腕におぼえあり2

キャスト

青江又八郎(村上弘明):元東北の小藩の馬廻り組百石取り。
細谷源太夫(渡辺徹):又八郎の用心棒稼業の仲間。浪人。
文(風吹ジュン):細谷の妻。
相模屋吉蔵(坂上二郎):神田橋本町の口入屋・相模屋の主人。
おいね(小田茜):相模屋の一人娘。
由亀(清水美砂):又八郎の許嫁。
間宮作左衛門(日下武史):中老。藩主毒殺の陰謀を暴こうとする。
佐知(黒木瞳):又八郎が仕えていた藩の隠密組織「嗅足組の江戸屋敷側の女頭目。
土屋清之進(矢崎滋):又八郎と同藩の武士。
青江きん(北林谷栄):又八郎の祖母で唯一の親族。
大富静馬(片岡鶴太郎):家老大富丹後の甥。
みね(あき竹城):又八郎と同じ長屋の住人。

スタッフ

脚本:松原敏春
演出:望月良雄・尾崎充信ほか
原作:藤沢周平

第1回:帰ってきた用心棒:1992年9月4日

欠番


脚本:松原敏春
演出:望月良雄
原作:藤沢周平

第2回:番場町別宅:1992年9月11日

欠番


脚本:松原敏春
演出:望月良雄
原作:藤沢周平

第3回:凶盗:1992年9月18日

欠番


脚本:松原敏春
演出:望月良雄
原作:藤沢周平

第4回:奇妙な罠:1992年9月25日

桑山藩の馬廻り組・青江又八郎(村上弘明)は藩の不正で密命で江戸に出て藩主毒殺を図った大富静馬(片岡鶴太郎)を追い連判状を狙うが、公儀隠密も動きだした。
元禄16年(1703)夏江戸で又八郎は細谷源太夫(渡辺徹)と妻・文(風吹ジュン)から食事に招かれ子らと過ごし、帰ると土屋清之進(矢崎滋)が待ち国元・間宮作左衛門(日下武史)からの手紙を聞き、土屋が佐知(黒木瞳)に関して問われ、佐知は又八郎と過ごした夜を思い、由亀(清水美砂)は江戸を目指し、間宮が連判状に名が有った藩主異母兄・寿庵保方(細川俊之)を訪れ、相模屋吉蔵(坂上二郎)が又八郎と源太夫に小牧屋別宅の番の仕事を告げ、おいね(小田茜)が又八郎に言い寄るが相手にされなかった。
相模屋と源太夫は小牧屋隠居・井上菊之進(名古屋章)と女中・はつ(広田玲央名)に会い別宅荒らしの用心と聞き、長屋でみね(あき竹城)らが又八郎を迎え朝次(松澤一之)が現れ名乗り大富が会いたいと伝え、風呂で会い連判状を買えと言われ断った。
翌日に源太夫ははつに怖がられ仕事を断られ、又八郎が代わりに行きはつから言い寄られ、俳諧の寄合が夜通し行われ又八郎が襲われ捕らえられ井上が大富との間を問い責められたが答えず平林伊十郎(麿赤児)が殺そうとするが井上が急ぐなと止め、又八郎ははつが仲間と知った。
源太夫が相模屋とおいねに又八郎を尋ね様子が変で、相模屋が佐知と小牧屋番頭(田村元治)から隠居は居ないと聞き、深見(仙波和之)が又八郎を斬れと平林に命じ佐知と源太夫が又八郎を助けに乗りこみ、又八郎は平林を斬り、長屋で佐知が又八郎を看病すると由亀が訪ねて来た。


