又四郎が帰り大塚の事を聞かれ遠藤に会ったと酔うと、里江が叱り清左衛門を守ると言い、清左衛門は大塚に騙したと言うが謝られ品を受け取り、又四郎が論語の会に行き臼井甚吉(木村栄)と会い案内されて遠藤と間島に会い又四郎も来ると聞いた。
大塚は佐伯に清左衛門を笑いものにしたと責め縁切りを言うと悔いはないと聞き、清左衛門は間島に謝り礼を言うと会への出席を求められ、又四郎に軽率で頼られ喜び過ぎ間島が遠藤派と知らないと言い、大塚の謝罪を又四郎を受け清左衛門は子の時代と言った。


監督:吉川幸司
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第6話:梅咲くころ」

三屋清左衛門(仲代達矢)と平松与五郎(山下真司)は政治の話しが苦手で帰り、朝田弓之助(鈴木瑞穂)が佐伯熊太(財津一郎)に遠藤治郎助(御木本伸介)の会への清左衛門の出席が不快で会いたいと伝えさせ石見守(金田明夫)からの書状を読んだ。
平松は帰り多美(喜多嶋舞)が迎え、清左衛門は涌井で佐伯から妻の病と朝田からの脅し言葉と三屋又四郎(赤羽秀之)が出席し触発の時と聞き、朝田と石見守の1萬両の資金調達が多すぎるが目的不明と聞き、みさ(かたせ梨乃)と亡き妻・きわを思い出し亡くして判ると言われた。
清左衛門は帰り里江(南果歩)に平松と多美の様子見を頼み、松江(友里千賀子)が挨拶に来たと聞き「用人時代に滝野(大島蓉子)から女中・松江(伊藤美奈子)が小姓組・村川に騙され自害を図り内密に治める様に頼まれ、梅を渡した」と思いだし、里江が平松と多美を訪ね清左衛門に多美が怒り互いに遠慮し過ぎと伝えた。
清左衛門は松江に会い妻が死に寂しそうだと言われ、里江に15年前の事を話し、松江から野田に嫁ぐ予定で2つ年下の平九朗と聞き、佐伯に野田を尋ね2年前に不正疑惑で揉め借金があるが派手だと聞き金が目当てと知り、帰宅すると里江から多美が訪ね来て実家に戻ると言い話し合うと聞いた。
里江と又四郎が口喧嘩すると、多美から平松が何も不満を言わないと嘆き打ち解けないと聞き里江は思った事は言うと答えた、平松はみさと佐伯に相談すると別れたくないなら花を持ち迎えに行き好きだと言えと教えられ、翌日に迎えに行き多美と里江を見て清左衛門に迷惑を掛けたと言うと多美は嘆いた。
清左衛門は松江に野田が金目当てだと伝えると縁談を止め人には定めがあり1人で生きると聞き、松江が梅の花を思い出し噂になったと言うと、清左衛門は妻に送る積もりの梅だったと明かした、聞いた多美は迎えに来た平松から梅を貰い好きだと言われ抱き合い、清左衛門は妻の仏前に謝り里江が見つめた。


監督:清水一彦
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第7話:花のなごり」

涌井のみさ(かたせ梨乃)が清次(草見潤平)に殴られ金を脅し取られ、三屋清左衛門(仲代達矢)は里江(南果歩)と夜桜を見て10年前の贅沢な花見を話すと佐伯熊太(財津一郎)が来て「みさが元は山海屋の嫁で死別」と聞き清次を思い出し、佐伯から相庭与七郎(坂西良太)が帰国し清左衛門に内密に会いたいと聞いた。
清左衛門は涌井でみさの顔の傷を見た、相庭と会い半田守右衛門(斎藤晴彦)の収賄事件で、最近納戸頭・遠野の事件の調べで半田は遠野の罠に掛けられた疑いが生じ、清左衛門が当時加わり出入り呉服商を調べたと言うと、冤罪の調査を頼まれた。
清左衛門は三屋又四郎(赤羽秀之)に半田の評判を調べさせ、三宅藤右衛門(前田武彦)に半田の印象を尋ね真面目と聞き、半田は勘定方(松元嘉一)に支払いの滞りを尋ね、又四郎は間島弥兵衛(久米明)から清左衛門が来ていないと言われ風邪と言うと薬草が届けられた。
清左衛門は山城屋(内山森彦)と又四郎から半田は実直と聞き、翌日に涌井で半田に謝り碌を戻すと告げると去り荷物を忘れ、清次がみさに乱暴し清左衛門は止めて追いだし事情を聞き2度死に別れていると知り、清左衛門は半田の荷物に借金返済証文を見て高利貸し・児玉屋(前田昌明)から50両借りると知り、帰途に清次らが襲うと半田が通りかかり手助けし追い返した。
清左衛門は児玉屋に半田の借金を調べ、駿河屋(上田忠好)と親しいと聞き会い半田の児玉屋の借金を尋ねると賄賂を渡したと聞き、又四郎に伝え不運と言い、半田に会い禄高は戻さず今回は不問と伝え、残念と言うと半田から意地があったが妻子のために捨て耐えたが孫の病気でやむなく賄賂を受け取ったと聞いた。


