石川五右衛門
- キャスト
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石川五右衛門(市川海老蔵)
三上の百助(山田純大)
堅田の小雀(高月彩良)
足柄の金蔵(前野朋哉)
奥山公継(益岡徹)
奥山奈々(AnJu)
おりつ(田中美里)
五郎市(南岐佐)
豊臣秀吉(國村隼)
茶々(比嘉愛未)
前田玄以(榎木孝明)
石田三成(丸山智己)
榊基次(棚橋弘至)
徳川家康(林家正蔵)
- スタッフ
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監督:石原興・服部大二・井上昌典
脚本:樹林伸・渡辺雄介・森下直・大原久澄・山本むつみ
原作:樹林伸
- 第1話:2016.10.14:90m
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安土桃山時代の豊臣秀吉(國村隼)の治世に盗賊・石川五右衛門(市川海老蔵)の処刑の京都三条河原に大勢の野次馬が集まり煮立つ大釜に立つ五右衛門は辞世の句を読み身を投げた。
数年前に京で「白波夜左衛門」一座が人気だが、実は伊賀の忍びの泥棒達で仕掛けを作る・三上の百助(山田純大)と7つの声を使い分ける・足柄の金蔵(前野朋哉)と女だが先陣をきる・堅田の小雀(高月彩良)と頭領の石川五右衛門だった。
豊臣秀吉は石田三成(丸山智己)に徳川家康(林家正蔵)の駿府城建設を告げ周囲を家臣らで固める指示を出し側室・茶々(比嘉愛未)と聚楽第で暮らし、民は貧しい時代に五右衛門一味は逆らった、前田玄以(榎木孝明)の家臣の奥山公継(益岡徹)の娘・奥山奈々(AnJu)が酔い潰れた白波夜左衛門こと五右衛門と金蔵と百助と小雀を起こした、一座は公継の屋敷で居候していた。
公継は夜左衛門らに留守番を頼み出仕し夜左衛門らは茶々を噂し、秀吉は茶々の為に金箔の五重の塔を10日で完成させると言い、三成が玄以に秀吉の無理難題を相談され答え、家臣・渡辺勘兵衛から悪評を心配された、夜左衛門一座は大道芸し、夜左衛門はおりつ(田中美里)の息子・五郎市(南岐佐)に小さな駒を渡すとおりつが倒れ、夜左衛門は25年前の母と自分を思い出した。
茶々は5年前に越前・北ノ庄城近くの山中を彷徨い野盗らに襲われた所を男に助けられ事を思い出した、夜左衛門はおりつに行く宛てが無ければ一座で働く様に誘った、公継は奈々を待たし玄以と会うと秀吉が来て支度中と言い無宿者の女らを捕らえ集めた、夜左衛門は金蔵と忍び金箔の五重の塔を聞くと三成に気づかれたが五右衛門と名乗り騒がせ、茶々に会い人質にすると奈々が来て、金蔵と共に大凧で去った。
奈々と公継と玄以が秀吉から礼を言われ、夜左衛門と金蔵が帰ると奈々と公継が戻り城での騒ぎを聞き、小雀がおりつに京から人が減ったと言い侍を憎むと話すと役人がおりつを無宿者と捕らえ、夜左衛門は小雀から女狩りと聞き金蔵に調べさせ職人をこき使うと知り夜左衛門一座が聚楽第へ潜入し、秀吉と茶々らの前で芸を行い夜左衛門が紙吹雪を降らせた奈々が北ノ庄城近くの山中を思い出した。
