「新五捕物帳」

キャスト

駒形の新五(杉良太郎)
安五郎(山城新伍)
銀次(岡本信人)
さよ(若原瞳)
茂平(田中春男)
とよ(都家かつ江)
おりつ(小鹿みき)
清吉(鈴木ヤスシ)

スタッフ

原作:陣出達朗
1977年-:連続放映
1981年&1982年:長編スペシャル

第1話:殺しの子守唄が聞こえる:00:45:00

北町奉行所同心・所沢(依田英助)と岡っ引き・弥平(日笠潤一)と多数の役人が殺害され、安五郎(山城新伍)が駒形の新五(杉良太郎)らを奉行所に集め、同心・大場伝蔵(有島一郎)が北町奉行所目当てと話し総員で事件に取り組んだ。
前科者狩りが行われたがまた被害者が出て、魚屋・銀次(岡本信人)とさよ(若原瞳)と茂平(田中春男)やとよ(都家かつ江)が新五を心配し、妹・お花(飯島洋美)も心配した。
新五を銀次が付きまとい同心・丸田清十郎(加地健太郞)が下手人を斬ると言ったが、襲われ倒れ妻・おゆき(小沢左生子)はまもなく意識が戻ると大場と新五に言い、お藤(中山恵子)がさよとお花に付きまとうが家を言わず新五と銀次は一晩泊めると言い、長屋を聞き出し、按摩・松の市(財津一郎)の家に新五と銀次がお藤が泊まると知らせると様子が変で、安五郎と大場は役人が襲われ追った安五郎は按摩の居合いで斬られたが鎖帷子で助かるが顔は見なかった。
按摩がお藤をとよに迎えるとお藤は帰るのを嫌がり、新五は安五郎を斬った屈む姿勢で按摩に姿を変えた殺し屋と考え、松の市は雇い主・堺屋(東屋源喜)から狙いの丸田清十郎が生きていると言われ、他は目くらましで斬って逃げる前に金を受け取った。
松の市は丸田家の守りを襲い妻と清十郎を殺し、お藤は新五に父は目が見え姿を変え前は大阪と言い、新五は大場に狙いは丸田だけで殺し屋は按摩・松の市と言った。
浪人姿の西脇が松の市を訪れ、お藤が父と呼び捕り方が囲むとお花・さよらを人質に籠もり、新五が駆けつけ手裏剣で傷つきお藤は新五を気遣い父の言葉を聞かず、新五が捕らえた、新五は松の市から受け取った堺屋の依頼状を大場に渡しお藤を抱きしめ連れた。


原作:陣出達朗
脚本:池田一朗
監督:西山正輝

第48話:七日目の自訴:00:45:00

新五(杉良太郎)と銀次(岡本信人)が死体に行き刃物があるが自殺かは不明で争った後があり清吉(鈴木ヤスシ)が身元探しを命じた。
妻・雪(梶三和子)が病気の夫の青沼俊之介(島田順司)に話し出かけ医師・長安(野々村潔)に労咳の薬の取り寄せを頼み、銀次が新五に頼まれ魚を届け、新五は現場で守り袋を見つけ津軽物の細工物で雪夫婦が津軽出身と聞き、渡部左門(山中康司)が修之助に来て無礼討ちは腕が災いと言った。
お百度をする雪を新五は体を心配し、新五は守り袋を聞くと帰り、雪は夜鷹を夜鷹元締に脅され揉み合い刺し殺し守り袋を落とした事を思いだし、新五らはおりつ(小鹿みき)に呼ばれ夜回り・弥吉(瀬良明)から殺された夜鷹元締・伊佐吉(三上剛)と雪が居たと聞き、新五は夜鷹から雪を元締に紹介したと聞き、清吉が俊之介に守り袋を聞き俊之介は雪を疑い誤解して責め、雪は認め斬られ、新五は死体に自訴を待っていたと言った。
新五は左門から雪の過去を聞き、医師から雪から高価な労咳の薬を預かり俊之介に渡し、俊之介は墓参りに出かけ墓前で自害を計るが新五が止めると、俊之介は雪を斬ったと言い、新五は自訴を求めた。


