盤嶽の一生
- スタッフ
-
原作:白井喬二
監督:市川崑・山下智彦・津島勝・田中幹人・林徹・三村晴彦・斎藤光正・原田真治・小笠原佳文
脚本:田村恵・久里子亭・古田求
- 1:わが愛刀よ:2002年3月5日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は子どもに嘘を尽かせ草鞋売りをさせる百姓を殴り倒し、水門で役人らに近づくなと言われ追い払い、親友・三輪嘉五郎(石倉三郎)が屋敷に連れ、百姓が関屋(うじきつよし)に盤嶽の腕前を見て味方にしたいと言った。
丹羽は盤嶽に主人の代官・武富多平太(立川三貴)が庭園に川から水を引き、水門の守護の仕官で百姓が打ち壊しを狙うと言い、武富は三輪に盤嶽が名刀を持って居るか尋ね欲しがり、盤嶽は用心棒・各務十蔵(山根伸介)に文句を言われ、宿でゆき江(鈴木京香)に家に連れられ吾平(永妻晃)とお倉(和泉敬子)に会い水門破壊の手助けを頼まれ悩むと関屋に返事を延ばし、三輪に水門を無くすと頼み刀を譲れと言われ仕官を含め断り、三輪は武富から斬ってでも欲しいと言われた。
盤嶽はお倉に隠れ家に連れられ関屋らに嘘を言ったと同意せず、去ると三輪が各務らに盤嶽を追わせ水門で待ち伏せ、百姓が聞きゆき江に知らせ盤嶽に知らすが信じなく用心棒らに会い鉄砲に打たれ崖から落ち、ゆき江らに助けられた。
関屋と百姓らが水門破壊に向かい、関屋がお倉を騙して金を奪い逃げ、百姓らが水門を破壊し、ゆき江は関屋の騙りを聞き宿場の飲み屋で見つけ金を奪いと逃げ、知ったと盤嶽は追い見つけ雀のお雪と名乗ると、三輪と各務と家来らに囲まれゆき江が撃たれ盤嶽が皆を切り捨て三輪に浪人に戻れと言い、ゆき江が撃たれておらず去るが財布を掏られた。
監督:市川崑
脚本:田村恵・久里子亭
原作:白井喬二
- 2:絵図面の謎:2002年3月12日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は賭場に行くが騙され、傘屋の紋次(ベンガル)に後でいかさまと聞き、傘貼りの仕事を手伝う代わりに刀研ぎ師・銀造(上條恒彦)につれられ、おさらば・お小夜(浅野ゆう子)が走り来て乾進之助(高橋和也)が追い、銀造は刀を見て刀研ぎを引き受けた。
千恵(安達祐実)が進之助から掏られたと聞き、海産問屋・月見屋満兵衛(曽我廼家文童)が売れと迫り、お小夜が盤嶽に返せと言うと、盤嶽は声で千恵らに駆けつけると進之助が斬られ川に落ち盤嶽が竹光で用心棒を倒すと千恵が川に飛び込み、盤嶽と紋次は助けお初(根岸季衣)に連れ、盤嶽は懐に図面を見つけた。
進之助はお小夜に助けられ、掏った女と知り日本左右衞門の隠し金の絵図面と言われ、盤嶽は銀造と紋次から隠し金の話しを聞き、家老・白井五郎左衛門(井上博一)が進之助に絵図面が無いと聞き仕官を言い、お小夜が盤嶽に夜に忍び込み探すと見つかり紙切れと言われ去り、千恵が居酒屋に帰ると進之助が待ち盤嶽に連れた。
千恵と進之助が絵図面を話し盤嶽の部屋で見つけ、進之助が持ち出ると月見屋と用心棒が待ち伏せ奪い去り、お小夜が見て盤嶽と千恵に知らせ傘を持ち行き、紋次が銀造から研ぎ終わった刀を受取り盤嶽に持って行き、盤嶽は絵図面を奪い進之助から千恵を騙し絵図面だけ居ると聞き、千恵が進之助に偽と言った。
監督:市川崑
脚本:田村恵・久里子亭
原作:白井喬二
- 3:津軽の男:2002年4月16日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は茶店の親爺(江戸家猫八)に雨宿りし、行き倒れの浪人を背負い山を降り旅籠・たな屋に入り番頭・才助(笹野高史)とおふみ(渡辺典子)から地主の土蔵に住む田中平四郎(宇崎竜童)と聞き、医師・龍伯(岡本信人)が無理して働いたと言い、平四郎は盤嶽に国の津軽に帰りたいと言い、平四郎は家に帰り妻・双葉(服部妙子)と病気の息子・平之介が居た。