夜左衛門一座が策を練り、小雀と金蔵が仕掛けを作りおりつを探し、夜左衛門が秀吉と茶々の前で篝火を燃やし現れ家来らと騒ぎを起こし三成が来て争い時間を稼ぎ、金蔵が声色で蔵に押し入り、小雀がおりつら女を逃がし、夜左衛門が消え逃げ茶々に会い謝ると殺気が無かったと聞くと奈々が来たが強く去り、金蔵が花火をあげ金箔が落ちてきて拾う間に小雀がおりつら女を逃がした。
夜左衛門は凧で逃げ、秀吉は金箔の雨を肴に酒を飲み、夜左衛門一座は公継と奈々に捕らえられている所を助けられ屋敷に戻った、茶々は夜左衛門一座で元気が出たと秀吉に言い遅れる五重の塔は不要と言った。
監督:石原興
脚本:樹林伸
原作:樹林伸
- 第2話:2016.10.21
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夜左衛門一座の石川五右衛門(市川海老蔵)と三上の百助(山田純大)と堅田の小雀(高月彩良)と足柄の金蔵(前野朋哉)とおりつ(田中美里)と五郎市(南岐佐)は奥山公継(益岡徹)の屋敷に泊まり、公継の娘・奈々(AnJu)が茶々(比嘉愛未)に一座の芸を話し、人気力士・岩川次郎吉(渡辺裕之)が息子・礼三郎と一座を訪ねた。
百助は礼三郎から岩川の想い人捜しを頼まれ、相手は茶々で豊臣秀吉(國村隼)の屋敷の相撲で見初めたと聞き、百助は茶々を攫い岩川に会わせると言い、皆が呆れるが奈々が秀吉の許しを得て茶々がお忍びで都見物と聞き、百助は亡き息子と女房の思いで肩入れし、前田玄以(榎木孝明)は石田三成(丸山智己)から茶々の夜左衛門一座見物を聞いた。
花街で飲んだ百助は闇くじ元締・市原九太夫(金山一彦)を見た、勧進相撲でからくり屋敷内で違法の勝ちクジを売り儲けていると聞き、翌日の勧進相撲で岩川や鉄ヶ嶽(脇知弘)が戦い、おりつと小雀と金蔵は礼三郎が居ないと気づき、支度部屋の岩川に「息子を返して欲しければ結びの一番で鉄ヶ嶽に負けろ」の文が届き金蔵らに知らせた。
礼三郎は五郎市は会場を抜け出し百助に帰れと言われると、浪人に襲われ捕らわれた、町娘に扮した茶々は前田玄以や奈々ら護衛と街を散策し、路地裏で浪人らを目撃し礼三郎が捕らえられ後を追い闇くじのからくり屋敷に入り捕らえられ、三成が秀吉に茶々が消えたと伝えた、三成は家臣・渡辺勘兵衛から九太夫の知らせを聞いた。
岩川と鉄ヶ嶽の相撲が始まり、岩川は礼三郎が気になり敗れ鉄ヶ嶽はわざとだと知り、金蔵は九太夫が犯人と五右衛門と百助と小雀に言い、渡辺は九太夫に茶々殺害を命じ、百助は礼三郎と茶々が攫われたと言うと五右衛門に掟を守れと言われ反発すると、五右衛門から人攫いを持ち掛けられた。
闇くじのからくり屋敷に鉄ヶ嶽と町の衆が乗りこみ騒ぎ、夜左衛門一座が九太夫らを眠らせ礼三郎と茶々を連れ出した、岩川が礼三郎を抱き茶々が見守り、五右衛門は茶々を大凧で町を見せながら屋敷に連れ戻し秀吉の宝の茶々をいつか盗むと言った。
監督:服部大二
脚本:渡辺雄介
原作:樹林伸
- 第3話:2016.10.28
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夜左衛門こと石川五右衛門(市川海老蔵)と三上の百助(山田純大)と足柄の金蔵(前野朋哉)と堅田の小雀(高月彩良)の白波夜左衛門一座は、身を寄せる奥山公継(益岡徹)の屋敷の庭で芸を披露しおりつ(田中美里)と五郎市(南岐佐)が食事を配り、見物の女房らから油の値上がりで生活に支障を聞き、夜左衛門は金蔵に誘われ花街へ行った。