監督:村上佑二
脚本:黒岩夕城
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第8話:草いきれ」

三屋清左衛門(仲代達矢)は風邪で里江(南果歩)に看病され、平松与五郎(山下真司)が朝田配下・金井祐之進(渡浩行)と遠藤派の諍いを止め三屋又四郎(赤羽秀之)に気が短いと言い清左衛門の風邪を聞き、奈津(江口ともみ)が見舞い佐伯熊太(財津一郎)が来て様子を見た。
涌井を大塚平八(河原崎長一郎)が訪れみさ(かたせ梨乃)と佐伯と中根弥三郎(中山仁)から清左衛門が危ないと聞き、横山半蔵(石井愃一)が佐伯に石見守(金田明夫)が朝田弓之助(鈴木瑞穂)の屋敷に入ったと告げ、里江が清左衛門に付き添い、横山が祐之進を見かけ、石見守が朝田と黒田欣之助(河西健司)に時を逸したと言われたが望みを捨て無かった。
里江がみさを訪ね清左衛門の好物の作り方を聞き野菜を貰い見舞いを誘い、清左衛門にみさからと野菜を見せ、大塚が清左衛門を見舞い佐伯と仲直りしたと言い、清左衛門が食べ始め起きて食事し里江から薬を飲まされ、清左衛門が外出してみさを訪ね病で昔を思い出したと話し雷で死んだ友を思い出し、小沼金弥(加藤武)を訪ね一緒に出かけた。
里江は佐伯から清左衛門を外に出すなと気をつかうなと言われ、清左衛門は小沼に妾・はつ(谷内智美)に連れられ隠居は厄介者で若夫婦の息抜きで嫁に看病されたくないと言われた、祐之進が又四郎に恨みを言い、清左衛門は小沼に雷で死んだ友を話すが憶えておらず帰り、里江に風邪が移るが清左衛門が言っても休まなかった。


監督:吉川幸司
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第9話:霧の夜」

三屋清左衛門(仲代達矢)はぶつかった若侍・広田(田中龍)に意見し犬井(清川均)が詫び、成瀬喜兵衛(内藤武敏)を見て案じないと言い、三屋又四郎(赤羽秀之)を金井祐之進(渡浩行)が訪ね里江(南果歩)が迎えると「しばらくあえぬ」と去り、山根備中(中田浩二)が黒田欣之助(河西健司)に祐之進と家老・朝田弓之助(鈴木瑞穂)の手紙を持って江戸へ発てと命じた。
佐伯熊太(財津一郎)は呆けた成瀬と横山半蔵(石井愃一)を見て、涌井で清左衛門とみさ(かたせ梨乃)に成瀬が吃驚なふるまいを言い、里江が屋敷前で成瀬を見かけ呼び入れ又四郎と平松与五郎(山下真司)が帰り会うが呆けつば菜屋・おしま(上原恵子)の名を呼んだ、清左衛門が里江から聞きおしまを訪ね罠と考えると、2階から成瀬と嫁・りつ(定松結香)を見せられ犬井と広田が見張るのを見た。
清左衛門はおしまから成瀬は見張られている時は来れなく芝居と聞き涌井を教えた、清左衛門とみさに成瀬が来て事情があると聞き、夏に朝田と山根の密談「毒殺」を聞き狙われたと、遠藤派の要人の紹介を求められたが断ると、佐伯が来て成瀬が芝居をしたが疑い、清左衛門は考え込み、佐伯と横山が成瀬とその見張りを見た。
佐伯は又四郎とみさと涌井で話し、成瀬が芝居で清左衛門に何か頼んだと心配し何かが起こると言い、又四郎がみさに清左衛門に成瀬の頼みを聞いて欲しいと頼まれ、又四郎が清左衛門と里江に祐之進が使命で江戸に行ったと言うと、清左衛門は成瀬が密談を聞き助けを求められたと話し断る事は成瀬の一生を殺すと言われた、清左衛門は平松と涌井に成瀬を呼び、家老・間島弥兵衛(久米明)に連れると襲われ成瀬が犬井を峰打ちに倒し死ぬまで闘うしかないと言った、