盤嶽が病気で寝込み、近在の大店旦那・山城屋(金子研三)らがたな屋に来て盤嶽は蒲団部屋に移り、ヤクザ・熊蔵(粟津號)らが集まりおふみが亭主・仙吉(鷲生功)に意見し熊蔵が借金を要求し、たな屋で博打が始まり、龍伯とおふみが盤嶽を見舞うと枕の小豆を煮ていた。
薬代代わりに盤嶽は龍伯の借金取り立てについて廻り、平四郎の家に行き平之介の病気を龍伯に診させ、平四郎も借金取りに付き添い、首つり老婆(五月晴子)を助け盤嶽が金を渡すと、掛け取りが来て老婆は度々首つりをすると聞き、戻ると逃げられ騙されたと知り、平四郎は名主・佐兵衛(津村鷹志)に借金の立て替えを頼み鶏の番を頼まれ盗まれたら刀が質と言われた。
盤嶽と平四郎は鶏番をし、大店旦那らが別の趣向を望み熊蔵らが盤嶽の隙に鶏を盗み盤嶽が取り替えし戻ると残りが盗まれ刀を質に取られ、おふみが聞いて佐兵衛へ行くと熊蔵と刀を取った儲けを話し、盤嶽に真相を伝え騙されたと言うと佐兵衛らに乗りこみ奪い返し、佐兵衛は平四郎に盤嶽から刀の奪い返しを頼んだ。
熊蔵が大店旦那らに浪人2人の果たし合いを賭けにし、平四郎と盤嶽が果たし合いおふみが仙吉から聞き2人に賭けと言い止めた、平四郎と盤嶽は才助から大店旦那らから侘びの金を貰い、盤嶽は平四郎に渡し、おふみは才助が金を横取りしていると知った。
監督:三村晴彦
脚本:田村恵
原作:白井喬二
- 4:みちづれ:2002年4月30日
-
渡世人・喜三郎(渡辺いっけい)と渡世人・源太(升毅)が斬り合い、阿地川盤嶽(役所広司)は盗賊に騙され相手を斬り、親分・徳兵衛(六平直政)と妻・おとし(伊佐山ひろ子)に喜三郎が盤嶽に邪魔され逃したと言い、盤嶽は喜三郎から茶屋のお夏(南野陽子)が親分から逃げ源太と逃げたと告げた。
源太とお夏が逃げ、喜三郎が盤嶽に表街道を探せと指示し一宿一飯のしきたりで20両は山分けと言い、喜三郎は裏街道に行き見つければ1人占めと考え、盤嶽は渡し船に間に合い文七(森川正太)がお夏に話しかけ財布を掏り、降り場で盤嶽が文七から財布を取り戻し、お奈津と共に旅した。
盤嶽はお夏に、源太とお夏を探すと告げ母が病気と聞き宿場で別れ、お夏は源太と会い盤嶽が追っ手と告げるとそのまま一緒に旅しろと言われ盤嶽と同じ部屋に押しかけ、翌日も一緒に旅し鳥越宿で泊まり、翌日別れると話しお夏は盤嶽を誘うと堅く断られた。
お夏は黒姫神社で源太と会い、徳兵衛を殺すための人質と言われ騙されて居たと知り、捕らわれ民五郎(岩尾正隆)一家の倉に入れられたが逃げ身投げをはかると喜三郎に止められ、連れられると盤嶽と会い騙したとばれ、宿で盤嶽はお夏をひとりにするが逃げず、翌日に源太と民五郎一家が喜三郎を質にお夏と盤嶽を襲い、盤嶽は源太がお夏を騙したと知り源太と民五郎一家を斬り倒し、徳兵衛に連れ戻した。
喜三郎は徳兵衛から20両を受取、盤嶽は分け前を受け取らずお夏を連れ出し、おとしが20両を渡し、盤嶽は全てをお夏に渡し別れた。
監督:斎藤光正
脚本:古田求
原作:白井喬二
- 5:落としもの:2002年5月14日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は落とし物500両を見つけ、百姓らに襲われたが追い返し駕篭かき・金太(船越英一郎)と銀平(阿南健治)の長屋に行き落とし主捜しを頼み、金太と銀平は落とし主のでっち上げを考え、商人・久左衛門(上岡龍太郎)に儲け話しを言い盤嶽に会わせ詳細を尋ねられ偽とばれた。
