「伝七捕物帳3」
- スタッフ
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原作:陣出達朗
脚本:櫻井康裕・杉山義法・吉田義昭・池田一朗・竹内進・藤川洋一・田坂啓・横田興志・下飯坂菊馬・猪又憲吾・神坂京一・芦沢俊郎・多村映美・加瀬高之・服部一久・木村雅夫・西川清之・内田弘三・津上忠・鳥海尽三・岡本育子・中西隆三・中野顕彰・鈴木兵吾・東条正年・高原瑞枝・大川久男・井手雅人・田口耕三・横田与志・直居欽哉・安藤日出男・佐々木武観
監督:奥中惇夫・石川義寛・斎藤光正・山田達雄・西山正輝・土屋啓之助・田中徳三・今村農夫也・田坂勝彦・戸田康貴・松島稔・曽我仁彦・長谷川洋・松尾正武・斉藤武市
- 第19話 「情が結ぶ三味の糸」
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橘屋の娘・おとせ(神鳥ひろ子)が板前・由吉(石山律)に逃げようというが無理だと答え、その後橘屋仙造(小栗一也)・いく(小畠絹子)の元に攫ったという文が届いた。
女中・おみつ(久邇あき子)が小唄師匠・おえん(真山知子)からの帰り道に複数の男に襲われ金の要求があったが、おとせは武家への輿入れ前で破談になった。
まつりでの金の受け渡しは失敗し、おえんと与四郎(寺島達夫)が金額を高くして、おえんの家からおとせを移し、仙造は伝七(中村梅之助)に縁談を断る狂言が利用されたと言い妻・いくを説得し増額された千両の工面に廻った。
おえんは隙におとせの簪を道に落とし、拾った子供を呼び出されたいくを探していた伝七らと由吉が見つけ隠れ家を知り踏み込み、下手人を捕らえた。
脚本:下飯坂菊馬
監督:斎藤光正
- 第20話 「死を呼ぶ邪剣」
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盗人を斬った侍・恩地十兵衛(川合伸旺)を見た伝七(中村梅之助)は剣の達人と知った。
早瀬市之進(北相馬宏)は伝七に盗人殺しが増えていると言い、父を継いだ岡っ引きの三崎の才蔵(成川哲夫)は強引な取り調べが心配と言った。
盗賊・竜次(柳生博)は娘・お光(植田多華子)に妻子のための金を渡し、恩地を手引きしていた。
伝七は牢仲間が恩地に殺されていると気づき不知火角助(島田茂)を張るが、才蔵はお光に対し強引な調べをするが、伝七が止めお光は竜次に逢いに逃げた。
追った才蔵・伝七らに恩地が現れ、巻き込まれたお美代(紀比呂子)を人質にして闘いになるが伝七が捕らえた。
脚本:多村映美
監督:山田達雄
- 第21話 「あかずの錠に情をかけて」
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錠前を易々と開ける盗賊が横行しており、鳥居南町奉行(松本朝夫)は老中・脇坂中務大輔(中山昭二)から厳しくいわれ同心・谷村隼人(浅香春彦)に厳しく探索を求めた。
谷村が足を洗った錠前師・紋三(曽我廼家五郎八)を訪れると伝七(中村梅之助)が錠前開けを教えてもらっていた。
勘太(高橋長英)は紋三の元の仲間に女がおり子供・吉三(中村加津雄 )の存在を突き止め皆で探すと、お玉(呉恵美子)が知っており伝七が訪れたが父はおらず右手の指が3本無く錠前師は無理と思った。
お菊(浅利香津代)の静止を振り切り出掛ける吉三がつけ、そのあとを谷村がつけ、盗賊仲間がたかった浪人を殺し吉三は不満だった。
伝七が紋三に聞くと、自分が指を斬ったが左利きであった事を話し、人は殺めないと言い錠前師は破れない土蔵を自分が作ると来ると言った。
吉三は開かずの土蔵の噂を聞き盗賊仲間に襲われ伝七は仲間を抜けたと思うが、盗賊は新吉(続木太郎)を人質に紋三に土蔵を開けさせたがからくりで水が流れ込んだ。