夜左衛門と金蔵は公継の娘・奈々(AnJu)と会い共に行くと、花街の灯りが徐々に消え始め油の高騰で早終いで、油問屋・加賀屋甚右衛門(西村和彦)が浪人に襲われ奈々が浪人を追い払うが、新手浪人が現れ夜左衛門は指笛を響かせ追い払い、加賀屋から何者かの菜種油の買占めで値が上り庶民が使う魚油まで影響を受け、菜種油を買い占める美濃屋を聞き、夜左衛門は都の灯りを奪い私腹を肥やす美濃屋を次の舞台に決めた。
聚楽第で美濃屋利兵衛(山田明郷)が豊臣秀吉(國村隼)に極上の菜種油を献上し、秀吉が買占めを問い詰めるが利兵衛は否定し加賀屋の関与を告げ、石田三成(丸山智己)は渡辺勘兵衛に五右衛門を捕えると言い、秀吉は茶々(比嘉愛未)から暗闇は戦を思い出すと聞き、加賀屋を調べると去り奈々が茶々に加賀屋は買い占めでないと言った。
夜左衛門一座が加賀屋を影で護衛し、渡辺が油壺を持ち込み夜左衛門が見つけ、所司代・前田玄以(榎木孝明)が加賀屋に買占めの疑いで店を調べ夜左衛門が助けた、美濃屋が秀吉に油を献上し密告を知った五右衛門は金銀と油を盗みに美濃屋に忍び込むと利兵衛と家人が殺され油も金銀も消えていた。
五右衛門らは玄以が率いる捕り手に囲まれるが葛籠の底から逃げ、三成と渡辺が油も金銀も盗み運び口封じし黒幕が来ると、夜左衛門一座が待ち伏せ加賀屋と言うと榊基次(棚橋弘至)が現れ、五右衛門は美濃屋を襲った浪人と加賀屋を斬った手口が同じと言うと、榊が美濃屋の口を塞ぎ、五右衛門は榊と闘い刀を居られ白刃を手で止め川に落とした。
奈々は茶々からうれしそうに真相を聞き、玄以と三成は秀吉に油屋2軒の代わりで儲かると告げた。
監督:服部大二
脚本:樹林伸
原作:樹林伸
- 第4話:2016.11.04
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博打で負け出られない足柄の金蔵(前野朋哉)以外の、石川五右衛門(市川海老蔵)と三上の百助(山田純大)と堅田の小雀(高月彩良)は両替商・大黒屋に盗みに入ったが、小雀が歯痛で金銀銭の麻袋を落とし盗みが見付かり、五右衛門らは何も盗らず去った。
豊臣秀吉(國村隼)は銀煙管を石田三成(丸山智己)に探させ、小雀は茶店で若侍・山中権八(山本裕典)と出会い歯痛に効く草の練り薬を渡され、使うと歯の痛みが消え、白波夜左衛門一座が身を寄せる奥山公継(益岡徹)の屋敷に連れると、夜左衛門は権八がぞんざいに扱う刀が備前の名刀と見抜き不審を抱き、おりつ(田中美里)の息子・五郎市(南岐佐)の腕の怪我を権八が草で直し草の道を極めるため国を出たと言った。
夜左衛門が小雀に権八に関わるなと言うが反発され、所司代・前田玄以(榎木孝明)と奥山奈々(AnJu)らは秀吉から大黒屋の盗賊が五右衛門かと聞かれ、茶々(比嘉愛未)は五右衛門を思い出すと秀吉に訝しがられ、秀吉から天目茶碗を賜るが病の大名・深田頼近(片岡愛之助)を気を揉むと奈々が権八と薬草を話した。