金太と銀平が20両の借金を惚れた弱みと言い、盤嶽は娘・おぶん(中江有里)と父・幸兵衛(青木卓司)から知り合いの小間物屋の保証人になり逃げられたと聞き、1割の礼金の承諾を得るために落とし主を探し、ヤクザ・黒岩の甚吉(坂本朗)がおぶんを連れ、盤嶽は探し文を書き金太と銀平に探させると磯辺新十郎(山本龍二)が内訳を言い盤嶽が返すが謝礼少額だった。
金太と銀平が少ないと言うと脅され、北村十内(南條豊)が盤嶽に金を受け取りに来て追い剥ぎに盗まれたと言い盤嶽が謝り、盤嶽は金太と銀平に磯辺の居場所を聞き取り返すが約束の謝礼で北村と揉めると、北村を捕らえに岡っ引き・平瀬の弥太郎(火野正平)らが来て皆が捕らえられ、隙に500両が奪われ、盤嶽は平瀬から牢から出され北村が押し入り強盗と聞き、銀平から金太が居なく500両持ち逃げと聞いた。
盤嶽は平瀬から盗まれた質屋・丸田屋伝兵衛(田中邦衛)に返せば金太は助けると聞き、金太は黒岩におぶんは売ったと言われ、平瀬と盤嶽と銀平は黒岩に金太を探しおぶんを売った先を茶屋・まつばやと聞き、黒岩が丸田屋に金太が金を持つと告げると用心棒らに取り戻しを命じた。
まつばやで若旦那・清太郎(住田隆)がおぶんに言い寄ると金太が金を返し連れ出すがおぶんが盗んだと心配し、帰途に黒岩と用心棒らに見つかり見た銀平と共に傷め付けられ、平瀬と盤嶽が黒岩と用心棒らに謝礼が権利と求めると斬り合いになり峰打ちで倒し盤嶽と金太と銀平とおぶんは逃げた、後日盤嶽は去り平瀬は金太と銀平に金は盤嶽が持ち逃げした事にしたと言った。
監督:山下智彦
脚本:田村恵
原作:白井喬二
- 6:流れ者:2002年5月28日
-
阿地川盤嶽(役所広司)が泊まった宿で木賃宿の主(徳山富夫)火事と騒ぎ皆が逃げると消え、戻ると金が盗まれていた、盤嶽は橋で怪我人・弥十(高嶋政宏)から妻・おりき(伊藤かずえ)の居場所と待ち伏せされたと聞き川に落ちた。
盤嶽はおりきを訪ね、金がなく桔梗屋で働き女中(神谷けいこ)の案内で納屋で泊まると番頭(多賀勝一)に呼ばれ行くとおりきと仙吉(大木こだま)と茂兵衛(大木ひびき)が争い盤嶽が止め桔梗屋の女将(吉本真由み)がなだめた。
盤嶽はおりきに弥十の事を伝えると、縄手の久六(河原さぶ)と堪助(遠藤憲一)らが来て弥十を探し200両持ち逃げと言い、盤嶽から死んだと聞いた久六らは助五郎(大川ひろし)一家に行き金を盗んだと言うが拒否され、おりきを疑うと盤嶽が来て間違いと言い、弥十の前の女房・お信(江口尚)が来て弥十の死を確かめた。
盤嶽はおりきと飲み身の上を聞き、おりきに誘われたが帰り、堪助と文三(八十田勇)が見張り、堪助がおりきに会い迫ると弥十が殺し、生きていた弥十とおりきが抱き合い、久六が堪助の死体を見ておりきに行き否定され盤嶽を疑うと刀を見せられ斬った跡が無く、久六と助五郎が闘うが直ぐに止めた。
おりきが盤嶽に旅に出ると言い誘い、旅立つと久六らが来るが脅し返し、おりきが別れ高崎に向かい、盤嶽が金を返しに追うと弥十が現れ生きていたと知り、仕組んだと聞き真相を知った盤嶽は許さず立ち合い金を取りあげた。
監督:津島勝
脚本:金子成人
原作:白井喬二
- 7:じゃじゃ馬馴らし:2002年6月11日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は僧侶(寺尾聰)に手相を見られ女難天難と言われ金を取られ、駕篭が武士に襲われ助け、藩筆頭家老・岩田修理(黒部進)と岩田兵庫(永野典勝)から騒動の助けを求められ、新田開発に家老・早坂玄蕃(中村梅之助)らが横槍を入れると聞き引き受けた。