吉三が来て土蔵の錠前を開けて救ったが、谷村が捕らえようとしたが伝七は紫房の十手は与力の権限と断った。
脚本:池田一朗
監督:土屋啓之助
- 第22話 「女ごころのなみだ雨」
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むささび権造(伊沢一郎)一味が土蔵荒らしを続け、それには左官の政次郎(御木本伸介)の腕が大きかった。
妻のおまき(上村香子)は政次郎を止めるが聞き入れられず、伝七(中村梅之助)を訪ね酔いながら政次郎を捕らえてくれと頼み次の盗みを告げると伝七は手配をするが、勘太(高橋長英)や文治(今村民路)や赤っ鼻の五平(瀬川新蔵)は信じずに元掏摸のおまきの嫉妬だと言った。
政次郎はおまきの追求におみね(相生千恵子)とは仕事つきあいと言い、勘太を見つけるとおまきを問い詰めて常吉(保科三良)に計画のもれを伝えて中止するが、政次郎におまきの殺害を指示した。
政次郎とおまきのやり取りを聞いた伝七はおまきの偽の水死体を作り菊乃屋に匿ったおまきからおみねの家の船宿を聞き出すが、外に出たおまきが盗賊仲間に見られ、常吉はむささび権造に偽情報で奉行所を攪乱させると言った。
政次郎から伝七に偽情報が伝わるが、聞いたおまきは準備しないのはおかしいと言い狙いは最初通りの備前屋と言った。
政次郎が落とした札から盗賊の集合場所が判り、備前屋で待ち伏せた伝七らは盗賊を捕らえた。
脚本:下飯坂菊馬・藤川洋一
監督:山田達雄
- 第23話 「若君暗殺」
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医師が突然死に小さな刺し傷しかなく周囲に誰もいなく、続いて学者が同様な状況で死に、伝七(中村梅之助)は不審だが早瀬(北相馬宏)は病死と考え、遠山北町奉行(中村梅之助)は10日後に決めると言った。
毒消し売りのお信(葉山葉子)が菊乃屋に伝七を探しに来て不審な死人の話を聞き、帰り際に武士に襲われ文治(今村民路)は足を挫いたお信を勘太(高橋長英)の家に運んだが、再度襲われ駆けつけた伝七が1人を捕らえるが自害し、お信は怪我をした。
逃げた武士を新吉(続木太郎)が後をつけ田村藩下屋敷を見つけだし、お信は抜けだしその屋敷に戻り、滝川(幾野道子)に伝七が不審な死人に気づいており北町奉行に頼む事を勧め滝川は依頼すると共に若君の警護も綾女(夏海千佳子)ら女に変えた。
藤助(中村靖之介)は魚の生け造りと同様に人間でも細い刺し傷なら、しばらく生きていると言い、凶器に気づいた伝七は屋敷に入り込むがお信から滝川が殺され、年寄りの家老と若君が何故殺されないか疑問と聞き、綾女が少し前に滝川の側にいたと知った。
老中・山尾頼母(富田浩太郎)は警護を武士に変えようとするが、伝七は綾女が若君を刺すのを止め山尾が綾女を斬るが、綾女は山尾が悪事の張本人と言い残した。
脚本:池田一朗
監督:斎藤光正
- 第24話 「日本晴れ大漁節」
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上総松平家の派手な大名行列が通った頃、お園(和泉雅子)が伝七(中村梅之助)の家に押しかけ住み込み、伝七は上総の漁師一揆の噂を知っていた。
お園は父の名主・直右衛門(永井柳太郎)に直訴を薦めるが直右衛門はまず頼む事と言い宗介(森下哲郎)はもう限界と言った。
文治(今村民路)・勘太(高橋長英)は藩が年貢を多く取っていると調べ、お園は新吉(続木太郎)の練習帳に直訴状を隠すが、仲間が捕らえられた。
伝七の家に直訴状を探しに来た直右衛門に伝七は本心を聞き変わりに直訴する積もりと知った。