監督:村上佑二
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第10話:夢」

吹雪の夜に涌井でたま(為本珠美)にみさ(かたせ梨乃)が終業を告げ、平助(森喜行)が里江(南果歩)に三屋清左衛門(仲代達矢)が見つから無いと告げ、たえ(片岡富枝)から佐伯熊太(財津一郎)が来て清左衛門は小木慶三郎(奥村公延)に行ったと聞き、奈津(江口ともみ)と杉村要介(山下規介)の家で三屋又四郎(赤羽秀之)が話した。
里江は佐伯に小木を尋ね清左衛門が夢で眠れなくやつれたと言い、佐伯から清左衛門が慶三郎を話し昔に清左衛門と慶三郎と高村光弥(丹治靖之)が藩主に仕えある時に慶三郎が居なくなり、清左衛門が不全をせずうなされる理由を知りたく当時の上役・金橋弥太夫(庄司永建)から慶三郎の左遷に藩主への告げ口の噂が有ったと聞いた。
佐伯が清左衛門が悩み過ぎると言うと里江は否定し、みさが店前で清左衛門を見つけ迎え入れ、若い自分(博田章敬)が出る夢を見て寝るのが怖いと聞き、先代藩主(中村元則)から慶三郎(加藤英真)の再婚の意見を問われ悪評を答え告げ口と悩み、慶三郎は再婚したが2年後に左遷され、慶三郎を訪ね息子・小木新三郎(加藤千秋)と妻(叶けい子)と会い左遷の理由を聞かれ先妻の密通が噂されたと聞いた。
清左衛門が悔やむとみさから偉くないと言われ、そこに佐伯と横山半蔵(石井愃一)が来て何も聞かず帰り、清左衛門がみさと飲み遊び寝るとみさが雪うさぎを作り、清左衛門は再度慶三郎に会い謝ると言い、みさが添い寝し清左衛門が夢と思った。
里江は慶三郎を訪ね、清左衛門に言い過ぎて左遷理由は越権行為と伝えて欲しいと頼まれ、平助から清左衛門が涌井に泊まり帰ると聞き、みさは悪夢が消えて去った清左衛門の置手紙を読んだ。


監督:清水一彦
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第11話:立会い人」

大塚平八(河原崎長一郎)が中風になり20日後に回復に向かい三屋清左衛門(仲代達矢)は釣りし、道場で平松与五郎(山下真司)が中根弥三郎(中山仁)と稽古し妻・杉乃(岩本多代)から中根の果たし合いを聞き、清左衛門は大塚を見舞い妻・信江(高橋ひろ子)から歩こうとしないと聞き会うと佐伯熊太(財津一郎)が居た。
平松は妻・多美(喜多嶋舞)に話せず、清左衛門は帰り里江(南果歩)が迎え中根が来ていて納谷甚之丞(寺田農)との試合の立会い人を頼まれ、道場後継と杉乃を争い試合し行方知れずで30年後に申し込まれたと聞き、三屋又四郎(赤羽秀之)に里江に金井奥之助の見舞いを頼み、平松から中根の相手を斬ると聞き係るなと答えた。
平松は佐伯に相談し納谷を思い出し、佐伯を見張る犬井彦之丞(清川均)を見つけ斬ろうとすると横山半蔵(石井愃一)に止められ人捜しを頼み、清左衛門は中根が納谷を探すと伝え、里江は奥之助を見舞いに行き金井祐之進(渡浩行)に会い家が朝田派に見張られ直ぐに帰れと聞いた。
朝田弓之助(鈴木瑞穂)が山根備中(中田浩二)に黒田欣之助と祐之進が屋敷に潜むと確かめ、佐伯が石見守(金田明夫)の企みを知ると疑い犬井に見張らせ、佐伯が清左衛門に石見守に病死を告げ、朝田と山根が多田掃部(山崎満)に石見守の死を告げると知らぬ事と言われ1万両は忘れると聞き、間島弥兵衛(久米明)が遠藤治郎助(御木本伸介)に石見守の毒死の噂を告げ騒ぎ難いと話した。
佐伯が清左衛門に中根の果たし合いを平松に聞き相手を尋ね納谷と聞き、30年前の立ち合いを聞き、みさ(かたせ梨乃)に帰ると言い別々に去り、清左衛門はみさから雪の夜を楽しかったと聞き楽しい事だけやれと言われ、清左衛門は帰途に中根の稽古と杉乃の制止を知り、平松は横山から納谷の居場所を聞いた。
清左衛門は又四郎から多美の知らせで平松が納谷に会いに行くと聞き、多美が平松を止めると清左衛門が来て老いると自分の定めを避けず何が出来るか考え一生の幕を下ろすと言い中根も納谷も同じと言った、平松が杉乃に会い、清左衛門が中根に会うと納谷が来て木刀で立ち合い中根が勝つと納谷が去り、清左衛門が中根に納谷が死ぬ気と言い平松に秘剣を見逃したと言った。