玄蕃は暴力は駄目だと杉原数馬(井上肇)と江川源八郎(円堂耕成)と中橋甚五郎(大橋一三)と堀田小三郎(柴田善行)を諫め、武蔵屋利兵衛(芝本正)が修理に何故知られたと話し誰に金を運ばせるか相談し盤嶽か番頭・徳兵衛(加藤正記)と言い、長太郎(池内万作)と決めた。
長太郎と盤嶽は出かけ配り歩き残り3件で武士と早坂の娘・環(中原果南)に襲われ、長太郎が葛籠の反物に小判を見つけ盤嶽は騙されたと知り、玄蕃に会い送り先を見せて謝り、新田開発中に飢饉が来ると金が無く危ないと桑栽培と絹織りを聞き、外で修理派と玄蕃派が向かい合い玄蕃を無視して話す環を担ぎ屋敷の部屋に閉じこめた。
盤嶽は玄蕃から環が男勝りで本人の為になると言われ、嫁に貰って欲しいと言われた、長太郎が見張りに証拠の帳面を渡す代わりに小染(幡野真衣)を連れて来て欲しいと頼み、環は取引を聞き小染を連れ隠し場所を聞き武蔵屋を襲い、盤嶽は長太郎と小染から事情を聞き、修理は杉原から環らの動きを聞いた。
環らは店を出るが、多勢の修理一味に襲われ苦戦し、そこに盤嶽が来て環を助けだし、証拠を玄蕃に見せ、仲間を助けに行く環を盤嶽が止め、杉原が玄蕃の命令で盤嶽を連れ出すと襲われ斬り殺し目的を尋ね、玄蕃と環に間者・諸積乙也(赤羽秀之)が玄蕃一味が来ると告げるが襲われ小屋に逃げると長太郎と小染がいた、環に間者が闘うが追いつめられたが盤嶽が戻り助け、仲間を助け、修理は切腹した。
玄蕃が盤嶽に、諸積に次席家老を譲り婿にすると謝られた、環は盤嶽が去ったと聞き婿にすると言ったが断ったと聞き悲しんだ。
監督:小笠原佳文
脚本:田村恵
原作:白井喬二
- 8:男と女:2002年6月18日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は山門で飴売り(入鹿尊)と喧嘩し、空腹でおりん(広岡由里子)と源助(梨本謙次郎)に食事誘われ畑仕事を手伝い、お蝶(桃井かおり)が通り掛かり生け神と呼び札を買い子が出来たと言い、久左衛門(國村隼)が夫婦にお札を売りお蝶が情報を伝えた。
盤嶽はおりんと源助の世話になり、源助が屋根の修理で落ちおりんに畑仕事が出来ないと来年は大変と言われ、お蝶が新しいお札を持ち盤嶽が金を取るのがおかしいと文句を言い、盤嶽は畑仕事をするがはかどらず、加嶋屋清兵衛(石橋蓮司)にお糸(田中規子)が直ぐに戻ると言い、手下が久左衛門に魅入られたと言うと自分が仕切ると言われた。
盤嶽は源助に頼まれ膏薬を買い、お蝶と喧嘩しお札で仕官と言われ金を拾い花房寅之助(芦屋小雁)が探し渡すと仕官を言われ名前を聞かれ、久左衛門は清兵衛と打ち合わせ女が災いを持たすと言いお蝶が来て、盤嶽は膏薬を買いお蝶を見かけ追われており久左衛門に戻るとお糸と居た。
盤嶽はお蝶に報いと言い、盤嶽はおりんに頼まれお札を貰いに行くとお蝶が久左衛門が金を持って逃げたと言い連れ戻しを頼まれ、盤嶽は清兵衛一味に乗りこみ久左衛門を連れ戻し、お蝶が久左衛門に金を出せと言い揉めた、盤嶽は花房を訪ねると金を横領して逃亡中と追い返された。
監督:田中幹人
脚本:中村努
原作:白井喬二
- 9:げんこつ親分:2005年5月9日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は荷車の男(徳井優)に足が悪いと宿場まで車引きを頼まれ手伝い、子供に妻が逃げたと聞き男は走って行き騙されたと知った。
盤嶽は宿場で材木の崩れに遇いきわどく逃れ女が人足らに度々と文句を言い、盤嶽は扇屋に行き主人・太左衛門(田山涼成)に文句を言うと口入れ屋の矢の根親分に任すと言われ、徳三(佐藤B作)宅で材木で怪我をしたおさわ(藤谷美紀)に会うと孝太郎(尾美としのり)の怪我で所帯が持てないと言った。