原作:陣出達朗
脚本:吉田義昭
監督:手銭弘喜

第67話:悲恋おんな坂:00:45:00

伊勢屋に賊が押し入り騒ぎ殺され、新五(杉良太郎)はじゃこの市太郎(玉川伊佐男)が江戸に戻ったと聞き、妻・お松(月丘千秋)を訪ね病気の娘・お市(本阿弥周子)を見て医師に連れ、お市は回復し見舞い、お松は市太郎は戻らないと言い、市太郎の女・お琴(種谷アツ子)を清吉(鈴木ヤスシ)が尾行し上方に女が出来たと言い、新五が市太郎を捕らえ母子の苦労を言うが判らないと答えた。
新五はお市の折り紙作りを見、市太郎の小伝馬送りを浪人(榎木兵衛)が襲い市太郎が逃げ、お松の家に市太郎が来てお市に会いたいというとお松は追い返し、新五はお市から家に祝に誘われ行くと、市太郎が来てお松は逃がしお市は責めた。
新五はお市にお松も市太郎も憎むなと言い、銀次(岡本信人)とおりつ(小鹿みき)が探し、新五は茂平(田中春男)からお市の言付けで神社に行き、お市は隠れていた新五に何故出て来ないと言うと親を売っては幸せになれないと答え、新五はお市と男坂と女坂に行き、お市は市太郎に岡場所に売られたと言い体を壊したと話し願いはないと言うと新五は諦めるなと答えた。
お市は倒れ、新五はお松から伝言を聞き、お市の命は短いと知り、新五は一味の隠れ家を突き止め浪人らを捕らえ、市太郎がお松にお市を借りに来て連れ出そうとするがお松が追い出し、外で新五が待ち怒りで捕らえた。


原作:陣出達朗
脚本:白井更生
監督:林伸憲

第92話:十字架の光の陰に:00:45:00

新五(杉良太郎)が番所に居ると長崎奉行所同心・北野(川合伸旺)が病気の罪人・次郎兵衛(垂水悟郎)移送中に休憩に寄り江戸まで追って来たと言い、伝馬町の牢で病が発生し病人溜まりは満員になりコロリらしかった。
茂平(田中春男)ととよ(都家かつ江)とおりつ(小鹿みき)はコロリが江戸に入り、長崎からの罪人が運んだと話し、銀次(岡本信人)が新五に介添人が逃げ医師が人手不足と告げ、罪人の世話は皆が嫌がり清吉(鈴木ヤスシ)が隠れていて、おゆき(鈴鹿景子)と妹・たえ(川井朝霧)が手伝いに来た。
新五は次郎兵衛を見つけたが同心(青木義朗)からほっとけと言われ、医師・兆道(伊豆肇)は張本人は長崎奉行所同心・北野と言い、与力・寺尾(外山高士)は同心・戸森(伊達正三郎)に次郎兵衛を病死前に殺せと命じ、新五は目撃し十字架を見せられた
たえが倒れ、女牢で病人が出ておゆき預かると言い長屋で世話し、新五はおりつに調べさせ、罪人が逃げ、新五が番を始め、たえが死んだがおゆきが幸せと言い新五が病がうつり寝ていると祈りの声を聞き、新五は回復に向かうが清吉がおゆきを疑い、新五がおゆきらに何かと聞くと壁が割れキリスト像が現れた。
回復した新五は、清吉がおゆきらを捕らえたと聞き牢に行き謝ると、父が目の前で殺され死ぬことは神に感謝すると言い、新五は踏み絵を踏んでくれというが断られ、誰も踏まず見た新五は踏み絵を踏みたくないと言うが役人に踏まされ、おゆきらに謝り続けた。


原作:陣出達朗
脚本:山野四郎
監督:林伸憲

第137話:恋心 炎の舞い:00:45:00

工事場でおたき(松尾嘉代)とおしん(野口ふみえ)を六助(片岡五郎)が争い役人が止め、町で男らがおたきらを襲うと新五(杉良太郎)が助け、幼馴染みのおたきと知り茂平(田中春男)ととよ(都家かつ江)とおその(清水めぐみ)の店で話した。
おたきを家で松月女将・お待(八木昌子)が店に誘うが芸者に戻らないと断り長兵衛(綾川香)を注意し、工事場でおしんと話し、帰りに新五を訪ねたがおらず銀次(岡本信人)と清吉(鈴木ヤスシ)に言付け、お絹(佐藤あさみ)は花言葉は知らないと言った。
おたきはお待に呼ばれ長兵衛を見たと聞き、六助が見ていて、新五は同心・吉井(玉川伊佐男)からおたきとお待らの事を聞きおたきを訪ね食事をして過ごし、いつも獄門首の娘といじめられたと話した。
お待が殺され番屋の新五におたきが来て、同心・吉井に弥吉の弟分の長兵衛を告げ、おたきはおしんに日雇い仕事を辞めると告げ茂平の店に新五を訪ねるが居なく、家で待つと来て松月を守る為に水商売に戻ると言い、新五への思いを話した。
おたきの母・お染(村田知栄子)が新五に、好きな男が居て目明かしで旦那を取らなく、自分を庇ったと男で夢と言い、聞いた新五はおたきに松月に行くかと聞き元に戻れば帰ってくれと言い、同心・吉井に十手を返したいと伝えた。
おたきは松月から出かけると長兵衛らが取り囲み攫い、新五が聞いて駆けつけるとおたきは襲われ入水自害した後で、新五は長兵衛ら一味を怒りで捕らえた。