脚本:松原敏春
演出:尾崎充信
原作:藤沢周平

第5回:道楽息子:1992年10月2日

元禄16年夏江戸、青江又八郎(村上弘明)が長屋に佐知(黒木瞳)と居ると由亀(清水美砂)が来て佐知は帰り、由亀は祖母・青江きん(北林谷栄)の位牌を見せ、土屋清之進(矢崎滋)が佐知と又八郎の仲を疑うと会ったと言われ、土屋は長屋を訪ねると細谷源太夫(渡辺徹)が来て相模屋吉蔵(坂上二郎)に誘った。
又八郎は源太夫に役目を話し、相模屋が橘屋甚兵衛(金田龍之介)の警護の依頼を聞き息子が道楽し千両の警護を頼まれ、元筆頭家老・谷口権七郎(蟹江敬三)が寿庵保方(細川俊之)を訪ね間宮作左衛門(日下武史)への不満を言われ、大富静馬(片岡鶴太郎)は老中・稲葉丹後守(西岡徳馬)を訪れ働けと誘われ断るが金を受け取り、公儀隠密・井上菊之進(名古屋章)は大富の始末を命じられ、又八郎と由亀は源太夫と文(風吹ジュン)に招かれ、大富は女郎・お染(鈴木聖子)と遊び井上が見張り、寝込んだ佐知をはる(高橋かおり)が介抱し、大富は井上の刺客らに襲われ朝次(松澤一之)が斬られ死んだ。
又八郎と源太夫は、橘屋に息子・庄次郎(斉藤隆治)に勘当と言ったが届けていないと聞き、源太夫は庄次郎を調べもん(小高恵美)を聞き、おいね(小田茜)が又八郎の留守に長屋に行き妻・由亀に会い、又八郎と源太夫と橘屋はもんと会い庄次郎は優しいと聞くが、橘屋は庄次郎を迎えるにはもんと別れろと言うと受け入れ、又八郎は庄次郎に伝え盗賊が橘屋を襲うと聞き出し、又八郎と源太夫は待ち伏せ襲った盗賊に庄次郎との関わりを無くすと認めさせ、橘屋は庄次郎を外に残しもんを迎えた。


脚本:松原敏春
演出:長沖渉
原作:藤沢周平

第6回:孤剣:1992年10月9日

元禄16年夏江戸、青江又八郎(村上弘明)は由亀(清水美砂)や佐知(黒木瞳)や大富静馬(片岡鶴太郎)から取り返す連判状を考え、由亀は長屋のみね(あき竹城)から竹細工の内職を習い、亭主・与助(藤田敏八)の店で土屋清之進(矢崎滋)が佐知と話し飲み、佐知は大富に話しかけられ斬り合うが捕らえられた。
又八郎は文(風吹ジュン)から細谷源太夫(渡辺徹)が戻らぬと聞き、又八郎は相模屋吉蔵(坂上二郎)から若狭屋別宅で娘・おけいが攫われかけ女中・おたまと別宅に住まわせ警護し、遊び人の旗本・古賀新三郎が狙うと考えたと聞くと、若狭屋の手代・耕助がきておたまが斬られ浪人の死体があり、おけいと源太夫が行方不明と言い、岡っ引き・佐兵衛(飯島大介)は連れ去られたと考えた。
又八郎は死人の傷を見て浪人は源太夫の斬り口で、源太夫が浪人らを追い斬り合い足を怪我し与助に治療を受け又八郎に助けを求めず解決を図り、又八郎と由亀は土屋とはる(高橋かおり)から佐知が行方不明と聞き、佐知は捕らわれ大富から又八郎に立ち合えと伝えさせられ解き離された。
又八郎と相模屋は若狭屋に600両の身代金要求が有ったと聞き、はるから佐知が戻ったが様子が変と聞き会い嗅足組の仕事で会っていたと聞き、身代金を浪人が持ち去り佐知が尾行し、旗本屋敷におけいが捕らわれ浪人らが集まり、源太夫が見張ると又八郎が来て二人で飛び込み浪人らを切り捨て娘を助けた。
井上菊之進(名古屋章)が手下に大富殺害を命じるが大富に襲われ斬り死にし、源太夫と又八郎は相模屋から若狭屋の礼金を貰い道場の資金にし、又八郎は佐知から朝次が殺され大富が荒れ又八郎との立ち合いを望んだが話せなかったと聞いた。


脚本:松原敏春
演出:尾崎充信
原作:藤沢周平

第7回:雨中の決闘:1992年10月16日

元禄16年9月江戸で青江又八郎(村上弘明)は間宮作左衛門(日下武史)に大富静馬(片岡鶴太郎)と立ち合う手紙を書き由亀(清水美砂)にも告げ、国元で間宮が谷口権七郎(蟹江敬三)に寿庵保方(細川俊之)との会見を問い帰路に襲われたが逃れ、又八郎は悪夢にうなされた。
又八郎と細谷源太夫(渡辺徹)は相模屋吉蔵(坂上二郎)とおいね(小田茜)にあばらやに案内され道場にいわれ源太夫が迷うと文(風吹ジュン)が気に入り、又八郎と相模屋とおいねが与助(藤田敏八)お店で決まって良かったと話し、由亀は土屋清之進(矢崎滋)に行き佐知(黒木瞳)と会い国に帰ると告げもしもの時の供養を頼み、髪を切り又八郎に渡し無事を祈り去った。
田代家老(鶴田忍)が稲葉丹後守(西岡徳馬)に寿庵の隠し金を聞かれ大富殺害を命じられ、大富は女郎屋でお染(鈴木聖子)と飲むと佐知が又八郎からの立ち合いの知らせを聞き乞食(河西健司)から死相を言われ、田代の刺客を斬った。
源太夫と文が道場を改築し、又八郎が立ち合いの挨拶に来て飲み、大富は田代にねじ込み金を出させお染を身請けし、佐知が水ごりしはる(高橋かおり)が見て、又八郎が相模屋に用心棒は終わりと告げ立ち合いに向かい大富が連判状を持ち来た、又八郎と大富が闘い雨が降り、大刀が折れ小刀で刺し殺した。
田代が留めを刺稲葉に告げ寿庵の後立てを求め、又八郎は国へ帰る支度をして皆が惜しみ、佐知が来て忘れてくれと言うが偽りで又八郎を見送った。