盤嶽は矢の根親分に行くと子分らと、伊左三(布施博)に材木を他に移せと言うと断られ権太(木下ほうか)が場所が良いと言い、盤嶽は伊左三のげんこつをかわし止め了解させた、翌日に盤嶽は徳三と矢の根の子分らの揉め事を見ると親分は権太になったと聞き2人で扇屋に行くが無関係と言われ詫びを求め金は断り、徳三は怒り帰った。
盤嶽は太左衛門から娘・お照を糀屋の孝太郎の嫁に考えるが進まないと聞き、孝太郎はおさわと徳三に断られ、父・弥兵衛(南方英二)におさわと徳三が出て行くと告げようやくと話し、盤嶽は伊左三に言い振らしたと襲われた。
盤嶽は伊左三から子分らに襲われ手を潰されたと聞き、盤嶽のせいで離れないと言われ、孝太郎はおさわと徳三に金を渡し見送り、盤嶽も見送り、弥兵衛と太左衛門が祝言を進め孝太郎は遊郭で遊び、権太らが町を荒らし盤嶽は伊左三がましと聞いた。
伊左三が盤嶽に骨を拾えと頼み権太一味の博打場に乗りこみ追いつめられると盤嶽が助け権太一味を倒すと、孝太郎が賭場の金を持ち逃げしようとし権太が見つけ「おさわに材木を落とし弥兵衛の娘と一緒にさせた」と言い、盤嶽が聞いて度々遊んだ相手から断らせたと聞き怒り殴り倒した。
盤嶽と伊左三は道ばたで病の女に助けを求められるが金がないというと、振り返りおさわと知ると走り逃げ徳三に見付かったと告げ孝太郎と扇屋から金を貰ったと言い親子でなく男女と言い、騙されたと知った。
監督:林徹
脚本:金子成人
原作:白井喬二
- 10(e):二人ばんがく:2005年5月10日
-
阿地川盤嶽(役所広司)は柿の木の下で少女から柿を買うが渋柿で騙され、母娘の芝居に騙された。
柴田重蔵(伊藤敏八)らが浮田道場の1人娘・弥生(竹本聡子)を襲い、盤嶽が助け柴田と闘い、村田甚兵衛(益岡徹)が柴田の死体から金を盗むと浮田道場の者が来て盤嶽と間違い礼を聞き、浮田礼二郎(頭師孝雄)と道場で会い弥生が来て盤嶽と言い礼を言い、浮田から金を受け取り、古物商で衣服を買った。
小夜(佐藤友紀)が門弟の噂で盤嶽と聞き、村田は旅籠に泊まり女将・お筆(山口美也子)に案内され盤嶽は薪を割り、村田は盤嶽に共にし、山川源之助(伊藤洋三郎)は小夜から盤嶽と聞き探していた父の仇と言った。
烏山城で、月姫(早坂好恵)が高木主膳(神山繁)に浮田道場で剣豪と近づきになったと噂を聞き剣の腕を見たいと言い、村田と盤嶽は高杉庄平道場に行き、村田が盤嶽と名乗り金を受け取り帰り盤嶽は確かめるが同じ名といわれ、源之助と小夜が村田に仇と斬り込み盤嶽が止め事情を聞き去った。
盤嶽は村田に旅籠で事情を聞き、他にも盤嶽がいると言われたが道場破りを責め、身の上を聞き、源之助と小夜が討てず仇討ち免許状を失ったと悔やむと高木らが来て仇討ちの手伝いを申し出て、小田原で火事で吾作(樋浦勉)ともはぐれ免許状を失ったと話し、城下で行うと言い、浮田に必ず盤嶽を斬れと命じた。
盤嶽は仇討ちの高札を見て、村田は高木から言い渡され応じ逃げるが周囲は見張られ、吾作が見てお筆と話すと盤嶽が間違いと言うと吾作が話しがあると言った、烏山城で月姫と高木と浮田が、源之助と小夜と村田に仇討ちを始めさせると村田が逃げ、盤嶽が吾作と来て盤嶽は死んだと言い字が違うと誤解と言うが、高木が止められないと言い、村田が偽と明かし盤嶽が本物と言い、助太刀の斬り倒し高木を責めると月姫が謝り満足と言った。
盤嶽が村田を殴り月姫から貰った褒美を渡すと曖昧で騙された。
監督:原田眞治
脚本:芳村恒和・古田求
原作:白井喬二
- 感想:
-
コン・ゲームドラマだ。
ただし、嘘を探すよりも、嘘でない事を探す方が難しいかも知れない。
ひたすら、学習しなく、騙され続ける主人公はコメディだ。