原作:陣出達朗
脚本:白井更生
監督:木下亮

第182話:いのちの償い:00:45:00

又五郎(大木実)の退職の集まりを染太(桜井センリ)とお品(一谷伸江)とお絹(佐藤あさみ)とおまき(坂上亜樹)と銀次(岡本信人)と清吉(鈴木ヤスシ)が店で行い、新五(杉良太郎)が来て訳を聞くと、お時(福田公子)が来て又五郎を人殺しと呼び、銀次が尾行すると表具屋の息子・市造(遠藤征慈)に又五郎が喜助(高野浩次)を捕らえたのが間違いと認めたと言った。
新五が又五郎に訳を聞くと、半年前に立田屋殺し現場から逃げる喜助を見て捕らえたが白状しなく獄門が決まったと言い、お時が市造に喜助と居たと言ったのに捕らえられたと言い、同心・吉井(玉川伊佐男)は担当違いだが又五郎以外も含む裁きと言った。
染太・お品・おまきが調べると言うが見当がつかず、銀次は又五郎から詳しい話しを聞きに行き諦めていないかと言うと、関わるのが怖いと言い、吉井は市造は逆らわないが喜助は話しが合わないと言い、新五は市造が喜助が居た証人が居ないと知った。
お時が又五郎を誘惑し気がふれた様になり、喜助の仕置きの日が来てお時に市造は喜助は殺していないと言い、新五は又五郎に立田屋から奪った者がいると言い、市造と喜助とを誰も見ておらず、現場で喜助以外がいたと判った。
新五が市造に喜助以外がいたと告げたが市造は知らないと答え、市造は浪人・原田(中瀬博文)に鳥越の元締めに借りた金を返しに行き新五殺害を依頼し襲うが捕らえられ、市造はお時に嘘を言うと新五が来て盗んだ金を見せて弟に罪を着せると言い捕らえ、お時は又五郎を刺し、新五が来て立田屋殺しは喜助と告げると又五郎は感謝し死に、お時に喜助をそそのかした市造を捕らえたと告げた。


原作:陣出達朗
脚本:林企太子
監督:小山幹夫

SP:大江戸桜吹雪 八千両の舞:00:01:13

西琳寺宮・一空法親王(岩井半四郎)が襲われ、10日後に妹・花子内親王(淡島千景)が京から江戸に来る、花駕篭で金さん(杉良太郎)が遊ぶのを新五(杉良太郎)と銀次(岡本信人)が会うとそっくりで、花子を沙小路内膳正(高松英郎)と住職・仙界と初波(江利チエミ)が迎えた。
蜂矢十郎(北村総一郎)は花子の名で町奉行の警護を追いだし火事騒ぎがあり、老中・酒井(浜田寅彦)と秋元(北原義郎)と堀田(松下達夫)らが挨拶に来て沙小路の命を求められ、新五が与力・大沢(入川保則)に付け火の疑いを言うが止められ、北町奉行・遠山(杉良太郎)が聞いた。
新五は秘密に調べ、花子に会い遠山に引き渡されるが蜂谷が引き取り襲い、金さんが助け、老中らは対策を相談し一空に会い寄進が無いといわれ、遠山が相談を受け火付け手口を調べ走り火・お初と聞き、新五も調べ吉造から去ったと聞いた。
金さんは茂平(田中春男)とおとよ(都家かつ江)の店でお絹(佐藤あさみ)とおその(清水めぐみ)に会い新五と間違われ、銀次が文句を言うと芸者(京春上・松本留美)が迎え帰り、遠山が沙小路に寄進を訪ねるが亡き右京の担当と言い、花子は初波をお初と呼び、初波は呼び出され新五が捕らえると金さんが止めた。
初波は花子に別れを言い、新五は同心・吉井(玉川伊佐男)に止められ、初波は沙小路の屋敷に忍び込み屋根裏の小判を見て屋敷に火を付け火事と騒ぎ、新五は外で見て、初波は沙小路を襲うが蜂矢に切られ外に逃げ新五が見つけ、初波は金の在処を伝えて死んだ。
沙小路が一空に花子の火付けと命の危険を言い、花子帰京と寄進の受領書を求めると、遠山が来て一空暗殺と寄進のからくりを言い追い返し、蜂矢が花子を拉致し新五は行列を追い、沙小路が花子を脅すが従わずそこに新五が乗り込みと金さんが助けに来て桜吹雪の刺青を見せて捕らえると老中が来て、新五が屋根裏の金を見つけた。
北町奉行・遠山が白州で吟味し、新五が沙小路を訴え、遠山が沙小路家取り潰しを伝え次々証拠を出し桜吹雪を見せ証人と言い切腹を命じ、花子に偽名と火付けの自訴を求め一空との関係を明かし、一空が来て兄妹と語り助けを求め無罪となり・・・・。


