「銭形平次」
- キャスト
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銭形平次(風間杜夫)
お静(宮崎美子)
八五郎(木場勝己)
おとめ(浅利香津代)
三輪の万七(左とん平)
清吉(森川正太)
おりん(美保純)(第24話まで)
紋三(井上博一)
笹野弥三郎(萬屋錦之介)
笹野絹(岸田今日子)
笹野新三郎(中村橋之助)(第24話まで)
- スタッフ
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原作: 野村胡堂
監督: 斎藤光正・澤田幸弘・宮越澄・小澤啓一・手銭弘喜・藤井克彦・高瀬昌弘
脚本: 小川英・胡桃哲・鈴木生朗・和久田正明・井川公彦・安藤日出男・渡辺良二・岡田光治・山本真帆
1987年1月6日から同年12月22日
- 第1話:1月13日:刑場妻
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銭形平次(風間杜夫)と・お静(宮崎美子)に八五郎(木場勝己)が事件を知らせた。飾職人が殺され、お美乃(立枝歩)と小三郎(大橋吾郎)と幾松(加藤大樹)が見つけたが小三郎と幾松は外出してが行き先は言わなかった。
三輪の万七(左とん平)と清吉(森川正太)は疑い、幾松の行李から小三郎の包丁が見つかり捕らえた。
笹野弥三郎(萬屋錦之介)は笹野新三郎(中村橋之助)と平次に証拠がないと話し、平次はお美乃から小三郎はお尋ね者容疑の父・浪五郎(大宮悌二)に会い庇っていると聞き、幾松が下手人と考え、八五郎と浪五郎を探し、月は初めを待った。
同心・黒崎伝八郎(内田勝正)は激しい拷問で小三郎から強引に自白書に詰印を取り獄門が決まり月初めだった。
平次と新三郎は弥三郎から老中・空木伊勢守(田村高廣)から赦免状を出して貰い、新三郎は処刑場を目指し、お美乃は引き回し行列に小三郎との祝言を言って時間を稼ぎ、平次と八五郎は浪五郎に会い連れて処刑場を目指し、処刑場でおりん(美保純)は騒ぎを起こし、平次が来て処刑を引き延ばした。
新三郎が赦免状を持ってきて、平次らは黒崎と幾松を捕らえた。
脚本:小川英・胡桃哲
監督:澤田幸弘
- 第2話:1月20日:涙は無用・忍術父娘
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山脇源内という盗賊が町に金をばらまき噂になり、平次(風間杜夫)と八五郎(木場勝己)は成瀬九十郎(森次晃嗣)と娘・加奈(小野さやか)が喧嘩の仲裁を見て、源内と似ていると思い、おりん(美保純)から忍術道場を開いたと聞き、万七(左とん平)と清吉(森川正太)に人違いと言った。
平次は奥宮(河合絃司)から相談を受け2000両が盗まれた屋敷に行き、屋敷から外へ金を持ちだす方法が判らず、金は黒川将勘(藤岡重慶)から藩主に嶋田屋籐兵衛(江見俊太郎)に借りる仲介があったが高利で断ったと聞いた。
成瀬は平次に金は蔵の近くと考え調べ見つかり、成瀬と源内は文字が違い、嶋田屋と黒川の繋がりを知り、大名・旗本への金借しを知った。
平次は双子だと知り、加奈を助け、成瀬が源内と話しに行ったと知り、成瀬と源内は揉め嶋田屋に源内は短筒で打たれ死に、平次は嶋田屋を捕らえた。
笹野弥三郎(萬屋錦之介)は黒川を言うが聞かず、平次が捕らえた。
脚本:小川英・石川孝人
監督:澤田幸弘
- 第3話:1月27日:人情、迷子札
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八五郎(木場勝己)は平次(風間杜夫)にお北(牧口昌代)の弟・乙松(大友大輔)が5日前から行方不明と伝え、父・伊之助(左右田一平)は迷子札を持っていた。
八五郎が伊之助をつけると武士に斬られ死に、平次は大工・伊之助の出入り屋敷で6年前に子が生まれた所を探し、万七(左とん平)と清吉(森川正太)は迷子札の細工師を探し死体を見つけた。
