「大岡越前3」
- キャスト
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大岡忠相(東山紀之):江戸南町奉行。
徳川吉宗(平岳大):八代将軍。
榊原伊織(勝村政信):小石川養生所の蘭方医。
村上源次郎(高橋長英):南町奉行所同心。
田所新八(寺島進):南町奉行所同心。
三次(近藤芳正):居酒屋「たぬき」のあるじ。
大岡忠高(津川雅彦):忠相の父。
妙(松原智恵子):忠相の母。
雪絵(ミムラ):忠相の妻。
吉本作左ヱ門(寺田農):雪絵の父。
勘太(柄本時生)
辰三(石井正則)
筧甚内(金山一彦):南町奉行所同心。
子吉(山崎裕太)
- スタッフ
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脚本:大西信行・大原久澄・沢橋凜・岡崎由紀子
演出:矢田清巳・山下智彦・平田博志
- 第1話「縛られたお地蔵様」2016年1月15日:43m
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正月に江戸南町奉行・大岡忠相(東山紀之)の父・大岡忠高(津川雅彦)と妻・雪絵(ミムラ)の父・吉本作左ヱ門(寺田農)が話し、母・妙(松原智恵子)と雪絵と女中・お花(清川千里)が迎えた。
松屋四郎兵ヱ(綾田俊樹)が伊豆屋幸兵ヱ(赤塚真人)のくじで勝ち鯖江藩御用人・袋田帯刀(立川三貴)に白絹を納める約束し手代・新助(矢本悠馬)に1人で納めると告げ、女将が正月と心配し帰り、片岡(高杉亘)に因縁をつけられ怪我をし、子吉(山崎裕太)と同心・田所新八(寺島進)と辰三(石井正則)が来て心配した。
忠高が同心・村上源次郎(高橋長英)から聞き感心し、松屋が荷造りし、田所が忠相に話し侍を心配し、袋田に新助が白絹を運ぶと告げ、片岡は伊豆屋から金を受け取り、当日に新助が荷を運び、同心・立花喬之助(黒川英二)が勘太(柄本時生)に出たと連絡させ、立花と辰三が居酒屋「たぬき」の三次(近藤芳正)とお秀(亜呂奈)の店に行った。
新助が酒をかけられ途中で休憩し眠り、蘭方医・榊原伊織(勝村政信)が松屋に行き四郎兵ヱを診察し、新助が起きると白絹が盗まれ、了観(原川浩明)は地蔵に文句は言うなと役人の告げ、忠相らは事情を聞きかけられた酒の影響と聞き同心・筧(金山一彦)は地蔵は見はらないと言うと忠相は地蔵を詮議すると立花に捕らえと命じた。
立花らが民衆の話題の中で地蔵を召し捕り辰三が縛り奉行所に連れ、袋田は伊豆屋から聞き、地蔵をお白州に連れると野次馬が白州に押しかけ、忠相が地蔵を調べ白状を迫り野次馬が笑うと忠相が捕らえと命じ牢に入れず名を聞き白絹1反を持てと要求し、雪絵が忠高に明日に白州を見に来るよう伝言した。
翌日に役人が野次馬の白絹を受取り忠相が松屋と新助に調べさせ、寅吉(山本圭祐)と九郎助(松本勝)に酒をかけたと言い筧が捕らえ忠相が松屋から盗んだ白絹と言い、伊豆屋に頼まれ盗んだと白状し捕らえ隠した白絹を見つけ、田所と忠相が片岡を捕らえた。
脚本:大西信行
演出:矢田清巳
- 第2話「うそつき女と若様」2016年1月22日:43m
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雪絵(ミムラ)が忠相(東山紀之)に言い女中・お花(清川千里)と出かけると、武家屋敷通りで子・三之助(寺田心)に出会い母親かと聞かれ、連れて吉本作左ヱ門(寺田農)の屋敷に行き湯殿で洗い、お安(浅野温子)が旅人にわざとぶつかり痛がると同心・片瀬堅太郎(加藤頼)と子吉(山崎裕太)が来て声をかけると直り注意して離し、嘘をつき金を騙し取る女と言った。