脚本:松原敏春
演出:望月良雄
原作:藤沢周平

第8回:陰の頭領:1992年10月23日

元禄16年9月青江家で青江又八郎(村上弘明)は連判状は間宮作左衛門(日下武史)に渡したが沙汰がなく苛立ち、由亀(清水美砂)と話し屋敷に行くが無礼と追い払われ、間宮は寿庵保方(細川俊之)の処置に困り、寿庵は筒井杏平(嶋田久作)に江戸の嗅足組の皆殺しを命じ江戸に向かわせた。
筒井は土橋甚助(中西良太)と中田伝十郎(竹田寿郎)と杉野清五郎(石丸謙二郎)と成瀬助作(冨家規政)に一緒に江戸に向かうと命じ、本当の目的は寿庵の命で江戸屋敷の嗅足組の皆殺しと告げるが聞かれ、浅野仙右衛門(佐藤B作)が谷口権七郎(蟹江敬三)に江戸から呼ばれ又八郎とは旧知で話し、江戸で田代が幕府老中・稲葉丹後守(西岡徳馬)と会うと聞き、又八郎は追われ斬られた男と刺客を見たが死体が消えた。
2日後に又八郎は間宮に呼び出され、寿庵が力を持ち四面楚歌で斬って立ち去れと言われ、間宮と又八郎は寿庵に連判状を見せるが言い逃れられ囲まれ、間宮は捕らわれ又八郎は逃げ谷口から寿庵の企みを聞き、江戸に行き嗅足組討伐者から助けると頼まれた。
又八郎と浅野は江戸に向かい、細谷道場では細谷源太夫(渡辺徹)と文(風吹ジュン)と相模屋吉蔵(坂上二郎)とおいね(小田茜)が翌日の道場開きを待つと高利貸し・銭屋徳兵衛(江藤潤)と熊ヶ嶽(サンダー杉山)が文句をつけ、相模屋が調べ売り元の借金で止められたと判り10両で交渉したが聞かず、源太夫は道場を引き払った。
又八郎と浅野は江戸に着き、又八郎は佐知(黒木瞳)に会うと既に配下が殺害されていると聞き、長屋に戻ると源太夫がいて事情を聞き寝込んだ相模屋に相談され怒鳴り、翌日に又八郎は銭屋の悪行を見て傷め付けて道場を取り戻した。


脚本:松原敏春
演出:望月良雄
原作:藤沢周平

第9回:襲撃:1992年10月30日

元禄16年秋江戸で青江又八郎(村上弘明)は細谷源太夫(渡辺徹)の道場で文(風吹ジュン)と話し、又八郎は嗅足組の江戸屋敷側の女頭目・佐知(黒木瞳)から仲間の女9人と男3人に会い、寿庵保方(細川俊之)の命で刺客5名が放たれたと告げ、逆に調べ単独行動は慎むと言うと、桔梗(花田美樹)が反対したがはる(高橋かおり)と組んだ。
又八郎は佐知から谷口権七郎(蟹江敬三)の妾腹の子と聞き、国元で寿庵は梶原頼母(足立建夫)を筆頭家老にし、谷口が由亀(清水美砂)を招き事情を話し、又八郎は相模屋吉蔵(坂上二郎)に仕事を頼み隠居・おたけ(乙羽信子)に会い見張りを命じられ家が狙われていると聞いた。
又八郎と相模屋は孫娘・おきみ(芽野佐智恵)と会い、源太夫は道場の仕事に苦労し、佐知ははるから桔梗が居ないと聞き、桔梗が土橋甚助(中西良太)を襲うが失敗し川に逃げ、筒井杏平(嶋田久作)は聞き別々に動く事に変えた、又八郎はおたけに使われると佐知が桔梗が土橋が襲ったと聞き、おきみが襲われた。
又八郎はおたけから強盗に襲われおきみの両親が殺されおきみが目撃し、久蔵(信実一徳)の手引きと聞き、相模屋が話すと源太夫が門弟が少ないと来て与助(藤田敏八)の店で飲み、又八郎は戻りおたけが出かけおきみと話し、数日後に数人が押し込み又八郎が倒し久蔵を捕らえ、翌日に役目が終わり、おきみが声を掛け送った。
桔梗とはるが土橋甚助を見つけ又八郎と佐知に知らせ、又八郎は土橋を斬った。