原作:陣出達朗
脚本:山野四郎
監督:高橋繁男

SP:春姿ふたり鼠小僧:00:01:13

鼠小僧・次郎吉(杉良太郎)を奉行所が追い、新五(杉良太郎)と同心・吉井(玉川伊佐男)が襲われた備前屋に話しを聞き、鼠小僧は小判を窮乏する家に撒き、瓦版(古今亭志ん駒)で評判になった。
大黒屋忠兵衛(安部徹)の用心棒・瀬谷一郎太(宮口二朗)らが芸者・お駒(名取裕子)を連れようとすると新五が助けると、紅白粉行商・弥平次(杉良太郎)と間違いそこに弥平次が来て似ていた、染太(桜井センリ)とお品(一谷伸江)とお絹(佐藤あさみ)とおまき(坂上亜樹)が鼠小僧の噂をし顔を誰も知らないと言い、銀次(岡本信人)と清吉(鈴木ヤスシ)が顔を憶え、弥平次とお駒を連れて新五が来た。
お駒が弥平次の家に行き会えてうれしく妹を聞き8年間探したと言い、鍵屋に鼠小僧が出たと聞き銀次と清吉が行き見かけるが新五で、大黒屋の前で井筒屋の首吊りがあり新五らは用心棒から手配違いと言われるが引き取り、大黒屋は用心棒に後立てを言いお駒に拘り、お駒は女将・おとせ(長谷川待子)に断りを伝えた。
新五は井筒屋庄兵衛の奉公人から事情を聞き、鼠小僧の被害が続くが大黒屋は被害が無く、新五は被害付近で見かけた噂を聞き、おとせがお駒が長屋に通っていると知り、お駒は座敷で大黒屋から弥平次の名を出されたが断り、銀次と清吉は泥棒を鼠小僧と間違うが捕らえたが女房が間違いと言った。
弥平次は大黒屋の買い占めを聞き、大黒屋の用心棒らに連れられ新五と銀次が尾行すると襲われた弥平次は身軽に逃げ、新五はお駒から大黒屋の事を聞き、大黒屋は用心棒に世間に噂を流し昼間にお駒を攫う指示を出し、用心棒がお駒を襲うと新五が助け逃げた。
弥平次は新五からお駒を隠し盗みは止めろと言われ、故郷に帰ろうかと言うとお駒はその気になり、大黒屋はおとせを借金と法外な利息で脅し、お駒はお市(丸山秀美)とおとせから大黒屋の借金を聞き、弥平次を連れ帰り事情を話しおとせを見捨てられないと大黒屋に行くと告げ、弥平次はお駒を帰し別れ、新五が弥平次に声を掛け妹の借金と自害を聞いた。
新五は大黒屋の前での新たな自害を見、弥平次は大黒屋を狙い、銀次と清吉は鼠小僧を見つけ奉行所が集まるが、弥平次は大黒屋に忍び込むと新五が屋根裏で待ち伏せ、止めろと説得するが大黒屋だけと答え、新五が用心棒らに見つかり倒し、大黒屋を気絶させ攫い、弥平次が千両箱を盗み小判を撒いた。
弥平次はおとせに小判を置きお駒を見て去り、大黒屋は晒され誰も助けず、弥平次はお駒と江戸を去り新五から無事に江戸を去れると聞いたと言った。


原作:陣出達朗
脚本:白井更生
監督:高橋繁男

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