雪絵は三之助を家に連れ帰り忠相に見せると何故母と思ったか考えたが、翌朝に三之助がいなくなり同心・立花(黒川英二)や同心・村上(高橋長英)や同心・筧(金山一彦)や辰三(石井正則)やらが紋で探し、お安は三之助と会い家に連れ、忠高(津川雅彦)が作左ヱ門に紋を尋ね雪絵は母・妙(松原智恵子)からそれを聞いた。
お安は三之助から母親探しをし、育ての母から聞いたが亡くなったと聞き、母親探しに付き合うと役人も探していると知り、筧が医師・玄拍がある旗本・川勝が死にかけ世継ぎがいないと聞き、忠相らに事情を話し、盗み聞いたお安は三之助が持つ位牌とお守袋を見つけた、三次(近藤芳正)が雪絵に三之助がお安の家に行くと居なく川勝家に向かった。
お安と三之助は川勝家で用人・立川次兵ヱ(佐戸井けん太)に会いお守袋を見せると、三之助だけを藩主に連れ、雪絵は1人で屋敷に入り立川と会い世継ぎとの目通りを頼み、立川が三之助を連れるが違い、立川を問い詰めると家来に襲われたが忠相が助け、雪絵は屋敷内を探し捕らわれた三之助とお安を見つけた。
忠相は白州で立川とお安を取り調べ、立川をお家乗っ取りと処罰し、お安が嘘をもう付かないと三之助に教えられたと言い忠相は川勝家からの褒美を渡し、徳川吉宗(平岳大)が御典医に見立て違いで川勝が直ったと責め、お安は三之助のそばで働き始めた。
脚本:大西信行
演出:平田博志
- 第3話「夜がらすの涙」2016年1月29日:43m
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娘・お糸(伊藤優衣)らが浪人らに嫌がらせされたが大岡忠高(津川雅彦)が助け、娘の祖父で米問屋・田丸屋善右衛門(神田正輝)が妙(松原智恵子)に礼に来たが忠高は受け取らず米を小石川養生所に運ぶ事を言い、大岡忠相(東山紀之)と雪絵(ミムラ)は村上源次郎(高橋長英)から聞いた。
小石川養生所でおいね(吉谷彩子)が居候・松吉(坂田聡)に文句を言い、榊原伊織(勝村政信)が診察し仮病と退院させ、田丸屋が米を養生所に運び善右衛門を見て驚き田丸屋に行くと言い去るが、翌日松吉が殺害されて見つかり、与力・橋田孫兵ヱ(木谷邦臣)が伊織から聞き松吉と知るが田丸屋は来なかったと言い、忠相は村上と松吉と田丸屋の関係を疑い、忠高らに確認するが、善右衛門は松吉を知らないと言った。
忠相は町で徳川吉宗(平岳大)と会い養生所へ行き伊織らから松吉の事を聞き、奉行所で夜からす勘次が善右衛門と似ていると知るが病死で村上は勘次は義賊だったが子分・昇太が殺されその子に会いに行き捕らえたと言い、忠相と忠高は善右衛門を訪ねお糸の婿探しを頼まれ、善右衛門から貧乏の苦労を見て知っていると聞き、忠相は雪絵から村上から預かった勘次の人相書きを見せられ、三次(近藤芳正)は思いこんだとも考え、忠相は善右衛門なら金で決着と考え強請り人が現れると見張りを頼んだ。
お糸らが出かけ、善右衛門が手紙を受け取り出かけ養生所の伊織に渡し忠相は見た、盗賊らがお糸を攫い勘次かどうか関係なく善右衛門から金を取ろうとし、忠相が来て善右衛門が脅迫状を見せ3000両を持ち行き場所を知らせず出かけ金を渡すと、三次がお糸を助け忠相らが賊を捕らえ、善右衛門は下敷きになった三次を強力で助け、忠相は松吉が強力を見て勘次と間違えたと言い、善右衛門とお糸は遍路に出かけた。
脚本:大西信行
演出:矢田清巳
- 第4話「将軍さま怒る」2016年2月05日
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大岡忠高(津川雅彦)と吉本作左ヱ門(寺田農)が岡っぴきの休みの仕事で揉め、大岡忠相(東山紀之)と雪絵(ミムラ)と妙(松原智恵子)は辰三(石井正則)や子吉(山崎裕太)も大変と話すと、村上(高橋長英)が吉宗(平岳大)の忍びの町歩きを告げた。