平次は園山若狭守(天田俊明)を知り、お静(宮崎美子)がお北が貸札を見つけたと連れて来てそれが園山の紋が入った品のものと知り、跡継ぎ・鶴松が亡くなり双子の乙松に代わりをさせたと考えたが、石沢左仲(睦五朗)が否定した。
おりん(美保純)は石沢が大金を手に入れ屋敷と女を身請けすると聞き込みし、お北が園山屋敷前から動かず、用人に呼ばれ平次とお北が屋敷に入り迷子札を見せると伊之助に石沢を通し千両渡したと言うが平次は伊之助10両だけで殺され、石沢が殆どを取ったと言い、若狭守は石沢を捕らえお北に謝った。
お北は乙松に事情を言い聞かせ、平次と屋敷を出た。
脚本:中野顕彰
監督:小澤啓一
- 第4話:2月3日:結納の行方
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和泉屋・常右衛門(福田豊土)は江島屋に娘・お関(会沢朋子)を江島屋息子に嫁ぐ条件で金を借りて店を保とうとして、結納金を運ぶが無くなり、平次(風間杜夫)と八五郎(木場勝己)はお関から助けを頼まれた。
平次は和泉屋で確認した佐野屋(佐伯徹)らと馬子・三次(倉島襄)を調べ、江島屋良介(高城淳一)は借金のかたにお関を要求するが浪人・長谷倉(長谷川明男)が断り、万七(左とん平)と清吉(森川正太)は和泉屋手代・千代松(加藤純平)をお関と結婚出来ない恨みで捕らえた。
平次は近くに出ている盗賊が気になるが、結納金を運んだ同行者と道を辿り一度廻り道をして浪人に道を聞かれ馬を一度見失ったと知ったが、馬子・三次は殺されていた。
平次は千代松を釈放し、長谷倉に行くと三次殺しを白状し、盗賊が帰り捕らえたが金の在処は言わなかった。
平次は壁板の奥から金を見つけ、和泉屋にお関を売るのを止めさせ、千代松との祝言が行われた。
脚本:安藤日出男
監督:小澤啓一
- 第5話:2月10日:江戸っ娘気質
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疾風組探索の立札を同心・堀江(長谷川哲夫)が万七(左とん平)と清吉(森川正太)に立てさせ、平次(風間杜夫)は八五郎(木場勝己)やお静(宮崎美子)やおとめ(浅利香津代)に言わず、おりん(美保純)の店から仙三(深水三章)をつけたが短筒で狙われ掏摸の駒吉(瀬川新蔵)に当たり、おひで(日下由美)が掏摸で捕らわれた。
平次は平戸屋(金井大)を探っていたが何故か情報が漏れるのでひとりで探り、平戸屋に八五郎に行くと空で堀江が勝手に調べるなと言い、駒吉が死にその時の目撃者を探し松助(江幡高志)が見つかるが、犯人の隠れ家を探す間に松助は殺された。
おひでは勝手に調べ、平次は店先に居る老婆(大方斐紗子)が見張りと考えたが、堀江が平次を探索から外した。
平次は堀江が通報者と知り、紋三(井上博一)がおひでが仙三に会い撃たれ川に落ち、平次の家に運びお静は「おうみや」の譫言を聞いた。
平次らは近江屋で盗賊を待ち伏せ捕らえるが、堀江が来て与力が調べると言うが、平次は盗賊一味殺害を防ぎ、松助殺害で堀江を捕らえた。
脚本:佐藤五月
監督:斎藤光正
- 第6話:2月17日:三軒長屋殺人事件
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お静(宮崎美子)はゴミ屋・周助(内藤武敏)と話し、長屋に帰った後で周助が殺され、万七(左とん平)と清吉(森川正太)は伝吉(佐藤仁哉)を捕らえた。
平次(風間杜夫)と八五郎(木場勝己)は根付を見つけ、周助が結婚用に金を貯めていたと知り、知合のおみお(丸山秀美)が来て医師・石沢閑斉(横沢祐一)の娘だった。
平次と八五郎は、おかね(石井富子)から、伝吉は不在だが灯りがつき、周助が帰り、銅六(市川好郎)が帰り周助の家に行くが直ぐに戻り、周助の灯りが消えたと聞いた。