脚本:松原敏春
演出:長沖渉
原作:藤沢周平

第10回:隠れ蓑:1992年11月6日

元禄16年晩秋江戸で青江又八郎(村上弘明)は源七(河原さぶ)とおてつ(西川ひかる)と食事し同情され、細谷源太夫(渡辺徹)がおくに(あめくみちこ)と来ておくにの旦那が狙われると用心棒を頼みたが、佐川屋六兵衛(奥村公延)はけちで不要と言い、6日目に襲われた。
又八郎は相模屋吉蔵(坂上二郎)から源太夫の道場の門弟が少ないと聞き、桔梗(花田美樹)の連絡で佐知(黒木瞳)から寿庵保方(細川俊之)が江戸に老中・稲葉丹後守(西岡徳馬)に会いに来て寺に金を預け金貸しと聞き、筒井杏平(嶋田久作)と杉野清五郎(石丸謙二郎)と成瀬助作(冨家規政)と中田伝十郎(竹田寿郎)が又八郎を倒すと話し、源太夫は与助(藤田敏八)と飲み、又八郎は文(風吹ジュン)から様子を聞いた。
又八郎と六兵衛は成瀬と桔梗らが闘うのを見て立ち合い斬り殺すが、六兵衛が攫われおくにに告げ、相模屋とおいね(小田茜)に六兵衛の息子の調べを頼み、桔梗に呼ばれ佐知とはる(高橋かおり)から仲間が襲われたと聞き、寿庵が江戸に着き上野竜王院で田代家老(鶴田忍)と住職(北九州男)から金を持ちだし、稲葉に渡した。
又八郎はおいねから六兵衛が戻ったと聞き息子は働き者と聞き、六兵衛と息子・庄吉(博田章敬)から金を払ったと聞き、おくにが弟・弥七(角田英介)と計画を話し又八郎は2人から事情を聞き又八郎を隠れ蓑にしたと聞き見逃し5両を受取、又八郎は筒井から誘われたが断った。


脚本:松原敏春
演出:尾崎充信
原作:藤沢周平

第11回:妄想:1992年11月13日

青江又八郎(村上弘明)ははる(高橋かおり)からの知らせで斬られた佐知(黒木瞳)を探し宇兵衛(園田裕久)から見つけ知らせたと聞き、佐知は気づき上野竜王院を見張り尾行したが罠に掛かり中田伝十郎(竹田寿郎)に斬られたと聞き、江戸屋敷に戻れなく、寿庵保方(細川俊之)の金の移動の阻止を考えた。
又八郎は相模屋吉蔵(坂上二郎)とおいね(小田茜)から、道場を閉めた細谷源太夫(渡辺徹)と辰巳屋に行き藤右衛門(永幡洋)としの(石井くに子)夫婦から父・八兵衛(高品格)の依頼で1月前から奇妙で松平(及川以造)と会い出なくなったが病死と聞き、女中・おもと(柴山智加)と八兵衛から周囲から見張られ博打で松平訴人を聞きいた。
寿庵が田代家老(鶴田忍)と筒井杏平(嶋田久作)に嗅足組支配者を知る為に1人捕らえと命じ、聞いた浅野仙右衛門(佐藤B作)が又八郎に伝え嗅足組を集め桔梗(花田美樹)やはるらに注意を伝えるが桔梗は攻めると言い、間宮作左衛門(日下武史)と谷口権七郎(蟹江敬三)が話した。
又八郎と源太夫とおもとは八兵衛の様子を夫婦に妄想と伝え、又八郎はおもとから八兵衛は病気でないと側に居てくれと頼まれ、又八郎は中田伝十郎と立ち合い斬り殺し、桔梗は杉野清五郎(石丸謙二郎)を襲い捕らわれ、又八郎は八兵衛宅でおもとを助け松平を名乗る男が八兵衛を襲うのを捕らえ松平の息子で、八兵衛が金を払った。
寿庵と杉野が桔梗に嗅足組頭領を問い詰め、又八郎が佐知を訪ね寿庵が襲う胸騒ぎで背負い出た。