監督:山本秀人
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第12話:闇の談合」

三屋清左衛門(仲代達矢)は釣り中に嵐に遭い涌井のみさ(かたせ梨乃)に逃げ話し、佐伯熊太(財津一郎)は樋口孫右衛門(三上真一郎)から石見守(金田明夫)の件は内密に藩主から用人・船越喜四郎(平田満)へ清左衛門を頼る話しを聞き、里江(南果歩)は奈津(江口ともみ)から杉村要介(山下規介)が家老・朝田弓之助(鈴木瑞穂)の失脚し遠藤治郎助(御木本伸介)が杉村の働きを忘れて居ない言ったと聞き、悪い予感がした。
清左衛門は佐伯から樋口が藩主命で石見守毒殺の探索で帰国し、犯人は判り処分は船越が藩主から聞き清左衛門が同行と聞き、船越に会わず聞いて居ないと答えた、清左衛門は金井祐之進(渡浩行)を訪ね病の奥之助(佐藤慶)に会い倅を頼まれ祐之進を諭した。
山根備中(中田浩二)は犬井彦之丞(清川均)から樋口を討ち損ねたと聞き祐之進を呼び、清左衛門は三屋又四郎(赤羽秀之)と里江から奈津の話しを聞き平助(森喜行)に奈津を呼ばせ、祐之進は山根と朝田に船越殺害を命じられ、船越は遠藤と間島弥兵衛(久米明)に処分は藩主が決めると告げ清左衛門に会うと言った。
清左衛門は幼少(浦野裕介)時に母(磯西真喜)から聞いた言葉を思い出し、船越が来て「石見守病死が朝田派毒殺で客2人が来た後に毒死が見付かり使用人も殺され船越が発見者・ひで(赤間麻里子)から邦の話しと聞き樋口が客が黒田欣之助(河西健司)と祐之進と調べ、石見守が子を次の藩主に狙い朝田と多田掃部(山崎満)に近づき朝田が資金集めに利用したが、石見守が医師・鳥羽玄朴(和田周)に世継ぎに毒を盛らせ断られ知った朝田が石見守毒殺した」と伝え朝田への同行を頼まれた。
清左衛門は遠藤派と見られていると断るが、船越が藩主が「朝田の次に遠藤説得に有用と言った」と告げると承知した、翌日に里江に危ない仕事と気遣われ礼を言い出かけ、祐之進は奥之助の死を見送り、船越と朝田に遠藤派への政権受け渡しを求め清左衛門が遠藤派説得を話し藩主の決断と説得し朝田が応じた、帰途に祐之進が襲うと又四郎が来て防ぎ、清左衛門は奥之助の死を聞いた。