藩のお初の方(星美智子)は名取采女(新井和夫)に将軍御成の刻限を変わった噂を流させ、直訴状を取りに来たお園に直右衛門の本心を伝え、刻限変更は嘘と聞いてお園・宗介は直右衛門を探すが罠にはまり、藩の屋敷に直訴するがお初と采女は無視するが、伝七が目付使者と現れ、藩は取りつぶしになった。
脚本:櫻井康裕
監督:土屋啓之助
- 第25話 「天がさずけた宝もの」
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菊乃屋の藤助(中村靖之介)の妻・お勢(鳳八千代)は子供を授かる願いのお百度参りの後で錠前師・仙三(寺田農)が置いていた赤ん坊を拾い、藤助は驚いたが自分らの子供とした。
仙三は足を洗っていたが妻の死後に姉に子供を預けようとしたが20両を要求され、両替商に忍びこみ奪った隙に子供がいなくなり、探した。
伝七(中村梅之助)は錠前破りの手口から手ずまの仙三を疑い、両替商近くに落ちていた文治(今村民路)が作った簪からお勢のものと知った。
こうもりの仁平(根本嘉也)と夜桜のお芳(会田由来)は仙三の両替商侵入を知り仲間に無理にいれた。
伝七から聞いた藤助は子供を取り戻しに来た仙三に、自分達に預けて欲しいと頼み、お芳と仙三の会話から伝七は仁平の企みを知った。
仁平一味が鳴海屋から金を盗み火事を起こし火消しに化けて逃げようとするが、仙三から話を聞いていた伝七らが仁平一味を捕らえた。
仙三は藤助らに子供を預け島送りになった。
脚本:芦沢俊郎
監督:西山正輝
- 第26話 「母娘かんざし」
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おさわ(草笛光子)が男を刺し、現場から簪が見つかり首が折られて見つかった。
文治(今村民路)に見立てで買い主の伊勢屋(杣英二郎)は10年前に死んだ妻に贈り、妻墓に埋めたと言った。
伝七(中村梅之助)は虚無僧と度々出会い、死者が島帰りばかりの常吉で伊勢屋から強請っており、才蔵(佐竹明夫)が同じ時の島帰りだった。
伊勢屋は納得しない娘・八重(西恵子)に女中に渡したと言い、おさわを探し自首すと聞くが娘の婚礼まで待つように言い、伝七は詳しい老女中・おとく(深町綾子)からおさわの事を聞いた。
文治は才蔵が虚無僧寺に入るのを見つけ、才蔵は虚無僧に伊勢屋を強請るネタがあると言い3000両を強請った。
八重がおさわを訪ねて問うが全て否定したが、次に伝七はおとくから聞いた島流しの罪人の亭主との子供を伊勢屋に助けられてそれが八重だと確認し、おさわは常吉がそれで伊勢屋を強請るのを見て刺したと言った。
婚礼の日に才蔵と虚無僧が伊勢屋から金を運び出すが、伝七は才蔵が虚無僧に常吉を殺させたと聞いて、捕らえた。
脚本:櫻井康裕
監督:山田達雄
- 第27話 「幼なじみに賭けた意地」
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女と男3人の辻強盗が出没していて、夜回り中の勘太(高橋長英)が幼馴染みのお島(鮎川いづみ)と出会うが2年前以来は会っておらず、伝七(中村梅之助)は夜に何をしていたのか不審で、勘太が調べるが勘当になり本所にいると言った。
今西(伊藤孝雄)を中心に旗本次男らが集まり幕府に不満だが何かをするのに金が必要と語り、お島を見かけた男が殺されて勘太が下手人に疑われた。
今西は近江屋・佐吉(そかべなみお)から悪事を調べた書状を受け取り、近江屋(永谷吾一)をおどし2000両受取り、手代を殺した。
伝七と文治(今村民路)は怪しい旗本次男を尾行して今西らが江戸を離れる直前に突き止め踏み込むが今西にお島は殺されるが、仲間全員を捕らえた。
脚本:加瀬高之
監督:西山正輝