吉宗が忍びで逃げ廻ると、団子屋の女・おしの(松本若菜)が匿い借金取りから逃げると間違われ、金貸し・金兵衛(斉藤暁)がおしのに夫・作蔵(大迫一平)の借金をしつこく取り立てると助け、そこに岡っ引き・権吉(永澤俊矢)が来て十手をかさに吉宗を侮辱し、斬ろうとすると忠相が止め、権吉はおしのの簪を取り金兵衛に渡した。
吉宗は、南町奉行・忠相と北町奉行・中山出雲守(峰蘭太郎)を呼び出し老中・水野が岡っ引き廃止と言い、忠相は悪い岡っ引きは少数と言うと10日に一掃を命じられた、忠相と村上は北町配下の権吉と知り、権吉は伝助(北山雅康)から取り立てる金兵衛に利息と蒲団を渡し、金兵衛から金を貰いおしのの監視を頼まれ、村上は配下から金兵衛と権吉の関係と金兵衛の賭場の元手貸しで借金を作らせ娘を岡場所に売る噂を聞くが非番だった。
吉宗がおしのに身を売らせようとする権吉を止め、おしのに金を渡すが受け取らず、忠相は村上から作蔵を聞き腕が良い彫り師だが酒癖が悪く行方不明と聞き、権吉が作蔵に金持ちの武士が近寄ると告げ仕事をしろと責め足を挫いた作蔵を家に連れると妻・お種(比佐廉)多くの子が居て、言いかかる作蔵を権吉は諭した。
権吉が金兵衛に作蔵の仕事を頼むと狙いはおしのだと言われ命令され、作蔵はおしのに欲しい物があると言うと追い出され子が欲しいと言い吉宗は忠相と見て後を任せ、金兵衛がおしのに借金をまとめて返せと要求すると作蔵が猶予を求めると金兵衛が博打で儲けると告げ金を貸すと誘い、権吉が止めても作蔵が応じた。
忠相は南町の月番が来て、賭場で作蔵が負け追い出され、権吉が見て助けに行き十手を落とすと忠相が拾い渡し、金兵衛がおしのに言い寄ると証文全てを破いてからと答え、金兵衛が蔵を開けようとすると伝助が襲い逆に刺され、作蔵が来て伝助を見つけ権吉が見て疑い、忠相は白州で金兵衛と作蔵を調べ、権吉が来て忠相を思い出し、忠相が落ちていた根付の持ち主を尋ねると作蔵は金兵衛の賭場で金に換えたと言い、忠相は金兵衛が鼻が折れた根付を象と言い犯人と言った。
忠相に悪行を反省する権吉を作蔵とおしのが庇い、忠相は岡っぴきが必要と言った。
脚本:岡崎由紀子
演出:平田博志
- 第5話「夢で拾った革財布」2016年2月12日
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上総屋が襲われ同心・立花喬之助(黒川英二)と辰三(石井正則)が賊を追うと川に逃げ、酔った大寅半纏の大工(相島一之)に会うが財布は持たず、魚屋の魚勝(金児憲史)を妻・おちせ(田畑智子)が起こし河岸に行かせ、自身番に大岡忠相(東山紀之)が来て筧甚内(金山一彦)と村上(高橋長英)から上総屋が殺され50両が盗まれたと聞いた。
魚勝は早朝に早く出かけ川に大金が入った財布を見つけ帰りおちせに50両と言い、南町奉行所の面々は犯人と財布を捜すが見つからず魚勝を探し、魚勝は近所の人と飲み食いし騒ぎおちせは落ち込み、忠相と村上は現場から逃げ道を追い川を探させた。
酔いつぶれた魚勝が目を覚ましておちせに拾った金を聞くと、夢で河岸に行かなかったと言われ魚勝は途方に暮れ酒を止めて働くとおちせに頼み、忠相と三次(近藤芳正)は流されない様な目印を考え匕首の鞘を見つけ大寅を探すが半纏だけでは不明で、吉宗(平岳大)が雪絵(ミムラ)と忠相を訪れ探索の手伝いを言うが不要と答えた。
魚勝は仕事に励み、大岡忠高(津川雅彦)と榊原伊織(勝村政信)と三次と村上が魚勝を噂すると魚勝に盗賊が入るが何も盗られず、魚勝に大工が来て拾った財布を返せと言い芝浜で50両の財布を落としたと言い、魚勝と大工がおちせに財布を出せと言い揉めると村上が止めると立花らが大工を捕らえた。