監督:山本秀人
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第13話:嫁のこころ」

家老・朝田が退陣し遠藤治郎助(御木本伸介)と間島弥兵衛(久米明)が代わり、石見守(金田明夫)殺害首謀者・朝田弓之助(鈴木瑞穂)の処分は下され無かった。
三屋清左衛門(仲代達矢)は里江(南果歩)に贈答品の返却を告げると杉村要介(山下規介)から菓子を貰い食べたと聞き、里江は奈津(江口ともみ)からあちこち贈り三屋又四郎(赤羽秀之)の為の贈答を言われ、桑田倫之助(黒田アーサー)が中老就任の挨拶に清左衛門を訪ね又四郎の出世を聞かれた。
里江は又四郎に出世を望むが普通の生き方を言われ、遠藤と間島に祝いを届け他の多さに驚き、佐伯熊太(財津一郎)がたえ(片岡富枝)と里江を待ち清左衛門に黒田欣之助(河西健司)の出向と犬井彦之丞(清川均)の同行を告げ朝田派の工作を疑い、清左衛門は若返り人事を考え、里江から贈答を聞き怒ると又四郎の出世を頼まれ、佐伯が応援した。
清左衛門は金井祐之進(渡浩行)を訪ね奥之助を弔い、祐之進に生きろと動くなと告げ生証人と言い、遠藤と間島と桑田に祐之進を頼むと桑田に切腹を言われ清左衛門は奥之助の為に命を捨てると言った、清左衛門は里江に出世を頼むのは苦手と言い涌井のみさ(かたせ梨乃)に行き里江との喧嘩を告げると恨ましがられ佐伯が来て人事の不満を聞いた。
平松与五郎(山下真司)が桑田から祐之進殺害を命じられ断ると役替えを言われ、祐之進殺害を狙う朝田派を追い返し、清左衛門は飲み過ぎ里江に起こされみさの付け文を見せられ、里江は又四郎に清左衛門がみさと自分のどちらを選ぶかと言い、清左衛門はみさから故郷に帰ると聞き一緒に歩き抱き、清左衛門は帰り里江に遠藤に頼めなかったと謝り、みさは国に帰ると伝えると逆に謝られた。


監督:清水一彦
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

第14話(最終話):早春の光」

三屋清左衛門(仲代達矢)は釣り場で佐伯熊太(財津一郎)に会い朝田弓之助(鈴木瑞穂)に処分が下され役替えを聞き、船越喜四郎(平田満)が朝田に処分を申し渡し黒田欣之助(河西健司)の死を問い、清左衛門は大塚平八(河原崎長一郎)宅で佐伯から黒田は犬井彦之丞(清川均)に斬られたと聞き、平八が金井祐之進(渡浩行)の助けを望んだ。
清左衛門は祐之進を訪ねるが留守で、涌井でおなみ(岡本佳織)に会い飲むと佐伯が来てぼやき、みさ(かたせ梨乃)との仲を喜ばれ、帰ると奈津(江口ともみ)と杉村要介(山下規介)が来ていて加増と役替えの礼を聞き、熱で寝込み里江(南果歩)が看病した。
みさは宿で過ごし、清左衛門は平松与五郎(山下真司)から祐之進が山根備中(中田浩二)を楯に立て籠もりを聞き行くと平松と三屋又四郎(赤羽秀之)と佐伯と横山半蔵(石井愃一)らが囲み祐之進は朝田を呼べと言った、みさが戻り里江に清左衛門を訪ね、平松と又四郎が乗りこみ祐之進を止め佐伯が捕らえた。
みさは清左衛門を待ち残日録を見て里江に帰ると言うと引き止められ、慕い会うと帰れなくなると言い、清左衛門は遠藤治郎助(御木本伸介)に祐之進の命乞いし再度政権を狙う朝田の為に祐之進から石見守殺害の口書きを取れと言い、清左衛門は祐之進を説得し金井奥之助(佐藤慶)に頼まれ生きろと言った。
清左衛門と又四郎が帰り、清左衛門が熱で寝込み里江が看病し、残日録に紅を見つけみさが会いに来てしばらく居たと聞き、佐伯が平八に清左衛門が風邪と告げ心配し気力を心配し、清左衛門と里江を又四郎と平松が見舞い祐之進を領外に送り笑ったと聞き、奥之助の茶碗を受け取った。
直った清左衛門が佐伯を訪ね、遠藤に会ったが何も感じなく老いたと言い、佐伯がみさに似た女を見つけたと聞き、平八と信江(高橋ひろ子)が自分の見舞いに来ると歩く練習するのを見て喜び、早春にみさから手紙が届き里江にみさの祝言を伝え喜んだ。