公継と権八と深田屋敷へ行った夜左衛門は家老・大木辰馬(本田博太郎)に案内され剣術指南役・本庄茂平次(池内万作)を紹介されると権八と茂平次に緊張が走り、夜左衛門は天目茶碗の在り処を探すと頼近に見抜かれ、三成は渡辺勘兵衛から深田家の内定結果を聞き、小雀とおりつが戻った権八を話し、その夜に逃げた権八が茂平次らの闇討ちに遭うあが夜左衛門に助けられた。
夜左衛門と百助は権八から数年前に父・角之信が逆恨みで茂平次に殺され仇討ちに出たと聞き夜左衛門は大木が茂平次に命じたと言い、権八は頼近の病は毒の中毒と大木に言ったと告げ夜左衛門はまた狙われると仇討ちを勧め頼近の救出を求め、五右衛門は深田屋敷で大木に天目茶碗を見せ権八と茂平次の勝負を要求し、大木は三成から五右衛門と天目茶碗で脅され榊基次(棚橋弘至)を貸され、一座は公継から深田屋敷で大木立会の仇討ちを聞き小雀は権八に逃げようと誘うと仇討ち後に所帯を持ちたいと言われた。
権八と茂平次が立ち合い、大木が双方の殺害を弓で狙い、一座が助け権八は茂平次を斬り手当てをした、五右衛門が天目茶碗に矢で穴を明け大木が頼近に毒を盛ると告げると榊が現れ闘い、頼近が秀吉と三成に始末を伝えると三成に天目茶碗の穴を責められ五右衛門を褒め、茶々が茶碗で秀吉の力は揺るがぬと言い秀吉も同意し、秀吉は三成に頼近に知恵を付けた者がいると言った。
監督:井上昌典
脚本:森下直
原作:樹林伸
- 第5話:2016.11.11
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乙訓郡の名主・庄右衛門(竜雷太)は年貢の取り立てに悩み、夜左衛門こと石川五右衛門(市川海老蔵)一座の堅田の小雀(高月彩良)や足柄の金蔵(前野朋哉)やおりつ(田中美里)の息子・五郎市(南岐佐)らの公演を観て、三上の百助(山田純大)と再会し、百助は夜左衛門に昔妻子の死後に行き倒れを助けられた恩人と言った。
豊臣秀吉(國村隼)は茶々(比嘉愛未)と石田三成(丸山智己)と前田玄以(榎木孝明)は検地で年貢が増え一揆の兆候を聞き検地奉行・伊東次盛(木村祐一)に首謀者を捕え処罰を命じ、三成は次盛に五右衛門の情報を話し、庄右衛門が謀反人と捕らえられ、翌日に夜左衛門一座が客寄せ中に一揆の首謀者と庄右衛門が引かれ、奥山公継(益岡徹)から斬首刑と聞き、刑場の河原に庄右衛門が引き出され五右衛門が現れ玄以らが捕えようとすると、庄右衛門の甥・茂吉(市川九團次)と夜左衛門が庄右衛門を救出した。
夜左衛門一座は庄右衛門から年貢で全て取られ生活は困窮し検地奉行・次盛が聞かないために秀吉に直訴しようとしたと聞き、夜左衛門らは次盛と検地を調べ始めるが、次盛と三成が五右衛門と茶々と通じている噂を秀吉に告げ、三成は渡辺勘兵衛に五右衛門を狙い失敗でも次盛が責められると話し、百助は公継と奈々(AnJu)に頼み庄右衛門を連れて洛外に逃げ、小雀が次盛の悪行を調べた。
次盛は刑場にいた茂吉らを捕らえ五右衛門が一揆に関わると脅し、追いつめられた茂吉は百助に米を盗むと騙し五右衛門だと次盛に捕らえさせようとした、そこへ五右衛門と小雀と金蔵が助けに現れ3人を逃がすが五右衛門は次盛に銃で捕らわれた、怪我の百助を小雀はおりつに頼み、五右衛門は次盛の米の横流しを聞き次盛を捕らえ入れ替わり、玄以は次盛と次盛の不正を書いた献上書を見つけ、秀吉と茶々と三成に連れ献上書を見せ、秀吉は玄以に不正な米は返せと言い茶々は褒めたが、後で茶々に聞かせた方便と言った。