脚本:松原敏春
演出:鈴木圭
原作:藤沢周平

第12回:一匹狼:1992年11月20日

元禄16年11月に青江又八郎(村上弘明)は佐知(黒木瞳)を細谷源太夫(渡辺徹)と文(風吹ジュン)に預け、寿庵保方(細川俊之)が田代家老(鶴田忍)と筒井杏平(嶋田久作)と杉野清五郎(石丸謙二郎)に桔梗(花田美樹)が口を割らず斬り佐知は中田が殺しただろうと告げ、浅野仙右衛門(佐藤B作)が運びだされた桔梗を細谷道場に運び佐知とはる(高橋かおり)が見守った。
又八郎をおいね(小田茜)が相模屋吉蔵(坂上二郎)に呼び、料理屋吾妻屋女将・おこま(美保純)が吉次(梨本謙次郎)の警護を頼み、吉次を子と引取たいと聞き、又八郎と源太夫は吉次を訪ね娘・みつ(尾羽智加子)に会い待ち吉次に商売替えを言うが信用せず、又八郎はおこまだと明かすが断られた。
佐知とはるは桔梗を見守り、又八郎と源太夫が佐知と呼ぶと文がはるが思い詰めていると心配すると姿を消し、寿庵をはるが襲うが失敗し寿庵が自ら立ち合い、又八郎は斬られたはるを見つけるが死に佐知は桔梗の自害を見つけ、浅野が又八郎と源太夫が佐知に国元からの知らせを告げ由亀(清水美砂)が子を孕み、間宮作左衛門(日下武史)の切腹が決まったと告げた。
源太夫が吉次を張り5日後に数人に襲われ助け、みつが度々と言い泣き、源太夫が吉次の子らをおこまに連れ食事させ、又八郎は筒井からの果たし合いを受け、吉次は帰り子らがおこまの店で食事と聞きおこまに文句を言うと謝られ情けが欲しいと言われた。
又八郎は佐知から竜王院を聞き寿庵が隠し金運び出しと聞き、又八郎は襲われる吉次を助け雇い人に狙われ働けないと聞き家に運ぶとおこまが押しかけて来ていて、追い返す吉次をみつと子らが止め、翌日に又八郎は筒井と立ち合い斬り殺すと、杉野が現れ襲うと見まもっていた佐知が斬り殺した。


脚本:松原敏春
演出:長沖渉
原作:藤沢周平

第13回(最終話):黒幕の死:1992年11月27日

元禄16年11月下旬に青江又八郎(村上弘明)と細谷源太夫(渡辺徹)はおこま(美保純)の店でみつ(尾羽智加子)や子らと吉次(梨本謙次郎)と会い、又八郎は源太夫から藩の事情は自分で変えろと言われ帰ると佐知(黒木瞳)から寿庵保方(細川俊之)まもなく江戸を発ち、父・谷口権七郎(蟹江敬三)の帰国命令を伝えた。
寿庵は田代家老(鶴田忍)と話し、又八郎は源太夫と文(風吹ジュン)に江戸を発つと告げ、文は源太夫に又八郎を手伝えと言い、又八郎は佐知から江戸詰めの時は江戸妻と望み影で良いと言われた、又八郎は同行する源太夫と相模屋吉蔵(坂上二郎)とおいね(小田茜)を訪ねると浅野仙右衛門(佐藤B作)が来て出発し桑山藩に入った。
又八郎らは由亀(清水美砂)を訪ね、浅野は谷口に会い、寿庵は谷口に間宮作左衛門(日下武史)の切腹日にちを告げ、源太夫が間宮の屋敷前で暴れ又八郎が隙に忍び込み間宮を連れ出し、又八郎と浅野と間宮は谷口から寿庵は後見役でなく藩主の座を狙い藩主暗殺を狙い、鷹狩りで寿庵は自分の屋敷で狙い保科陣十郎(戸塚孝)が危険と聞いた。
佐知と文は又八郎と源太夫を思い、藩主・壱岐守(六浦誠)が寿庵の屋敷に入り谷口や家老らが集まり、酒を谷口が毒味したが何もなく吸い物に毒味を言うと寿庵が止めるが浅野の犬に食べさせると死に、見た間宮が藩主に寿庵の陰謀と告げた、両派が斬り合い又八郎が寿庵を斬り、源太夫が陣十郎を斬り、間宮が治めた。
間宮は又八郎を加増するがしばらく預かり、源太夫を10石で雇うと言い、又八郎と源太夫は不満を言い、翌年江戸で源太夫は相模屋と喧嘩し、桑山藩で又八郎と由亀は子が産まれ源太夫から仕官の断りの手紙を読んだ。


脚本:松原敏春
演出:望月良雄
原作:藤沢周平

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