監督:清水一彦
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』

清左衛門残日録 仇討ち!播磨屋の決闘

元側用人・三屋清左衛門(仲代達矢)の息子・三屋又四郎(赤羽秀之)の妻・里江(南果歩)は残日録で安富源太夫(室田日出男)との果たし合いを知り、清左衛門は釣り場で源太夫と立ち合うと側で類(浅丘ルリ子)が釣りをし、里江は奉行・佐伯熊太(財津一郎)に告げると池田世之介で筆頭家老・遠藤が死に朝田派が盛り返し忙しいと言われた。
清左衛門は何の遺恨か尋ね、名を聞いた類が止めると源太夫は罠に嵌めたと言い去り、間島弥兵衛(久米明)と中老・安富信友(磯部勉)が藩主の行列が川止めで立往生で費用を心配し、佐伯と同心・横山半蔵(石井愃一)が朝田の動向を探り、朝田弓之助(鈴木瑞穂)と山根備中(中田浩二)が復権を狙った。
里江は平松与五郎(山下真司)と探すと清左衛門は屋敷に戻り、佐伯は鴨井で類から清左衛門に会ったと聞き、清左衛門は里江と奈津(江口ともみ)と又四郎に謝り、安富忠兵衛(森繁久彌)と信友が来て金を勘定方・秋元に届けると頼まれ、忠兵衛が清左衛門に娘・秀の縁談を断られたと言い、信友が斬り合いで迷惑かけ他言無用と言われた。
鴨井の類に源太夫が清左衛門の恨みと切腹を言い、清左衛門は大塚平八(河原崎長一郎)から源太夫に負い目が有ったと聞き、源太夫が高札場で切腹を図ったと聞き、安富家に行くと妻・秀(中原ひとみ)が縁切りを言い渡し、佐伯に注意され大目付支配・浅井(羽場裕一)から切腹場所が城門への路で藩主への恨みの疑いで調査を頼まれるが断った。
清左衛門は鴨井で類からみさ(かたせ梨乃)の姪で庇った聞き、源太夫が藩士に知世が死んだと訴えたと聞きみさの文を受け取り、佐伯に知世(中原果南)が源太夫が夫婦約束した御徒組の娘で源太夫が安富に入り1年後に御徒頭・横山権十郎に嫁ぎ2年後に病で死に、源太夫が裏切った知世に懺悔したと言われ、清左衛門は熱で倒れ寝込んだ。
信友が朝田に源太夫は乱心と言うが藩主不興で刺し違えると言われ、清左衛門は長屋の知世の友・年江(あき竹城)から源太夫を恨んでいないと聞き、源太夫を訪ねると秀に断られ「源太夫は清左衛門を友として定めが変わった」と言われ、清左衛門は佐沼へ旅に出て、里江は類からみさが死んだと聞き、清左衛門は戻り鴨井で類と会い佐伯に「源太夫の切腹は自分への意趣で嫉妬で知世を引き離し、清左衛門と秀の縁談を源太夫に進め、知世を引き離し、御前試合で負けた」と言った。
佐伯は源太夫が自分で決めた事で後に清左衛門を恨むのは筋違いと言い大目付への報告を頼まれ、清左衛門は平八と居ると源太夫が来て吟味中止と聞き、鴨井で佐伯も加わり4人で飲み、源太夫が闇討ちを頼まれた言うと佐伯と平八が罠と止めるが、清左衛門は相手を聞かず骨を拾うと約束した。
源太夫が間島を狙い平松と杉村要介(山下規介)に防がれ逃げ川で死体で見付かり、清左衛門は佐伯と平松と杉村から源太夫が間島を狙い誰かに斬られたと聞き、間島が刺客を知り源太夫が同じ遠藤派を襲ったか疑問で、清左衛門は忠兵衛に源太夫殺害を尋ねると藩に邪魔だと言われ帰り、忠兵衛が信友を朝田派との取引で責め、清左衛門は播磨屋の朝田に向かい藩主の行列を知り、類を訪ね文の消された部分を尋ね不義密通と聞いた。
山根と朝田らが離すと清左衛門が源太夫の骨を拾いに来て切腹を求め金井祐之進の口書きをみせると襲われるが佐伯と平松が来て、清左衛門は通り係った藩主の行列に告げると言い佐伯が刺客・峯岡(竹田寿郎)を斬り朝田が切腹した、清左衛門は類に傷を介抱されみさが死んだと尋ねそうだと聞いた、清左衛門は家にもどり里江にみさが死んだと伝えた


監督:吉村芳之
脚本:竹山洋
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録・高札場』
出演者:仲代達矢・南果歩・森繁久彌・浅丘ルリ子・室田日出男・鈴木瑞穂・赤羽秀之・かたせ梨乃・山下真司・財津一郎・河原崎長一郎・久米明・磯部勉・中村栄津子・石井愃一・中田浩二・江口ともみ・中原ひとみ・あき竹城・山下規介・羽場裕一・山本清・早川純一・中原果南・竹田寿郎
制作年:1995年

感想:

早く隠居した目から、周囲を見る。 若い世代と、同じ世代の考え方の差が見えて来る。 競い合った幼馴染みで、離れていた者の想いに驚く。

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