監督:井上昌典
脚本:大原久澄
原作:樹林伸
- 第6話:2016.11.18
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石川五右衛門(市川海老蔵)と三上の百助(山田純大)と堅田の小雀(高月彩良)と足柄の金蔵(前野朋哉)盗賊に入ると誰かに監視されている知った、夜左衛門一座は呼び込みを行い、夜左衛門はおりつ(田中美里)の子・五郎市(南岐佐)煙管の歌を歌わないように言い、百助が豊臣秀吉(國村隼)の刀狩で庶民は不満で一緒に銀ギセルも取り上げると言った。
刀狩の役人が襲われ皆殺しで刀を奪われ、五右衛門の「五」の文が置かれた、秀吉は茶々(比嘉愛未)と奥山奈々(AnJu)と過ごし、評定で前田玄以(榎木孝明)から北条・伊達の動きを聞き石田三成(丸山智己)に対応を言い、襲撃に五右衛門捕縛を急がせた。
夜左衛門一座の面々は芝居場で、昔の仲間の伊賀の忍び・嵐之助(高橋努)と雪丸(市川新十郎)と岩六(深水元基)と再会し、16年前に五右衛門と嵐之助は伊賀の上忍・百地三太夫(谷口高史)の下で霧隠才蔵に忍びの訓練を行うが信長に攻め込まれ百地は命を落とし伊賀の仇を取るため茶々を人質に秀吉の首を狙う嵐之助の計画に反対する五右衛門だが、「五」の文を残され金蔵と小雀を残し、百助と嵐之助に加勢と決めた。
五右衛門らは厳重な守りを抜けて茶々を連れ去ろうとすると榊基次(棚橋弘至)が立ちはだかり傷を負い、茶々を連れた嵐之助らと合流し岩六から茶々を奪い姿を消した、秀吉は玄以に茶々の奪還を命じ奥山公継(益岡徹)らが応じた、百助が金蔵と小雀に知らせ秀吉と嵐之助らを敵にしたと言い、五右衛門は茶々と山小屋に身を潜めた。
五右衛門は茶々に治療され、話しをすると茶々が昔に夜盗から助けた少女だと思い出し、茶々は最初から五右衛門に気づいたと想いを告げ契りを交わした、五右衛門は追っ手からにげて茶々を秀吉に返すと告げるが茶々は嫌がり証しを求めた、嵐之助らが五右衛門らを襲い茶々を狙うと百助と金蔵と小雀が来て助けると、玄以らの軍勢が襲い、五右衛門は茶々を眠らせ秀吉に返した。
監督:石原興
脚本:山本むつみ
原作:樹林伸
- 第7話:2016.11.25
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豊臣秀吉(國村隼)は日輪が刻まれた銀キセルを探させたが見つからず苛立ち、見た茶々(比嘉愛未)は石川五右衛門(市川海老蔵)の銀キセルの日輪を思い出し動揺した、徳川家康(林家正蔵)も日輪の銀キセルが五右衛門が持つと服部半蔵(浜田学)から報らされ配下の青龍(竹下健人)と白虎(井上拓哉)に命じ、家康は「日輪が刻まれた銀キセルは天下人の証し」と言った
白波夜左衛門一座の三上の百助(山田純大)と堅田の小雀(高月彩良)と足柄の金蔵(前野朋哉)は奥山公継(益岡徹)の屋敷に住み、豊臣屋敷に出入りで奥山道場に門下生が増え夜左衛門は引きあげを考え、奈々(AnJu)が戻ると公継が新入門の坂部伊右衛門と彦左兄弟を会わせ婿取り話を言われた。