忠相が大工・茂平次と魚勝とおちせを白州に呼ぶと、茂平次が間違いで嘘だとせびりに行ったと言うと上総屋殺害犯を教えろと言われ、魚勝は否定しおちせは夢でないと打ち明け家主がおちせが財布を持って来て拾った金を勝手に使うと罪と言い預け魚勝の為に嘘をつくと言ったと証言し、忠相が魚勝におちせのおかげで助かったと言い、茂平次が否定すると立花が大寅半纏をかぶり見たと言うと、茂平次が裏返しだったと言い何故知っているかと捕らえ、忠相が上総屋からの礼金と下手人逮捕まで伸ばした侘び金を渡した。
脚本:岡崎由紀子
演出:矢田清巳
- 第6話「源さん恋をする」2016年2月19日
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村上源次郎(高橋長英)が食べ物を買い、子吉(山崎裕太)を置いて、於満紀(樫山文枝)と面倒を見ている身寄りのない子供たちに行き、藤川彦四郎(江藤潤)に会い於満紀と子らと過ごし、見た子吉が大岡忠高(津川雅彦)と筧(金山一彦)と立花(黒川英二)と三次(近藤芳正)らに話し、忠高が見に行き、雪絵(ミムラ)が忠高を大岡忠相(東山紀之)に案内した。
忠相と雪絵は忠高から村上が惹かれている女性が老中・水野和泉守(渋谷哲平)の養母だった於満紀だと言い、村上はその後於満紀を訪ねないと、ある日に於満紀が村上を訪れ人を殺したと言い、立花と辰三(石井正則)が武蔵屋の寮に行き武蔵屋仙右衛門(石沢徹)の死体を見つけ、忠相は先入観なしに捜索を命じ於満紀を奥座敷に置いた。
忠相は於満紀に事情を尋ねると金を借り揉めたと言い、水野とは縁がきれていると聞き、立花らは藤川から事情を聞き村上は目撃者を探し、忠相は徳川吉宗(平岳大)から水野解任の声が出ていると聞き、阿部豊後守(山田明郷)と戸田山城守(大竹修造)から水野解任を言われ、水野から於満紀が会ってくれなかったと聞き、水野が於満紀に会うが縁を切り母でないと言われた。
雪絵が於満紀に水野の贈り物を渡し、忠高に妙(松原智恵子)が村上を心配し、村上が妙に命がけで守る人を聞くと忠相か雪絵と聞き、村上は名主に於満紀の育てた子を尋ね忠相に行方不明の長吉(前田旺志郎)がいると話し父親が武蔵屋に借金をしていて仕組まれた噂があった。
豊後守も用人・西田(井上肇)が弁蔵(阿南健治)に長吉を探させ、三次が話しを聞き忠相に伝え、村上は藤川を訪ね長吉に会っていると子らに聞き、弁蔵が藤川と長吉に来ると西田に斬られ藤川と長吉も狙われるが三次と村上らに助けられ、忠相は於満紀を連れ白州で長吉と藤川を調べ長吉は於満紀を騙したと弁蔵から聞き武蔵屋を刺したと言い、怪我の弁蔵が武蔵屋殺しは豊後守の配下だと証言し、長吉を於満紀に預け、於満紀に水野を遠ざけ苦しめたと言った。
脚本:大原久澄
演出:山下智彦
- 第7話「過去を失くした男」2016年2月26日
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北町奉行所同心・沢田源蔵(高岡奏輔)が悪党から金を奪い、同心・筧(金山一彦)と勘太(柄本時生)が見て、片瀬(加藤頼)が聞いて怒り田所(寺島進)が会い心配し南町奉行所の三崎屋儀兵衛(西田健)の抜け荷事件を言い、3日後に大岡忠相(東山紀之)が先頭に取引現場を押さえるが失敗した。
忠相と与力・橋田孫兵ヱ(木谷邦臣)と田所と筧らが三崎屋押し込み探索を言うが、村上源次郎(高橋長英)は簡単に見つからないと言い、内部に情報を流したと疑い、三崎屋が沢田に荷を隠せたと言い番頭・利助(瀬川菊之丞)が金を渡し、沢田は帰途に細谷左内(白井滋郎)に襲われ川に落ち、田所が目撃し小石川養生所の榊原伊織(勝村政信)に運ぶが頭を強く打って記憶を失い岡っ引き・久助(酒井敏也)の顔も忘れた。