平次は閑斉から口入屋のアリバイを聞き、おみおは小さい時から会っていた伝吉に会えないと言い、平次は口入屋に頼まれた男に襲われ逃げ、銅六から訪ねた時に周助が死んでいたと聞いた。
平次は根付が小間物屋(武藤英司)から長崎で寅吉(藤木悠)が作ったと聞き、寅吉から周助は抜け荷の疑いで捕らわれ娘・おみおを閑斉に育てて貰ったと聞き、閑斉はおみおを大名の妾にしようとしており、平次が去った後に武士が寅吉を殺害した。
平次は閑斉にアリバイがないと知り家に行き、おみおの手紙を読み、おみおと伝吉が心中を図ると閑斉が止め伝吉を襲ったが、平次が止め周助と寅吉殺害で捕らえた。
おみおに周助が父で結婚資金を話した。
脚本:鈴木生朗
監督:斎藤光正
- 第7話:2月24日:猫が見ていた
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和泉屋が死に万七(左とん平)と清吉(森川正太)は佐吉(加納竜)の縄張りと言い、妻・お妙(和田幾子)は後添えで親類のお信(松本真季)や息子・竹次や勝造(西川敬三郎)は金を狙うが断った。
お妙は決まった時間に猫に餌をやる習慣だったが番頭・嘉助(中寛三)が死体を見つけ丁稚・三吉(利根川龍二)に平次(風間杜夫)を呼びに生かせると佐吉が店の前にいた。
平次は死体の指の形が猫の餌やりと考え、八五郎(木場勝己)に息子を調べに行かせ竹次は殺され千代吉(重田尚彦)がなりすましと知るが、笹野新三郎(中村橋之助)に千代吉は竹次殺しだが時間的にお妙殺しでないと言い、平次の様子にお静(宮崎美子)や八五郎は心配した。
平次は佐吉の母・おもん(平沢智子)が岡場所の女で父・常吉(千葉茂)との生活をねたんだ元仲間・おはなとおせんが佐吉に告げ口したためおもんが自害し、老婆(大方斐紗子)に聞いて2人を調べ、平次はお静や佐吉の頭・源造(垂水悟郎)に任された。
平次は佐吉を和泉屋に呼び出し、猫が足にじゃれるのはお妙殺害時に餌が足についたと言うが佐吉は去り、平次はお妙は名を変えた1人で他の料理屋女将・お里(三好美智子)を殺しに行った佐吉を止めた。
脚本:佐藤五月
監督:斎藤光正
- 第8話:3月3日:人情、雛祭り
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平次(風間杜夫)がお静(宮崎美子)の雛かざりを見ているとおとめ(浅利香津代)が八五郎(木場勝己)と赤ん坊と来て、置き手紙の名前・お半(小鹿みき)に憶えがあると言うが時期が合わなく、赤ん坊はお静が預かった。
八五郎はお半(小鹿みき)が半田屋久太郎(真田健一郎)に嫁いだと知り、平次と八五郎は矢場の賭け勝負でお半が時田(原口剛)に負け、久太郎に女・お銀(竹井みどり)いると知った。
久太郎が殺され、万七(左とん平)と清吉(森川正太)はお半を捕らえ、平次は矢場のおとき(藤江リカ)と女(加賀美博美)からお半の上の子・太吉が2日前に溺れ死と聞き、新三郎(中村橋之助)とおりん(美保純)と紋三(井上博一)と疑問と言った。
笹野弥三郎(萬屋錦之介)は賭けを取り締まる大淵信之助(和崎俊哉)がいて、太吉の死は調べられていないと言い、平次はお半から大淵が久太郎に金を求め太吉の死を事故にしてと聞いた。
紋三がお銀を尾行しすると大淵と時田に会い、平次はお半に罠を頼み時田と再度賭け勝負を始め、後半でおりんがお銀に耳打ちすると聞いた時田が動揺し、平次に問いつめられ逃げるが大淵が斬った。
平次が大淵と闘うと弥三郎が手助けし捕らえた。
脚本:中野顕彰
監督:高瀬昌弘
- 第9話:3月10日:お藤、謎を解く
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8:00、平次(風間杜夫)とお静(宮崎美子)に八五郎(木場勝己)が伊勢屋(須藤健)殺しを伝え、9:00に笹野弥三郎(萬屋錦之介)から伊勢屋に借金があり探索を頼まれ、担当の与力・須田武善(松本朝生)の手助けの形にした。