秀吉は茶々に銀キセルの持ち主を問い詰め、「織田信長に仕えた宣教師から「持っていれば天下人になれる」と銀キセルを譲り受けたと明かし、五右衛門が持つと疑い茶々に問い、五右衛門と夜左衛門の繋がりに気づいた、女装の奈々の見合いに伊右衛門と彦左兄弟が来て、一座は芸を披露し騒ぎで酩酊した。
夜に一座の寝床に伊右衛門と彦左兄弟に化けていた青龍と白虎が襲い、夜左衛門は奇術でかわし近くの竹林に誘い出すが、五郎市(南岐佐)を人質にした半蔵が現れ銀キセルを要求し、五右衛門は交換に応じ仕掛けで取り戻したが、五郎市に五右衛門だとばれた。
秀吉は霧隠才蔵(姜暢雄)から家康と半蔵が銀キセルを狙うと聞き、五右衛門は銀キセルの謎に悩みおりつ(田中美里)には身分を隠し、奈々は伊右衛門と彦左兄弟が消えたとぼやき、京都所司代・前田玄以(榎木孝明)が夜左衛門を訪ね秀吉が一座を呼ぶと聞き疑違うが屋敷に行き、夜左衛門は秀吉と茶々と家康に会い求められ銀キセルを見せ母の形見で父のものだと言い、茶々が気分を悪いと言うと奈々が懐妊を疑った。
監督:石原興
脚本:樹林伸
原作:樹林伸
- 第8話(最終話):2016.12.03
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石川五右衛門こと夜左衛門(市川海老蔵)と三上の百助(山田純大)と足柄の金蔵(前野朋哉)と堅田の小雀(高月彩良)は、豊臣秀吉(國村隼)に謁見し、銀キセルを見せさせられ差し出し父の預かり物で亡き母の形見と告白した、吐き気を催した茶々(比嘉愛未)を奥山奈々(AnJu)が懐妊と噂し、夜左衛門が五右衛門と見破る秀吉は銀キセルを預かり徳川家康(林家正蔵)が去った。
秀吉は身籠ったと告げた茶々を喜び、茶々が口ずさんだ童唄がポルトガル語で織田信長のもとの宣教師が歌ったと聞いた、家康は服部半蔵(浜田学)を叱責するが茶々の側の間者の報せを聞き秀吉を陥れる計略を思いついた、秀吉の書状を前田玄以(榎木孝明)から受け取った夜左衛門は百助らが心配するが五右衛門姿で南禅寺山門へ行った。
五右衛門は秀吉から銀キセルを返され、茶々が五右衛門の子を身籠ると聞くと、秀吉は茶々の子は豊臣の子だと言い、銀キセルは明の女と子を産み子に渡し、五右衛門が自分の子だと明かし、キセルに刻まれた童唄がポルトガル語で意味を伝えた、五右衛門と秀吉は半蔵と手下に襲撃されると百助らが助けに来て闘うと榊基次(棚橋弘至)も現われたが半蔵に殺された。
五右衛門と秀吉は半蔵から証拠を握ったと言われ逃げられ、五右衛門は南禅寺山門へ戻り秀吉と茶々を助ける為に晒し首にしろと告げた、秀吉は茶々を屋敷に留め三条河原に行き、奈々がおりつ(田中美里)と五郎市(南岐佐)に五右衛門の処刑を告げ、五右衛門の処刑を奥山公継(益岡徹)と奈々らが見守り湯気で霞む中で五右衛門は熱湯の釜に飛び込んだ。
百助らが社に行き五右衛門に会い、霧隠才蔵(姜暢雄)の霧隠れの術と早替わりを話し、五右衛門と百助らは童唄の意味から宝を探すと穴に落ち大砲や鉄砲や南蛮の金貨があり金貨を持ち出し民に配り、奈々やおりつにも贈り、百助ら一座が旅に出て五右衛門を待ち、茶々が届いた金貨を秀吉に見せた。
監督:石原興
脚本:樹林伸
原作:樹林伸