忠相は田所に沢田が持っていた大金を見せ捜索を命じ三次(近藤芳正)にも頼むが、手掛かりが得られず、利助が三崎屋に沢田の記憶が無いと言い三次が盗み聞き、子吉(山崎裕太)と片瀬は中州を調べ村上は合図と考え調べ、田所は沢田に情報を売ろうとした男を捕らえ榊原に相談し辰三(石井正則)に沢田を斬った浪人捜しを頼んだ。
田所が沢田を見つけ大岡忠高(津川雅彦)と妙(松原智恵子)に連れると、疑いを知らぬ赤子と言い、忠相は沢田に会うと思い出せなく、忠相は雪絵(ミムラ)に話し、沢田は三崎屋に寄り帰り金を見つけ、子吉と片瀬は三崎屋の船着場を見つけ、田所と沢田が細谷を見つけ三崎屋の寮に乗り込み、三崎屋は芝居と疑った。
筧らが寮を張り込み合図を見つけ忠相らが出かけ、沢田が三崎屋に金を求めると銃を向けられ、は細谷に襲われると、船が着き忠相らが到着し沢田が三崎屋に撃たれたが三崎屋一味を捕らえ居直るが証拠の阿片を見つけ、田所と沢田が情報を漏らしたと謝ると忠相は許し沢田は北町奉行所に任せた、忠相は徳川吉宗(平岳大)から北町の手柄となったが江戸を守ったと言われた。
脚本:沢橋凛
演出:矢田清巳
- 第8話(最終回)「天下の御前白州」2016年3月04日
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江戸城で大岡忠相(東山紀之)が寺社奉行小出信濃守(小野武彦)に会い、老中・安藤対馬守(佐々木勝彦)に徳川吉宗(平岳大)が会わず寺社奉行が南町奉行所の手出しが迷惑と言ったと聞き、帰り村上源次郎(高橋長英)も知らず忠相は雪絵(ミムラ)に忠高(津川雅彦)だろうと言い、妙(松原智恵子)と忠高を訪ね聞き、岡っ引きらが同心らに願人坊主が町娘に絡み通り掛かった忠高が殴ったと言った。
片瀬(加藤頼)と立花(黒川英二)が出かけ、筧(金山一彦)が忠相に秋田屋に吉祥院住職・白善(鈴之助)が守本尊の観音像を渡せと要求し秋田屋庄兵ヱ(林泰文)は知らず先代の証文を見せられたが筆跡では判らず印は本物で、忠相は筧が探り知った白善が寺社奉行に訴えたと考え証文を疑い、村上は同心らと岡っ引き・子吉(山崎裕太)と辰三(石井正則)らに捜索を命じた。
三次(近藤芳正)が吉祥院を見張ると権次(趙珉和)が大店駿河屋の娘・おとせ(岩橋道子)を連れ白善に会わせ抱き合い、筧が忠相に白善が評判が良いと言うと三次が怪しい権次を見かけ奥座敷に入ったと言い、忠相は大店の連れが1人は少ないと疑問で、辰三が監視し忠高が助けた駿河屋の娘でないと言い、権次が白善に見張りがいて観音像入手を急がせ、三次は権次の素性が悪党と思い出し、筧は庄兵ヱから白善と父・荒川左門(原田大二郎)が来て寺侍で吉宗の叔母と知り合いと聞き掛け合い寺社方の領分と言われたが、おとせが偽と言うと白善らは帰った。
白善は権次におとせが偽と言うと居直りお役者・おちかで託生と言われ脅され、荒川は小出に観音像を急ぐと求め、忠相は老中・水野和泉守(渋谷哲平)らに御前裁きを提案し吉宗も同意し、村上らは証文を調べさせ忠高は妙と吉本作左ヱ門(寺田農)に自分が調べると言い、榊原伊織(勝村政信)と忠高と筧は秋田屋庄兵ヱから事情を聞き一度だけ白善と丁稚・貞吉に押させたと思い出し貞吉から様子を聞いた。
権次とおちかが逃亡を図ると村上らが寺の外で捕らえ、吉宗の御前白州で寺社奉行小出と忠相が荒川と白善と秋田屋庄兵ヱを取り調べ、庄兵ヱが証文は白善が勝手に作った偽りと言い、忠相が白善に代印を確認し貞吉が印の掃除したと言い忠相が偽印を作り見せ権次とおちかに騙されたと告げ、小出は白善に巡礼の旅を伝え荒川の士分を取った。
脚本:大西信行
演出:山下智彦
- 感想:
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故大西信行の脚本が含まれる。
有名な逸話が多い。
登場人物が多く描き切れ無い事は仕方はない。