10:00に伊勢屋で番頭・佐平(袋正)と行儀見習い・お藤(高木美保)に会い、岡っ引・川崎の金六(遠藤征慈)は大番頭で弟・伝之助(金子研三)を捕らえた、平次は死体の右に傷2つを見、発見者が女中・おさえ(林優枝)と聞き、妾・お直(銀粉蝶)や息子・浩次朗(河西健司)が疑わしく、お藤は伝之助の無実を言った。
11:00に八五郎は金が盗まれたと聞き、12:00に佐平が着物を洗うのをお直が見ていたと判り、平次は伊勢屋が籐吉(内田稔)の右手を怪我させたと知り、15:30にお藤と籐吉の事を知った。
17:00に平次はお藤に次々に他人の疑惑をはらすが、嘘を初めて言い伊勢屋に現場に連れ込まれたと聞くが1度だけ切り、おさえはそれを見たが傷は1つで、致命傷を切った佐平を捕らえて金六に渡した。
脚本:小川英・胡桃哲・秋葉純子
監督:斎藤光正
- 第10話:3月17日:夜がらすのおしま
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近江屋に女の引き込みで盗賊が入ったと平次(風間杜夫)とお静(宮崎美子)に八五郎(木場勝己)が告げ、客になりすませた引き込みで、万七(左とん平)は最近の盗賊と同じ手口と言い、蔵で清吉(森川正太)が櫛を見つけた。
平次は女が万七を追い、掏って財布をおりん(美保純)の荷物に入れ逃れたが、おりんはその女・おしま(小林かおり)と知り合いで長兵衛(江角英明)が江戸に戻ったと聞いた。
おしまらは繁造(浜田晃)に脅されていたがいやがると息子・太市(廣間亮輔)が誘拐され、平次は新三郎(中村橋之助)からおしまの過去を聞き、櫛の在処をおしまに教える事が出来た繁造を張った。
おしまらは美濃屋に押し込むが平次が防ぎ、おりんが太市を助け出した。
おしまは手伝った仲間を舟で逃がし、1人残り繁造に斬られたが、平次が繁造一味を捕らえた。
脚本:鈴木生朗
監督:澤田幸弘
- 第11話:3月24日:つっぱりお恵
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与力・高島軍兵衛(綿引勝彦)の指示で目明かし総出で千里の虎の夜の見張りを行い、平次(風間杜夫)は半助(大塚国夫)と組んだが、半助が盗賊に会い斬られ呼び子を持っていた。
平次は娘・お恵(高部知子)に半助の死体を運び通夜に俳諧師・基月堂(西沢利明)や高島が来たが、高島は呼び子を証拠とせずお恵は千里の虎を捕らえると言い平次が預かった。
お恵は八五郎(木場勝己)と竹細工師を調べ廻り、竹の市(草薙良一)の呼び子と知り、源太(山崎猛)の証言で柏屋を張ると賊が竹の市か隣の小唄師匠・お糸(蜷川美歩)から逃げ、平次はおりん(美保純)にお糸を張らせた。
お恵は高島を疑うが、竹の市は取り調べ中に殺され、誰も相手にせずぼやくが、平次はお恵に辛抱を説きお糸を見張らせ、お糸が基月堂に連絡した所を捕らえた。
脚本:小川英・胡桃哲
監督:小澤啓一
- 第12話:3月31日:二人三脚、袖摺坂
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与力・岩村勝之進(江藤潤)と妻・早苗(岡本舞)は万七(左とん平)と清吉(森川正太)を招き、帰宅中に盗賊と偽金を見つけ、上司の与力・伊沢又兵衛(小笠原良知)に知らせた。
犯人は移動中に殺され、平次(風間杜夫)と新三郎(中村橋之助)は情報漏れが疑問で、伊沢の指示で岩村は加賀屋(森幹太)を家捜しするが何も無かった。
岩村は平次に犯人に漆が付着し加賀屋を見張る事を依頼し、帰るが襲われ殺され、初七日に弥三郎(萬屋錦之介)は平次に伊沢は怪しいが動いていないと言った。
伊沢は万七と早苗に偽小判の在処の捜索を頼み、平次と八五郎(木場勝己)は舟宿の女将(原田千枝子)から伊沢の事を聞き込み、清吉(森川正太)から万七と早苗の事を聞き罠としり追った。
平次は伊沢と加賀屋一味と戦い、弥三郎の助けで捕らえた。
脚本:鈴木生朗
監督:小澤啓一